2015年12月06日
奈良にフィールドワークに行きました 5
もうひとつだけ、奈良フィールドワークの話です。
(1回目 2回目 3回目 4回目)

春日大社をお参りしたあとに、
境内の桂昌殿で、
うどんのルーツを提供しているという、
看板を見かけました。
おまけに今回行った29日が最終日でした。

学生の中には、
奈良発祥の食品に興味がある人がいるので、
せっかくだから食べてみることにしました。
うどんのルーツは、「はくたく」と呼ばれ、
遣唐使がもたらしたものだそうです。
また、会場でいただいたチラシによると、
藤原実資(さねすけ)の日記「小右記」に、
永祚(えいそ)元年(989年)3月、
一条天皇の春日行幸(かすがぎょうこう)の際に、
はくたく女(はくたくをうつ女性)20人が、
儀式に登場した記事があります。
春日大社から提供された資料をもとに、
これを再現しようとしたのが、
今回いただいた、春日はくたくうどん、です。

見た目は、幅の広い、きしめんといった感じです。
甲府のほうとう、もこれと似た系統のもののようです。

薬味の中には、古代の醤油のような調味料、
ひしお、も付されていました。
奈良の昔に戻ったような気持ちで、
おいしくいただきました。
今回会場となった、桂昌殿は、
普段入れないところだそうです。
良い機会を得て、幸運でした。
さっそく、大吉のみくじをいただいた、
御利益があったようです。
今回見て気づいたことを、
もう一度調べ直してみると、
また面白い発見があると思います。

古代の中国から到来した文物が、
奈良発祥の食べ物とされるのは、
奈良が日本の都で、
外国との交流があったからです。
ひとつひとつ調べたことを積み重ねていくと、
人から聞いた話よりも、
実感できることが多いでしょう。

報告:長沼光彦
(1回目 2回目 3回目 4回目)

春日大社をお参りしたあとに、
境内の桂昌殿で、
うどんのルーツを提供しているという、
看板を見かけました。
おまけに今回行った29日が最終日でした。

学生の中には、
奈良発祥の食品に興味がある人がいるので、
せっかくだから食べてみることにしました。
うどんのルーツは、「はくたく」と呼ばれ、
遣唐使がもたらしたものだそうです。
また、会場でいただいたチラシによると、
藤原実資(さねすけ)の日記「小右記」に、
永祚(えいそ)元年(989年)3月、
一条天皇の春日行幸(かすがぎょうこう)の際に、
はくたく女(はくたくをうつ女性)20人が、
儀式に登場した記事があります。
春日大社から提供された資料をもとに、
これを再現しようとしたのが、
今回いただいた、春日はくたくうどん、です。

見た目は、幅の広い、きしめんといった感じです。
甲府のほうとう、もこれと似た系統のもののようです。

薬味の中には、古代の醤油のような調味料、
ひしお、も付されていました。
奈良の昔に戻ったような気持ちで、
おいしくいただきました。
今回会場となった、桂昌殿は、
普段入れないところだそうです。
良い機会を得て、幸運でした。
さっそく、大吉のみくじをいただいた、
御利益があったようです。
今回見て気づいたことを、
もう一度調べ直してみると、
また面白い発見があると思います。

古代の中国から到来した文物が、
奈良発祥の食べ物とされるのは、
奈良が日本の都で、
外国との交流があったからです。
ひとつひとつ調べたことを積み重ねていくと、
人から聞いた話よりも、
実感できることが多いでしょう。

報告:長沼光彦