2014年10月01日
2014香港日本語教育実習レポート1
香港での日本語教育実習から帰ってきました。例年、この時期に香港で直接日本語教育を体験する実習を行っています。今年で4年目になります。

今回は、6名の受講生が参加しました。市内のホテルに宿泊し、授業見学や授業実習を行います。第一週目の土曜日は、日経日本語学校の社会人クラスを見学させていただきました。
日本語や日本文化が大好きというだけの動機から、大学生、会社員、看護学校生、大学教員など、さまざまな人たちが日本語を学びに来ている―― その事実に、受講生諸君は驚いていました。校長先生が写真の専門家ということもあって、学生たちが日本で撮った写真で優秀なものを表彰し、教室の壁や柱を装飾するという、おもしろい工夫がされていました。

ミラクル先生の授業を見学――パソコンを駆使して、語彙や文型がテンポよく教えられていきます。スライド画面に、先生のお好きなタレントや漫画キャラクターなどがたびたび登場し、とても楽しい授業です。学生たちをぐいぐい引っ張っていく授業はさすがプロです。
エドワード先生の授業を見学――こちらはスライドは用いません。教科書と板書だけで授業が進められます。まず基本文型が的確に提示され、その応用文例をみんなで考えます。それを順番に発表していくのですが、生徒たちの趣味や性格がおもしろおかしく文章に作られ、こちらも終始、和やかな雰囲気の授業でした。

午後は、生徒たちとの交流会を開催していただきました。まずは単純に小グループに別れて、自己紹介をし合い、おしゃべりをする時間を設け、そのあとゲームなどいくつかプログラムを用意していただいたのですが、小グループの単なる話し合いが、大変盛り上がり、結局その方法で2時間を過ごすことになりました。最後に記念撮影、たった一日の出会いでしたが、ライン交流がまだ続いているようです。

次の日、日曜日、香港日本研究会幹事・上村勝雄先生のご紹介により、中国・深圳大学を見学しました。香港からは、1時間以上電車に乗ります。同大学大学院生・石文文さんの案内で、広大なキャンパスを散策しました。

ライチ畑の村を全部つぶして、大学を建設したというだけあって、どこまでが大学の敷地なのか分からないまま、あちこち移動しながら、施設を見学しました。学生は6万人ほどいるとのことでした。中国の大学の規模の大きさを体感して帰ってきました。やはり、中国でも緯度が低く、亜熱帯に位置するからでしょうか、キャンパス内にバナナの木が植わっていました。初めて見た学生がほとんどで、みんな感動していました。

少し強行軍でしたが、次の日からは実習が始まるので、まっすぐホテルに戻って、授業準備に余念がありませんでした。 (続く)

今回は、6名の受講生が参加しました。市内のホテルに宿泊し、授業見学や授業実習を行います。第一週目の土曜日は、日経日本語学校の社会人クラスを見学させていただきました。
日本語や日本文化が大好きというだけの動機から、大学生、会社員、看護学校生、大学教員など、さまざまな人たちが日本語を学びに来ている―― その事実に、受講生諸君は驚いていました。校長先生が写真の専門家ということもあって、学生たちが日本で撮った写真で優秀なものを表彰し、教室の壁や柱を装飾するという、おもしろい工夫がされていました。

ミラクル先生の授業を見学――パソコンを駆使して、語彙や文型がテンポよく教えられていきます。スライド画面に、先生のお好きなタレントや漫画キャラクターなどがたびたび登場し、とても楽しい授業です。学生たちをぐいぐい引っ張っていく授業はさすがプロです。
エドワード先生の授業を見学――こちらはスライドは用いません。教科書と板書だけで授業が進められます。まず基本文型が的確に提示され、その応用文例をみんなで考えます。それを順番に発表していくのですが、生徒たちの趣味や性格がおもしろおかしく文章に作られ、こちらも終始、和やかな雰囲気の授業でした。

午後は、生徒たちとの交流会を開催していただきました。まずは単純に小グループに別れて、自己紹介をし合い、おしゃべりをする時間を設け、そのあとゲームなどいくつかプログラムを用意していただいたのですが、小グループの単なる話し合いが、大変盛り上がり、結局その方法で2時間を過ごすことになりました。最後に記念撮影、たった一日の出会いでしたが、ライン交流がまだ続いているようです。

次の日、日曜日、香港日本研究会幹事・上村勝雄先生のご紹介により、中国・深圳大学を見学しました。香港からは、1時間以上電車に乗ります。同大学大学院生・石文文さんの案内で、広大なキャンパスを散策しました。

ライチ畑の村を全部つぶして、大学を建設したというだけあって、どこまでが大学の敷地なのか分からないまま、あちこち移動しながら、施設を見学しました。学生は6万人ほどいるとのことでした。中国の大学の規模の大きさを体感して帰ってきました。やはり、中国でも緯度が低く、亜熱帯に位置するからでしょうか、キャンパス内にバナナの木が植わっていました。初めて見た学生がほとんどで、みんな感動していました。

少し強行軍でしたが、次の日からは実習が始まるので、まっすぐホテルに戻って、授業準備に余念がありませんでした。 (続く)