まるはば通信 〜京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科 (旧・人間文化学科)~
https://notredameningen.kyo2.jp
日本と世界の2つの視点で考える国際日本文化学科(2019年3月末まで人間文化学科)の教員と学生の日々をつづるブログです。「まるはば」は、アラビア語の「マルハバン(こんにちは)」からもらいました。まるくて(円満で)幅のある(広い)おつきあいをお願いします。
ja
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2023-01-09T09:30:20+09:00
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NDクリスマス 司会・ナレーション報告
https://notredameningen.kyo2.jp/e577353.html
新しい年が明けてからクリスマスの話題で恐縮ですが、
昨年末の、国際日本文化学科の学生たちの活躍を報告しておきたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆
2022年12月20日、3年ぶりにNDクリスマスが京都ノートルダム女子大学ユニソン会館で開かれました。
新型コロナウイルス感染対策を講じての実施のため、マスク着用、そして、いつもの合唱は、歌わず聞くだけになってしまいましたが、
厳かで美しいNDクリスマスは、今年も安らかで豊かな気持ちにさせてくれる最高の時間となりました。
このNDクリスマスでの、大学生の司会・ナレーションは、国際日本文化学科の学生たち3名が担当し、
クリスマスを豊かな時間にするよう活躍していました。
この3名に、感想を聞いてみましょう。
まず司会を担当したYMさんです。
Y Mさんは、企画力がずば抜けていてプレゼンなどはとても上手ですが、このような場で司会をするというのは、恐らくはじめて。
司会をしてみていかがでしたか。
YM
「おっしゃる通り、このような場で司会をするのは初めてでした。NDクリスマスという大きな場ということで、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。一緒に担当したナレーションの2人は舞台やアナウンス経験者で、最初の合同練習では自分の力量不足に心が折れかけたのですが、聞き劣りしないようにと練習を重ねました。会場の空気感に圧倒されながらも、数年ぶりのNDクリスマスが素敵な場として成立するように、心を込めて精一杯務めさせていただきました!」
司会は、何度も登場するため、NDクリスマスの間、ずっと落ち着かなかったと思います。ですが、初めてとは微塵も感じさせない落ち着きとやさしい語り口。練習を重ねる中で、毎回驚くほど上達していきました。そして、あの見事なNDクリスマスでの司会!あの場の空気を作り上げる大事な役目を見事に果たしていました。
次に、CHさんです。
CHさんは、プライベートで演劇をしていることから、発声発音は抜群。舞台経験が何度かありますが、今回のナレーションはいかがでしたか?
CH
「今回のナレーションはすごく難しく感じました。「演じること」と「朗読すること」は私の中では全く違うものなので、演技がデフォルトになっていた声や表現のコントロールに苦戦しました。100点満点!とは言えないのですが、55点、及第点くらいの朗読はできたかなと...(笑) 本番は、ロウソクの火で照らされている会場が神秘的で感動しました。尊敬している2人とNDクリスマスに参加できて良かったです!」
随分謙遜されていますね(笑)。及第点くらいどころか、あの緊張感のある場で、あれだけのナレーションをなさったのですから、100点だと思います!もともと表現力や度胸などは舞台で鍛えられていると思いますが、NDクリスマスのナレーションとして、かなり無茶な注文を言い続けてきました。CHさんのご努力には脱帽です。大天使ガブリエルとマリアの様子が目をつむっていても描けるような素晴らしいナレーションでした。
そして最後にSIさんです。
S Iさんは、全国大学放送コンテストに出場するなど、アナウンス・朗読の経験があるそうですが、このようなホールに響き渡る朗読は、いかがでしたか?
SI
「私はカトリックの高校だったので、その場面を思い浮かべながら楽しくナレーションをすることができました!ヘロデ王が悪巧みをするシーンで声色を変える等、前の自分にはなかった表現力が身についたと思います。実際、聖書のお話は、ちゃんと理解しようとすると結構な体力を使います(笑)。クリスマスの出来事が分かりやすくみなさんにも伝わればいいなと思いながら読みました。」
SIさんのナレーションは、他のメンバーとの合同練習で、「プロのCDを聞いているみたい」と言われるほどで、普段から鍛えているだけあり、当初から高度なスキルを身につけていました。おっしゃる通り、朗読は、単に文章を音声化するだけではなく、ストーリーはもちろん、登場人物の性格や、その時の考え・感情などを把握し、朗読者自身が頭に思い浮かべてこそ、皆さんに伝わりますね。それを、あの緊張感ある場所でなさったのですから、本当に見事でした。会場中の人たちは皆「もっと聞いていたい」と感じていたのではないでしょうか。
以上、NDクリスマス(司会・ナレーション)のご報告でした。
昨年末の、国際日本文化学科の学生たちの活躍を報告しておきたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆
2022年12月20日、3年ぶりにNDクリスマスが京都ノートルダム女子大学ユニソン会館で開かれました。
新型コロナウイルス感染対策を講じての実施のため、マスク着用、そして、いつもの合唱は、歌わず聞くだけになってしまいましたが、
厳かで美しいNDクリスマスは、今年も安らかで豊かな気持ちにさせてくれる最高の時間となりました。
このNDクリスマスでの、大学生の司会・ナレーションは、国際日本文化学科の学生たち3名が担当し、
クリスマスを豊かな時間にするよう活躍していました。
この3名に、感想を聞いてみましょう。
まず司会を担当したYMさんです。
Y Mさんは、企画力がずば抜けていてプレゼンなどはとても上手ですが、このような場で司会をするというのは、恐らくはじめて。
司会をしてみていかがでしたか。
YM
「おっしゃる通り、このような場で司会をするのは初めてでした。NDクリスマスという大きな場ということで、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。一緒に担当したナレーションの2人は舞台やアナウンス経験者で、最初の合同練習では自分の力量不足に心が折れかけたのですが、聞き劣りしないようにと練習を重ねました。会場の空気感に圧倒されながらも、数年ぶりのNDクリスマスが素敵な場として成立するように、心を込めて精一杯務めさせていただきました!」
司会は、何度も登場するため、NDクリスマスの間、ずっと落ち着かなかったと思います。ですが、初めてとは微塵も感じさせない落ち着きとやさしい語り口。練習を重ねる中で、毎回驚くほど上達していきました。そして、あの見事なNDクリスマスでの司会!あの場の空気を作り上げる大事な役目を見事に果たしていました。
次に、CHさんです。
CHさんは、プライベートで演劇をしていることから、発声発音は抜群。舞台経験が何度かありますが、今回のナレーションはいかがでしたか?
CH
「今回のナレーションはすごく難しく感じました。「演じること」と「朗読すること」は私の中では全く違うものなので、演技がデフォルトになっていた声や表現のコントロールに苦戦しました。100点満点!とは言えないのですが、55点、及第点くらいの朗読はできたかなと...(笑) 本番は、ロウソクの火で照らされている会場が神秘的で感動しました。尊敬している2人とNDクリスマスに参加できて良かったです!」
随分謙遜されていますね(笑)。及第点くらいどころか、あの緊張感のある場で、あれだけのナレーションをなさったのですから、100点だと思います!もともと表現力や度胸などは舞台で鍛えられていると思いますが、NDクリスマスのナレーションとして、かなり無茶な注文を言い続けてきました。CHさんのご努力には脱帽です。大天使ガブリエルとマリアの様子が目をつむっていても描けるような素晴らしいナレーションでした。
そして最後にSIさんです。
S Iさんは、全国大学放送コンテストに出場するなど、アナウンス・朗読の経験があるそうですが、このようなホールに響き渡る朗読は、いかがでしたか?
SI
「私はカトリックの高校だったので、その場面を思い浮かべながら楽しくナレーションをすることができました!ヘロデ王が悪巧みをするシーンで声色を変える等、前の自分にはなかった表現力が身についたと思います。実際、聖書のお話は、ちゃんと理解しようとすると結構な体力を使います(笑)。クリスマスの出来事が分かりやすくみなさんにも伝わればいいなと思いながら読みました。」
SIさんのナレーションは、他のメンバーとの合同練習で、「プロのCDを聞いているみたい」と言われるほどで、普段から鍛えているだけあり、当初から高度なスキルを身につけていました。おっしゃる通り、朗読は、単に文章を音声化するだけではなく、ストーリーはもちろん、登場人物の性格や、その時の考え・感情などを把握し、朗読者自身が頭に思い浮かべてこそ、皆さんに伝わりますね。それを、あの緊張感ある場所でなさったのですから、本当に見事でした。会場中の人たちは皆「もっと聞いていたい」と感じていたのではないでしょうか。
以上、NDクリスマス(司会・ナレーション)のご報告でした。
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日記
話しことば教育
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2023-01-09T09:30:20+09:00
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澳門(マカオ)旅遊學院(IFTM)とのズーム交流
https://notredameningen.kyo2.jp/e576907.html
12月に国際日本文化学科「発展演習」Pクラスの12名と
マカオ旅游学院で日本語を学ぶ12名の学生がズームで
交流活動を行いました。
お互いの自己紹介に始まり、日本側からは
「生活習慣について」というアンケート調査を
基にした発表を行いました。
学生がキュートな絵の入った資料を作成しました。
その後、マカオの学生が作成した、マカオの料理に
関する動画を見せていただきました。動画作成の
技術の高さに感心しました。
牛肉の料理やエッグタルトまで、リポートしながら、
クイズを出題してくれました。
とても楽しいひとときとなりました。本学の学生からは、
マカオにとても行ってみたくなったという声が聞かれました。
活動のなかで、お互いに質問を投げかけ、答えることによって、
画面越しながら、ぐっと距離が縮まったような感覚があったのでは
ないでしょうか。
これからも本学学生とマカオの学生の交流がsns等を通じて、続くことを祈っています。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
マカオ旅游学院で日本語を学ぶ12名の学生がズームで
交流活動を行いました。
お互いの自己紹介に始まり、日本側からは
「生活習慣について」というアンケート調査を
基にした発表を行いました。
学生がキュートな絵の入った資料を作成しました。
その後、マカオの学生が作成した、マカオの料理に
関する動画を見せていただきました。動画作成の
技術の高さに感心しました。
牛肉の料理やエッグタルトまで、リポートしながら、
クイズを出題してくれました。
とても楽しいひとときとなりました。本学の学生からは、
マカオにとても行ってみたくなったという声が聞かれました。
活動のなかで、お互いに質問を投げかけ、答えることによって、
画面越しながら、ぐっと距離が縮まったような感覚があったのでは
ないでしょうか。
これからも本学学生とマカオの学生の交流がsns等を通じて、続くことを祈っています。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-12-24T08:37:40+09:00
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シリア人のゲスト講師による特別授業「アラビア語」
https://notredameningen.kyo2.jp/e576911.html
シリア出身のヤマーン先生には
私のアラビア語の授業にも来ていただきました。
シリアの地理や国旗に始まって、
ヤマーン先生の出身地アレッポについて
お話しくださいました。
伝統的な料理、民族衣装、歌も
写真や動画を交えながら、
学習しました。
後半は、アラビア語受講者の全員が
ヤマーン先生に質問をなげかけました。
アラビア語で言ってくれた受講者もいます。
日頃私のアラビア語しか聞いていない学生は
ネイティブの先生のアラビア語が聞けて、
また先生とアラビア語で話せてとてもうれしそうでした。
感想としては、
・シリアは内戦が多く、危険なところというイメージがあったが、
魅力的な文化、歴史、世界遺産があると知って、興味深かった。
・料理の話が一番印象深くて、特にマハシ―という詰め物をする
料理がおいしそうで、お腹がすきました。
・ヤマーン先生の目がキラキラしていて魅入られました。
などがあり、今回お呼びしてほんとうによかったと思いました。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
私のアラビア語の授業にも来ていただきました。
シリアの地理や国旗に始まって、
ヤマーン先生の出身地アレッポについて
お話しくださいました。
伝統的な料理、民族衣装、歌も
写真や動画を交えながら、
学習しました。
後半は、アラビア語受講者の全員が
ヤマーン先生に質問をなげかけました。
アラビア語で言ってくれた受講者もいます。
日頃私のアラビア語しか聞いていない学生は
ネイティブの先生のアラビア語が聞けて、
また先生とアラビア語で話せてとてもうれしそうでした。
感想としては、
・シリアは内戦が多く、危険なところというイメージがあったが、
魅力的な文化、歴史、世界遺産があると知って、興味深かった。
・料理の話が一番印象深くて、特にマハシ―という詰め物をする
料理がおいしそうで、お腹がすきました。
・ヤマーン先生の目がキラキラしていて魅入られました。
などがあり、今回お呼びしてほんとうによかったと思いました。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-12-22T15:55:25+09:00
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シリア人のゲスト講師による特別授業(その2)
https://notredameningen.kyo2.jp/e576910.html
シリア人講師ヤマーン先生の授業についてです。
アニメ「キャプテン翼」は「キャプテン・マージド」
というタイトルでシリアで放映され、大人気だったそうです。
ヤマーン先生は幼い頃は、登場人物名もすべて
アラブの名前だったため、シリアかアラブのアニメ作品
だと思っていたということです。
2011年に起こった民衆による民主化運動
とスポーツの関係も話してくれました。
水泳選手だったユスラ・マルディニさんの
英雄的行為のお話しが印象的でした。
2015年にトルコからギリシアへボートで
命がけで脱出するシリア人のボートが
沈没しかけました。
17歳だったユスラさんは姉と2人で
3時間半ボートを引っ張りながら泳ぎ続け、
20名の命を救いました。彼女はリオ五輪に
難民選手団の1人として出場し、
大きな話題を集めました。
今回はサッカーワールドカップ
開催中ということもあり、学生もとても
興味をもって聞いていたように感じました。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
アニメ「キャプテン翼」は「キャプテン・マージド」
というタイトルでシリアで放映され、大人気だったそうです。
ヤマーン先生は幼い頃は、登場人物名もすべて
アラブの名前だったため、シリアかアラブのアニメ作品
だと思っていたということです。
2011年に起こった民衆による民主化運動
とスポーツの関係も話してくれました。
水泳選手だったユスラ・マルディニさんの
英雄的行為のお話しが印象的でした。
2015年にトルコからギリシアへボートで
命がけで脱出するシリア人のボートが
沈没しかけました。
17歳だったユスラさんは姉と2人で
3時間半ボートを引っ張りながら泳ぎ続け、
20名の命を救いました。彼女はリオ五輪に
難民選手団の1人として出場し、
大きな話題を集めました。
今回はサッカーワールドカップ
開催中ということもあり、学生もとても
興味をもって聞いていたように感じました。
国際日本文化学科 教員 鷲見朗子]]>
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-12-22T15:55:03+09:00
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シリア人のゲスト講師による特別授業(その1)
https://notredameningen.kyo2.jp/e576909.html
つい最近までサッカーワールドカップが
カタールで開催されていました。
私の担当する「多文化理解」の授業では
中東の映画を扱っているのですが、先週は
イランの「オフサイドガールズ」という
サッカーを主題にした映画を鑑賞しました。
シリアは言うまでもなくアラブの国です。
それにあわせて、シリア出身のヤマーン・
カヤーリー先生(京都大学非常勤講師)に
シリアのサッカーやスポーツについて
お話ししていただきました。
最初に、ヤマーン先生は、先生が小学生だった頃、
シリアでは学校の休み時間に
サッカーをすることが禁じられていたこと、
ボールの代わりに、ジュース瓶のふた、
缶、紙を丸めたものを使っていたことを
写真を交えてお話しされました。
国際日本文化学科教員 鷲見朗子
カタールで開催されていました。
私の担当する「多文化理解」の授業では
中東の映画を扱っているのですが、先週は
イランの「オフサイドガールズ」という
サッカーを主題にした映画を鑑賞しました。
シリアは言うまでもなくアラブの国です。
それにあわせて、シリア出身のヤマーン・
カヤーリー先生(京都大学非常勤講師)に
シリアのサッカーやスポーツについて
お話ししていただきました。
最初に、ヤマーン先生は、先生が小学生だった頃、
シリアでは学校の休み時間に
サッカーをすることが禁じられていたこと、
ボールの代わりに、ジュース瓶のふた、
缶、紙を丸めたものを使っていたことを
写真を交えてお話しされました。
国際日本文化学科教員 鷲見朗子
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-12-22T15:54:48+09:00
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紅葉
https://notredameningen.kyo2.jp/e576167.html
こんにちは、11月ももう下旬・・・早いものですね。
京都は一年でも最も混雑するシーズンを迎えました。
テレビでも清水寺などの混雑っぷりが伝えられていました!
本学は北山通なので
あのような状況ではないのですが、
教室の窓からのぞむ比叡山や敷地内のお茶室まわりなどに
深まる秋の様子を感じることができます。
いつも丹精していただいているので
植物たちから季節を感じることのできるキャンパスです☆
京都は一年でも最も混雑するシーズンを迎えました。
テレビでも清水寺などの混雑っぷりが伝えられていました!
本学は北山通なので
あのような状況ではないのですが、
教室の窓からのぞむ比叡山や敷地内のお茶室まわりなどに
深まる秋の様子を感じることができます。
いつも丹精していただいているので
植物たちから季節を感じることのできるキャンパスです☆
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-11-23T11:08:35+09:00
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オープンキャンパス体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」
https://notredameningen.kyo2.jp/e573633.html
突然失礼いたします。
国際日本文化学科の平野ゼミに所属しております、3回生のゆいと申します。
8月6・7日のオープンキャンパスにて、
体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」をゼミの活動として行いまして、
その様子についてのブログを僭越ながら書かせていただくことになりました。
拙く長い文章にはなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。
平野ゼミは、コミュニケーションを中心とする話しことばを研究するゼミです。
その実践として先月、FM79.7ラジオカフェさんで、
企画構成出演全てに取り組んだラジオの生放送がありました。
そして次の実践の場が、今回のオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組だったというわけです。
準備に充てられるゼミの時間は2回分のみ、
その上「なるべく高校生を巻き込むように!」というお達しがありまして、
頭を悩ませつつ急ピッチで企画構成と練習を行いました。
ですが、大変だったという感想は不思議と浮かびませんでした。
駆け抜けましたが、非常に密度の濃い時間でした。
本番ももちろん充実した時間になりました。
ノートルダムステーション模擬ラジオ番組「せきららティータイム」、
学科や大学生活についてせきららにお話ししながら、
客席の高校生の方からご質問もいただいて番組を進めました。
時には、本当に高校生の方にもマイクの前に座ってラジオみたいにお話ししていただいたりも。
ワクワクが止まりませんでした。
ゼミのメンバー間での連携もばっちりで。
1回40分ほどの番組を4回行いましたが、どれもあっという間に感じました。
それはもう楽しかったです。
この時間だけでは足りないですね、
実践的な活動はこれで終わりなのですが、もっとラジオしたいです。
私事にはなりますが、
高校3年生の頃、私はオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組を実際に見ていました。
2列目くらいに座って、釘付けになって見た覚えがあります。
その時にはすでにラジオを聴くことが趣味で、この模擬ラジオ番組というゼミの活動に心惹かれ、
もしこの大学に入学するならこのゼミに入りたいなと思っていました。
そしてそれが現実になり、
今度は私が模擬ラジオ番組を行う側になれたこと、なんだか凄いなあと思います。
これが感慨深い出来事というものなのかもしれません。
自分語りしすぎましたね。
ここで、ゼミの仲間たちから(一言)コメントを預かっているので、ご紹介させていただきます。
――――――――
さーちゃん
「終わるのが名残惜しいくらい、笑いが絶えない素敵な時間を過ごすことが出来ました!」
ここちゃん
「企画から本番まで緊張や不安がありましたが、楽しさもあったのでとても良い経験になりました!!」
ちーちゃん
「短い時間での放送ではありましたが、内容はせきららで濃い充実したものになりました♬︎
自分が成長できる機会だったのも嬉しかったけれど、それ以上にゼミのメンバーと親交を深めることが出来たのが私にとっては大変嬉しかったですし楽しかったです!
聴いてくださった及び見てくださった皆様、ラジオに関わって頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!」
みーちゃん
「ラジオ番組、人生初体験。
心配→緊張→興奮→楽しさを豊かに感じる実践でした。」
るーさん
「前期ゼミの集大成にできたと思います!!」
あんちゃん
「生放送のラジオは、企画から当日の本番までゼミの皆とたくさん協力して頑張りました!
私達らしい個性溢れる番組をお届けできたと思います︎ᕷ
このゼミでしか味わえない貴重な体験ができました。ありがとうございました!」
――――――――
ゼミのメンバーに学ぶこと、尊敬する瞬間、たくさんあります。
そんな素敵な仲間たちです。
創り上げるという体験のおかげで、仲良くもなれました。
一緒にラジオができてよかったなと、心から思います。
ちょっと青春ですね。
夏だからこんなこと言ってもいいですよね。
今回の模擬ラジオ番組を見てくれた高校生の方にも、
何かしらの良い感情が芽生えてくれていたら嬉しいです。
さて、流石に長すぎるのでそろそろ終わりにします。
学科ブログ史上最長なのではないですか?
ブログを書くこと、楽しかったです。また書きたいくらいです。
今回のこの模擬ラジオ番組の記憶を、
文章として学科ブログに残す機会をいただけたこと、大変ありがたく存じます。
書きながら浸らせていただきました。
最後に、番組に関わってくださった皆様、
大学生の至らぬ文章をここまで読んでくださった猛者の皆様に、感謝申し上げます。
お身体ご自愛くださいね。
平野ゼミ3回生のゆいでした。
国際日本文化学科の平野ゼミに所属しております、3回生のゆいと申します。
8月6・7日のオープンキャンパスにて、
体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」をゼミの活動として行いまして、
その様子についてのブログを僭越ながら書かせていただくことになりました。
拙く長い文章にはなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。
平野ゼミは、コミュニケーションを中心とする話しことばを研究するゼミです。
その実践として先月、FM79.7ラジオカフェさんで、
企画構成出演全てに取り組んだラジオの生放送がありました。
そして次の実践の場が、今回のオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組だったというわけです。
準備に充てられるゼミの時間は2回分のみ、
その上「なるべく高校生を巻き込むように!」というお達しがありまして、
頭を悩ませつつ急ピッチで企画構成と練習を行いました。
ですが、大変だったという感想は不思議と浮かびませんでした。
駆け抜けましたが、非常に密度の濃い時間でした。
本番ももちろん充実した時間になりました。
ノートルダムステーション模擬ラジオ番組「せきららティータイム」、
学科や大学生活についてせきららにお話ししながら、
客席の高校生の方からご質問もいただいて番組を進めました。
時には、本当に高校生の方にもマイクの前に座ってラジオみたいにお話ししていただいたりも。
ワクワクが止まりませんでした。
ゼミのメンバー間での連携もばっちりで。
1回40分ほどの番組を4回行いましたが、どれもあっという間に感じました。
それはもう楽しかったです。
この時間だけでは足りないですね、
実践的な活動はこれで終わりなのですが、もっとラジオしたいです。
私事にはなりますが、
高校3年生の頃、私はオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組を実際に見ていました。
2列目くらいに座って、釘付けになって見た覚えがあります。
その時にはすでにラジオを聴くことが趣味で、この模擬ラジオ番組というゼミの活動に心惹かれ、
もしこの大学に入学するならこのゼミに入りたいなと思っていました。
そしてそれが現実になり、
今度は私が模擬ラジオ番組を行う側になれたこと、なんだか凄いなあと思います。
これが感慨深い出来事というものなのかもしれません。
自分語りしすぎましたね。
ここで、ゼミの仲間たちから(一言)コメントを預かっているので、ご紹介させていただきます。
――――――――
さーちゃん
「終わるのが名残惜しいくらい、笑いが絶えない素敵な時間を過ごすことが出来ました!」
ここちゃん
「企画から本番まで緊張や不安がありましたが、楽しさもあったのでとても良い経験になりました!!」
ちーちゃん
「短い時間での放送ではありましたが、内容はせきららで濃い充実したものになりました♬︎
自分が成長できる機会だったのも嬉しかったけれど、それ以上にゼミのメンバーと親交を深めることが出来たのが私にとっては大変嬉しかったですし楽しかったです!
聴いてくださった及び見てくださった皆様、ラジオに関わって頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!」
みーちゃん
「ラジオ番組、人生初体験。
心配→緊張→興奮→楽しさを豊かに感じる実践でした。」
るーさん
「前期ゼミの集大成にできたと思います!!」
あんちゃん
「生放送のラジオは、企画から当日の本番までゼミの皆とたくさん協力して頑張りました!
私達らしい個性溢れる番組をお届けできたと思います︎ᕷ
このゼミでしか味わえない貴重な体験ができました。ありがとうございました!」
――――――――
ゼミのメンバーに学ぶこと、尊敬する瞬間、たくさんあります。
そんな素敵な仲間たちです。
創り上げるという体験のおかげで、仲良くもなれました。
一緒にラジオができてよかったなと、心から思います。
ちょっと青春ですね。
夏だからこんなこと言ってもいいですよね。
今回の模擬ラジオ番組を見てくれた高校生の方にも、
何かしらの良い感情が芽生えてくれていたら嬉しいです。
さて、流石に長すぎるのでそろそろ終わりにします。
学科ブログ史上最長なのではないですか?
ブログを書くこと、楽しかったです。また書きたいくらいです。
今回のこの模擬ラジオ番組の記憶を、
文章として学科ブログに残す機会をいただけたこと、大変ありがたく存じます。
書きながら浸らせていただきました。
最後に、番組に関わってくださった皆様、
大学生の至らぬ文章をここまで読んでくださった猛者の皆様に、感謝申し上げます。
お身体ご自愛くださいね。
平野ゼミ3回生のゆいでした。
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オープンキャンパス・AO入試
話しことば教育
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-08-12T13:50:26+09:00
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本日8月7日もオープンキャンパス開催しました
https://notredameningen.kyo2.jp/e573518.html
こんにちは、国際日本文化学科の吉田朋子です。
昨日に引き続き、オープンキャンパスを開催しました。
本学科は、
・模擬授業「映画を見比べて、「国際日本文化」について考えよう」
・模擬授業「京都の博物館・美術館」
・体験コーナー「大作曲家の直筆楽譜(ファクシミリ)を見る楽しみ」
・体験コーナー「(模擬)ラジオ番組を一緒に作りませんか?」
・・・と様々ご用意いたしました!
8月21日(日)もオープンキャンパス開催します。
https://www2.notredame.ac.jp/admissions-event/opencampus0821/
ぜひご参加ください!
昨日に引き続き、オープンキャンパスを開催しました。
本学科は、
・模擬授業「映画を見比べて、「国際日本文化」について考えよう」
・模擬授業「京都の博物館・美術館」
・体験コーナー「大作曲家の直筆楽譜(ファクシミリ)を見る楽しみ」
・体験コーナー「(模擬)ラジオ番組を一緒に作りませんか?」
・・・と様々ご用意いたしました!
8月21日(日)もオープンキャンパス開催します。
https://www2.notredame.ac.jp/admissions-event/opencampus0821/
ぜひご参加ください!
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-08-07T15:34:38+09:00
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ミニミニ展示@オープンキャンパス(8月6日)
https://notredameningen.kyo2.jp/e573497.html
こんにちは、国際日本文化学科の吉田朋子です。
本日8月6日(土)はオープンキャンパスでした。
模擬授業や、体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」と並んで、
体験コーナー「ミニミニ展示を作ってみよう」を開催しました。
ルーヴル美術館の所蔵作品を中心に、
5分の1サイズの縮小パネルを34点用意しました。
これらから、2~3点を組み合わせた展示を考えてみよう、というものです。
ポイントは、絵のサイズがバラバラであることと、それぞれの額縁もついた複製だということです!
参加してくださった方の展示を3つご紹介します (テーマも考えていただきました)。
「悲しい日々」 気に入った作品であったシャセリオーの大きな肖像画に、静物画を組み合わせました。
「タワーマンション ファミリー」 様々な家庭の情景を組み合わせました。 集合住宅の階の高さを作品の高さで表しています。
「リハと本番」 ちょっとリラックスした左と、シャキッとした右の対照に注目しました。実際には、左のコロー《真珠の女》(1868~70年)は右のレオナルド《モナ・リザ》(1503~06年)を意識して制作された作品です。
一見すぐにできそうで、意外と悩んでしまうお題でしたが、
作品や展示を見ながらお話することもまた楽しいことでした。
オープンキャンパスは明日8月7日も開催です。
本日8月6日(土)はオープンキャンパスでした。
模擬授業や、体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」と並んで、
体験コーナー「ミニミニ展示を作ってみよう」を開催しました。
ルーヴル美術館の所蔵作品を中心に、
5分の1サイズの縮小パネルを34点用意しました。
これらから、2~3点を組み合わせた展示を考えてみよう、というものです。
ポイントは、絵のサイズがバラバラであることと、それぞれの額縁もついた複製だということです!
参加してくださった方の展示を3つご紹介します (テーマも考えていただきました)。
「悲しい日々」 気に入った作品であったシャセリオーの大きな肖像画に、静物画を組み合わせました。
「タワーマンション ファミリー」 様々な家庭の情景を組み合わせました。 集合住宅の階の高さを作品の高さで表しています。
「リハと本番」 ちょっとリラックスした左と、シャキッとした右の対照に注目しました。実際には、左のコロー《真珠の女》(1868~70年)は右のレオナルド《モナ・リザ》(1503~06年)を意識して制作された作品です。
一見すぐにできそうで、意外と悩んでしまうお題でしたが、
作品や展示を見ながらお話することもまた楽しいことでした。
オープンキャンパスは明日8月7日も開催です。
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京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-08-06T16:20:19+09:00
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履修登録へ
https://notredameningen.kyo2.jp/e570367.html
現在、新入生のオリエンテーション期間です。
本日は、履修登録や資格の説明会が実施されました。
(司書課程の説明会の様子です)
(「ライブラリー・メイト」の活動の紹介と勧誘のために上回生も登場しました)
大学では時間割を自分で作り上げなくてはなりません。
とくに国際日本文化学科は自由度が高いカリキュラムなので、
自分で決める余地が大きいのです。
悩ましくも楽しい時間ですね。
本日は、履修登録や資格の説明会が実施されました。
(司書課程の説明会の様子です)
(「ライブラリー・メイト」の活動の紹介と勧誘のために上回生も登場しました)
大学では時間割を自分で作り上げなくてはなりません。
とくに国際日本文化学科は自由度が高いカリキュラムなので、
自分で決める余地が大きいのです。
悩ましくも楽しい時間ですね。]]>
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-04-04T23:59:00+09:00
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桜と入学式
https://notredameningen.kyo2.jp/e570366.html
☆☆☆入学お祝いに添えて、桜と入学式の写真をお送りします☆☆☆
~4月1日の桜の様子です~
~4月2日の入学式では、ヴィアトール教会からウィリアム神父さまをおむかえして、「みことばの祭儀」も行われました~
ウクライナの過酷な状況について平和が戻るようにという祈りも捧げられました。
~4月1日の桜の様子です~
~4月2日の入学式では、ヴィアトール教会からウィリアム神父さまをおむかえして、「みことばの祭儀」も行われました~
ウクライナの過酷な状況について平和が戻るようにという祈りも捧げられました。
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日記
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-04-04T15:55:36+09:00
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入学おめでとうございます〜のび太はなぜ世界征服をたくらまないのだろう〜
https://notredameningen.kyo2.jp/e570365.html
4月2日、入学式が挙行されました。
新入生のみなさんご入学おめでとうございます。
国際日本文化学科はみなさんを心から歓迎いたします。
ドラえもんがいるのに、「のび太はなぜ世界征服をたくらまないのだろう?」
子どものころそんなことを疑問に思っていました。
ちょっと鈍くさいところもあるけれど、ドラえもんがいればできそうな気がします。
ひょっとしたらタイムパトロールがそれを許さないのかもしれません。
でも、この問いに対する答え方に自分が納得できたのはずっと後になってから、のび太にとっての“世界”とは、“世界征服”が言うところの“世界”とは違うということを考えるようになってからでした。“世界”というと、みなさんは漠然と地球儀を思い出すかもしれません。でも、“世界”とは人によって違うのです。
のび太における“世界”と、竈門炭治郎の“世界”は違うと言えば分かりやすいでしょうか。
みなさんには、京都から世界に羽ばたいてもらいたい。
世界で活躍する女性になってもらいたい。
そう期待しています。
でも、それより前に、大学では、「“世界”とは何か?」「自分と“世界”はどのように関わっているか?」そういうことを考え続けてほしいと思います。それは、他者や多文化理解へつながっていくことでしょう。
ご家族のみなさまにも心からお祝い申し上げます。
これからみなさまとともに学生たちの成長を見守っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
4月2日、入学式が挙行されました。
新入生のみなさんご入学おめでとうございます。
国際日本文化学科はみなさんを心から歓迎いたします。
ドラえもんがいるのに、「のび太はなぜ世界征服をたくらまないのだろう?」
子どものころそんなことを疑問に思っていました。
ちょっと鈍くさいところもあるけれど、ドラえもんがいればできそうな気がします。
ひょっとしたらタイムパトロールがそれを許さないのかもしれません。
でも、この問いに対する答え方に自分が納得できたのはずっと後になってから、のび太にとっての“世界”とは、“世界征服”が言うところの“世界”とは違うということを考えるようになってからでした。“世界”というと、みなさんは漠然と地球儀を思い出すかもしれません。でも、“世界”とは人によって違うのです。
のび太における“世界”と、竈門炭治郎の“世界”は違うと言えば分かりやすいでしょうか。
みなさんには、京都から世界に羽ばたいてもらいたい。
世界で活躍する女性になってもらいたい。
そう期待しています。
でも、それより前に、大学では、「“世界”とは何か?」「自分と“世界”はどのように関わっているか?」そういうことを考え続けてほしいと思います。それは、他者や多文化理解へつながっていくことでしょう。
ご家族のみなさまにも心からお祝い申し上げます。
これからみなさまとともに学生たちの成長を見守っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。]]>
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-04-04T15:49:27+09:00
-
『コミュニケーション能力育成 ―音声表現研究をベースとした話しことば教育』 を上梓しました
https://notredameningen.kyo2.jp/e569889.html
随分と時間がかかってしまいましたが、2022年3月、これまでの主な研究をまとめ、
『コミュニケーション能力育成 ―音声表現研究をベースとした話しことば教育』
をナカニシヤ出版から上梓いたしました。
大きく次の3つのステップで研究を進めてきました。
第1部 コミュニケーション能力育成の手がかり
最初に、音声表現スキルを中心に、コミュニケーション能力育成のための手がかりを得てきました。
具体的には、大学生に求められる能力、職業社会で求められる能力、これまでのコミュニケーション能力育成に関する研究・報告、また音声表現スキル育成のための手がかりとして、効果的なコミュニケーション、音声表現の育成に関する議論、大学生の音声行動の傾向について概観し育成のための手がかりを得るというものです。
-----------------
◆第1部を通して
実社会で求められている通り、研究を通して、コミュニケーション能力の必要性を強く実感してきました。しかし、コミュニケーション能力の育成といっても、いったい何をどのようにしていったらいいのでしょうか。その中で、特に音声表現に光を当てて研究を進めてきましたが、話し方に関する一般書が世の中に溢れるほどある中で、そこでは見たことのない大変価値ある関連の研究知見があることに感動したことを思い出します。(これらの研究をされてきた皆様に、心から敬意を表します。)そして、それらの知見を基に実践的研究を進めてきましたが、大学生と社会人とで、音声表現に関する意識と行動に相違があることは、私にとって大きな驚きでした。
------------
第2部 音声表現スキルの育成
次に、音声表現スキルの育成に関する研究です。
ここでは、まず、短時間の学習プログラムをデザインし、実施の有無によって学習者の音声行動に関する変化について明らかにし、次に、指導上の留意点や実施における示唆を得てきました。さらに、それらを踏まえ、音声表現スキル育成のための大学の授業をデザインし、実施の上、受講者の変化等について質的に検討してきました。
-------------------
◆第2部を通して
音声表現スキルに光を当てることで、データから様々なことが浮上してきました。例えば、やってみて他の人の様子を見るだけで教示しなくても自身でわかること、教示がないと気が付かないこと、人によって羞恥心や抵抗感など感情面に違いがあることなどです。自明のことのようにも思えることですが、コミュニケーションに関することは、普段の生活に密着していることから、授業等で焦点化する場合、さまざまな工夫や配慮が必要であることをデータから確信することができました。また、学生たちがコミュニケーションに関する力をつけていくための、その在り方が徐々にみえてきたことから、授業者としても自信をもって取り組めるように思いました。
------------------
第3部 話しことば教育の実践
最後に、この京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科で実施している「話しことばプログラム」についてです。
まず、これまでの研究をベースにデザインした話しことばプログラムについて説明しています。次に、それを適用した授業について述べました。さらに、実施後のアンケート調査から特徴を掘り起こし、履修してきた4年次生(就職活動終了者)のインタビュー調査から、話しことばプログラムの有用性について検討しました。
------------------
◆この一連の研究を通して
コミュニケーションという汎用的技能に関して、実社会で役立つ学びの場を提供できないか。能力差、多様性の大きいコミュニケーション能力を高めていってもらうために、何をどのようにしていけばいいのか。就職予備校とは違う「大学」ならではの内容・方法を作り上げていけないか。この一連の研究には、このような様々な思いが込められています。人前で話すこと、コミュニケーションに関して、得意な人たちがもっと「できる」ように、また、苦手意識を持っている人たちが苦手意識から解放され、「楽しめる」ように、さらには、卒業してからも、「自信」をもって「応用」できるように、実社会に資するものになればと改めて思います。
------------------
国際日本文化学科教員 平野美保
『コミュニケーション能力育成 ―音声表現研究をベースとした話しことば教育』
をナカニシヤ出版から上梓いたしました。
大きく次の3つのステップで研究を進めてきました。
第1部 コミュニケーション能力育成の手がかり
最初に、音声表現スキルを中心に、コミュニケーション能力育成のための手がかりを得てきました。
具体的には、大学生に求められる能力、職業社会で求められる能力、これまでのコミュニケーション能力育成に関する研究・報告、また音声表現スキル育成のための手がかりとして、効果的なコミュニケーション、音声表現の育成に関する議論、大学生の音声行動の傾向について概観し育成のための手がかりを得るというものです。
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◆第1部を通して
実社会で求められている通り、研究を通して、コミュニケーション能力の必要性を強く実感してきました。しかし、コミュニケーション能力の育成といっても、いったい何をどのようにしていったらいいのでしょうか。その中で、特に音声表現に光を当てて研究を進めてきましたが、話し方に関する一般書が世の中に溢れるほどある中で、そこでは見たことのない大変価値ある関連の研究知見があることに感動したことを思い出します。(これらの研究をされてきた皆様に、心から敬意を表します。)そして、それらの知見を基に実践的研究を進めてきましたが、大学生と社会人とで、音声表現に関する意識と行動に相違があることは、私にとって大きな驚きでした。
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第2部 音声表現スキルの育成
次に、音声表現スキルの育成に関する研究です。
ここでは、まず、短時間の学習プログラムをデザインし、実施の有無によって学習者の音声行動に関する変化について明らかにし、次に、指導上の留意点や実施における示唆を得てきました。さらに、それらを踏まえ、音声表現スキル育成のための大学の授業をデザインし、実施の上、受講者の変化等について質的に検討してきました。
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◆第2部を通して
音声表現スキルに光を当てることで、データから様々なことが浮上してきました。例えば、やってみて他の人の様子を見るだけで教示しなくても自身でわかること、教示がないと気が付かないこと、人によって羞恥心や抵抗感など感情面に違いがあることなどです。自明のことのようにも思えることですが、コミュニケーションに関することは、普段の生活に密着していることから、授業等で焦点化する場合、さまざまな工夫や配慮が必要であることをデータから確信することができました。また、学生たちがコミュニケーションに関する力をつけていくための、その在り方が徐々にみえてきたことから、授業者としても自信をもって取り組めるように思いました。
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第3部 話しことば教育の実践
最後に、この京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科で実施している「話しことばプログラム」についてです。
まず、これまでの研究をベースにデザインした話しことばプログラムについて説明しています。次に、それを適用した授業について述べました。さらに、実施後のアンケート調査から特徴を掘り起こし、履修してきた4年次生(就職活動終了者)のインタビュー調査から、話しことばプログラムの有用性について検討しました。
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◆この一連の研究を通して
コミュニケーションという汎用的技能に関して、実社会で役立つ学びの場を提供できないか。能力差、多様性の大きいコミュニケーション能力を高めていってもらうために、何をどのようにしていけばいいのか。就職予備校とは違う「大学」ならではの内容・方法を作り上げていけないか。この一連の研究には、このような様々な思いが込められています。人前で話すこと、コミュニケーションに関して、得意な人たちがもっと「できる」ように、また、苦手意識を持っている人たちが苦手意識から解放され、「楽しめる」ように、さらには、卒業してからも、「自信」をもって「応用」できるように、実社会に資するものになればと改めて思います。
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国際日本文化学科教員 平野美保
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話しことば教育
教員の研究活動
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-03-18T10:34:41+09:00
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マレーシア国立大学主催のオンライン学会発表
https://notredameningen.kyo2.jp/e569681.html
マレーシア国立大学主催のオンライン国際学会が2021年9月に
行われ、そこで研究発表(英語)をしました。
邦題は「日本の大学生のアラビア語学習動機づけにおける
自律性に対するアラブ文化への興味の影響」です。
この研究は学会で発表された研究のベスト10に選ばれました。
名古屋工業大学鷲見克典教授との共同研究です。
この研究の目的は、アラビア語を自分から学ぼうとする性質(動機づけにおける自律性)は、アラブの観光、宗教、文学といったアラブ文化への興味があるほど強いだろう、という仮説をたしかめることでした。アラビア語は日本ではあまり教えられていない、日常生活でみかけることの少ないことばです。こうしたことばを自分から学ぼうとする性質をあきらかにすることで、アラビア語の効果的な学習や教育にいかすことができます。
アラビア語を学ぶ学生に調査を行い、得られたデータを分析しました。アラビア語専攻学生、アラビア語以外の外国語専攻学生、外国語以外の専攻学生の3グループについて、アラブ文化への興味がアラビア語学習動機づけにおける自律性に与える影響を検討しました。その結果、アラブ文化への興味は、3グループの学生いずれにおいても、アラビア語を自分から学ぼうとする性質に直接的な影響を及ぼすことが支持されました。さらにその影響は、アラビア語以外の外国語専攻学生よりも、アラビア専攻学生でやや強いこともわかりました。
私は本学でアラビア語を教えるなかで、アラビア書道の映像やアラブのポップスを紹介したり、エジプト人講師からエジプトにおける俗信について説明していただくなど、アラブ文化を積極的に授業にとり入れる工夫を惜しみません。これはアラブ文化への関心を高めることで、アラビア語学習へのやる気を強くしていってほしいからです。
国際日本文化学科教員 鷲見朗子
行われ、そこで研究発表(英語)をしました。
邦題は「日本の大学生のアラビア語学習動機づけにおける
自律性に対するアラブ文化への興味の影響」です。
この研究は学会で発表された研究のベスト10に選ばれました。
名古屋工業大学鷲見克典教授との共同研究です。
この研究の目的は、アラビア語を自分から学ぼうとする性質(動機づけにおける自律性)は、アラブの観光、宗教、文学といったアラブ文化への興味があるほど強いだろう、という仮説をたしかめることでした。アラビア語は日本ではあまり教えられていない、日常生活でみかけることの少ないことばです。こうしたことばを自分から学ぼうとする性質をあきらかにすることで、アラビア語の効果的な学習や教育にいかすことができます。
アラビア語を学ぶ学生に調査を行い、得られたデータを分析しました。アラビア語専攻学生、アラビア語以外の外国語専攻学生、外国語以外の専攻学生の3グループについて、アラブ文化への興味がアラビア語学習動機づけにおける自律性に与える影響を検討しました。その結果、アラブ文化への興味は、3グループの学生いずれにおいても、アラビア語を自分から学ぼうとする性質に直接的な影響を及ぼすことが支持されました。さらにその影響は、アラビア語以外の外国語専攻学生よりも、アラビア専攻学生でやや強いこともわかりました。
私は本学でアラビア語を教えるなかで、アラビア書道の映像やアラブのポップスを紹介したり、エジプト人講師からエジプトにおける俗信について説明していただくなど、アラブ文化を積極的に授業にとり入れる工夫を惜しみません。これはアラブ文化への関心を高めることで、アラビア語学習へのやる気を強くしていってほしいからです。
国際日本文化学科教員 鷲見朗子
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教員の研究活動
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2022-03-14T07:05:17+09:00
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公開講座「京都再発見ー観光と宗教の協奏」(1)
https://notredameningen.kyo2.jp/e566751.html
10月30日(土)、私たち国際日本文化学科は本学の60周年を記念して、
「京都再発見ー観光と宗教の協奏」
と題した公開講座を実施しました。この公開講座は、国際日本文化学科がスタートさせた国際観光プログラムも記念しています。国際観光プログラムは、ここ京都をフィールドとして、文化の交流や発信のあり方、観光とツーリズムについて学ぶとともに、ホスピタリティ・スキルを基盤にした高いコミュニケーション能力を身につけることを目指しています。
新型コロナウィルス感染症対策として、やむを得ず公開講座へのご来場には人数制限をもうけましたが、ご来場いただけなかった方々も200人以上がオンラインでご参加くださいました。こころより御礼申し上げます。
公開講座は、冒頭に京都高低差崖会崖長で本学の非常勤講師でもある梅林秀行先生が、時代や様式が異なるものを共存させている銀閣寺の個性を通時的に分析されました。かつて作家の井上ひさしが、「むずかしいことをやさしく」と言ったことはよく知られていますが、この言葉には「やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに」という続きがあります。梅林先生は、まさにむずかしいことをふかく、ゆかいに話され、会場もオンライン上も先生一流の語り口に聞き入るとともに、室町時代から現在までを何往復もしたような次第です。
(2)へ続く。
「京都再発見ー観光と宗教の協奏」
と題した公開講座を実施しました。この公開講座は、国際日本文化学科がスタートさせた国際観光プログラム も記念しています。国際観光プログラムは、ここ京都をフィールドとして、文化の交流や発信のあり方、観光とツーリズムについて学ぶとともに、ホスピタリティ・スキルを基盤にした高いコミュニケーション能力を身につけることを目指しています。
新型コロナウィルス感染症対策として、やむを得ず公開講座へのご来場には人数制限をもうけましたが、ご来場いただけなかった方々も200人以上がオンラインでご参加くださいました。こころより御礼申し上げます。
公開講座は、冒頭に京都高低差崖会崖長で本学の非常勤講師でもある梅林秀行先生が、時代や様式が異なるものを共存させている銀閣寺の個性を通時的に分析されました。かつて作家の井上ひさしが、「むずかしいことをやさしく」と言ったことはよく知られていますが、この言葉には「やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに」という続きがあります。梅林先生は、まさにむずかしいことをふかく、ゆかいに話され、会場もオンライン上も先生一流の語り口に聞き入るとともに、室町時代から現在までを何往復もしたような次第です。
(2)へ続く。]]>
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-11-19T14:36:25+09:00
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公開講座「京都再発見ー観光と宗教の協奏」(2)
https://notredameningen.kyo2.jp/e566752.html
続いては、本学の中里郁子准教授が京都のキリシタン遺跡を紹介されました。京都というと、神社仏閣を思い浮かべられる方が多いと思いますが、京都にあるキリシタン遺跡も、また、京都の歴史の一部となっているのです。
最後に、本学の鷲見朗子教授がイスラーム教徒から見た京都の魅力やイスラーム教徒を迎えるために必要な準備などについて語られました。祇園祭の山鉾に17世紀に伝わったとされるペルシャ絨毯が飾られていることをみなさんはご存じでしたか?
私たちが、観光客がめっきり少なくなったこのコロナ禍に国際観光プログラムをスタートさせたことについて、タイミングが悪かったのではないかとご心配をいただいたことがありました。しかしながら、私たちは、いまだからこそ京都と観光のあり方を考えるべきだと考えたのです。この公開講座が示したように、京都の魅力は何度も再発見されるものであり、いつも新しく、そして深いものです。いずれ、必ず、京都はまた多くの観光客で賑わいを取り戻すでしょう。この公開講座はその第一歩であり、その歩みに私たちの国際観光プログラムが力を与えることを楽しみにしています。
最後に、本学の鷲見朗子教授がイスラーム教徒から見た京都の魅力やイスラーム教徒を迎えるために必要な準備などについて語られました。祇園祭の山鉾に17世紀に伝わったとされるペルシャ絨毯が飾られていることをみなさんはご存じでしたか?
私たちが、観光客がめっきり少なくなったこのコロナ禍に国際観光プログラム をスタートさせたことについて、タイミングが悪かったのではないかとご心配をいただいたことがありました。しかしながら、私たちは、いまだからこそ京都と観光のあり方を考えるべきだと考えたのです。この公開講座が示したように、京都の魅力は何度も再発見されるものであり、いつも新しく、そして深いものです。いずれ、必ず、京都はまた多くの観光客で賑わいを取り戻すでしょう。この公開講座はその第一歩であり、その歩みに私たちの国際観光プログラムが力を与えることを楽しみにしています。]]>
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-11-19T14:36:08+09:00
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博物館実習Ⅰが図書館で展示
https://notredameningen.kyo2.jp/e563513.html
暑くなってきました!
今日は祇園祭(前祭)の宵山ですね。
今年は、巡行はないものの、鉾がいくつか建ち、お囃子も聞こえて、京都の夏が戻ってきたという感じがあります。
大学は前期の終わりに近づき、各科目、レポートや試験が気になる時期です。
そんな中、「博物館実習Ⅰ」という科目では、
図書館にミニ展示をオープンしました。
この科目では、毎年受講生がテーマを決めて、なにか展示を行っています。
昨年は、ヴァーチャル展示しかできませんでしたが、
今年は制限はあるなかで少しでもリアル展示をしよう
ということで、
「私のこと知ってる?
-名前のわからないモノ達はすぐそこにいる-」
というタイトルのもと、
知っているのだが名前を知らないもの を展示しています。
(さらに、もう1本、コロナ禍に関する展示も、ヴァーチャルを主に行う準備をしています)
会場の様子を少しご紹介しますね。
展示構成を考えて、解説キャプションを執筆したり、パネルを切ったり、角度をつけて展示する工夫をしたりしました。
とても楽しい内容の展示になったと思います。
今日は祇園祭(前祭)の宵山ですね。
今年は、巡行はないものの、鉾がいくつか建ち、お囃子も聞こえて、京都の夏が戻ってきたという感じがあります。
大学は前期の終わりに近づき、各科目、レポートや試験が気になる時期です。
そんな中、「博物館実習Ⅰ」という科目では、
図書館にミニ展示をオープンしました。
この科目では、毎年受講生がテーマを決めて、なにか展示を行っています。
昨年は、ヴァーチャル展示しかできませんでしたが、
今年は制限はあるなかで少しでもリアル展示をしよう
ということで、
「私のこと知ってる?
-名前のわからないモノ達はすぐそこにいる-」
というタイトルのもと、
知っているのだが名前を知らないもの を展示しています。
(さらに、もう1本、コロナ禍に関する展示も、ヴァーチャルを主に行う準備をしています)
会場の様子を少しご紹介しますね。
展示構成を考えて、解説キャプションを執筆したり、パネルを切ったり、角度をつけて展示する工夫をしたりしました。
とても楽しい内容の展示になったと思います。
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学芸員資格
学生の活動報告
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-07-16T17:07:48+09:00
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オマーンの方とのオンライン交流(その3)
https://notredameningen.kyo2.jp/e561679.html
مرحبا! كيف حالك؟
(こんにちは!お元気ですか?)
去年の秋までアラビア語の知識が全くなかった私が、
今はアラビア語の先生やオマーンの友人に
このフレーズで挨拶をしたり、文字でメッセージを
送ることができるようになりました。
私にとってアラビアの世界は灼熱の太陽に果てしなく続く砂漠、
煌びやかな黄金の装飾品、綺麗な幾何学模様のモスクといった
子供の頃に映画で知った遥か遠い国の幻想的なイメージで魅力的でした。
その魅力と大学でアラビア語の講義をされている鷲見先生との出会いが
私をアラビア語の世界へ誘ったのです。
この3月には京都ノートルダム女子大学を卒業しました!真ん中が私です。
去年、世界は未曾有の事態になり人々は行きたいところにも行けず、
会いたい人にも会えない時間を過ごすことを余儀なくされました。
そんな中、アラビア語の授業の一環でオンライン会議システムを使って
オマーンで日本語を勉強しているGerman University of
Technology in Oman (GUtech)のJapan Clubの方たちと
習いたてのアラビア語を使って会話する機会がありました。
その後、SNSで連絡先を交換し、語学に堪能な彼女たちと
英語、韓国語、日本語などを混ぜながら文字やボイスメッセージで
アラビア語の新年の挨拶やお誕生日といったイベントで使うフレーズや
歌(♪سنة حلوة يا جميل)を教えてもらいました。
メッセージを送りあったり、彼女たちが住んでいるオマーンのこと、
そして、趣味や悩み事、将来の夢まで話し合いました。
私は日本を一歩も出ずに遥か遠いオマーンに住む友人が3人もできたのです。
時間が停止したような世界の中でも、自分ができることで
新しいことに挑戦したり、それを支えてくれる人たちによって、
新しい世界が開けるということを身に染みて感じました。
不安な中でも、アラビア語の世界に飛び込もうと片足を入れた私に
アラビア語の妖精が3人の友人をご褒美にくれたんだと思います。
きっと、その妖精はこれからも私がアラビア語を学び続ける限り
たくさんの願いを叶えてくれるでしょう…!شكرا (ありがとう!)
そして、私をアラビア語の世界に招待してくださった鷲見先生!
!شكرا جزيلا (本当にありがとう!)
Y. K. 京都ノートルダム女子大学 2021年度「アラビア語」受講者
مرحبا! كيف حالك؟
(こんにちは!お元気ですか?)
去年の秋までアラビア語の知識が全くなかった私が、
今はアラビア語の先生やオマーンの友人に
このフレーズで挨拶をしたり、文字でメッセージを
送ることができるようになりました。
私にとってアラビアの世界は灼熱の太陽に果てしなく続く砂漠、
煌びやかな黄金の装飾品、綺麗な幾何学模様のモスクといった
子供の頃に映画で知った遥か遠い国の幻想的なイメージで魅力的でした。
その魅力と大学でアラビア語の講義をされている鷲見先生との出会いが
私をアラビア語の世界へ誘ったのです。
この3月には京都ノートルダム女子大学を卒業しました!真ん中が私です。
去年、世界は未曾有の事態になり人々は行きたいところにも行けず、
会いたい人にも会えない時間を過ごすことを余儀なくされました。
そんな中、アラビア語の授業の一環でオンライン会議システムを使って
オマーンで日本語を勉強しているGerman University of
Technology in Oman (GUtech)のJapan Clubの方たちと
習いたてのアラビア語を使って会話する機会がありました。
その後、SNSで連絡先を交換し、語学に堪能な彼女たちと
英語、韓国語、日本語などを混ぜながら文字やボイスメッセージで
アラビア語の新年の挨拶やお誕生日といったイベントで使うフレーズや
歌(♪سنة حلوة يا جميل)を教えてもらいました。
メッセージを送りあったり、彼女たちが住んでいるオマーンのこと、
そして、趣味や悩み事、将来の夢まで話し合いました。
私は日本を一歩も出ずに遥か遠いオマーンに住む友人が3人もできたのです。
時間が停止したような世界の中でも、自分ができることで
新しいことに挑戦したり、それを支えてくれる人たちによって、
新しい世界が開けるということを身に染みて感じました。
不安な中でも、アラビア語の世界に飛び込もうと片足を入れた私に
アラビア語の妖精が3人の友人をご褒美にくれたんだと思います。
きっと、その妖精はこれからも私がアラビア語を学び続ける限り
たくさんの願いを叶えてくれるでしょう…!شكرا (ありがとう!)
そして、私をアラビア語の世界に招待してくださった鷲見先生!
!شكرا جزيلا (本当にありがとう!)
Y. K. 京都ノートルダム女子大学 2021年度「アラビア語」受講者
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国際文化領域(多文化理解)
アラビア語
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-05-04T11:30:44+09:00
-
オマーンの方とのオンライン交流(その2)
https://notredameningen.kyo2.jp/e561678.html
こんにちは。
私は去年の12月に、アラビア語講義の一環で、
zoomの交流に参加しました。あれから月日が
経過しましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか。
私は3月に大学を卒業し、将来看護師になりたいと
いう夢を叶えるために、4月からは看護学生として生活しています。
少し変わった経歴かもしれませんが、私は元々英語圏が
主専攻の学生であり、イギリスにも留学しました。
そこで出会った友人たちと交流するうちに中東文化独特の
エキゾチックさやアラビア語の面白さに魅了され、
本格的に勉強したいと思うようになり、帰国後は
学内の講義にてアラビア語の講義を履修し始めました。
実は今でも右から左に書くことや母音記号なしで読むことに
苦戦していますが、習い始めの頃より少しばかりは
よくなったといったところでしょうか。
講義が始まり少し慣れたところで講義内でzoomによる
交流の案内が届きました。日本では英語以上にアラビア語を
活用する機会が少なく、少しでも実践したい私にとって
本当に嬉しいイベントでした。
交流のお相手はGerman University of Technology in Oman (GUtech)
のJapan Clubに所属する3名のオマーン女性でした。
実際にお話ししてみて皆さんが想像以上に日本語が
お上手だったのがとても印象に残っています。
日本語のネイティブスピーカーとして、皆さんがきっと
この日の為に準備していたのだろうなと考えると
とても嬉しかったと同時に、私自身のアラビア語の出来なさに
恥ずかしさや反省した瞬間でもありました。
その他にも言語を学ぶ上で困難があると言うことに
とても共感しました。私は発音にかなり苦労しているのですが、
皆さんも漢字の読み方に苦労していらっしゃるとわかりました。
言語は生きているから生涯学習であり、ゴールはないと再認識しました。
こうしてお互いの大変さを分かち合うことができたのは、
言語学習をする中での最大の壁を乗り越えるための
モチベーションとなり、良い機会でした。
オマーンと日本はとても離れていますが、
お互いの言語や文化に興味がある者同士が
こうして交流できたことに本当に感謝しています。
約3年後に国家試験を迎えるので看護の勉強も
欠かせませんが、アラビア語の勉強もこれからも継続して
将来マルチリンガルなナースプラクティショナーになることが
今の私の最大の目標です。
この機会だけではなく、今後も交流を通して
双方の言語・文化交換に興味を持つ人が増え活動が
活発になったらいいなと願い、私のメッセージはここまでとします。
皆さま、今後も健康に気をつけてお過ごしください!
Ramadan Kareem!
S. F. 京都ノートルダム女子大学2021年度「アラビア語」受講者
こんにちは。
私は去年の12月に、アラビア語講義の一環で、
zoomの交流に参加しました。あれから月日が
経過しましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか。
私は3月に大学を卒業し、将来看護師になりたいと
いう夢を叶えるために、4月からは看護学生として生活しています。
少し変わった経歴かもしれませんが、私は元々英語圏が
主専攻の学生であり、イギリスにも留学しました。
そこで出会った友人たちと交流するうちに中東文化独特の
エキゾチックさやアラビア語の面白さに魅了され、
本格的に勉強したいと思うようになり、帰国後は
学内の講義にてアラビア語の講義を履修し始めました。
実は今でも右から左に書くことや母音記号なしで読むことに
苦戦していますが、習い始めの頃より少しばかりは
よくなったといったところでしょうか。
講義が始まり少し慣れたところで講義内でzoomによる
交流の案内が届きました。日本では英語以上にアラビア語を
活用する機会が少なく、少しでも実践したい私にとって
本当に嬉しいイベントでした。
交流のお相手はGerman University of Technology in Oman (GUtech)
のJapan Clubに所属する3名のオマーン女性でした。
実際にお話ししてみて皆さんが想像以上に日本語が
お上手だったのがとても印象に残っています。
日本語のネイティブスピーカーとして、皆さんがきっと
この日の為に準備していたのだろうなと考えると
とても嬉しかったと同時に、私自身のアラビア語の出来なさに
恥ずかしさや反省した瞬間でもありました。
その他にも言語を学ぶ上で困難があると言うことに
とても共感しました。私は発音にかなり苦労しているのですが、
皆さんも漢字の読み方に苦労していらっしゃるとわかりました。
言語は生きているから生涯学習であり、ゴールはないと再認識しました。
こうしてお互いの大変さを分かち合うことができたのは、
言語学習をする中での最大の壁を乗り越えるための
モチベーションとなり、良い機会でした。
オマーンと日本はとても離れていますが、
お互いの言語や文化に興味がある者同士が
こうして交流できたことに本当に感謝しています。
約3年後に国家試験を迎えるので看護の勉強も
欠かせませんが、アラビア語の勉強もこれからも継続して
将来マルチリンガルなナースプラクティショナーになることが
今の私の最大の目標です。
この機会だけではなく、今後も交流を通して
双方の言語・文化交換に興味を持つ人が増え活動が
活発になったらいいなと願い、私のメッセージはここまでとします。
皆さま、今後も健康に気をつけてお過ごしください!
Ramadan Kareem!
S. F. 京都ノートルダム女子大学2021年度「アラビア語」受講者
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国際文化領域(多文化理解)
アラビア語
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-05-04T11:29:47+09:00
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オマーンの方とのオンライン交流(その1)
https://notredameningen.kyo2.jp/e561677.html
マルハバン!(アラビア語で「こんにちは」)
私はアラビア語を京都ノートルダム女子大学で教えています。
2020度のアラビア語授業のなかで、
オマーンの方とオンライン会議システムを用いて交流を行いました。
例年はアラビア語ネイティブスピーカーの方に学期に2度ほど来ていただくのですが、
コロナ禍でそれも難しくなったので、オンライン交流を思い立ちました。
日本オマーンクラブの方にご紹介をお願いして2020年12月に実現しました。
交流に参加くださったのはオマーンの
German University of Technology in Oman (GUtech)のJapan Clubの
女性3名Dimaさん、Manarさん、Shamsさんです。
日本の授業時間に合わせたため、オマーンは午前8時という早朝にも
かかわらず、時間通りに入ってきてくださいました。
日本側は15名の学生が参加しました。交流の前にオマーンのことを
調べ、質問したいことを考えてくるようにと宿題を出しました。
こちらの学生が1名ずつ3名と対話していきました。
最初は私を交えてアラビア語で会話していたのですが、途中からは
日本語でも会話しました。
オマーン側の3名はJapan Clubに所属されているだけあって、
日本のことに興味津々、日本のアニメや漫画に関心があるということでした。
とても親しみやすく、感じのよい方たちでした。
日本に来たら訪問したい場所、オマーンの観光名所、
日本語学習における難しさと楽しさ、アラビア語学習における難しさと楽しさ、
どんなアニメが好きか、どんな食べ物が好きか、時間の守り方などについて
お話がとても盛り上がりました。
私の学生はアラブ人と直接話したのは初めてという人がほとんどだったので
ほんとうに貴重な機会となりました。
コロナ下だったからこそ思い立ち、実現した実り多い交流となりました。
ご紹介いただいた日本オマーンクラブの皆さんにこの場を借りて
お礼を申し上げます。
今後もこのような交流を続け、オマーンをはじめとするアラブ諸国の文化への
理解を深めていければと願っています。
また日本から参加した学生のうち2名が感想を書いてくれたので
続報としてアップします。そちらもぜひご覧ください。
鷲見朗子(すみ あきこ) 京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科 教員
マルハバン!(アラビア語で「こんにちは」)
私はアラビア語を京都ノートルダム女子大学で教えています。
2020度のアラビア語授業のなかで、
オマーンの方とオンライン会議システムを用いて交流を行いました。
例年はアラビア語ネイティブスピーカーの方に学期に2度ほど来ていただくのですが、
コロナ禍でそれも難しくなったので、オンライン交流を思い立ちました。
日本オマーンクラブの方にご紹介をお願いして2020年12月に実現しました。
交流に参加くださったのはオマーンの
German University of Technology in Oman (GUtech)のJapan Clubの
女性3名Dimaさん、Manarさん、Shamsさんです。
日本の授業時間に合わせたため、オマーンは午前8時という早朝にも
かかわらず、時間通りに入ってきてくださいました。
日本側は15名の学生が参加しました。交流の前にオマーンのことを
調べ、質問したいことを考えてくるようにと宿題を出しました。
こちらの学生が1名ずつ3名と対話していきました。
最初は私を交えてアラビア語で会話していたのですが、途中からは
日本語でも会話しました。
オマーン側の3名はJapan Clubに所属されているだけあって、
日本のことに興味津々、日本のアニメや漫画に関心があるということでした。
とても親しみやすく、感じのよい方たちでした。
日本に来たら訪問したい場所、オマーンの観光名所、
日本語学習における難しさと楽しさ、アラビア語学習における難しさと楽しさ、
どんなアニメが好きか、どんな食べ物が好きか、時間の守り方などについて
お話がとても盛り上がりました。
私の学生はアラブ人と直接話したのは初めてという人がほとんどだったので
ほんとうに貴重な機会となりました。
コロナ下だったからこそ思い立ち、実現した実り多い交流となりました。
ご紹介いただいた日本オマーンクラブの皆さんにこの場を借りて
お礼を申し上げます。
今後もこのような交流を続け、オマーンをはじめとするアラブ諸国の文化への
理解を深めていければと願っています。
また日本から参加した学生のうち2名が感想を書いてくれたので
続報としてアップします。そちらもぜひご覧ください。
鷲見朗子(すみ あきこ) 京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科 教員
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国際文化領域(多文化理解)
アラビア語
京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科(人間文化学科)
2021-05-04T11:28:27+09:00