2020年04月13日

東京カテドラル聖マリア大聖堂「オルガンメディテーション」

 
 昨年12月13日(金)19時、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて行われた「オルガンメディテーション」で演奏をいたしました。東京カテドラルでは「晩の祈りとオルガン音楽による瞑想」と銘打って、月に一度、オルガンの調べの内に祈りのひとときが人々に提供されています。



 ここは東京におけるカトリック教会の司教座聖堂(カテドラル)で、お寺で例えるならば大本山のような位置づけになる大きな教会です。東京都庁の設計でも有名な日本を代表する建築家丹下健三(1913-2005)によって設計され1964年に完成しました。外装はステンレス・スチール板で仕上げられ、半世紀以上経った今日においても非常にモダンな雰囲気を醸し出しています。



 大聖堂の内部はコンクリートの壁で覆われ、天井の高さは一番高いところで40m近く、残響は日本でも屈指の長さを誇ります。


 信者席の後方、2階のバルコニーには2004年イタリアのマショーニ社 (MASCIONI)によって製作された大きなパイプオルガンが設置されています。オルガンケースも大聖堂の外観に合わせたモダンなデザインですね。



 これはオルガンの演奏台(コンソール)です。ご覧の通り3段鍵盤+足鍵盤(ペダル)を備え、ストップ数46、パイプ本数3122本で教会のオルガンとしては日本最大規模の楽器です。音色の特徴としては、イタリア的な明るさと重厚さを併せもち、幅広いレパートリーに対応できる楽器となっています。日本の教会は残響の短いところが多いですが、ここ東京カテドラルではまるでヨーロッパの大聖堂のような本格的で素晴らしい響きをを味わうことができます。



 当日は補助席も多く追加されるほど大聖堂いっぱいの来場者があり、本学科の岩崎れい先生もお越しくださいました。当日演奏した曲目やその他詳しい情報は下記URLをご覧ください。https://cathedral-sekiguchi.jp/info/concert/8228/   
またこのオルガンで演奏できる日を楽しみにしています!

(国際日本文化学科教員 久野将健)

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:06Comments(1)教員の研究活動カトリック教育国際文化領域(芸術と思想)

2019年12月23日

ノートルダムクリスマス2019

寒さが深まり、年の瀬を感じるこの頃です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。


さて大学では、12月19日に
「ノートルダムクリスマス2019」を開催いたしました。




このイベントは、ノートルダムファミリーである
小学校、中学高等学校、大学の生徒、学生が集まり、
イエス・キリストの生誕からを演劇・演奏で、また祈りが行われます。

今年度も司会・ナレーション・共同祈願を、国際日本文化学科の学生が担当しました。

今回は、担当した学生のインタビューをお届けします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【司会】
司会は、3年次生 夏井瑞穂さんです。



夏井さんは、今回初めてのNDクリスマスの参加でしたが、いかがでしたか?

 初参加にも関わらず、司会をする機会を頂けたことを本当に嬉しく思います。
 厳かな雰囲気であったため、非常に緊張しましたが、無事に本番を終えることができました。
 司会は出番が多く、最後まで気を抜くことができないため、
 中々楽しむ余裕はありませんでした。
 それでも、客席がろうそくの光で一杯になった風景をみたときには、とても感動しました。



今回の経験の中で、特に印象に残った部分はどこでしたか?

 自分の話し方の癖を改めて実感できたことです。
 本番に向けて練習を重ねましたが、方言の影響で「さ行」に自信がありませんでした。
 特に語尾の「〜しましょう。」「〜ます。」をうまく言うことが出来ず、
 平野先生から沢山ご指導いただきました。
 生まれ持った話し方を変えることは一朝一夕にはできませんが、
 少しでも皆さんが聞きやすいように話せていれば嬉しいです。


今回、我々のナレーションをご指導くださいました
平野美保先生より、コメントを頂いております。
そちらも合わせてご紹介いたします。

平野先生からのコメント>>

 夏井さんは、美しい声、話し方だけでなく、
 瞬時の冷静な判断、対応も見事でした。

 夏井さんの司会の際に、
 夏井さんとは関係ないところで、ちょっとしたハプニングが起きました。
 これだけ大きなイベントですので、動揺し、
 あとに引きずってもおかしくない状況でしたが、
 驚くほど冷静に対処し、安心して聞ける司会をしていました。

 そのため、誰もがそのハプニングをすぐに忘れ、
 NDクリスマスを楽しめたのではないかと思います。
 
 司会は、会場の人たちが内容に集中できるようにしていくことも大事な役割の一つです。
 その役割を理解しての素晴らしい司会でした。




【ナレーション】
ナレーションは、2年次生の近藤琴美さんと、3年次生の米澤真樺です。

まずは、近藤さんから。




ナレーションとして初めての参加となりましたが、いかがでしたか?

 初めてで発音や方言などの癖を直すのが大変でしたが、
 勉強になることばかりでとても為になりました。
 また機会があればやりたいなと思いました。



この経験が様々な場面で活かされると思いますが、
今後はどのようなことに挑戦してみたいですか?

 ナレーションだけではなく、司会や朗読など幅広い声の仕事を挑戦してみたいです。
 

平野先生からコメント>>

 近藤さんのナレーションは、美しく澄んだ声に、
 音域が広いため、聞いていて心地よさを感じるものでした。

 また、上記コメントで、近藤さんが癖等についておっしゃっていますが、
 本番では全くそれを感じさせないほど、努力を重ねていたと思います。

 その努力に加えて、本番に強い度胸と集中力は素晴らしものでした。
 物語にすっと入っていける、最高のナレーションであったと思います。




【共同祈願】
共同祈願を担当したのは、2年次生の坂田小夏さんです。




大学生代表としての共同祈願でしたが、どのようなことを祈願してくださったのでしょうか?

 クリスマスの共同祈願ということで、
 イエス降誕の物語に目を向け祈願の文を書きました。
 そしてその物語を家族や友人などといった大切な人と振り返り、
 暖かいクリスマスを過ごせますように気持ちを込めてお祈りしました。



今回の共同祈願はいかがでしたか?

 普段のミサとは異なり、
 多くの人にお祈りを聞いていただく必要があったのですごく緊張しました。
 しかし、本番前に平野先生にご指導いただき、
 思いを込めてゆっくり読むことを意識しました。
 よりこの共同祈願の本質がNDクリスマスに来られた方に
 届いたような気がして嬉しかったです。



平野先生からコメント>>

 坂田さんは、本番直前に少しアドバイスができただけでしたが、
 すぐに本番で対応していました。

 素直な性格や、普段からの相手の方への思いやりが
 このような聞き取りやすく心にしみわたる共同祈願に結びついたと思います。

 坂田さんの思い、祈りは、会場中の方たちに届いたのではないでしょうか。
 坂田さんの優しさ、芯の強さをも感じました。


最後に、私米澤のコメントを少し。




 私は昨年に引き続き2回目のナレーションを担当しました。
 「聖書朗読」は、普段の話し方とはまた違った表現の世界があります。
 そこでの難しさを感じることはもちろん、今回はその中で工夫ができる余裕が生まれ、
 世界観を感じながら読むことができました。

 このような貴重な経験を2度も大学生活の中でさせていただけた環境に感謝しています。
 ありがとうございました。



平野先生からのコメント>>

 米澤さんは、前回以上に、登場人物たちの細やかな感情、性格、行動を深く考え、
 見事に表現し、より磨きがかかったように思いました。

 米澤さんは、今回のブログでもリポーター役(本ブログ報告者)を気持ちよく受け、
 このようにまとめてくださいましたが、
 いつも周りの人を気遣いながら、かつ積極的に様々なことに取り組んでいます。

 そうした普段からの、
 米澤さんにとっては当たり前の行動、考え方等が、
 このナレーションにも反映されているように思いました。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今年も無事にノートルダムクリスマスを終えることができました。
我々学生一同、今回の経験を糧に
今後も日々精進してまいりたいと思います。



皆様も令和初めてのステキなクリスマスをお過ごしください。
メリークリスマス!!


(報告:国際日本文化学科3年次生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:58Comments(0)話しことば教育学生の活動報告カトリック教育教員・学生インタビュー

2018年12月27日

クリスマスは終わらない!?(^_-)-☆

今日は早くももう12月27日ですね。
ついこの間まで街はクリスマス一色だったのに、
あっというまにお正月モードに模様替え・・・

そんな中!
ノートルダムでは!
まだまだイルミネーションが輝いています!
(1月5日頃まで予定)







1月6日の公現祭の直後の日曜日までが
降誕節だからなのですね。

報告者は、かつてフランスのストラスブールでクリスマスを迎えたことがありますが、
(…ストラスブールのクリスマスマーケットでの乱射事件には、大変衝撃を受けました…)
その時は年末年始も飾りがそのままなのを不思議に感じました。
おおらかなのかな・・・?などと思っていましたが、
ちゃんと理由があったのですね。

(報告 吉田朋子)




  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:22Comments(0)カトリック教育

2018年12月24日

キリストが降誕する日 クリスマス


先日の、ノートルダムクリスマスで、
大塚乾隆神父より、お話をいただきました。



クリスマスは、キリストの降誕の日、
神より救い主が遣わされた日です。
これを機に、命を大切にすることを思い直し、
自分も、周囲の人も、大切にしましょう。
というお話です。


ケーキを食べて、プレゼントを交換する、
楽しいクリスマスも良いのですが、
少し、自分のまわりを見直す、
クリスマスも、良いのではないかと思います。


報告:長沼光彦


  
タグ :クリスマス


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:49Comments(1)カトリック教育

2018年12月20日

ノートルダムクリスマス2018を開催しました


本日、20日、
ノートルダムウリスマス2018、
を開催いたしました。



ノートルダム女学院の、
小学校、中学高等学校、大学の、
生徒、学生が集まり、
演劇、演奏、祈り、からなる、
ページェントの形式で、
行います。



まず第一部の、オープニングは、
中学高等学校、
女学院オーケストラクラブの演奏から、
始まります。



続いて、聖歌隊による合唱です。
小学校父母の会コーラスサークル、
女学院コーラスクラブ、
女子大学女声合唱団からなる、
合唱隊です。


そして、聖書朗読がはじまります。
クリスマスが、救い主キリストが、
この世に降り立った日であることを、
思い起こします。


これをふまえ、大塚乾隆神父より、
クリスマスの意味を考える、
お話をいただきました。




第二部は、キリストの生誕劇を、
行います。

女子大学ハンドベル部の演奏からはじまり、
聖書朗読、聖歌とともに、
生誕劇を行います。


天使が、マリア様に、
受胎告知をする場面が、
演じられます。



つづいては、キリスト生誕を知った、
三博士が訪問する場面です。



そして、この世に降り立った、
キリストのもとより、
ろうそくの灯が、
会場にとどけらます。



この灯は、キリストが、
この世にもたらした、
救いの光を表しています。



会場の人たちが、皆で、
キリストの光をわかちあいます。



第三部では、小学校、中学高等学校、大学の、
生徒、学生が、祈りを捧げます。

キリストの救いの思いをいたし、
自分の身近なこと、
世の中のことに、
感謝と願いの祈りを、
捧げます。

そして、一同で、聖歌を合唱し、
ページェントはしめくくられます。


キリストの生誕を、劇を通じて体験し、
キリストの救いのありがたさに、
あらためて思いをいたす機会です。



報告:長沼光彦





  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:08Comments(0)カトリック教育

2018年12月02日

ノートルダムクリスマスを開催します


11月30日に、クリスマスイルミネーションを、
点灯したことを、お知らせしました。



来る12月20日木曜日にほ、
本学で、ノートルダムクリスマス2018を、
開催します



ノートルダムクリスマスは、
ノートルダム女学院の、
小学校、中学高校、大学の、
三校で行う、クリスマスの行事です。


吹奏楽の演奏とともに、
キリストの降誕劇を演じる、
ページェントを行います。

一般の方も、ご覧いただけます。

詳しくは、大学ホームページを、
御覧ください



報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:44Comments(3)カトリック教育

2018年12月01日

待降節(アドベント)とクリスマス・イルミネーション

昨日は、本学のクリスマスイルミネーション、
をご紹介しました




この時期から、イルミネーションを灯すのは、
待降節(アドベント)という、
カトリックの行事と関わる、
とお話しました。


待降節(アドベント)は、
降誕祭(クリスマス)の前の、
4週間に行われるものです。


キリスト教の信者でない方には、
クリスマスは楽しいお祭りだと思います。

一方、キリスト教の信者ににとって、
クリスマスは、 救い主イエスが、
この世に降誕した日なので、
降誕祭と訳します。

人間を救うために、
キリストが、この世に降り立った日、
なのです。



カトリックでは、
そのクリスマスを迎えるために、
毎週儀式を行います。

本学の母胎となる、
ノートルダム修道女会は、
最初の週の日曜日から始まり、
週をおうごとに、ろうそくの灯を、
ひとつずつ灯していきます。


カトリックにとって、
光とは、
救い主イエスです。

そのイエスの降誕を、
待ち続ける12月の4週間が、
待降節なのです。


本学のイルミネーションも、
待降節のための、
灯りなのです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:29Comments(1)カトリック教育

2018年11月30日

クリスマス・イルミネーション

本日、11月30日、
クリスマスイルミネーション点灯式を、
行いました。



本学のクリスマスイルミネーションは、
カトリックの、待降節(アドベント)に、
基づいています。



点灯式で、はじめに挨拶をした、
理事長と学長から、
イルミネーションの意義が説明されました。



待降節(アドベント)は、
クリスマスまでの4週間に、
4つのろうそくにひとつずつ、
灯をともしていく儀式です。



そのろうそくの灯に、
ちなんで、イルミネーションを点します。


イルミネーションが点灯された後は、
ハンドベル部の演奏が行われました。



キャンパスに、
一足はやく、クリスマスの趣が、
もたらされました。



報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:26Comments(0)カトリック教育

2018年11月15日

物故者追悼ミサを行いました


本日、11月15日、
物故者追悼ミサを行いました。



物故者追悼ミサは、
教職員や学生、
京都ノートルダム女子大学にゆかりのある、
亡くなられた方たちを偲ぶミサです。


大学に関わる多くの方たちに、
思いを寄せるとともに、
日々の自分の過ごし方を、
振り返る日でもあります。


多くの人との、
さまざまな関わりで、
日々を過ごしていることが、
あらためて感じられました。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:39Comments(0)カトリック教育

2018年11月09日

明日土曜日は、公開講座です


明日、土曜日10日は、本学で土曜公開講座
「今を生きるために キリスト教の思想・文化にふれる」
を開催します。




よろしければ、おいでください。


以下の日程で行います。

14:00~15:00
「ヘレン・ケラーと日本」
室田保夫教授(福祉生活デザイン学科)
15:10~16:10
「聖ジュヌヴィエーヴとめぐるパリ―絵画作品を中心に―」
吉田朋子准教授(人間文化学科)


人間文化学科の、吉田朋子先生も、
お話いたします。

よろしくお願いします。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:07Comments(0)カトリック教育

2018年08月10日

科目紹介 「キリスト教美術」

大学もついに夏期休暇に入りました。試験やレポートを乗り越えた学生さんたちが充実した時間を過ごすことを願いながら、教員も一息つきたいところです。

さて、今日は学科教員が担当している科目のひとつ「キリスト教美術」をご紹介したいと思います。せっかくカトリックの大学で学ぶからには、教会や展覧会で宗教画を見た時に少しでも自力で主題がわかるようになりたいものです。

科目の目標は「4世紀以降、長い時間をかけて成立したキリスト教美術には、繰り返し描かれ続けてきた主題と表現上の約束事がある。さまざまな地域・時代に制作された作品を通して、未知の作品に出会ったときにも、ある程度主題を推測できる力を養うことを目指す」です!
しかし、必ずしも美術になじんだ受講生ばかりではないので、たくさん作品を見ることを楽しみながら、基本的な知識を得ることを目標にしています。旧約聖書・新約聖書・様々な聖人のエピソードから、代表的なものを解説していきます。

主題によっては、聖書には必ずしも記述がないけれども、派生的に発展したものがあります。たとえば「エジプト逃避途上の休息」は、福音書に語られる「エジプト逃避」(聖母マリア、幼子イエス、聖ヨセフは、ヘロデ王から逃れてエジプトに行き、ヘロデが死ぬまでそこにとどまった)から生まれた主題です。長旅の途中で、荷物をおろしてくつろぐ聖母子の姿が中心になりますが、美しい風景を描く良い機会でもあるので、画家たちに好まれました。
写真はパティニールという人の作品(1519-24年)です。緑・青の色が美しい広大な風景をじっくり鑑賞したいところです。




「エジプト逃避途上の休息」は一度知るとあまり間違えない主題だと思いますが、少しぼんやりしていると間違えることもあります。たとえば食事の場面には特に重要なものがいくつかありますが、次の二つの作品を観察してみてください。





最初の作品は、《最後の晩餐》。イエス・キリストが弟子とともにとった最後の食事ですが、これは「最初のミサ」でもありますし、「この中に私を裏切る人がいる」と衝撃の発言に弟子たちが動揺する劇的な場面でもあります。イエスを囲む12人の弟子たちの反応が見どころになります。有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品(1495-98年)。

二番目の作品は、《カナの婚礼》。婚礼に招かれたイエス・キリストが、ワインがなくなってしまったときに、水をワインに変えたという奇跡の場面です。ポイントは、水を入れられた大きな甕が描かれていること。描いたのはジョットで1304-1305年の作品です。

期末試験では、講義では見なかった作品の画像を渡して、主題をあてるという問題も出しました。今回は《カナの婚礼》も出ましたが…受講生の皆さんは、わかったかな? 

(科目担当: 吉田朋子)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:17Comments(0)授業紹介カトリック教育国際文化領域(芸術と思想)オープンキャンパス・AO入試

2018年05月16日

薔薇が咲いています 花のある大学67


毎年、この季節は、
キャンパスのあちこちで、
薔薇が花開いています。



本学が薔薇を大切にするのは、
薔薇が、マリア様の象徴だからです。


西洋絵画でも、
聖母マリアと薔薇が、
共に描かれることがあります。



薔薇を眺めながら、
キャンパスを散策するのも、
良いかと思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:40Comments(1)新館・校舎紹介カトリック教育

2018年04月07日

門は開かれる 入学式みことばの祭儀の言葉


入学式みことばの祭儀で、
紹介された聖書の一節です。



マタイによる福音(7:7~8)

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、
探す門は見つけ、
門をたたく者には開かれる。

(みことばの祭儀では、
12まで紹介されましたが、
ここでは8まで引用しています。)



これをふまえ、大塚乾隆神父は、
次のような話をされました。


人に与えられるものは、
神が決めるものです。
必ずしも自分で、
選ぶことができるわけではありません。

人は、神が与えてくれる、
様々な門をたたいてみると、
良いでしょう。

そこに、人との出会いや、
発見があります。


また、逆に門がたたかれる
場合もあります。

その際に、私たちは、
門をたたく音に、
気づくことができるように、
耳を傾ける必要があります。


耳を傾け、門をたたき、
新たな出会いを広げられると
良いでしょう。


ここからは、私の感想です。

大塚神父には、
新しい出発をしようとする、
新入生を寿ぐ言葉を、
示していただいたのだと思います。

門をたたかないと、
新しい出会いはありません。

そこには、一歩を踏み出す、
積極的な気持ちが必要でしょう。

また、向こうから門をたたく音に、
注意しないと、
出会いを逃している場合もあります。

受け止める気持ちも、
必要だということですね。


求めて、一歩踏み出し、
求められることに気づくため、
周囲に目を向ける。

そういう気持ちの持ち方が、
新しい出発を豊かなものと、
するのでしょう。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:57Comments(0)カトリック教育

2018年03月12日

友のために命を捨てる 卒業式の聖書の言葉


本学は、カトリック校ですので、
卒業式で、聖体賛美と祝福式が行われます。


卒業生の前途を祝福すると共に、
カトリックの精神を思い起こすためです。


式の中で、聖書朗読が行われました。
ヨハネによる福音(15章11~17節)です。

今回お招きした、大塚喜司教は、
これをふまえて、お話をされました。


関わる内容を、引用いたします。

「わたしがあなたがたを愛したように、
互いを愛し合いなさい。
これがわたしの掟である。
友のために自分の命を捨てること、
これ以上に大きな愛はない。
わたしの命じることを行うならば、
あなたがたはわたしの友である。」


大塚司教は、現在は、
「自分ファースト」がまかりとおり、
誰かのために何かをしよう、
という気持ちが、
二の次にされているのではないか、
とおっしゃいます。

相手を優先する気持ちが、
第一の価値とされていない、
というのです。


ここからは、私の考えです。

確かに、自分の利益を優先する方が、
この世では得することが多いかもしれません。

しかし、キリストは、
それが、人間にとって第一の価値か、
と問うているわけです。


人を優先することが難しいのは、
当たり前です。
命を捨てるなど、なかなか、
できないことです。

それでも、
大塚司教の話にあったように、
それを成す人はいるのです。

そこには、どういう違いがあるのでしょう。

おそらく、
この世での食べたり、遊んだりすることとは、
異なる喜びを、知っているからだと思います。

人と共にある喜びを知る人は、
その人を大切に思うから、
その人のために、
自分を犠牲にすることもできるのでしょう。


命を捨てるところまで、
ゆくのは、難しいのですが、
人とある喜びについて、
あらためて考えてみることは、
それほど困難ではないでしょう。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:54Comments(0)カトリック教育

2017年12月26日

ペットボトルツリーはみんなでつくりました

12月18日月曜日には、
ペットボトルツリーを点灯しました



ペットボトルツリーは、
名前のとおり、ペットボトルで作った、
クリスマスツリーです。

明かりを点けると、
ペットボトルに見えない、
美しさです。



一昨年、
がん患者さん支援の取組みなどをする、
リレーフォーライフの活動で、
本学の学生が作ったのが始まるです。

今年も点灯しようと、
いうことになり、
12月18日に、組み立てられまた。



制作総指揮は、
子ども教育学科の、
藤本陽三先生です。



使用するペットボトルは、
1000個。

これを、木でつくられた骨組みに、
据えていきます。


ボランティアの学生と、
教職員で、ボトルを挿していきます。


リレーフォーライフの企画からはじまり、
有志でつくりあげる、
本学ならではのクリスマスツリーです。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:49Comments(1)カトリック教育

2017年12月25日

クリスマスに何を願う 大塚神父のことば


12月20日のノートルダムクリスマスでは、
大塚乾隆神父からお言葉をいただきました。



皆さんは、いいことをしないと、
キリストは訪れないと思っていますか、
という問いかけから、
お話ははじまります。


キリストは、救い主なのですが、
救い主とは何でしょう。


救い主は、病気にならないように、とか、
いやなことが起こらないように、
と願うものではありません。


人間と神をつなぐのが、
救い主だというのです。


人間は、神に創造されながら、
神の意思にさからい、
この世を乱してきました。


その人間が、神にゆるされ、
神の意思にかなった生き方が、
できるような、契機へと導くのが、
救い主です。




ですから、救い主には、
願いをかなえてもらおうとするのではなく、
救い主を思いながら、
神の意思にかなう生き方をした方がよい、
ということになります。



たとえば、
いやな人、苦手な人がいるとしたら、
その人たちに、メリークリスマスと言うことが、
神の意思にかなうことになります。




いやなことは、人との和合によって、
むしろ解決できる、ということでしょう。

そういう生き方をすることで、
神の意思に近づくことになるのだと、
思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:45Comments(0)カトリック教育

2017年12月24日

ノートルダムクリスマスのページェント


本日は、クリスマスイブです。
12月20日に本学で行われた、
ノートルダムクリスマスの模様をお知らせします。



ノートルダムクリスマスは、
ノートルダム女学院の、
小学校、中学高等学校、大学の、
3校によって行われる催しです。



劇、音楽、祈りからなる、
ページェント(聖劇)を、
行いました。


まずは、総合司会の、
実行委員の吉田智子先生が、
ごあいさつをします。



中学高等学校の、
管弦楽団による演奏で、
オープニングとなります。




クリスマスが、
キリストの生誕を祝う日であることを、
ナレーターが紹介します。


(司会、ナレーターは、
大学人間文化学科の学生が務めました。)



聖歌を務めるのは、
中学高等学校と大学の、
合唱団です。


オルガンの演奏は、
大学人間文化学科の、
久野将健先生です。



小学校の生徒たちも、
聖歌に加わります。



本学ハンドベル部も、
演奏に加わっています。



そして、いらしていただいた
大塚乾隆神父から、
お言葉をいただきます。




劇は、キリストの生誕を、
表すものです。
各校の学生、生徒が、
演じています。



最後に、この世に降誕したキリストのもとより、
会場の皆さんに、光が届けられます。


ろうそくの明かりを、
キリストの光と見立てて、
会場の皆さんに届けます。

キリストの光は、
この世の希望です。

キリストが生誕したことにより、
人間に希望がもたらされたことを、
聖劇は表現しているのです。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:15Comments(0)カトリック教育

2017年12月20日

ノートルダムクリスマスを開催しました


本日、ノートルダムクリスマスを、
開催しました。


多くのご来場ありがとうございます。


ノートルダム女学院の、
小学校、中学高等学校、大学の、
3校が集まる、
クリスマスイベントです。

それぞれの学校の生徒や学生が、
管弦楽、合唱、演劇、ナレーションなど、
得意な分野をもちよって、
聖劇、ページェントを完成させました。




それぞれどのような活躍をしたのか、
あらためてお知らせします。


長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:25Comments(0)カトリック教育

2017年12月02日

クリスマスイルミネーションと待光節

昨日のクリスマスイルミネーションの話を、
お読みになって、
12月に入ったばかりで、
クリスマスとは、気が早いなと、
お思いになったかもしれません。



実は、光を灯すことは、
カトリックの行事なのです。

待光節(アドベント)という、
降誕祭(クリスマス)の前の、
4週間に行われるものです。


カトリックにとって、
クリスマスは、
救い主イエスが、
この世に降誕した日です。

そのクリスマスを迎えるために、
毎週儀式を行います。

地域によって行うことは違うようですが、
本学の母胎となる、
ノートルダム修道女会は、
最初の週の日曜日から、
ろうそくに火を灯し、
週をおうごとに、
ひとつずつ増やしていきます。



カトリックにとって、
光とは、
救い主イエスです。

そのイエスの降誕を、
待ち続ける12月の4週間が、
待光節です。


本学のイルミネーションも、
待光節のための、
灯りなのです。



(待光節については、
昨日の、学長、理事長の話のなかで、
紹介されました。)


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:46Comments(0)カトリック教育

2017年12月01日

クリスマスイルミネーション点灯式を行いました


本日、12月となり、
クリスマスを祝う、
イルミネーション点灯式を、
行いました。



まずは、学長、理事長が、
集まった皆さんに、
挨拶をいたしました。




そして、学長のかけ声と共に、
正門正面の、
ユージニア館、
グラスタワー内の、
イルミネーションが点灯しました。



その後、ハンドベル部による、
クリスマスソングの演奏です。



ちょっと寒い夕方でしたが、
クリスマスを祝う月が始まりました。


下鴨本通り側の、
ヒマラヤ杉にも電飾が付けられ、
大きなクリスマスツリーとなっています。



お隣の小学校側にも、
受胎告知のイルミネーションが点灯しました。



京都北山の、
ちょっとした名物になっているようです。


よろしければ、
一度おいでください。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:49Comments(1)カトリック教育