2015年01月31日

学生が3Dプリンタに挑戦したり、学会発表のリハーサルをしたりしました!

本学科の吉田智子研究室に本拠地を置く、プログラミングを利用したモノ作りの会である

  「LilyPad 研究会」(http://lilypad.pen.jp

が、後期の授業期間が終了した(試験期間中の)1月30日(金)の午後、
一部、二部、三部などから構成される、研究会を実施しました。




この日の主な活動としては、年末に学内に導入された「3Dプリンタ」で、
CADで作成した立体物を印刷したり、
littleBits で動く作品を作ったり、
研究会のメンバーの3名が研究発表をしたり、
その他の情報交換などを実施しました。

一部、二部、三部の構成は、次の通りでした。

第一部 13:30〜14:50  「3Dプリンタを使ってみよう」
     場所:新ユージニア館 2F 編集工房

第二部 15:00〜17:30 「研究報告会」
     場所:新ユージニア館 2F E203教室
   
  1. Makey Makeyの紹介(3回生のTさんが発表)
          http://www.makeymakey.com
  2. LilyPad Arduinoシミュレータの開発について (中村亮太先生が発表)
  3. LilyPad Arduinoシミュレータの教育実践報告 (吉田智子が発表)

第三部 18:00〜 「懇親会」 

おまけ:「E202教室でlittleBits利用」 12:30〜17:30
     (3Dプリンタの印刷待ちの時間に利用)

  
3Dプリンタは、最初何回か、"FILAMENT FLOW FAIL - Print aborted" というエラー
が出て、印刷がストップしてしまったのですが、3回生の瀧口さんなどのおかげで、
無事、動きだしました。瀧口さんが、先週、図書館情報センターの方からマテリアルの
交換方法を習ってくれていたことに感謝。



マテリアル(3Dプリンタが利用する線の名称)を交換して再挑戦!




3Dプリンタが動いている写真です!


今回の研究会には、大阪市立大学の松浦敏雄教授をはじめとする、
学外からの参加者もあり、発表内容についての活発な議論も
あり、学生たちも刺激を受けることができたと思います。



教育用プログラミング環境(松浦研開発のもの)の話をされる松浦先生


以下のページでは、より多くの写真を公開しています。

   LilyPad 研究会・2015年1月30日・第16回目報告 
   http://lilypad.pen.jp/?&4cqeRVat

2月、3月には、この研究会のメンバーによる学会発表も予定されています。
以下に、その詳細をリンクしていますので、興味のある方は参加をご検討ください。

   「LilyPad 研究会からのお知らせ」
   http://lilypad.pen.jp/?&T6Xr-Lvy

報告:吉田智子  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 11:51Comments(0)情報関連の資格や活動

2015年01月28日

H26年度「基礎演習II」発表会の報告

人間文化学科では、学生の就職支援の一環として、
1年生のプレゼンテーション力を育成するため、
ここ数年の間、毎年学生による発表会を行っています。
Pクラスの発表風景

今年度も1月15日と22日の二回にわたって開催しました。


「今日USJ行くので学校休みます」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」
「少年漫画のランキング 主人公の傾向」「アニメが日本にもたらす経済効果」
「女子力アップの旅in京都」「京都の食文化」が発表テーマです。


京都の大学らしく、また、人間文化学科らしく、
日本のサブカルチャーと京都に関するものが多くなりました。


発表テーマの選定、資料調査、現地調査、インタビュー、
パワーポイントと原稿の作成、時間通りの発表などなど、
一連の細かい作業は、すべて学生が主役で行いました。
これらの作業を通して、学生一人ひとりが、
表現力、行動力、協同力を向上させることができます。



20分の発表時間と5分の質疑応答時間を設けています。
発表する側は、緊張したおももちで一所懸命自分の思いをフロアーに訴え、
フロアー側からも様々な感想と意見が出されました。
とても和気藹々とした雰囲気のなかでの発表会でした。


与えられた時間内で自分の思いを相手に十分に伝えること、
人の発言に即座に適切な意見を言えることは、
決して簡単なことではありません。
今回のような発表会をたくさん行うことで、
学生たちは立派な社会人に成長できるのです。

文責:朱鳳  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:10Comments(0)学生の活動報告

2015年01月27日

4年次生による就活体験談

本学では、キャリアセンターで、就職活動の支援などをしています。
人間文化学科では、少人数制ならではの強みをいかし、
さらに、学科独自の就活の応援もしています。

今回は、4年次生による3年次生対象の就活体験談のご報告です。



これから就活を始める3年次生たちは、既にいくらか知識を持っています。
しかし、それだけに「自分は大丈夫だろうか」などの不安があるのではないかと思います。

そこで、就活を体験してきた4年次生に、
具体的にどのように考え、どのように行動してきたのか、話してもらいました。

・業界、企業、職種の把握の仕方
・SPI対策
・エントリーシート記入の注意点
・面接やグループ面接、ディスカッションの内容・方法
・つらいときの乗り越え方

などです。




実際に体験してきた先輩たちのことばには、
本やネットなどとは違って、リアリティがありました。

後輩たちに少しでも役に立てばと、
自分たちの経験を踏まえて、わかりにくい点を解説してくれました。
また、実際に使ってきたエントリーシート、ノートなどを見せながら話をしてくれました。




3年次生は、具体的に何をどのようにすればいいのか、行動に移しやすくなったと思います。
また先輩たちのポジティブな考え方を聞いて、
何かの時に先輩たちのことばを思い出すのではないかと思います。
堂々と話している先輩たちの姿を見て「自分も先輩たちのようになりたい」と思った人も多くいたと思います。

3年次生にとって、先輩たちのことばは、就活を通して、
心の支えの一つになるのではないでしょうか。

4年次生の皆さん、後輩のためにと気持ちよくお話しくださりありがとうございました。

3年次生の皆さん、就活が全てではありません。
ですが、就活を通して、確実に成長していくことを、
先輩を見て強く感じた人も多いかと思います。

皆さんに、より大きな成長と、よりあった仕事が見つかりますよう、心から応援しています。

写真 長沼光彦
報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:44Comments(0)日記キャリア教育・就活・インターンシップ

2015年01月09日

学生エッセイ 「平家武将列伝」その2

 榎本ちあき   「平家一の猛将 平教経」
        (人間文化学科4年次生、日本語と古典文化ゼミ所属  和歌山県立那賀高校出身)


  源氏武将といえば源義経がとても有名である。一方、平家武将は武士であるにも関わらず、武士の本分を忘れ、軟弱な貴族と化していった。その平家一門にあって、源義経と真っ向から対決した人物が平教経である。
 
   

  教経は平清盛の弟・教盛の次男である。天下一の強弓の使い手と言われ、追い詰められていく平家を支え、ほとんどの源平合戦に出陣し、源氏を苦しめた。

  都落ち後の水島の戦いでは、味方の船を綱で繋ぎ、板を敷いた陣を築き、馬を同乗させるという戦法を命じ、平家を勝利に導くことになる。この勝利を機に平家は勢力を挽回し、教経は下津井・福良・沼田・西宮・吹井・今木と全ての戦(六箇度合戦)で勝利を収める。福良までは父と兄との共同作戦であったがこれ以降は彼一人の功績である。力強いだけでなく、その場に応じた作戦を立て、兵を従える統率力を持った教経は人々にとって斜陽の平家を救った英雄だっただろう。彼自身も「教経命ある限りは何度でも、いかに強い敵であっても大将軍を引き受けて打ち破りましょう」と戦に絶対的な自信を持っていた。

  その教経と義経が初めてあいまみえたのが屋島の戦いである。義経は嵐の中に船を出し、奇襲をかけてきた。油断していた平家軍が右往左往する中、鎧直垂を脱ぎ、軽装になった教経は強弓で義経の片腕である佐藤継信を討ち取るなどの功績をあげる。

  壇ノ浦の戦いでは平家一門が入水してゆく中、大太刀と大長刀で奮戦。その後、知盛の「平家滅亡はもう決まったのだから、無益な殺生をするな」という言葉に、義経一人に狙いを絞るのである。俊敏に逃げる義経を追うが、義経に八艘飛びで逃げられてしまう。教経は鎧を脱ぎ捨て丸腰になり、大力な武士二人を両脇に抱え、「貴様ら死出の山の供をせよ」 と海に沈むのであった。教経はその時、二六歳で若い武人だったが、平家の英雄にふさわしい壮絶な最後である。

  義経をあと一歩の所まで追い詰めるなど、猛将ぶりは平家一門の中においてとりわけ目立っている。 そのため平家物語などに見られる教経は、典型的な武人肌の熱血漢として描かれていることが多い。しかし彼は武人として戦う姿勢に厳しい一方で、不器用ながらも深い情を持っていた人物であったと考える。一ノ谷の戦い前、兄・通盛が妻との別れを惜しんでいるところを、「そのような心構えでは戦場で不覚を取りかねない。」と、通盛を窘める(しかし通盛は一ノ谷で討死)場面や、屋島の戦いで奉公人として可愛がっていた菊王丸が討死すると、戦意喪失し、戦場から去ってしまう場面などが印象的である。

  王城一の弓取りと謳われた教経に小柄だった義経が直接切り結めば教経の敵ではなかったであろう。ゆえに壇ノ浦の戦いで、義経は教経から八艘跳びで逃げなければならなかったのである。彼は武士同士の一騎打ちが戦の常識だった時代に、思いがけない場所からの逆落としや嵐の中の奇襲を使って戦わなければならなかった相手だったのである。

  力を失っていく平家の中で武士としての意地を見せた教経。平家再興のために最前線で戦い続け、最後は武人として華々しく散った彼の活躍をもっと多くの人に知ってもらいたいと思う。

平教経をはじめ平家一門が入水した壇ノ浦
平教経をはじめ平家一門が入水した壇ノ浦(山口件下関市)


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 00:45Comments(0)学生の作品

2015年01月07日

「福娘」としての社会体験活動



人間文化学科3年次生 岡本華奈さん(西洋美術史ゼミ所属、 仁川学院高校出身)が、服部天神宮(大阪府豊中市)で行われる平成27年豊中えびす祭(1月9日~11日の3日間開催)の「福娘」に選ばれ、活躍しています。

同神宮の福娘は、定員28名の募集だったのですが、350人以上の応募者があり、岡本さんは、その難関を 持ち前の明るい笑顔と切れのあるトーク術で見事クリア、しかも、その28名をさらに厳選した「福娘代表」(定員6名)に選ばれたのです。

スポーツ新聞や一般紙の取材、写真撮影や商工会議所の挨拶回りなど、学業の合間を縫って、忙しい日々を送っています。

こういった地道な活動が、大学生活を豊かなものにし、また将来のキャリア実現にもつながります。

岡本さんは、将来アナウンサーになることを目ざしていますが、今回の活動が、その夢の実現に向けて、一歩近づくステップになることを願っています。

以下、岡本さんのコメントです。



出生地である豊中の福娘になることができて、非常に嬉しいです。

来ていただいた方たちにたくさんの福を授けられるよう、微力ながら、がんばります。







(文責:堀勝博)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:57Comments(0)学生の活動報告