2015年04月30日

テクノ手芸に挑戦!「まばたきのキツネ」を作りました

人間文化学科では、1年次生も2年次生も木曜日の2限目に、
少人数ゼミが実施されています。

1年次生の少人数ゼミは「基礎演習」と呼ばれ、2年次生のものは
「発展演習」と呼ばれ、3年次生の「専門演習」と4年次生の「卒業研究」
につながっていきます。

今日の「発展演習」(2年次生対象)では、吉田智子のゼミの学生が、
導電糸とLEDを手袋(実際は軍手)に縫い付けて、
手をキツネの形にした時にLEDを光らせる、
「テクノ手芸」に挑戦しました。



以下が、一番最初に出来上がった学生の「青い目のキツネ」です。
中指と親指を合わせると、電気が流れるように作られています。





スイッチになっている指をつけたり離したりすることで、
LEDが点滅して、キツネがまばたきをするというわけです。

この作品は、テクノ手芸部 著の「テクノ手芸」
(ワークスコーポレーション発行)の66ページから68ページに
チュートリアルが載っているものなので、
書かれている通りに作業すると完成しました。

「テクノ手芸部」というのは、かすやきょうこさんとよしだともふみさんが、
2008年に結成されたアートユニットの名前です。手芸と電子工作という
異なる領域を組み合わせた作品を「テクノ手芸」と名付け、
作品制作やワークショップを展開されています。

http://ofsheep.com/tagged/diary の中で、テクノ手芸部さんは、
このようにおっしゃっています。 

  電子工作やテクノロジー、サイエンスという雰囲気があるだけで
  苦手意識を持つ人がいたり、多くの女の子が早い段階から
  理系の道から遠ざかってしまう現状が日本ではあります。

  そんな中、テクノ手芸部は単に自分たちがものを作るだけではなく、
  テクノロジーへの意識を変化させたり、テクノロジーを使った表現を
  文化として根付かせたいと思っています。

この考えに賛同すると同時に、学生や共同研究者と一緒に、

  かわいいもの作りを通してプログラミングを体験し、そこから
  コンピュータの原理を知り、ネットワーク社会に強くなろう!

を掲げて活動しているものとして、技術もセンスもポリシーも持って
おられる「テクノ手芸部」のお二人は、あこがれの存在です。


リンク:
 2015年1月に、テクノ手芸部のよしだともふみさんが
 ノートルダムに来て下さった時の報告 
 http://lilypad.pen.jp/?&wbB-7IDo

報告:吉田智子
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:12Comments(0)情報関連の資格や活動