2021年07月16日

博物館実習Ⅰが図書館で展示

暑くなってきました!
今日は祇園祭(前祭)の宵山ですね。
今年は、巡行はないものの、鉾がいくつか建ち、お囃子も聞こえて、京都の夏が戻ってきたという感じがあります。

大学は前期の終わりに近づき、各科目、レポートや試験が気になる時期です。
そんな中、「博物館実習Ⅰ」という科目では、
図書館にミニ展示をオープンしました。

この科目では、毎年受講生がテーマを決めて、なにか展示を行っています。
昨年は、ヴァーチャル展示しかできませんでしたが、
今年は制限はあるなかで少しでもリアル展示をしよう
ということで、

「私のこと知ってる? 
-名前のわからないモノ達はすぐそこにいる-」
というタイトルのもと、

知っているのだが名前を知らないもの を展示しています。

(さらに、もう1本、コロナ禍に関する展示も、ヴァーチャルを主に行う準備をしています)

会場の様子を少しご紹介しますね。







展示構成を考えて、解説キャプションを執筆したり、パネルを切ったり、角度をつけて展示する工夫をしたりしました。
とても楽しい内容の展示になったと思います。

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:07Comments(1)学芸員資格学生の活動報告

2021年02月18日

2020年度人間文化専攻構想発表と研究成果発表のご報告

2020年度人間文化専攻構想発表、研究成果発表会北山のキャンパスに梅の花が春を告げるほのかな香りを漂わせています。まだ少し肌寒いと感じていた2月10日の午前中に人間文化専攻の構想発表と研究成果発表が行われました。








 遠藤さんの発表(1)
先ずは修士課程1年生の2名の学生がそれぞれ修士論文の構想について発表されました。遠藤博文さんは「説経節の受容と衰退―「さんせう大夫」の悲劇性を中心に」をテーマに発表しました。説経節とは中世末から近世に行われた語り物で、仏教の説経に起源があると言われています。「山椒大夫」といえば、すぐに森鷗外の名著を想起しますが、実はこの物語は説経節を元に書かれています。遠藤さんは修士論文の構想について、

遠藤さんの発表(2)「さんせう大夫」の四種の説経節の異本を研究資料にし、節譜、演劇性とストーリーの展開を比較し、同時に、アリストテレースの悲劇に関する理論(悲劇の六つの構成要素:筋、性格、語法、思想、視覚的装飾、歌曲)を用いて、「さんせう大夫」の悲劇性、さらに説経節の受容と衰退を考察していくと熱く語っていました。1年の研究を通して、かなりの研究資料収集と論文の構想ができていると感じました。特に西洋理論を用いて日本の伝統芸能を分析するのはユニークな発想で、修士論文の完成を期待しています。
開田さんの発表(1)
 開田絢子さんは「高等女学校における漢文教育に関する研究」で構想発表をしました。現段階では、明治時代に発足した女子教育のカリキュラムに漢文科目を設置した目的とその影響を中心に、文部省が発令した高等女学校令などの基本資料を収集しています。今後、さらなる文献調査と現地調査(主に、京都府立第一高等女学校が前身である京都府鴨沂高等学校)を行い、修士論文を展開していく計画です。

開田さんの発表(2)
女子教育に着眼しているのはとても重要なポイントです。今世間を騒がせている日本社会における女性の地位問題の歴史的な要因になにか一石を投じることが出来るのではないかと思います。






 小林さんの発表(1)
引き続き研究成果発表が行われました。3月に修士課程を修了予定の小林愛美さんは修士論文の研究テーマ「強調表現としての「しかない」についての分析~“感謝しかない”という言い回しの違和感から~」について発表しました。日頃のちょっとした言葉の違和感から調査、研究に広げていくのはまさしく研究の原点です。「感謝しかない」という聞き流しがちの言葉に焦点をあて、新聞などの記事、スポーツ選手らの発言のデータを収集し、従来の「しか」の限定の言語的役割を徹底的に分析し、
小林さんの発表(2)「「感謝しかない」は他の感情を遙かに凌ぐほど強い感謝の感情がある。……この場合の「しか」は「取り上げた要素(感謝)が他と比べて圧倒的に大きい(多い/強い)」と従来の「しか」に見られない新しい強調の言語的な役割を見いだしました。小林さんの研究発表を聞きながら、言葉一つの成立に言語環境、話者の背景、品詞の役割などいくつかの要因が潜んでいて、言語研究の奥深さと研究のやり甲斐を改めて思いました。小林さんは4月から国語教員として教育現場に立つことになると聞きました。本大学院での研究成果が彼女のこれからの教育人生の礎になることを願っています。
 一年の計は春にあります。今回発表した3名の大学院生にとっては、それぞれの新しいスタートとなまります。来年の春には人間文化専攻にきっとさらなる研究成果が生まれると信じています。

 文責:朱鳳
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:04Comments(0)大学院学生の活動報告

2020年07月20日

「ようこそ国際日本文化学科へ✨オンライン交流会」報告


蝉の声が聞こえ始め、少しずつ夏の到来を感じる今日このごろ。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。


4月にオンライン授業が開始してから、はや4か月。
そろそろ前期の授業も終盤に差し掛かっているところです。


本来4月であれば、
満開の桜と共に迎える「入学式」や
新入生歓迎イベント「フレッシュマンセミナー」を開催するはずでしたが、
このご時世で叶わずじまいに・・・。


この状況で大学に一度も通えず、
通常の大学生活を送ることができない1回生に対し、
「先生や先輩・後輩との距離の近い」この学科ならではの応援ができないか…!
という思いから、とある企画が動き出しました。

それが、『ようこそ国際日本文化学科へ✨オンライン交流会』です。

当日使用したスライド写真




当日は、充実した大学生活を送っている2~4回生、
計6名の先輩に出演していただき、
事前に頂いた1回生からの質問にお答えしていきました。


先輩も6人いれば、
それぞれ6通りの大学生活の過ごし方があります。


授業でのノートの取り方、
テスト勉強の仕方、
空きコマの過ごし方、
メイクの勉強の仕方・・・などなど、
頂いた質問への答えは、面白いことに誰一人と被ることがない様々な声が飛び交いました。
(少しでも1回生のみなさんの参考になれば嬉しいです)





1時間という限られた時間の中で、
不慣れなオンラインに四苦八苦しながらも
できるだけ多くの先輩の生の声をお届けできるようにと、
何度もオンライン上で集まり、準備を進めました。


当日は、1日に2度開催し、合計9名の1回生が参加してくださいました。
1回生の皆様からは、以下のような感想を頂きました。少しご紹介させていただきます。


本日はオンライン交流会を開催していただき、ありがとうございました!
まだ1度も通学が出来ていないので分からないことだらけなのですが、
質問にも的確なアドバイスやご回答をくださりとても嬉しかったです!


このような企画を用意してくださり、本当にありがとうございました。
先輩方のおかげで少し不安だった部分がなくなった感じがします。
先輩方や同級生の人たちと直接会える日を楽しみにしています。



我々もこのような感想を頂けて、本当に嬉しく思っております。



さて、ここからは交流会に協力いただいた上回生からのコメントもご紹介します。

私たち上回生は頼れる友人や先生方がいます。
しかし、1回生は右も左もわからない状態でオンライン授業になったため、
我々も心配していました。
そこで上回生が1回生のために何かやりたいということから、この企画が行われました。
1回生の皆さんがこの交流会で少しでも大学のことを知り、
それを活かしてくれたら、私たちも嬉しく思います。
私自身も初めて話す後輩や1回生の皆さんとの繋がりができ、成長できた交流会でした。
1回生の皆さん、上回生の皆さん、先生方のおかげで今回このような交流会ができました。
本当にありがとうございました。
(4回生 本間早春)


今回こうしてオンライン交流会のお声掛けを頂いて参加できたことは、
ナレーションや司会とはまた違った体験ができたと思います。
オンラインという特殊な環境の中で少しとはいえ
1回生と交流できたことは本当に嬉しかったですし、
自分自身の成長にもつながったと思います。
(3回生 近藤琴美)


このような大変な時期で大学にも行けず友達も作れず、
様々なことに戸惑っている1回生に少しでも役に立ててとても嬉しいです。
今後またこのような企画があれば是非参加したいです。
(3回生 ニュエン テイ トウ ジャン)


私たち2回生は、わからないことをすぐに相談できる相手がいます。
でも、そんな時に1回生は「どうしているんだ!?」と思うことがよくありました。
だから、今回の交流会を実施できたこと、嬉しく思います。
オンラインでの交流会は、なかなかない経験で、勉強になったことがたくさんありました。
少しでも、1回生の不安を和らげられたなら、幸いです。
(2回生 井原菜々子)


今回、このコロナ渦でも、なにか自分の糧になるようなことに挑戦したく、このオンライン交流会に参加させていただきました。
そして、1回生とお話しをさせていただくことで、去年のことを改めて思い返すこともできました。
大学に一年通った自分でもオンライン授業で不安な点がたくさんあります。
そんな中まだ、学校生活も交友関係も不安定な1回生はもっと不安であろうと考えていました。
その不安に対して今回のオンライン交流会で少しでも寄り添えたのなら幸いに思います。
たくさんの1回生の方の笑顔が見れてとても嬉しかったです。
企画してくださった先輩方、ご参加くださいました1回生の皆さん本当にありがとうございました。
(2回生 川嶋菜央)


 「離れていても繋がっている」
今回の交流会を通じて、私が強く感じたキーワードです。

このコロナ渦の中で、
様々な場面において人との距離を改める動きが見られました。

私自身も毎日通っていた大学に行くこともままならず、
いつも会っていた友人にも会えずのStayHome期間を過ごしておりました。

そのような中で、今回の交流会を開催するにあたり、
企画を一緒に立ち上げてくれた友人と、頼もしい後輩たち、
また様々な場面でご協力いただいた学科の先生方、
そしてなによりも、新しく入ってきてくださった1回生の皆さんとの繋がりが、
私の大学4年目のスタートを感じさせてくれるものとなりました。

今回の「オンライン交流会」で生まれたこの繋がりに感謝するとともに、
私自身の残りの大学生活にも活かしていきたいと思っています。



(報告:国際日本文化学科 4回生 米澤真樺)

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:26Comments(1)学生の活動報告

2020年07月12日

学生エッセイ  ― コロナ禍を過ごす学生の思いを綴る〔第1回 1年次生 廣嶋初音さん〕







 きらきらとした女子大生。サークルに入って、好きな分野を勉強し、キャンパスを探索して―― そんな夢の詰まった大学生活を一つのウイルスが壊してくれた。正直な気持ちは、「どうして」の一言だった。理不尽な怒りばかりが日々募った。



 それでも、大学生活は始まった。新しい環境に興奮を覚えないでもなかったが、どれも真の意味での興奮ではなかった。やはり根底には、大学に通えず、毎日スライドを読まねばならない授業に悲しみを覚えていた。我々新入生にとって、長い受験を乗り越えての大学生活が、こんなものになろうとは、あまりに予想外であり、深い悲しみが行き場のない怒りに変わってもおかしくなかった。



 そんな中、先生方の工夫に満ちたオンライン授業を日々受講する。私は物忘れが激しく、一人になるとすぐだらけてしまうので、他の人の数倍苦労したと思う。履修登録を間違えたまま受けていた授業もあったし、宿題として課される提出物も、日付は合っていても時間を間違えたりして、何度も未提出になってしまった。オンライン授業を評価するなら、「自分の勉学への姿勢が試され、炙りだされたものだ」と思っている。時間割に合わせて行動し、自分自身で課題の内容や提出期限を確認し、すべて自主的に賄っていく難しさを、身をもって再認識した。



 しかし、オンライン授業だからこそのメリットもある。それは復習が容易だということだ。分からなければ自分のペースで立ち止まり、個人個人のペースで理解を深めることが出来るのはオンライン授業ならではだ。このメリットこそが、私にとっては「堕落への一歩」でもあるのだが、正しく活用できれば大きな武器になりえるのだ。



 そんなオンライン授業でも、時々心躍る瞬間がある。それは、Zoomなどのリモート授業で自分が発言したとき。そして、自分の意見や感想が先生に取り上げられた瞬間だ。小さな興奮だが、その興奮こそが私を飽きさせない。


 コロナの自粛期間中、自宅で毎日過ごすうち、再認識したことがある。それは「会える喜び」「外出の素晴らしさ」だ。私は、Stay home期間中に友人とほぼ毎日LINE通話していたが、楽しく会話をしていてもふとした瞬間に「ああ、外出したい」と思ってしまうのだ。これが小説などによく描かれる「普段は当たり前で何とも思わなかったことの有難みが、失って初めて認識できる」という現象なのだと思った。



 この三か月、高校時代に思い描いた生活とすっかりかけ離れた大学生活となってしまった。通えない、会えない、遊べない毎日だが、その分日常の有難さを実感する結果となった。コロナが憎い気持ちは変わらないが、誰も経験したことがないこの期間、自分なりにいろいろ失敗したり、考えたりしたことを思い返し、この試練をプラスに変えて、今後にいい舵が切れるよう日々励んでいこうと思う。



                 (国際日本文化学科1年次生 廣嶋初音)



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 01:12Comments(0)学生の活動報告学生の作品大学生活ログ

2020年02月20日

入学予定者に4年次生が自分の卒業研究を発表!

2020年4月に入学を予定している新入生のうち、
本学の内部校・高大連携校からの入学者を対象とした「入学前教育講座」が
2020年2月13日(木)と14日(金)、二日間に渡って開かれました。

二日目の午前中には、優れた卒業研究をした4年次生7名が、
各自の卒業研究を発表しました。

本学科の発表者には、青木珠美さんが選ばれ、
ハンディキャップを持つ子どもも楽しむことができる
「ユニバーサル絵本を制作」について、発表しました。



青木さんはまず、ハンディキャップを持つ子どもでも
楽しむことができる絵本について調査し、
それに基づき「ユニバーサルデザイン絵本」の制作を行ったそうです。

この研究では、絵本を読むことが困難なハンディキャップを、
視覚障害、ディスレクシア、聴覚障害の3つに絞り、
子どもの発達段階に合わせ1歳児向け、5~6歳児向けの2冊を制作しました。

実際の絵本を紹介しながらの、わかりやすい説明と明瞭な声に、
聴衆は引き込まれ、発表後に絵本を触りに来られた入学予定者が多くいました。

青木さんの卒業研究発表プレゼンテーション画面(PDF、21枚を公開)
http://www.notredame.ac.jp/hc/center/aoki_ppt.pdf







そして、青木さんを含む4年次生は発表後、
入学予定者を食堂にエスコートし、食事をしながら大学生活に関する質問に答えてくれました。


さらに、二日間の講座の最後には、本学科の久野将健教授が、
ご自分の専門分野の紹介も交えながら「大学でのノート・レポートの書き方」
の授業をされました。



春からの大学生活が楽しみですね。

報告:吉田智子

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:28Comments(0)学生の活動報告

2019年12月23日

ノートルダムクリスマス2019

寒さが深まり、年の瀬を感じるこの頃です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。


さて大学では、12月19日に
「ノートルダムクリスマス2019」を開催いたしました。




このイベントは、ノートルダムファミリーである
小学校、中学高等学校、大学の生徒、学生が集まり、
イエス・キリストの生誕からを演劇・演奏で、また祈りが行われます。

今年度も司会・ナレーション・共同祈願を、国際日本文化学科の学生が担当しました。

今回は、担当した学生のインタビューをお届けします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【司会】
司会は、3年次生 夏井瑞穂さんです。



夏井さんは、今回初めてのNDクリスマスの参加でしたが、いかがでしたか?

 初参加にも関わらず、司会をする機会を頂けたことを本当に嬉しく思います。
 厳かな雰囲気であったため、非常に緊張しましたが、無事に本番を終えることができました。
 司会は出番が多く、最後まで気を抜くことができないため、
 中々楽しむ余裕はありませんでした。
 それでも、客席がろうそくの光で一杯になった風景をみたときには、とても感動しました。



今回の経験の中で、特に印象に残った部分はどこでしたか?

 自分の話し方の癖を改めて実感できたことです。
 本番に向けて練習を重ねましたが、方言の影響で「さ行」に自信がありませんでした。
 特に語尾の「〜しましょう。」「〜ます。」をうまく言うことが出来ず、
 平野先生から沢山ご指導いただきました。
 生まれ持った話し方を変えることは一朝一夕にはできませんが、
 少しでも皆さんが聞きやすいように話せていれば嬉しいです。


今回、我々のナレーションをご指導くださいました
平野美保先生より、コメントを頂いております。
そちらも合わせてご紹介いたします。

平野先生からのコメント>>

 夏井さんは、美しい声、話し方だけでなく、
 瞬時の冷静な判断、対応も見事でした。

 夏井さんの司会の際に、
 夏井さんとは関係ないところで、ちょっとしたハプニングが起きました。
 これだけ大きなイベントですので、動揺し、
 あとに引きずってもおかしくない状況でしたが、
 驚くほど冷静に対処し、安心して聞ける司会をしていました。

 そのため、誰もがそのハプニングをすぐに忘れ、
 NDクリスマスを楽しめたのではないかと思います。
 
 司会は、会場の人たちが内容に集中できるようにしていくことも大事な役割の一つです。
 その役割を理解しての素晴らしい司会でした。




【ナレーション】
ナレーションは、2年次生の近藤琴美さんと、3年次生の米澤真樺です。

まずは、近藤さんから。




ナレーションとして初めての参加となりましたが、いかがでしたか?

 初めてで発音や方言などの癖を直すのが大変でしたが、
 勉強になることばかりでとても為になりました。
 また機会があればやりたいなと思いました。



この経験が様々な場面で活かされると思いますが、
今後はどのようなことに挑戦してみたいですか?

 ナレーションだけではなく、司会や朗読など幅広い声の仕事を挑戦してみたいです。
 

平野先生からコメント>>

 近藤さんのナレーションは、美しく澄んだ声に、
 音域が広いため、聞いていて心地よさを感じるものでした。

 また、上記コメントで、近藤さんが癖等についておっしゃっていますが、
 本番では全くそれを感じさせないほど、努力を重ねていたと思います。

 その努力に加えて、本番に強い度胸と集中力は素晴らしものでした。
 物語にすっと入っていける、最高のナレーションであったと思います。




【共同祈願】
共同祈願を担当したのは、2年次生の坂田小夏さんです。




大学生代表としての共同祈願でしたが、どのようなことを祈願してくださったのでしょうか?

 クリスマスの共同祈願ということで、
 イエス降誕の物語に目を向け祈願の文を書きました。
 そしてその物語を家族や友人などといった大切な人と振り返り、
 暖かいクリスマスを過ごせますように気持ちを込めてお祈りしました。



今回の共同祈願はいかがでしたか?

 普段のミサとは異なり、
 多くの人にお祈りを聞いていただく必要があったのですごく緊張しました。
 しかし、本番前に平野先生にご指導いただき、
 思いを込めてゆっくり読むことを意識しました。
 よりこの共同祈願の本質がNDクリスマスに来られた方に
 届いたような気がして嬉しかったです。



平野先生からコメント>>

 坂田さんは、本番直前に少しアドバイスができただけでしたが、
 すぐに本番で対応していました。

 素直な性格や、普段からの相手の方への思いやりが
 このような聞き取りやすく心にしみわたる共同祈願に結びついたと思います。

 坂田さんの思い、祈りは、会場中の方たちに届いたのではないでしょうか。
 坂田さんの優しさ、芯の強さをも感じました。


最後に、私米澤のコメントを少し。




 私は昨年に引き続き2回目のナレーションを担当しました。
 「聖書朗読」は、普段の話し方とはまた違った表現の世界があります。
 そこでの難しさを感じることはもちろん、今回はその中で工夫ができる余裕が生まれ、
 世界観を感じながら読むことができました。

 このような貴重な経験を2度も大学生活の中でさせていただけた環境に感謝しています。
 ありがとうございました。



平野先生からのコメント>>

 米澤さんは、前回以上に、登場人物たちの細やかな感情、性格、行動を深く考え、
 見事に表現し、より磨きがかかったように思いました。

 米澤さんは、今回のブログでもリポーター役(本ブログ報告者)を気持ちよく受け、
 このようにまとめてくださいましたが、
 いつも周りの人を気遣いながら、かつ積極的に様々なことに取り組んでいます。

 そうした普段からの、
 米澤さんにとっては当たり前の行動、考え方等が、
 このナレーションにも反映されているように思いました。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今年も無事にノートルダムクリスマスを終えることができました。
我々学生一同、今回の経験を糧に
今後も日々精進してまいりたいと思います。



皆様も令和初めてのステキなクリスマスをお過ごしください。
メリークリスマス!!


(報告:国際日本文化学科3年次生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:58Comments(0)話しことば教育学生の活動報告カトリック教育教員・学生インタビュー

2019年10月30日

学科学生が出演するミュージカルのお知らせ

今日は、学生が出演するミュージカルのお知らせです。


本学科には、授業以外のさまざまな分野で活躍している学生がいます。


今年卒業した学生の中にも、在学中からプロの声優として活躍している人がいました。


今日は、ミュージカル女優として活躍しているAさんをご紹介します。


彼女が出演するミュージカルの舞台公演が、12月と2月に続けてありますので、みなさん、よろしければ、ご来場ください。


忙しい時間割の合間を縫って、舞台稽古に励み、女優として活躍しているAさんを、応援していただければさいわいです。















(広報担当:堀勝博)






  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:05Comments(0)学生の活動報告

2019年08月25日

オマーン留学生との交流(その3)

イスラームの日没時に断食を解く食事である
イフタールの会を開いてくださった
日本オマーンクラブの皆さまへ感謝します。

参加した本学科の学生もみな報告しているように、
今回実際にオマーンの留学生と
交流できたことで、視野が広まったのかなと感じます。

これをきっかけにイスラーム文化への理解も深めてほしいです。
写真もみなとても楽しそうです!

国際日本文化学科教員 鷲見朗子

以下は学生の感想です。

鷲見先生の授業を受けていなければ、オマーンの方々と
お話する機会はなかったと思うのでこの食事会に
参加できたことにとても感謝します。オマーンクラブの方々、
鷲見先生ありがとうございます。



本や授業などからでは、その国々の代表的な文化や、
過去の文化しか知ることができないですが、
食事会を通して今のオマーンでの流行りや
おしゃれのお話をできたのが楽しかったです。
特に、オマーンの方々の好きなアーティストを
聞かせていただいたのがとても新鮮で印象に残っています。
オマーンの皆様は社交的な方が多く、たくさん
話しかけていただき、とても楽しい時間を過ごせました。
また機会があれば食事会に参加させていただきたいです。(K.M.)



初めて、イスラム文化のイベントに参加して想像していた
よりずっと楽しかったです。参加してた人達も全員優しく、
少し寡黙なイメージがあったのですが、
たくさんお話してくれたのが印象的でした。
ドラマや映画、またニュースなどから知る、私がもっていた
イスラム教徒のイメージとは違っていて、
もっと理解を深める必要性を感じました。
今回はこのような貴重な体験に誘っていただき
ありがとうございました。 (M.K.)
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:32Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)アラビア語

2019年08月24日

オマーン留学生との交流(その2)

イフタールというのは、イスラームにおいての
断食明けの食事のことです。
学生たちが参加したのが、日本オマーンクラブ主催による
イフタールの食事会です。



学生の感想のつづきです。

オマーンはインド洋とオマーン湾に隣する中東の国です。
今年のラマダン期間中のディナーで私たちはオマーンの方々と
国際交流をしました。初めて中東の方と交流するにあたって
わたしはあまり知識がなく、中東地域の人々はどんな性格なのか、
うまく言葉を伝えられるか、など不安に思うことが多くありました。
しかし、交流が始まるとすぐにその不安はなくなりました。



私たちと同じ世代のオマーンの学生の方達はとても優しく、
ユーモアのある方達でした。私たちは拙い英語とアラビア語で
会話をし、お互いの国や文化について質問をしあい交流を深めました。
わたしが特に驚いたことはオマーンでは日本のアニメが放送されて
いるということです。またオススメの観光地を聞いたところ「砂漠が有名よ」
と丁寧に説明してくれました。今回のこの交流会で私自身オマーンの
方たちに対する理解が深まりました。そしていつかオマーンに行って
みたい!と強く思いました。
本当に素敵な時間と出会いに感謝したいと思います。(K.S.)

オマーンの食事
異国の文化を感じられる食卓を囲んで、オマーン人の方々とお話をしました。
もともと多国籍料理が大好きなので、食べたことがあるなあというものから、
初めて見るスイーツなど様々でした。



中でも気に入ったのは、オマーンから持ってきてくださった、デーツの実です!
このデーツの実は、オマーン人にとってとても馴染みの
深いフルーツなのだそうです。また、栄養価の面でも非常に優秀なようで、
小さな頃から食べている人々も多いとお聞きしました。
さらに、今回いただいたデーツの実。一緒に食べていたオマーン人の方も、
新鮮なものだとおっしゃっていて、そのおいしさもあり、食事を始める前は
大皿に溢れるほど盛られていたデーツの実は、食事が終わった頃には
ほとんど残っていなかったです。
たくさんの方々と、たくさんの料理を共に楽しみながら
お話しすることができました。このような機会を与えて下さった、
オマーンクラブの方々、鷲見先生ありがとうございました。(K.K.)

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:05Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)アラビア語

2019年08月23日

オマーン留学生との交流(その1)

今年も日本オマーンクラブ主催によるイフタールの会(関西)
の開催に協力させていただきました。イフタールというのは、
イスラームの断食月ラマダーン中の日没時にとる断食明け
の食事のことです。



オマーンクラブの関係者の方々、そしてオマーンの留学生の
方々と京都ノートルダム女子大学でアラビア語を学ぶ学生が
5月に京都のインド料理屋さんで集い、イフタールを頂きながら、
交流を深めました。このように有意義で楽しい時間を過ごせた
ことに感謝をしたいと思います。  国際日本文化学科教員 鷲見朗子

ここからは学生の感想になります。

私はイスラム教徒の方とお会いするのが初めてのことだったので、
どのように食事が始まるのかドキドキして待っていました。
まず、はじめに口にするものはデーツです。
デーツとはナツメヤシの実のことで、栄養素が豊富に含まれている
ために断食しているときは最初に食べるとお話を伺いました。



その後は、オマーンの学生の方と交流会を行い、通訳をして
いただきながら日本とオマーンの違いについてお話ししました。
その中で特に印象に残ったのはオマーンには綺麗なお城や
建物があることです。日本では木造のお城に金のシャチホコ
や石垣が特徴ですが、オマーンはシンプルな白を基調としたお城です。
ほとんど雨が降らない国ということもあり青い空と
真っ白なお城のコントラストはとても綺麗です。
オマーンは遠い中東の国ですが、起伏に富んだ国であり
雪を見ることができるなど自然豊かな場所です。
そういったところは日本と似ているのかもしれません。



オマーンと日本は古くから親交関係がありその年月は400年にも
及ぶそうです。短い時間でしたがすごく貴重な時間を過ごすことが
できました。またこのような機会があれば是非参加したいです。(M.I.)
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:18Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)アラビア語

2019年06月18日

フレッシュマンセミナー2回生司会者の感想

随分時が経ってしまいましたが、
4月に実施したフレッシュマンセミナーで司会をした2回生2人の感想をお伝えします。

午前の部の司会をした2回生リーダー
満永日菜子さんと、近藤琴美さんです。

-- まずは、満永さん。
 満永さんは、司会をするのは初めてだったそうですね。

満永
「はい、たくさんの人の前で話す機会はこれまでに何回か経験してきましたが、
司会進行は初めてでとても緊張しました。

昨年、先輩方の司会を見て自分もやってみたいと思い今回チャレンジしてみましたが、
途中であたふたしたり、アドリブが上手く使えなかったりと
思うようにいかなかった部分が多く、すごく悔しかったです。」



-- 昨年のフレッシュマンセミナーの司会をみて、
 やってみたいと思ったとは、嬉しいですね。
 
 「アドリブ」とおっしゃるとおり、イベントは、当日、何が起こるかわかりません。
 とっさの判断が必要で大変だったかと思います。
 
 それにもかかわらず、初めてとは思えないぐらい、よくやっていました。
 立派でした。

「ありがとうございます。
ですが、悔しかった分、来年はもっと上手に司会をしたい!と思ったので
来年もチャレンジしようと思っています。

とても良い経験になりました!」

-- はい、とても頼もしいおことばをありがとうございます。

 続いて、近藤さん、
 近藤さんは、この会の最初の司会を担当したのですが、
 随分と余裕があるように見えました。
 実際に司会をしてみていかがでしたか?

近藤
「司会をして、言葉の間の取り方や声の明るさ、目線など意識して話しました。」
それは、今までも考えてはいたのですが、
残念ながら実際はあまりできていませんでした。

ですが今回の司会を通して、実践的な力が身についたように感じます。」



-- そうですよね、話し方というのは、
  テレビなどを通して、常に「話す」のを見ているだけに、
  どうすればいいのか、ある程度はわかっている。

  ですが、実際に自分がしてみるとなかなか思うようにいきません。
  きちんと準備したうえで、緊張感のある中でやってみるというのは必要なことですね。
  
  ところで、「実践的な力」といえば、
  近藤さんは、
  進行を急遽変更しなければならない時がありましたが、
  きちんと対応していましたね。

「はい、突発的な出来事への対処も身に着けられました。
リハーサルとは違い、常に動いていると変更しないといけないことなども起こりました。
完璧ではありませんでしたが、及第点くらいの対処はできたのではないかなと思います。
思い切って 司会に挑戦しましたが、とても有意義な体験ができました。」



-- 嬉しいことばをありがとうございます。
 今回、大きな自信にも結び付いたようですね。

 きちんと準備・練習をしたうえで、本番に臨んだからこそ、
 新入生の皆さんに良い時間にしていただけたことかと思います。
 また、近藤さん、満永さんにとっても意義ある時間になったのではないかと思います。


最後になりましたが、他の上級生リーダーの皆さんも、
当日(午前・午後)はもちろん、事前準備も含めて
音楽やパワーポイントの操作、グループ対抗のクイズ集計、
司会の準備・練習時の応援等々、とてもよく頑張っていました。

このリーダーたちの思いで、
今年のフレッシュマンセミナー午前の部も大成功となったと思っています。
皆さんのさりげなく、やさしく、温かいおもてなしの心は、
新入生の皆さんにもきっと届いていることでしょう。


報告 平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:12Comments(0)話しことば教育学生の活動報告

2019年05月20日

フレッシュマンセミナー 午後の部 第3コース

4月16日フレッシュマンセミナー当日。私たちは、三十三間堂、養源院、豊国神社を訪れました。新入生の皆さんに、少しでも京都らしさを感じてもらえればと思い、このようなコース内容に致しました。(今更ですが、このコースに参加していただいた新入生の皆さん、ありがとうございました♡)

ではさっそく、当日の様子を書いていこうと思います。

まずは、今回のメインの三十三間堂へ。
国宝とだけあって、大勢の観光客の方が!堂内は撮影禁止のため外での写真しかありませんが、中の様子を少し説明します。


本堂には1001体の千手観音像があります。ズラーッと1001体が並んでいる空間に圧倒されました。想像以上の数でした。
これは私が祖父から聞いた話ですが、1001体の千手観音像の中に自分に似てる顔があるらしいです。頑張って探してみましたが、見つかりませんでした…1001体もあるもの、仕方ない…

次に、三十三間堂から歩いてすぐの養源院へ。
予算の都合で本堂を拝観することは出来なかったのですが、枝垂れ桜を見に向かいました。今年は例年に比べて、桜の開花が早かったので、当日に葉桜になっていないか心配でしたが……



よかった、ギリギリセーフでした(笑)

桜を見た後に向かったのは、京都国立博物館の裏にある豊国神社。とても広い神社で、境内を見て回ったり、おみくじを引いたりしました。ここの神社には豊臣秀吉、(境内にある摂社貞照神社に)豊臣夫人の北政所が祀られています。

さらに隣には重要文化財に指定されている梵鐘があります。ご覧ください、このサイズ感!もし鳴らしたら、よく響きそうだなと思っていました。100円払うと扉を開けてもらえるそうなので、近くで見てみたい!と思う方がいらしたら、是非試してみてください。



以上、当日の様子でした!本当はどの箇所もじっくり滞在したかったのですが、時間も限られていたので、駆け足になってしまいました。でも、これを機に新入生の皆さんが、京都の歴史ある建物や文化に興味を持ってくだされば嬉しいです。改めまして、半日お付き合いくださり、ありがとうございました♡

これからの大学生活が新入生の皆さんにとって、素敵なものになりますように…♡

お読みいただきありがとうございました。(国際日本文化学科2年:古谷瑞木)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:46Comments(0)京都フィールドワーク学生の活動報告

2019年04月30日

卒業制作について 平成31年3月卒業 田中ひかるさん

平成が終わろうとしていますが、平成最終年度の卒業生の卒業研究から、田中ひかるさん(追手門学院大手前高校出身、平成31年3月国際日本文化学科卒業)の作品『河内うためぐり』を紹介します。




田中さんは、高校時代から大の古典好きで、本学に入学したのも日本古典文学を勉強するためでした。国語科教諭免許や日本語教員資格の課程も履修しながら、3年次からは「日本語と古典」ゼミに所属し、古典文学研究に勤しみました。古典ゼミでは、卒業論文のほかに卒業制作を行う人も多く、前年度の卒業生も、それぞれ立派な作品を卒業制作として完成させ、図書館展示を行ったほどでした(平成30年度 2月3日ブログ3月16日ブログで紹介)。

先輩方の作品群に刺激を受けたからでしょうか、田中さんも大学での学修成果を一つの作品に結実させようという思いが強くなり、自身の郷土である河内に関する古典文学、とりわけ好きな和歌文学のアンソロジー(名歌集)を編集することになりました。単なる選歌集ではなく、写真や地図などを多く配して、読みやすいムック本の体裁にする計画でした。




3年次後半から河内国の歌枕にちなむ和歌を選び、全部で20首に絞りました。そして、その詠まれた場所に実際にフィールドワークに赴き、自ら写真撮影を行い、附近のお寺や資料館の関係者の方にインタビューを行うなど、体当たりで取材を進めました。

河内国といえば、現在の交野市、四条畷市、枚方市から羽曳野市、富田林市、河内長野市まで、広い地域にわたり、一人で取材するにはさぞ大変だったと思いますが、田中さんは、ひるむことなく、電車、バス、自動車、自転車などあらゆる交通手段を使って、選んだ20首の舞台をすべて訪れ、自身の目でそれぞれの土地の今を確かめて、本のページを作っていきました。




その成果は、全部で40ページほどになり、『河内うためぐり』と題する本にまとめました。卒業論文の審査を経て、その原稿をもとに自費出版を行い、いくつかの図書館に寄贈したところ、4月末の時点で、国立国会図書館と東大阪市立図書館のOPAC(蔵書検索)に登録されていることがわかりました。

田中さんにとって、自分の作った本が書籍として公認され、国立国会図書館などの蔵書になったことは何よりのご褒美になったことでしょう。卒業後、彼女は大手観光旅行企画会社に就職しましたが、卒業研究で頑張った体験は、今後のキャリアにもきっとつながる有意義なものだったと思います。


 (ゼミ指導担当:堀勝博)



  


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2019年04月28日

フレッシュマンセミナー 午後の部・第4コース(その2)

京4月16日に行われた「フレッシュマンセミナー」
午後の京都エクスカーションの様子をお伝えしています。

第4コースでは、
京都駅周辺を舞台にした『京都えき今昔さんぽ』
というコースを企画しました。


前回のブログでは、
「伝道院」「西本願寺」での様子をお伝えしましたので、
今回はその続きから。

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西本願寺の後に訪れたのは、
京都のシンボル「京都タワー」。




現在の大河ドラマでも話題になっている
オリンピック東京大会が開催された1964年にできたのが、
この「京都タワー」です。


地上100メートルの高さにある
展望台からは京都の街並みが一望できます。




展望台望遠鏡で大学が見えるということで、
みんなで探しながら楽しみました。

「他のコースのみんなとか、見えへんかな?」
と言いながら探してみましたが、
さすがに難しかったです…。





さて、京都の街並みを堪能したところで
最後に美味しいスイーツを食べることに。
スイーツは2種類の中から選べるようにしました。

1つは、大学の近くに本店がある
マールブランシュさんの「生茶の菓アイスバー」。
当日は少し暑いくらいのお天気でしたので、
ちょうどいいおやつになりました。




もう1つは、
最近京都のお土産としてもよく買われる「京ばあむ」の
京都タワーサンド店限定商品
「京ばあむバー」。
写真に撮ったら、インスタ映えしそうな
可愛らしいデコレーションになっています。




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今回のフレッシュマンセミナーを通して、
私自身も、まだまだ知らない京都の魅力を再発見することができました。

新入生の皆さんにとって、少しでも思い出に残っていれば嬉しいです。
これからの大学生活、楽しく充実した日を過ごしてくださいね。


(報告:3回生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:00Comments(2)京都フィールドワーク学生の活動報告京都学科行事

2019年04月27日

フレッシュマンセミナー 午後の部・第4コース(その1)

4月16日、新入生歓迎イベントとして
「フレッシュマンセミナー」を行いました。





今回は、午後の部
京都エクスカーションの様子をお伝えしたいと思います。


午前の部は大学で交流イベントを行い、
午後からは大学から飛び出し、京都の街を散策するのが
国際日本文化学科でのフレッシュマンセミナーの流れです。


事前に新入生の皆さんには、
上回生リーダーが企画した4コースの中から選んでいただき、
当日はそれぞれのコースごとに回っていきます。

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今回私たちが企画したのは、
京都駅周辺を舞台とした
『京都えき今昔さんぽ』と題したコースです。



京都は寺社仏閣や古い町並みが多くある
という印象が強いかもしれませんが、
実際は新しいものも積極的に取り入れている場所です。


今回のエクスカーションを通して、
巡る各場所で、時代の流れを感じつつ、
京都の街並みをゆっくりと楽しんでもらえるような
そのようなコースにしたいと企画しました。



京都駅から出発し、
最初の目的地・西本願寺へと向かいます。

ですが、その途中で少し寄り道。
「伝道院」を訪れました。




明治45年に
真言宗徒生命保険株式会社の社屋として、
東京帝国大学教授・伊藤忠太の設計によって建てられたものです。
重要文化財として登録されています。


西本願寺の周辺は、仏具屋さんが多くあります。
その中にある西洋風の建物をみると、
また新しい発見がありました。


当日・16日は
親鸞聖人の月命日ということで、
「いちろく市」というものが行われており、
伝道院の周りにも様々な出店が並んでいました。




そして、最初の目的地・「西本願寺」に到着しました。




そこで、思わぬ出会いが。

植柳まちづくりプロジェクトチームのキャラクター
「おりんちゃん」が登場。
みんなでおりんちゃんと写真を撮ってもらいました。





おりんちゃんとお別れをして、
早速国宝である
阿弥陀堂と御影堂へと向かいます。




「ではそろそろ、次の目的地へ…」
と向かおうとすると、
先程出会った、おりんちゃんに再会。
おりんちゃんも、おうちに帰るということで、
私たちと途中まで一緒に歩いていきました。




「バイバイ!おりんちゃん!!」
みんなでおりんちゃんとお別れをして、
次の目的地・京都タワーへ向かいます。



さて、続きはまた次の記事で・・・。

<つづく>

(報告:3回生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:41Comments(1)京都フィールドワーク学生の活動報告京都学科行事

2019年04月22日

フレッシュマンセミナー 午前の部から

4月16日、
新入生歓迎イベントとして
「フレッシュマンセミナー」を行いました。
この日はいつもより暑いくらいで、とてもよいお天気に恵まれました。




各学科でフレッシュマンセミナーの内容は異なります。

国際日本文化学科では
午前の部に教員紹介やクイズ大会、
午後の部では京都の街に繰り出し、エクスカーションを行います。

今回は、午前の部での様子をお伝えしたいと思います。




午前の部の中でも、第一部・第二部に分けてイベントを行いました。
第一部では、2回生の二人による司会で、
教員紹介や名刺交換アクティビティを行いました。

その様子は、また別の記事でお伝えしようと思います。




第二部では私が司会を担当し、
午後のエクスカーションのコースごとでクイズ大会を行いました。




クイズの内容は、
エンタメものから、京都や本学についての問題、
そしてもうすぐ平成時代も終わるということで
平成を振り返る問題などを出題しました。

クイズを考えた私としては、
少し捻った難しいめの問題を作ったつもりでしたが、
1回生の皆さんは「難しい~!」と言いながらも
各チーム正解率が高く、感心してしまいました。




フレッシュマンセミナーでの司会を担当するのは、
昨年に引き続きに2回目。

今回は第二部を一人で担当するということで、
問題を一から考え、
司会の原稿と当日使用するパワーポイントの作成、
また本番で流すBGMもクイズの内容に合わせたものにするなど、
当日までに準備することがたくさん。
もちろん司会を担当するため、その練習も必要でした。



問題を出題・解説する際に、
聞き取りやすい話し方を心掛けるほかにも、
シンキングタイム中に上回生リーダーや、先生方にインタビューしたり
自身の話を少し織り交ぜてみたりと
少しでも聞いている人に楽しんでもらえるよう工夫しました。

堀先生に新元号「令和」についてお話を伺いました。
堀先生に、新元号「令和」についてお話を伺いました。



しかし、色々準備をしていても本番は別物。
当日は少し予期せぬハプニングがあったものの、
初司会に一生懸命頑張る2回生の後輩たちを見て、
「私も頑張らないと…!!」といい緊張感を持って挑むことができました。





それでも、インタビューでの話の振り方や
自身の話すスピードが速くなってしまうなど、
反省点も多くありました。

今度はその反省点を、
うまく次の自分に繋げていけるよう、
これからも日々の生活や授業などを通じて学んでいきたいと思います。




最後にご指導いただきました先生方、
一緒に今回のフレッシュマンセミナーを作ってきた上回生リーダーの皆さん、
そして参加してくださった1回生の皆さんのおかげで
無事に今年度のフレッシュマンセミナーを終えることができました。
本当にありがとうございました。



これから1回生の皆さんには楽しく充実した大学生活を送って頂きたいと思います。



(報告:3回生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:17Comments(0)話しことば教育学生の活動報告

2019年03月24日

左京区新春文化の集い(賀詞交換会)での司会

ここ数年にわたって、本学の学生が、
左京区の新春文化の集い(賀詞交換会)の司会をしています。

この会は、市長、国会議員はじめ、
左京区の諸団体の方々などが多く集う新年の交流会です。
少し前のことになってしまいましたが、本日はその報告です。

本年は、人間文化学科(4月から国際日本文化学科に名称変更)の3年次生 
田村未央さんが務めました。

このような司会では、大きな緊張感を伴います。
また、当日、急遽、変更などが多数あったようで
ことば遣いなども含めて臨機応変に対応する必要があります。

それにもにもかかわらず
立派に務めてきたようで、
関係の方々から多くお褒めの言葉をいただいて帰ってきました。




写真は、本学、客員教授で、華道「未生流笹岡」 家元 
笹岡隆甫先生との一枚です。

毎年、笹岡先生もこの会に参加されていて、
司会終了後に一緒に撮っていただきました。

学内だけでなく、学外でも活躍していく学生たちを誇りに思います。

報告 平野美保

  


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2018年12月26日

人間文化学科クリスマスコンサート

先日、人間文化学科クリスマスコンサートを開催しました。
このコンサートは毎年行われており、人間文化学科の
学生や教職員などの有志によって開かれています。
まずは、ハンドベル部の演奏から始まりました。


続いてピアノ、フルート、バイオリン、チェロの美しい音色が奏でられました。
どれも聞きながら本当にうっとりしてしまいました。


いつも仲良くしている友人や、授業を教えてくださる先生方の
演奏をしている姿を見ることができ、楽しかったです。



司会の3人は、緊張を全く感じさせない進行でした。
ヌーさんは、ベトナムの衣装を着てくれました!とても素敵でした。


以下、司会を務めた3人の感想です。
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垣本季穂
コンサートが始まってみると、新しい曲での飛び入り参加やドイツから来てくださった先生のお友達の方からの感想をいただくなど、嬉しいハプニング揃いで大変な一面もありましたが、最後まで司会3人で駆け抜けることができて、とても楽しかったです!

飴田 佳穂
今まで司会をしたことがなく、凄く緊張しました。コンサートが始まってからは、みなさんの素敵な演奏に魅了され、あっという間に時間が過ぎてしまいました。学ぶことが多く、貴重な経験をさせて頂きました。また、素敵な時間を過ごすことができて、幸せでした。

ドー・ティー・ゴック・ヌー
日本に留学して、初めて司会をしました。上手くできるかどうかとても不安でしたが、飴田さんと垣本さんがいて、ほっとしました。そして、初めてクラシック演奏を聞くことができ、司会もして、とても良かったと思いました。

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今回参加できなかった方も、来年開催しましたらぜひ、来てくださいね。
特に演奏者を募集しています。

参加されたみなさま、観に来て下さったみなさま、ありがとうございました。




報告・写真 三年次生 森下世梨花
  


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2018年12月23日

ノートルダムクリスマス2018 司会・ナレーション


先日、本ブログで報告がありましたノートルダムクリスマス2018




本年も、この司会、ナレーション、共同祈願を、
人間文化学科の学生たちが担当しました。

本日は、その報告です。


【司会】
司会は、3年次生 阿部美沙樹さんです。
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「大勢の前で話した経験がほぼ無いに等しかったので、
 不安と緊張でいっぱいだったのですが、
 終わった後、褒めてくださった方がいたので
 少しは成長できたのかな、と思います。

 こういった経験をすることはなかなかないので、
 今回、司会をすることができ、本当に良かったです。」(阿部)
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ここまで本格的に、「声」と向き合って練習すること、
また、たくさんの方の前で話すということは、滅多にないことかと思います。

阿部さんが、真剣に取り組み、
そして練習のたびに上達していく様子を見るのをとても嬉しく思っていました。

ノートルダムクリスマス本番では、
低音の美しい声が、会場中に心地よく響き、
聴いていて安心感のある司会でした。


【ナレーション】
ナレーションは、3年次生の茂呂楓花さんと、2年次生の米澤真樺さんです。

まずは、茂呂さんの感想です。
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「昨年もナレーションで参加しましたが、
 今年も参加できるということで、
 昨年やっていないナレーション部分に挑戦しました。

 今回はマリアと天使のセリフがあったので、
 声色を少し変えるなどの工夫もしました。
 2回目ということもあり、緊張せずに落ち着いて読むことができました。

 それも、週に一度平野先生が練習を見てくださったおかげで
 無事に終えることが出来たと思っています。

 終了後も、たくさんの方に褒めていただき、
 貴重な経験を2度もさせていただけたことにとても感謝しています。
 ありがとうございました。(茂呂)
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昨年に引き続いてのナレーション担当。
このナレーションは、通常使わないことばが多く、
また、登場人物がわかるように、
かつ聞いていて自然に聞こえるように表現する必要があります。

それだけに、とても読みにくく難しいのですが、
本年もかわらず、表情豊かで、
物語にスッと入れる素晴らしいナレーションでした。


続いて、米澤さんの感想です。 
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「今回初めて聖書を朗読させていただきました。

それぞれの登場人物をどこまで意識して読めばいいのか、
ページェントと自分の朗読をどう合わせるべきか、
聖書朗読の難しさを感じる場面が多くありました。

しかしその分とてもやり甲斐がありましたし、いい経験をさせて頂きました。
本当にありがとうございました。」(米澤)
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感想にもある通り、
登場人物がどのような人か、
どうすれば観客の皆さんに、より物語を伝えることができるのかなど
よく考えられたナレーションでした。

米澤さんらしい、人(聴者)への心遣いを感じるナレーションでした。


そして、最後に、
共同祈願を担当した1年次生の梅戸花音さんです。
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「貴重な体験をすることができました。
 ノートルダムの小中高生の皆さんと一緒に
 イエス・キリストの誕生をお祝いできてよかったです。」(梅戸)
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梅戸さんは、初のノートルダム・クリスマス参加での共同祈願でした。
これだけのステージであるだけに、
大きな緊張感があったかと思いますが、心のこもった祈願でした。


本年もよいノートルダム・クリスマスでした。
皆さんのおかげで、私も幸せなひとときを過ごすことができました。
ありがとうございました。

メリー・クリスマス!


写真:長沼光彦
報告:平野美保

  


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2018年07月16日

図書館展示 日常と非日常

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

《図書館サービス概論》では、毎年テーマを決めて本を紹介する展示をしています。

今年の展示テーマは「日常と非日常」です!
すぐ隣にある不思議を集めた日常コーナーと、魔法の世界のような非日常コーナーに大きくわけ、展示をします。

子どもにも人気のファンタジー作品や、未来のお話、それに夏にぴったりなこわーいお話など……。





ノートルダムの学生さんにとって身近と言うと「京都」があげられます。
歴史ある京都で起こる不思議な物語もいくつか揃えています。

「ホラー」というと幽霊がでてきて、動かないはずの人形が動いて…そんないつもの1日では起こらない出来事が起こったら……そんなの絶対非日常!と思いますか?でも本人が気づいていなかったら……?
ホラーが日常なのか非日常なのか考えてみてください

非日常というとやはり魔法の世界でしょうか
だれもがよく知る魔法学校のお話や小さい頃読んだ絵本など非日常も色々です。

他にも、映画やアニメになっている作品や実話をもとにしたお話などがあります。






場所は本学図書館1階展示エリアです。
6月19日~7月17日の期間に展示しています。


ぜひ、図書館に来て、どれが日常でどれが非日常か確かめて見てください!
もしかしたら、ほかの人にとっては非日常でもあなたにとっては日常の物語があるかも…………?

報告者:図書館司書課程 図書館サービス概論受講生 広報担当者
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:50Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介