2017年08月31日

トランスフォーマー 最後の騎士王 京都で映画を観る


「トランスフォーマー最後の騎士王」


これも、まだ上映しているかと思いますが、
7月末に公開の、宇宙から来た、
金属生命(見た目はロボット)の話です。


今のところ、この系統の映画が好き、
という学生に出会っておりません。


また、情緒を重んじるような映画が好きな方は、
なぜ、ロボットやら怪物やらが、
暴れる話に、観客が行くのか、
わからないかもしれません。


ただ、歴史を遡れば、
神話や伝承の世界に、
怪物はつきものです。

人と怪物は、
いつも一緒に過ごしてきたのです。
(近代科学の世界では、
妄想とされたてきましたが。)


また、CGなど、視覚的刺激を求めるのも、
人間の嗜好のひとつです。

時代ごとの技術によって、
視覚的刺激は変化してきました。

その先端技術の中で、
尖鋭な刺激を人は求めてきました。



そんなわけで、
先端技術を駆使した映画で、
ロボットや怪物が暴れるものが、
多くの人に喜ばれるのです。


まあ、そんな理屈っぽいことを考えないで、
すげー、とか言って、
観ておけば良いかと思います。

ちなみに、今回のトランスフォーマーも、
車が追いかける場面は、
CGではなく、実写です。

CGと実写を適度に混ぜるのは、
現在の映画のリアリティを感じさせる、
技術のひとつです。


報告:長沼光彦
  


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2017年08月23日

オープンキャンパスで模擬授業をしました(8月20日)

こんにちは、人間文化学科の教員 吉田朋子 (担当科目は西洋美術史など)です。


8月20日に開催されたオープンキャンパスで
「西洋絵画解読 そのジェスチャーはいったいどういう意味?」というタイトルで
40分間の模擬授業をいたしました。

ヨーロッパ文化の源流は
ギリシア・ローマの古典古代、そしてキリスト教だといえますが
どちらも、「人間」が中心です。

そのため、美術作品でも、人間をいかに表現するか、が最重要となります。

そのおおきな手段のひとつが、身振り(ジェスチャー)。
ジェスチャーに注目すると、美術作品を理解するための様々なポイントが浮き彫りになります。

ロヒール
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン 《ブラック祭壇画》(中央パネル 41×68㎝) 
1452~55年頃 ルーヴル美術館

こちらの作品のイエス・キリストの右手のポーズは
祝福を表します。 固定した約束事としての身振りの一例です。
(仏像の印相と似ていますね)

しかし、物語的な性格の強い作品では、より自然で、日常生活の延長にあるような身振りが必要になります。
それと同時に、鑑賞者の視線や感情を誘導することも必要です。


ジョット 《キリスト捕縛》 
1304~1306年 スクロヴェーニ礼拝堂 (パドヴァ)

ユダの裏切りが、マントでキリストを包み込む身振りで雄弁に語られています。
右の紫色の衣の人物は、キリストを指さして捕らえろと指示していますが、
同時に、わたしたち鑑賞者の視線も誘導しています。

そのほかにも、様々な作品を見ながら、
ジェスチャーを通じて、
作者の意図や鑑賞する私たちの心の動きを、
考えてみました。

高校ではあまり触れることのない「美術史」ですが、
楽しい学問です。 ぜひ、大学で親しんでいただきたいと思います。

(吉田朋子)

  
タグ :西洋美術史


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2017年08月21日

8月20日はオープンキャンパスでした

昨日、8月20日は、オープンキャンパスでした。
多くのご来場、ありがとうございます。




人間文化学科では、
吉田朋子先生が、
「絵画の中のジェスチャー」のテーマで、
模擬授業をしました。


絵画の中の、様々なポーズや仕草には、
どのような意味があるのか、
作品を紹介しながら、説明しました。


体験コーナーは、
鎌田先生による、
「簡単ムービー制作」と、
中里郁子先生による、
「聖句入りカードづくり」です。



ムービー制作は、
2年次ゼミ発展演習などで、
企画力、表現力を身につけるために、
採り入れています。



聖句入りカードづくりは、
聖書の言葉を自分で選び、
その言葉と水彩の絵を、
書き入れたカードを、
作るものです。


聖書に親しんでもらうために、
普段から行っている、
カトリック大学ならではの、
活動です。

今回は、来場した方が制作した、
カードをひとつ紹介しましょう。


絵は狼の求愛行動だそうです。

選んだ言葉は、
「愛は忍耐強い。
 愛は情け深い。」
(コリント書13章4節)
です。

絵筆のタッチがすてきな作品です。


来場した方それぞれの、
個性が表れた作品が、
できました。


9月10日、日曜日に、
またオープンキャンパスがあります。

よろしければおいでください。


長沼光彦




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:55Comments(0)国際文化領域(芸術と思想)

2017年06月11日

オープンキャンパスを開催しました

本日、11日、日曜日は、
オープンキャンパスでした。


多くのご来場ありがとうございます。



模擬授業は、平野美保先生が、
「笑顔がもたらす素敵なコミュニケーション」の題で、
本学科の特徴ある学び、
「話しことば教育」についてお話しました。


大学生に求められている力、
コミュニケーション能力向上に必要なこと、
そして、今回は、卒業生に来てもらい、
自身の体験を交えて紹介してもらいました。



就活で役だったことなど、
社会で使える、
コミュニケーションの学びであることを、
紹介してもらいました。


また、人間文化学科では、
プレゼンやスピーチを、
日本語コミュニケーションなどの授業や、
1年次ゼミ、2年次ゼミで、
重んじており、
「話しことば教育」が、
種々の場面で、
学科の学びと結びついていることをお知らせしました。



体験コーナーは、
鷲見朗子先生の「アラビア語入門」と、
中里郁子先生の「聖句入りカードづくり」です。



「アラビア語入門」は、
アラビア語の初歩を学んでいただき、
自分の名前を、カードに書いてもらいました。



できあがったカードは、
アラビア語独特の美しい字体でしあがり、
喜んでいただけたようです。


「聖句入りカードづくり」は、
聖書の中の言葉を選んでいただき、
イラストを付して、
カードとして仕上げるというものです。


普段から学内で、
聖書に親しむ活動として、
行っているものです。

こちらも、お土産として、
お持ち帰りいただきました。



来月もオープンキャンパスは、
開催されます。

また、別の授業や、体験コーナーを用意して、
お待ちしております。

よろしければ、おいでください。


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:23Comments(0)話しことば教育国際文化領域(多文化理解)国際文化領域(芸術と思想)

2017年04月23日

オープンキャンパスを開催しました

本日、23日日曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。


多くのご来場ありがとうございます。


今年最初のオープンキャンパスとなり、
学生スタッフも新しいメンバーを迎えました。



1年生のスタッフは、
まだ慣れないところもあったかもしれませんが、
それぞれ、本学の良いところを伝えたいと、
スタッフに加わった学生です。

また、いらしたときには、
ぜひ、大学の様子を、
学生の目線から聞いてみてください。
今後とも、よろしくお願いします。


昨年も行いましたが、
食堂には、お菓子を楽しみながら、
本学の学生と話していただく、
カフェコーナーを用意しています。
こちらもご利用ください。


今回は、茶道部が参加して、
お茶を用意いたしました。




人間文化学科の模擬授業は、
吉田朋子先生の、
「絵画の見方」です。


いくつか絵画作品を見てもらって、
その絵画について語る、
ギャラリートークにチャレンジしてもらいました。

絵を言葉にする、
というのは、なかなか難しいかな、
と思っていましたが、
参加した皆さんは、
積極的に、自分で気づいた点を、
コメントしてくれました。

絵を知るためには、
知識も必要なのですが、
絵のどこに着目するか、
目の付け所を発見することも大切です。

今回のように、
絵を見て、言葉にできれば、
これをきっかけとして、
絵を説明する力を、
身につけることができるでしょう。


体験コーナーでは、
鷲見朗子先生が、
アラビア語入門講座を、
行いました。

一度ご覧になったことがある方は、
筆記されたアラビア語が、
どこで切れるのかな、
と思ったりするかもしれません。

まずは、その種類を知っていただいたうえで、
名前を書いてみましょう、
というところから体験してもらいました。

よろしければ、
これをきっかけに、
アラビア語の勉強を、
始めてみてはいかがでしょう。


もうひとつの体験コーナーは、
私、長沼が、
地図の書き方、見方の話をしました。

近年は、グーグルマップなど、
インターネットで提供される、
地図情報が便利です。

ですが、この地図情報に慣れると、
目的地まで、点から点へと移動して、
あまり周囲を見ないのではないかと思います。

実は、地図は、読み物と似ていて、
いろいろな情報を読み取ることができます。
目的地ばかりみないで、
その周辺を、面的に眺めてみると、
いろいろ発見があります。

特に、先日紹介した、
古地図などは、
その時代の人の考え方が、
反映されていて、
じんわり眺めると、
面白いところが見えてきます。

本日は、調子にのって、
古地図も取り出し、
京都の歴史も、話してしまいました。



オープンキャンパスは、
月ごとに、模擬授業や体験コーナーが、
変わります。

よろしければ、またおいでください。

報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:46Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)国際文化領域(芸術と思想)日本語日本文化領域

2017年02月02日

宮永泉先生 最終講義


2月1日、宮永泉先生の最終講義、
「死の哲学 序説」を行いました。


宮永先生は、永年本学に勤め、
キリスト教哲学の講義を行ってきました。
今年定年退職の年を迎え、
最後の講義を開催することにいたしました。



死の哲学は、
キリスト教の有神論を信仰することにより、
自分の生を意味あるものと捉える、
考え方です。

ともすると、人間は、
どうせ死ぬなら、この世は無意味だ、
と考えたりします。




しかし、神の存在を信じることにより、
死こそが、自分の新しい誕生だと考えることができます。
神の、本当の世界に行くのだと考えます。

そうすると、この世の人生は、
本当の世界へ行くための準備段階で、
本当の世界へ行くために、
この世を充実させようと、
考えることができます。

死の哲学といいますが、
よりよく生きるための哲学、
だということです。





このような哲学の背景となる歴史について、
事例をあげながら、
講義が進められました。

タイトルに序説とあるのは、
永年考えてきたテーマを、
まとめる構想があるからだとのことです。


講義の終わりには、
質疑応答が行われました。





講義のあとには、会場を移し、
ささやかながら、お祝いをいたしました。



報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)教員紹介授業紹介国際文化領域(芸術と思想)

2016年07月21日

2回生ゼミ「発展演習」でミュージアム訪問

人間文化学科では、
1回生の「基礎演習」、2回生の「発展演習」、3回生の「専門演習」、そして4回生の卒論執筆、と
すべての学年について、少人数のゼミ形式演習が必修となっています。

学生のみなさんは、
自分で方針を決めて様々な講義・演習を履修するとともに、
毎週1回は必ず所属ゼミに出席します。

さて、今年度2回生前期「発展演習」の吉田朋子担当クラスは、
「京都の博物館に親しむ」ことをテーマにしています。

春から、京都の博物館の歴史や、
京都に存在する様々な博物館について学んできました。

京都は世界に誇る大観光地ですが、
実は博物館も多く、「京都市内博物館施設連絡協議会」に加盟する施設は
200を超えています。

「京都国立博物館」「京都市美術館」といった大きな博物館・美術館には個人で訪問する機会も多いので、
あえて小規模な施設を訪れてみよう、ということで、
メンバーで話し合った結果、
「京都万華鏡ミュージアム」を訪れてみることにしました。

大学から地下鉄北山駅まで歩き、地下鉄に揺られることわずか9分で、
烏丸御池駅、京都の街中です。


あっという間に目的地に到着しました。


館内は撮影ができませんが、
今回は「海外の作家たち展②」と題された展示で、
様々な国の万華鏡作家さんの作品を楽しむことができました。

それぞれに鑑賞したのち、一番好きな作品を報告しあいましたが、
好みが一致したり、意外な選択が見られたりしたのも興味深いことでした。

実はこのクラスでは、
少し前にも「上賀茂神社」の茅の輪くぐりに出かけています。

こういった文化体験は、一つ一つは小さいことなのですが、
積み重なると大きなものになっていきます。

ゼミで学ぶことは、内容自体も重要なのですが、
フットワーク軽く出かけていく習慣をつけて行動力を養ったり、
多様なものに接して経験値を上げていくことも重要な側面かと思います。

(報告:吉田朋子)
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:06Comments(0)京都フィールドワーク授業紹介国際文化領域(芸術と思想)

2016年07月18日

オープンキャンパスを開催しました


7月17日日曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。


雨模様でしたが、多くのお客様に、
来校いただきました。
ありがとうございます。


今回も、学生スタッフがお迎えしました。
いかがだったでしょうか。


学生スタッフの対応から、
大学の雰囲気がよくわかって、良かった。
また訪れたいと思った。
という感想もいただきました。
ありがとうございます。



人間文化学科では、
私が授業を担当しました。
「京都不思議体験 ―今も昔も妖怪は人気!?―
~今昔物語集からもののけの世界を探る~」



今、私たちがイメージする妖怪は、
江戸時代に原型が作られました。
(あるいは、室町時代の「付喪神絵巻」まで、
さかのぼれるでしょう。)

平安時代は、
(鬼と呼ばれていましたが)
姿形がはっきりしません。

むしろ、はっきりしないからこそ、
恐ろしかったのでしょう。

江戸時代に描かれた妖怪の絵を見ると、
ユーモラスな姿になっています。
江戸時代の妖怪は、
おそろしいものではなかったのでしょう。

人間の表現したものには、
その時代の考え方が反映されています。

その時代背景を研究するのも、
文学の学びです。



人間文化学科の体験コーナーは、
吉田朋子先生の「名画くじ」です。

有名な西洋絵画がプリントされ、
運勢が記された、
くじをひいてもらいます。

そして、ひいたくじの名画にちなんだ話を、
紹介します。

楽しみながら、西洋絵画の背景を、
知っていただきました。


8月6日土曜日、8月7日日曜日には、
夏休みのオープンキャンパスが、
開催されます。


また、ご来場いただければ幸いです。

報告:長沼光彦




  


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2016年06月23日

京都市考古資料館訪問

毎週水曜2限は、3回生のゼミの時間です。
通常は、文献を読んだり、各自のテーマを発表したりしているのですが、
22日は、堀川今出川の「京都市考古資料館」に伺いました。
(実は、こちらの館には「学芸員資格」取得のための「博物館実習」でもお世話になります!)

北山に位置する本学ですが、
地下鉄を駆使すると、なんと授業時間中に博物館訪問ができてしまいます。
今日は、北山~今出川を地下鉄で移動し、今出川駅から約10分間歩いて目的地に着きました。
結構、ギリギリなスケジュールにはなりますが・・・

京都市は、いうまでもなく歴史の宝庫。
今日もどこかで、発掘が行われているのです・・・
そんな発掘調査により発見された資料が展示されています。



今日は特別展は開催されていませんでしたが、2階常設展示の出土品の数々を観覧しました。
(写真撮影可でjす)
展示品もさることながら、出土状況がイメージできるような写真パネルも勉強になります。


出土した陶片に触って手触りを確かめることができたり


大きな鎌倉時代の壺に触れたりすることのできるコーナーもあります。

史跡・博物館ともに豊富な京都。
授業外の時間にも、どんどん見て回ってほしいと思います。

(報告:吉田朋子)






  


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2016年04月12日

京都で映画を観る あん


これもまた、四条にある、
京都シネマで観た映画の話です。



「あん」
監督・脚本が河瀬直美、
主演が樹木希林の、
映画です。

第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、
オープニング上映されました。


映画は、桜の季節、
ちょうど今頃の出来事から、
始まります。



永瀬正敏が店主を演じる、
どら焼きを売る小さい店に、
樹木希林が演じる、
おばあさんが、
バイトをさせてほしい、
と頼みにきます。

そのおばあさんは、
あんこづくりがうまく、
やがて、どら焼き屋さんは評判になり、
お客さんが大勢訪れるようになります。


タイトルの「あん」は、
あんこのあん、ですね。


ところが、おばあさんが、
ハンセン病患者だという噂が広まり、
お客さんが途絶えます。


それで店主はどうしたか、
というところは、
映画を実際に、
ご覧いただいた方が良いでしょう。



河瀬直美監督は、
ドキュメンタリー作品の制作からスタートしたので、
その映画の作風も、
ドキュメンタリーのように、
過剰な感情表現を抑えたところに、
特徴があると言われます。

『萌の朱雀』で、
第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を、
受賞しました。

『殯の森』は、
第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを、
受賞しました。

どちらの作品も、
奈良で撮影されており、
関西とも関係の深い監督です。
両作共にDVDで観ることができます。

報告:長沼光彦
  


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2016年03月30日

京都で映画を観る サウルの息子

またまた、四条にある京都シネマで、
映画を観ました。


「サウルの息子」
ハンガリーの監督、
ネメシュ・スロー演出の映画です。

第68回カンウ国際映画祭グランプリ
アカデミー賞外国語映画賞
を受賞しました。


映画は、木々が並ぶ、
林らしきところから始まります。

林らしき、というのは、
カメラのピントが合っていないため、
もやもやとした画面だからです。

つい映写機が壊れているのではないか、
と思ってしまいました。


しかし、主人公らしき人が現れると、
その周辺だけ、ピントが合っています。

なかなか不思議な表現の映画です。



映画の始めに、字幕で示されるのですが、
第二次世界大戦中に、
ナチスドイツが、ユダヤ人を強制収容した、
アウシュビッツで働かされた、
ユダヤ人の話なのです。

アウシュビッツでは、
ユダヤ人が大勢虐殺されました。
この出来事はホロコーストと呼ばれています。

その虐殺に荷担させられたのが、
ゾンダーコマンドと呼ばれる、
ユダヤ人です。

彼らもまた一定期間働かされると、
殺されるのです。



どうやら主人公は、そういう境遇に耐えられず、
周囲が見えなくなっているようです。



その主人公が、虐殺されるガス室の中で、
自分の息子を見つけます。

そして、何とかして葬儀をあげたいと、
奔走します。

その行動が、この映画のすべてです。
ただし、主人公の行動には、
そんなことをして良いのか、
判断に困るところが、
たびたび現れるように思いました。

そのあたりは、自分で映画を観て、
確かめてみてください。


見終わると、人間が重んじるべきものは、
何だろうか、と考えさせられます。

それは、思いやり、とか、愛、とか、
いうような言葉では表現できないものです。

映画は言葉で表現されないために、
考えさせられる部分が多いのです。

報告:長沼光彦
  


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2016年02月26日

現代美術を・・・着てみた!!



人間文化学科1回生の必修科目「基礎演習」には、
外部講師をお招きして、文化を体験する時間があります。

今年度前期のことですが、大変すてきなイベントをしましたので、ご報告いたします。

6月18日に
現代美術の作家である 東 明 (ひがし あきら)先生にお願いして、
お話していただくとともに、
作品を体験させていただきました。

東先生は、京都芸術センターをはじめとして
様々な展覧会に参加されている気鋭の立体作家です。

今回は、代表作品のひとつ、「パラフーク」に至るまでの試行錯誤や
アフリカ・ナイロビでの制作などについて

実演をまじえつつ、お話いただいたのち

場所を、ひろびろとしたユニソン会館1階にうつして
学生たちも作品を体験しました。


作品をつついたり


投げたり


・・・着たり!!

このような体験を積み重ねることで、
「現代美術」や「アート」が
どんどん身近になります。

古都・京都ですが、実はいろいろな最先端の美術がやってくるところでもあります。
2回生以降も、美術に触れる機会を積極的につくっていきたいものです。

(報告 吉田朋子)















  

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2016年02月15日

写真をきれいに撮りたい

学生たちが質問に来たついでに、
写真をきれいに撮りたい、
という話をしてきました。

一眼レフで撮った写真が、
きれいに見えるので、
いいカメラがほしい、
というのです。

私からすると、
最近のスマホは、
ずいぶんきれいに写るので、
じゅうぶん間に合うと思うのですが、
要するに、
下のような写真を撮りたいようです。


明るい色味で、
背景がもやっとしている(ボケといいます)
写真が撮りたいというのです。

こういう撮り方ができると、
中心テーマにしたい被写体が、
ぐっと浮き出てくる感じがしますね。

確かに、スマホは、
こういう撮り方には向いていません。
スマホは、画面全体にピントが合うように、
調整されています。

ただし、一眼レフを買ったら、
ボケ味のある写真が撮れるわけでもありません。
いくつか条件を揃える必要があります。

カメラは機械ですから、
その仕組みを知ることが必要です。

また、光をレンズで捉えるわけですから、
光の性質も知る必要があります。

などと講釈をたれ始めたら、
学生にいささか面倒くさそうな、
顔をされました。

まあ、大切なのは、
理屈ではなく、
実際にやってみることです。

言われたとおりに、
研究室の中にいたカエルを撮ってみると、
ボケ味が出たので、おー、という声。


(ちなみにカエルは、
昔高校教師だった自分に、
短期ホームステイに行く生徒について、
アメリカに行ったときに、
連れて帰ったものです。)


やはり、ただ説明を聞くよりも、
自分で行動して、実感した方が、
モチベーションがあがるようです。

興に乗って、研究室にあった、
カエルやら、何やらを、
ばしばしと撮っていきました。


この機に、カメラの仕組みや、
光の表現について、
考えていただけけると、
芸術表現の勉強にもなるでしょう。

これも、実践的な学び、
アクティブラーニング、
ということになるかもしれません。
(ならないかもしれませんが。)

報告:長沼光彦















  


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2016年02月06日

小川光教授最終講義を開催しました

2月4日木曜日、小川光教授による最終講義、
「ロマン主義の起源と進展 ―芸術にみる意義をめぐって―」
を開催しました。


理性が及ばない内面世界を描くロマン主義が、
ヨーロッパに波及していく過程を紹介しました。


会場には、本学教員や、
来校されたお客様方、
また、小川教授に教えを受けた学生や、
卒業生も集まりました。

時には自らピアノを弾いて、
耳から音楽の理論を実感させます。


また、会場の学生も楽しめるよう、
クイズ形式で質問を投げかけ、
緊張をほぐします。

なかなか難しい話だったのではないか、
と思いますが、
皆さん熱心に耳を傾けていました。

音楽や、形而上学について、
質問のやりとりも行われました。


講義が終わると、卒業生や学生が、
小川教授に花束を贈りました。



小川教授が執筆されたものに、
人間文化学科で発行した冊子、
「ロマン派音楽の諸相」があります。


当日会場で配りましたが、
よろしければお問い合わせ下さい。


報告:長沼光彦
  


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2016年01月29日

文化の航跡研究会(小川教授最終講義)2月4日開催

人間文化学科、大学院人間文化専攻では「文化の航跡研究会」を毎年開催し、教員の研究を発表しています。私も他分野の先生方の研究成果に触れることができるこの機会を通して学ぶことが多くあります。

今回は、本学科の小川光教授が三月にご退職されることから、小川先生の最終講義として計画しています。テーマは「ロマン主義の起源と進展~芸術に見る意義をめぐって~」です。日時は2月4日(木)午後4時から5時半、会場は本学ユージニア館3階NDホールです。事前申し込み不要でどなたでもご参加いただけますので、皆様の御来場をお待ちしています。



(鎌田 均)

  


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2016年01月17日

京都で映画を観る 独裁者と小さな孫

以前にご紹介した、京都シネマで、
独裁者と小さな孫、を観ました。
京都シネマは、四条交差点近く、
cocon烏丸ビルにあります。


モフセン・マフマルバフ監督が制作し、
ヴェネツィア国際映画際オープング作品となった映画です。

あらすじは、
ある国でクーデターが起こり、
逃げ損ねた独裁者とその孫が、
脱出しようと国内を放浪する、話です。

独裁者が孫と逃げる、というシチュエーションは、
現実味がなく、おとぎ話のようですが、
彼らが出会う、国内の出来事は、
残酷です。

独裁者は、
自分が仕向けた国内の現実を、
孫と共に経験することで、
自分の体や家族の体に感じる、
傷みや苦しみとして実感するのです。

モフセン・マフマルバフは、
祖国イランを離れ、
ヨーロッパで亡命生活をしています。

この映画は、
ジョージア、フランス、イギリス、ドイツで共同制作され、
ジョージア語で台詞が語られます。

近年耳にする、グローバルという言葉ですが、
世界の動き、実態は、
こういう映画や、その制作背景にも現れています。

人間文化学科は、こういう作品を通じて、
グローバル社会を学ぶ学科です。

(以前は、「明日になれば」を、
学内で上映しました。)

報告:長沼光彦


  


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2015年12月27日

クリスマスコンサートを開催しました

12月22日火曜日、人間文化学科主催の、
クリスマスコンサートを開催しました。



プログラムは以前紹介したとおりです
人間文化学科の主催ではありますが、
他の学部の皆さんや職員も演奏で参加しています。


司会の挨拶と共に、まずは、
ハンドベル部の演奏からはじまります。


ハンドベル部は、ノートルダムクリスマスや、
叡山鉄道のクリスマスイベントでも活躍しています。

続いて、ピアノ独奏と、バイオリンの独奏。
いずれも本学科の学生です。
バイオリン独奏のピアノ伴奏に、
本学科教員、小川教授も参加します。




続く、バイオリン独奏は、
本学科教員、堀教授が務めます。


引き続き、ピアノ独奏と、チェロの独奏。
さらに、ピアノ連弾、ピアノ独奏と進みます。
本学科の学生は、音楽を嗜む人が多くいます。








そして、OG、職員をまじえた、
管弦合奏曲が奏でられ、
フルートの独奏も披露しました。






最後は、ソプラノ独奏。
締めくくりに、会場の皆さんと、
「静けき真夜中」を歌いました。


ご来場いただいた皆さんは、
クリスマスの楽曲をお楽しみいただけたでしょうか。

演奏の後は、
ドイツのお菓子シュトーレンを、
いただきました。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 13:00Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(芸術と思想)

2015年12月14日

クリスマスコンサートのお誘い

来る12月22日(火)に、本学NDホールで、
人間文化学科主催による、
クリスマスコンサートを開催します。
よろしければおいでください。


芸術を学ぶコースのある、
人間文化ならではのイベントです。


平成27年度 クリスマスコンサート

日時:平成27年12月22日(火)18:15開場 18:30開演(2時間)
場所:NDホール
主催:京都ノートルダム女子大学人間文化学部人間文化学科

司会:横路久未・渡辺小百合(人間文化学科平野ゼミ3年次生)  

                
プログラム:
1.ハンドベル演奏 4曲〈特別出演 京都ノートルダム女子大学ハンドベル部〉
 「鐘のキャロル」「もみの木」「あわてんぼうのサンタクロース」「きよしこの夜」
 hb.西山紘加、中澤史帆、村畠安莉沙(以上心理学部3年次生)
   西村いのり(英語英文学科3年次生)、中野恵利菜(同1年次生)

2.ピアノ独奏 Yiruma作曲 「River flows in you」
  pf.黃慧妍(3年次生)  

3.バイオリン独奏 
 エルガー「愛の挨拶」
 vn.上平姫子(1年次生) pf.小川光(教員)

4.バイオリン独奏 
 タルティーニ「アダージョ」
 vn.堀勝博(教員) pf.青木春佳(2年次生)

5.ピアノ独奏2曲
 ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」 / シベリウス「もみの木」
 pf.青木春佳

6.チェロ独奏 グノー「アヴェ・マリア」
 vc.舌間倫香(4年次生) pf.堀勝博
 
7.ピアノ連弾2曲
 ドヴォルジャーク「スラヴ舞曲」第10番 Op. 72 No.2 
 フォーレ「ドリーの子守歌」
 pf.小川光、青木春佳

8.ピアノ独奏
 ベートーベン ピアノソナタ第8番 ハ短調op.13「悲愴」
 pf.茶木結貴菜(2年次生)

9.管弦楽合奏3曲 
 J・S・バッハ G線上のアリア
 J・S・バッハ カンタータ147番よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」
 モーツァルト フルートのためのアンダンテ ハ長調 Kv.315
 fl.平石こづ恵(OG) vn.上平姫子、井上和美(職員) va.堀勝博
 vc.舌間倫香

10.フルート独奏2曲
 「涙そうそう」「花は咲く」 
 fl.平石こづ恵  pf.伊澤由華(3年次生)

11.ソプラノ独唱 3曲 
 John Newton「amazing grace」/
 POPS歌謡曲より back number「クリスマスソング」/BoA「メリクリ」   
 sop. チョーン・ユェン・テン(2年次生)  pf. 青木春佳


報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:30Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(芸術と思想)

2015年11月08日

京都で映画を観る

前に、新京極通りに、
映画館が多くあった話をいたしました。

現在は、新京極通りのMOVIX京都だけが、
三条界隈の映画館となりました。
こちらで、時折学生と会うという、
エピソードも紹介いたしました。

もうひとつ、地下鉄に乗ってよく行く映画館が、
京都シネマです。
四条通りと烏丸通りの交差点にある、
COCON烏丸ビルの3階で営業しています。


京都シネマは、昔ながらの、
「名画座」という趣です。

映画というと、
ミッションインポッシブルなど、
アメリカはハリウッドの大作とか、
ポケモンなど日本のアニメ、
グラスホッパーなど日本のミステリー、
を思い浮かべるかと思います。

京都シネマで上映しているのは、
それらシネコンではあまり上映されない、
各国の、物語や映像に凝った映画です。
いわゆる「名画」ですね。

残念ながら、
「名画」はスッキリするような
物語は多くないかもしれません。
しかし、そこがハリウッド大作とは、
また違う味わいを生み出すのです。

映像は実験的な表現もあり、
ハリウッド大作が、
この影響を受ける場合もあります。

京都シネマで上映する映画は、
ハリウッド大作の、
味付けのはっきりした料理のような趣とは異なり、
じんわり噛みしめながら味わう、
薄味の日本料理のような趣があります。
また、時には、アジアのスパイスのきいた味付けに、
どきっとさせられることもあります。

この前観た映画は、
「ロバート・アルトマン」という、
アメリカで映画を作り、評価もされながら、
ハリウッドの制作システムとは、
たびたび衝突することのあった、
映画監督の物語です。

この時に、今度11月23日に、本学で上映会を行う
「明日になれば」のチラシを置いていただけるか、
お願いしてみましたところ、
快く了承していただけました。
ありがとうございます。

他にも映画関連のチラシが置いてあり、
京都シネマは、映画ファンの、
情報交換の場にもなっています。

報告:長沼光彦




  
タグ :京都映画


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:35Comments(0)国際文化領域(多文化理解)京都国際文化領域(芸術と思想)

2015年10月23日

芸術の秋、深まる ~北山でレオナルド~

2回生の少人数ゼミ「発展演習」では、
各クラスが様々なテーマを追求しています。

「西洋美術史」のクラスでは、
今年度は、芸術作品・芸術家について述べた
様々な原典テキストに挑戦してみることにしました
(もちろん、日本語です。ご心配なく・・・)

1世紀のプリニウス『博物誌』も面白かったのですが、
現在は、美術史では必須の文献
ヴァザーリの『芸術家列伝』から、
レオナルド・ダ・ヴィンチ伝を読んでいます!

ミラノの《最後の晩餐》についての記述が出てきたので、
大学の近所にある
「陶板名画の庭」の原寸大複製を見に行くことにしました。



絵の前で、ヴァザーリの記述を朗読してみました!
(なので、みんな下を向いています)

絵を見るときには、大きさの情報もとても重要です。
複製とはいえ、大きさが実感できたことは意味があったのではないかと思います。

「陶板名画の庭」は、安藤忠雄の建築としても有名なので、
私たちが見学している間にも、各国の方々がおいでになっていました。
入場料もリーズナブル(一般100円)。北山にお越しの際は、ぜひチェックしてくださいね!

(報告:吉田朋子)


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:53Comments(0)京都フィールドワーク国際文化領域(芸術と思想)