2017年05月24日

質問して、やりとりする 国語科教育法Ⅰ


国語の授業は、
教師が生徒に説明するだけでなく、
質問して、理解しているかどうか、
確かめる必要があります。



そこで、教師になるための授業、
国語科教育法Ⅰでは、
生徒に質問する方法を、
考え実践します。


質問に答えてもらうためには、
漠然と「なぜでしょう」と聞くだけでなく、
工夫が必要です。

質問の中に、考えるための、
ヒントが含まれている、
必要があります。

聞いてみて、
生徒に伝わっていなければ、
少し説明を付け足してみる必要もあります。



つまり、質問は、
生徒との対話です。

相手の理解を類推しながら、
言葉を変えて、
考えてもらう必要があります。

あらかじめ、質問を考えてくるだけでなく、
その場で、生徒の様子を見ながら、
対応していく、臨機応変な態度が、
必要なのです。


人間文化学科の国語科教育法では、
受講者ひとりひとりが、
そういう体験を実際にしながら、
学んでもらうことにしています。

ひとりひとりが実際に行動しなければ、
いけないので、大変ではありますが、
ひとりひとりが体験することで、
自分のできること、できないことを、
確認することもできるわけです。

報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:37Comments(0)国語科教諭免許授業紹介