2023年01月09日

NDクリスマス 司会・ナレーション報告

新しい年が明けてからクリスマスの話題で恐縮ですが、
昨年末の、国際日本文化学科の学生たちの活躍を報告しておきたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆

2022年12月20日、3年ぶりにNDクリスマスが京都ノートルダム女子大学ユニソン会館で開かれました。



新型コロナウイルス感染対策を講じての実施のため、マスク着用、そして、いつもの合唱は、歌わず聞くだけになってしまいましたが、
厳かで美しいNDクリスマスは、今年も安らかで豊かな気持ちにさせてくれる最高の時間となりました。

このNDクリスマスでの、大学生の司会・ナレーションは、国際日本文化学科の学生たち3名が担当し、
クリスマスを豊かな時間にするよう活躍していました。

この3名に、感想を聞いてみましょう。
まず司会を担当したYMさんです。

Y Mさんは、企画力がずば抜けていてプレゼンなどはとても上手ですが、このような場で司会をするというのは、恐らくはじめて。
司会をしてみていかがでしたか。



YM
「おっしゃる通り、このような場で司会をするのは初めてでした。NDクリスマスという大きな場ということで、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。一緒に担当したナレーションの2人は舞台やアナウンス経験者で、最初の合同練習では自分の力量不足に心が折れかけたのですが、聞き劣りしないようにと練習を重ねました。会場の空気感に圧倒されながらも、数年ぶりのNDクリスマスが素敵な場として成立するように、心を込めて精一杯務めさせていただきました!」

司会は、何度も登場するため、NDクリスマスの間、ずっと落ち着かなかったと思います。ですが、初めてとは微塵も感じさせない落ち着きとやさしい語り口。練習を重ねる中で、毎回驚くほど上達していきました。そして、あの見事なNDクリスマスでの司会!あの場の空気を作り上げる大事な役目を見事に果たしていました。

次に、CHさんです。
CHさんは、プライベートで演劇をしていることから、発声発音は抜群。舞台経験が何度かありますが、今回のナレーションはいかがでしたか?

CH
「今回のナレーションはすごく難しく感じました。「演じること」と「朗読すること」は私の中では全く違うものなので、演技がデフォルトになっていた声や表現のコントロールに苦戦しました。100点満点!とは言えないのですが、55点、及第点くらいの朗読はできたかなと...(笑) 本番は、ロウソクの火で照らされている会場が神秘的で感動しました。尊敬している2人とNDクリスマスに参加できて良かったです!」

随分謙遜されていますね(笑)。及第点くらいどころか、あの緊張感のある場で、あれだけのナレーションをなさったのですから、100点だと思います!もともと表現力や度胸などは舞台で鍛えられていると思いますが、NDクリスマスのナレーションとして、かなり無茶な注文を言い続けてきました。CHさんのご努力には脱帽です。大天使ガブリエルとマリアの様子が目をつむっていても描けるような素晴らしいナレーションでした。



そして最後にSIさんです。
S Iさんは、全国大学放送コンテストに出場するなど、アナウンス・朗読の経験があるそうですが、このようなホールに響き渡る朗読は、いかがでしたか?

SI
「私はカトリックの高校だったので、その場面を思い浮かべながら楽しくナレーションをすることができました!ヘロデ王が悪巧みをするシーンで声色を変える等、前の自分にはなかった表現力が身についたと思います。実際、聖書のお話は、ちゃんと理解しようとすると結構な体力を使います(笑)。クリスマスの出来事が分かりやすくみなさんにも伝わればいいなと思いながら読みました。」

SIさんのナレーションは、他のメンバーとの合同練習で、「プロのCDを聞いているみたい」と言われるほどで、普段から鍛えているだけあり、当初から高度なスキルを身につけていました。おっしゃる通り、朗読は、単に文章を音声化するだけではなく、ストーリーはもちろん、登場人物の性格や、その時の考え・感情などを把握し、朗読者自身が頭に思い浮かべてこそ、皆さんに伝わりますね。それを、あの緊張感ある場所でなさったのですから、本当に見事でした。会場中の人たちは皆「もっと聞いていたい」と感じていたのではないでしょうか。



以上、NDクリスマス(司会・ナレーション)のご報告でした。

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:30Comments(0)話しことば教育

2022年08月12日

オープンキャンパス体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」

突然失礼いたします。
国際日本文化学科の平野ゼミに所属しております、3回生のゆいと申します。

 8月6・7日のオープンキャンパスにて、
体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」をゼミの活動として行いまして、
その様子についてのブログを僭越ながら書かせていただくことになりました。
拙く長い文章にはなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

平野ゼミは、コミュニケーションを中心とする話しことばを研究するゼミです。
その実践として先月、FM79.7ラジオカフェさんで、
企画構成出演全てに取り組んだラジオの生放送がありました。

そして次の実践の場が、今回のオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組だったというわけです。

準備に充てられるゼミの時間は2回分のみ、
その上「なるべく高校生を巻き込むように!」というお達しがありまして、
頭を悩ませつつ急ピッチで企画構成と練習を行いました。

ですが、大変だったという感想は不思議と浮かびませんでした。
駆け抜けましたが、非常に密度の濃い時間でした。

本番ももちろん充実した時間になりました。 



ノートルダムステーション模擬ラジオ番組「せきららティータイム」、
学科や大学生活についてせきららにお話ししながら、
客席の高校生の方からご質問もいただいて番組を進めました。

時には、本当に高校生の方にもマイクの前に座ってラジオみたいにお話ししていただいたりも。




 ワクワクが止まりませんでした。

 ゼミのメンバー間での連携もばっちりで。

 1回40分ほどの番組を4回行いましたが、どれもあっという間に感じました。

 それはもう楽しかったです。

 この時間だけでは足りないですね、
実践的な活動はこれで終わりなのですが、もっとラジオしたいです。


私事にはなりますが、
高校3年生の頃、私はオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組を実際に見ていました。
2列目くらいに座って、釘付けになって見た覚えがあります。
その時にはすでにラジオを聴くことが趣味で、この模擬ラジオ番組というゼミの活動に心惹かれ、
もしこの大学に入学するならこのゼミに入りたいなと思っていました。

そしてそれが現実になり、
今度は私が模擬ラジオ番組を行う側になれたこと、なんだか凄いなあと思います。
これが感慨深い出来事というものなのかもしれません。

自分語りしすぎましたね。

 ここで、ゼミの仲間たちから(一言)コメントを預かっているので、ご紹介させていただきます。

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さーちゃん
「終わるのが名残惜しいくらい、笑いが絶えない素敵な時間を過ごすことが出来ました!」

ここちゃん
「企画から本番まで緊張や不安がありましたが、楽しさもあったのでとても良い経験になりました!!」

ちーちゃん
「短い時間での放送ではありましたが、内容はせきららで濃い充実したものになりました♬︎

自分が成長できる機会だったのも嬉しかったけれど、それ以上にゼミのメンバーと親交を深めることが出来たのが私にとっては大変嬉しかったですし楽しかったです!

聴いてくださった及び見てくださった皆様、ラジオに関わって頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!」

みーちゃん
「ラジオ番組、人生初体験。
心配→緊張→興奮→楽しさを豊かに感じる実践でした。」

るーさん
「前期ゼミの集大成にできたと思います!!」

あんちゃん
「生放送のラジオは、企画から当日の本番までゼミの皆とたくさん協力して頑張りました!

私達らしい個性溢れる番組をお届けできたと思います︎ᕷ

このゼミでしか味わえない貴重な体験ができました。ありがとうございました!」
――――――――




ゼミのメンバーに学ぶこと、尊敬する瞬間、たくさんあります。
そんな素敵な仲間たちです。

 創り上げるという体験のおかげで、仲良くもなれました。
一緒にラジオができてよかったなと、心から思います。

 ちょっと青春ですね。
 夏だからこんなこと言ってもいいですよね。

今回の模擬ラジオ番組を見てくれた高校生の方にも、
何かしらの良い感情が芽生えてくれていたら嬉しいです。


 さて、流石に長すぎるのでそろそろ終わりにします。
学科ブログ史上最長なのではないですか?
ブログを書くこと、楽しかったです。また書きたいくらいです。

 今回のこの模擬ラジオ番組の記憶を、
文章として学科ブログに残す機会をいただけたこと、大変ありがたく存じます。

 書きながら浸らせていただきました。


 最後に、番組に関わってくださった皆様、
大学生の至らぬ文章をここまで読んでくださった猛者の皆様に、感謝申し上げます。
 お身体ご自愛くださいね。


 平野ゼミ3回生のゆいでした。
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 13:50Comments(0)話しことば教育オープンキャンパス・AO入試

2022年03月18日

『コミュニケーション能力育成 ―音声表現研究をベースとした話しことば教育』 を上梓しました

随分と時間がかかってしまいましたが、2022年3月、これまでの主な研究をまとめ、
『コミュニケーション能力育成 ―音声表現研究をベースとした話しことば教育』
をナカニシヤ出版から上梓いたしました。




大きく次の3つのステップで研究を進めてきました。

第1部 コミュニケーション能力育成の手がかり

最初に、音声表現スキルを中心に、コミュニケーション能力育成のための手がかりを得てきました。

具体的には、大学生に求められる能力、職業社会で求められる能力、これまでのコミュニケーション能力育成に関する研究・報告、また音声表現スキル育成のための手がかりとして、効果的なコミュニケーション、音声表現の育成に関する議論、大学生の音声行動の傾向について概観し育成のための手がかりを得るというものです。

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◆第1部を通して

実社会で求められている通り、研究を通して、コミュニケーション能力の必要性を強く実感してきました。しかし、コミュニケーション能力の育成といっても、いったい何をどのようにしていったらいいのでしょうか。その中で、特に音声表現に光を当てて研究を進めてきましたが、話し方に関する一般書が世の中に溢れるほどある中で、そこでは見たことのない大変価値ある関連の研究知見があることに感動したことを思い出します。(これらの研究をされてきた皆様に、心から敬意を表します。)そして、それらの知見を基に実践的研究を進めてきましたが、大学生と社会人とで、音声表現に関する意識と行動に相違があることは、私にとって大きな驚きでした。
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第2部 音声表現スキルの育成

次に、音声表現スキルの育成に関する研究です。

ここでは、まず、短時間の学習プログラムをデザインし、実施の有無によって学習者の音声行動に関する変化について明らかにし、次に、指導上の留意点や実施における示唆を得てきました。さらに、それらを踏まえ、音声表現スキル育成のための大学の授業をデザインし、実施の上、受講者の変化等について質的に検討してきました。
 
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◆第2部を通して

音声表現スキルに光を当てることで、データから様々なことが浮上してきました。例えば、やってみて他の人の様子を見るだけで教示しなくても自身でわかること、教示がないと気が付かないこと、人によって羞恥心や抵抗感など感情面に違いがあることなどです。自明のことのようにも思えることですが、コミュニケーションに関することは、普段の生活に密着していることから、授業等で焦点化する場合、さまざまな工夫や配慮が必要であることをデータから確信することができました。また、学生たちがコミュニケーションに関する力をつけていくための、その在り方が徐々にみえてきたことから、授業者としても自信をもって取り組めるように思いました。
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第3部 話しことば教育の実践

最後に、この京都ノートルダム女子大学 国際日本文化学科で実施している「話しことばプログラム」についてです。

まず、これまでの研究をベースにデザインした話しことばプログラムについて説明しています。次に、それを適用した授業について述べました。さらに、実施後のアンケート調査から特徴を掘り起こし、履修してきた4年次生(就職活動終了者)のインタビュー調査から、話しことばプログラムの有用性について検討しました。

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◆この一連の研究を通して

コミュニケーションという汎用的技能に関して、実社会で役立つ学びの場を提供できないか。能力差、多様性の大きいコミュニケーション能力を高めていってもらうために、何をどのようにしていけばいいのか。就職予備校とは違う「大学」ならではの内容・方法を作り上げていけないか。この一連の研究には、このような様々な思いが込められています。人前で話すこと、コミュニケーションに関して、得意な人たちがもっと「できる」ように、また、苦手意識を持っている人たちが苦手意識から解放され、「楽しめる」ように、さらには、卒業してからも、「自信」をもって「応用」できるように、実社会に資するものになればと改めて思います。
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国際日本文化学科教員 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 10:34Comments(0)話しことば教育教員の研究活動

2020年06月18日

KBS京都 海平和アナウンサーとのトーク

本年度も、KBS京都の海平和アナウンサーをお迎えしてトークをする時間を持ちました。

授業は、「スピーチの基礎」という2回生~4回生が受講できる科目です。
海平アナに講師として一人でお話しいただくというものではなく、
例年通り、受講生全員が参加し、
(実際には放送しませんが)、テレビ番組をイメージして、
司会をたて、海平アナに質問をし、1時間強を作り上げていくというものです。



仕事、学生時代、趣味等について、チームで分担し、
何を話すのか、どのように話すのか、
皆で協力して準備・練習をしたうえで、海平アナとの本番に臨みました。

プロの前で「話す・聴く」をするわけですから、それでなくても大変な緊張感があります。

しかも、本年度は、コロナ禍の影響で、
すべてオンラインで準備・本番をしましたので、いつものようにできるか心配しました。
ですが、皆さん、オンライン上でも、大変堂々と話をしていました。




「勉強になることばかりだった」
「想像とは違い、本音で話してくださり、身近な先輩のように感じた」
「素敵な笑顔、いつも前向きな考え方であった。こうありたい。」

このように、内容、話し方、考え方等、学生たちにとって、大変有意義な時間となったようです。
(海平アナウンサー、
 本年度も、学生たちの質問に、一つひとつ丁寧にお答え下さり、本当にありがとうござました!)



授業の後半は、スピーチの準備・練習です。
ですが、「話す(聴く)」ためには、何が大事なのか、どうあるべきなのか、
海平アナとの時間を中心に、
これまでの授業を通して理解し、ある程度できるようになったのではないでしょうか。

それぞれに、とても良い気付きをたくさん得たと思います。
「こうありたい」と思ったことを、実行していきましょう!
もっともっと「できる」ようにしていきましょう!!



報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:58Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域アクティブラーニング

2020年02月05日

デトロイトでの研究発表

2019年10月末に、
デトロイト(Detroit, Michigan USA)で開かれた
Association Business Communication の2019 Annual Conferenceに参加し、
ポスター発表をしてきました。


デトロイトは、かつてアメリカの象徴として自動車産業で繁栄していましたが、
デトロイト市の破綻申請によって、世界中に衝撃を与えた都市です。

(ホテル前)

ですが、現在は、写真の通り、整備が進み、急速な復興を遂げつつあり、
短いステイながらも、その様子を垣間見ることができ、
破綻から再生という大きなエネルギーを実感してきました。


さて、今回の学会参加では、口頭表現に関わる授業で、
このように行うと学習者はどのように受け止めていくのかについて報告してきました。

研究に対する意見、質問を受けることで、さらに深めることができました。
また、これは日本での取り組みですが、
それを通して、海外での取り組みなどもうかがうことができ、
とても意義ある時間となりました。


留学生を含めた日本人学生を対象に、
実社会で役立つ日本語のコミュニケーションに関する学習プログラムの開発をしていますが、
グローバル化を踏まえた教育・支援が必要だと思っています。

それだけに、今回の発表は、研究成果を報告し意見等をいただくだけではなく、
今後の学生への教育・支援
(研究としては、グローバル化を踏まえての学習プログラムの開発)にも結び付く、
大変貴重な時間となりました。


報告者: 国際日本文化学科 日本語日本文化領域 教員 平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:12Comments(0)話しことば教育教員の研究活動日本語日本文化領域

2020年01月22日

番組コーナー制作 


国際日本文化学科では、毎年、「日本語コミュニケーションⅡ」で
「知っ得 〇〇コーナー」と題して、番組コーナーの制作を行っています。

小さな番組ながらも、この取り組みを通して、皆それぞれに、多くの力を得ていきます。

この取り組みでは、
チームメンバーと話し合い
テーマを決め、
誰に対して何をどのように伝えていくのか、自分たちで考えます。

見てくださる方々にとって、
見て得するような内容にしていく必要があるため
また、自分たちが理解していなければ、伝えることはできないため、
簡単そうに見えて、多くの準備・練習が必要です。

今年も、皆それぞれに工夫を凝らして取り組むことができ、
本当に放送しても良いのではないかと思えるようなチームも見られるほどでした。



文化等の理解、
話し方、見せ方のスキル、
視聴者にとってどうなのかという視点など



大変頑張っていました。
これだけのことを乗り越えたのですから、「自信」を持って良いと思います。
他のプレゼンテーション等でも、ぜひ活かしていただきたいです。



皆さんの頑張りをとても嬉しく思います。


報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:40Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年12月23日

ノートルダムクリスマス2019

寒さが深まり、年の瀬を感じるこの頃です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。


さて大学では、12月19日に
「ノートルダムクリスマス2019」を開催いたしました。




このイベントは、ノートルダムファミリーである
小学校、中学高等学校、大学の生徒、学生が集まり、
イエス・キリストの生誕からを演劇・演奏で、また祈りが行われます。

今年度も司会・ナレーション・共同祈願を、国際日本文化学科の学生が担当しました。

今回は、担当した学生のインタビューをお届けします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【司会】
司会は、3年次生 夏井瑞穂さんです。



夏井さんは、今回初めてのNDクリスマスの参加でしたが、いかがでしたか?

 初参加にも関わらず、司会をする機会を頂けたことを本当に嬉しく思います。
 厳かな雰囲気であったため、非常に緊張しましたが、無事に本番を終えることができました。
 司会は出番が多く、最後まで気を抜くことができないため、
 中々楽しむ余裕はありませんでした。
 それでも、客席がろうそくの光で一杯になった風景をみたときには、とても感動しました。



今回の経験の中で、特に印象に残った部分はどこでしたか?

 自分の話し方の癖を改めて実感できたことです。
 本番に向けて練習を重ねましたが、方言の影響で「さ行」に自信がありませんでした。
 特に語尾の「〜しましょう。」「〜ます。」をうまく言うことが出来ず、
 平野先生から沢山ご指導いただきました。
 生まれ持った話し方を変えることは一朝一夕にはできませんが、
 少しでも皆さんが聞きやすいように話せていれば嬉しいです。


今回、我々のナレーションをご指導くださいました
平野美保先生より、コメントを頂いております。
そちらも合わせてご紹介いたします。

平野先生からのコメント>>

 夏井さんは、美しい声、話し方だけでなく、
 瞬時の冷静な判断、対応も見事でした。

 夏井さんの司会の際に、
 夏井さんとは関係ないところで、ちょっとしたハプニングが起きました。
 これだけ大きなイベントですので、動揺し、
 あとに引きずってもおかしくない状況でしたが、
 驚くほど冷静に対処し、安心して聞ける司会をしていました。

 そのため、誰もがそのハプニングをすぐに忘れ、
 NDクリスマスを楽しめたのではないかと思います。
 
 司会は、会場の人たちが内容に集中できるようにしていくことも大事な役割の一つです。
 その役割を理解しての素晴らしい司会でした。




【ナレーション】
ナレーションは、2年次生の近藤琴美さんと、3年次生の米澤真樺です。

まずは、近藤さんから。




ナレーションとして初めての参加となりましたが、いかがでしたか?

 初めてで発音や方言などの癖を直すのが大変でしたが、
 勉強になることばかりでとても為になりました。
 また機会があればやりたいなと思いました。



この経験が様々な場面で活かされると思いますが、
今後はどのようなことに挑戦してみたいですか?

 ナレーションだけではなく、司会や朗読など幅広い声の仕事を挑戦してみたいです。
 

平野先生からコメント>>

 近藤さんのナレーションは、美しく澄んだ声に、
 音域が広いため、聞いていて心地よさを感じるものでした。

 また、上記コメントで、近藤さんが癖等についておっしゃっていますが、
 本番では全くそれを感じさせないほど、努力を重ねていたと思います。

 その努力に加えて、本番に強い度胸と集中力は素晴らしものでした。
 物語にすっと入っていける、最高のナレーションであったと思います。




【共同祈願】
共同祈願を担当したのは、2年次生の坂田小夏さんです。




大学生代表としての共同祈願でしたが、どのようなことを祈願してくださったのでしょうか?

 クリスマスの共同祈願ということで、
 イエス降誕の物語に目を向け祈願の文を書きました。
 そしてその物語を家族や友人などといった大切な人と振り返り、
 暖かいクリスマスを過ごせますように気持ちを込めてお祈りしました。



今回の共同祈願はいかがでしたか?

 普段のミサとは異なり、
 多くの人にお祈りを聞いていただく必要があったのですごく緊張しました。
 しかし、本番前に平野先生にご指導いただき、
 思いを込めてゆっくり読むことを意識しました。
 よりこの共同祈願の本質がNDクリスマスに来られた方に
 届いたような気がして嬉しかったです。



平野先生からコメント>>

 坂田さんは、本番直前に少しアドバイスができただけでしたが、
 すぐに本番で対応していました。

 素直な性格や、普段からの相手の方への思いやりが
 このような聞き取りやすく心にしみわたる共同祈願に結びついたと思います。

 坂田さんの思い、祈りは、会場中の方たちに届いたのではないでしょうか。
 坂田さんの優しさ、芯の強さをも感じました。


最後に、私米澤のコメントを少し。




 私は昨年に引き続き2回目のナレーションを担当しました。
 「聖書朗読」は、普段の話し方とはまた違った表現の世界があります。
 そこでの難しさを感じることはもちろん、今回はその中で工夫ができる余裕が生まれ、
 世界観を感じながら読むことができました。

 このような貴重な経験を2度も大学生活の中でさせていただけた環境に感謝しています。
 ありがとうございました。



平野先生からのコメント>>

 米澤さんは、前回以上に、登場人物たちの細やかな感情、性格、行動を深く考え、
 見事に表現し、より磨きがかかったように思いました。

 米澤さんは、今回のブログでもリポーター役(本ブログ報告者)を気持ちよく受け、
 このようにまとめてくださいましたが、
 いつも周りの人を気遣いながら、かつ積極的に様々なことに取り組んでいます。

 そうした普段からの、
 米澤さんにとっては当たり前の行動、考え方等が、
 このナレーションにも反映されているように思いました。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今年も無事にノートルダムクリスマスを終えることができました。
我々学生一同、今回の経験を糧に
今後も日々精進してまいりたいと思います。



皆様も令和初めてのステキなクリスマスをお過ごしください。
メリークリスマス!!


(報告:国際日本文化学科3年次生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:58Comments(0)話しことば教育学生の活動報告カトリック教育教員・学生インタビュー

2019年07月09日

ラジオ放送番組に生出演してきました! 

令和元年7月5日 18:15~18:45

話しことばゼミのメンバー全員で、
30分のラジオ番組に生出演してきました。

「30分」を作り上げるために、
4月から準備を始め、
約3か月間、皆で力を合わせて、全力で準備をしてきました。

放送するということはどういうことなのか勉強しながら、
内容を企画し、準備し、練習し、
皆で、意見を出し合い、

そして、生放送出演!


***放送直前***


生放送を終えた直後のゼミメンバーの感想です。

まおんぬ
「本番まで何回も原稿を書き直して、ここまで来ることができました。
とても緊張しましたが、楽しく終えることができました。
ありがとうございました。」


わあちゃん
「生放送ラジオは、人生で初めてで緊張したけれど、すごく良い体験ができました。
たった30分の放送のために、たくさんの人に助けてもらいました。
ありがとうございました。」


なっちゃん
「本番になると練習のようにはいかず、本当に緊張しました。
編入生ということもあり、なじめるか不安だったけれど、
このゼミに入って、ラジオに出演できて
幸せな時間を過ごすことができました。ありがとうございました。」


めぐちゃん
「練習では、自然体で話すことができましたが、
本番となると、マイクに向かって話す自分自身の声に緊張しました。
でも、楽しく、一番良いトークをお送りすることができたんじゃないかなと思います。
全力出し切りました! 
この貴重な経験をこれからの大学生活、就職活動に生かしていきたいです。
ありがとうございました!」


こさか
「台本を、何度も修正しなければならず、
ここまでしんどいのは初めてでした。
何回修正を重ねても、反省点が生まれ、また書きなおす。
ツラかったけれど、皆でやってきたたため乗り越えることができました。
全ての人に感謝! 
ありがとうございました☺」



毎回、毎回のゼミで、
確実に何かをつかんでいく皆さんの様子を見ていて
とても嬉しく、かつ頼もしく思っていました。
本番も、立派に成し遂げましたね。


将来どんな仕事をすることになっても、
ここで経験してきたことは、きっと皆さんの大きな糧となることでしょう。


前期はのこり約1カ月ですが、もうひとつ大きなイベントが待っています。
今度は、人前でのトーク。
(放送はしませんが、ラジオ番組公開トークのような時間にします)

お越しくださった皆さんに
有意義な時間をお過ごしいただけるようベストを尽くしましょう!

報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:41Comments(2)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年07月03日

いよいよ放送日です!

先日、このブログでもお伝えしました通り

7月5日(金)18:15~18:45 は

ラジオカフェ(FM79.7)の放送日です。

テーマは、「女子大の魅力と女子大生の恋愛観」




話す練習はもちろんですが、





充実した内容になるよう、毎回、話し合いをしてきました。

自分たちの考えだけでなく、アンケートを取ることで、
少しでも多くの女子大生の考えに迫ることができればと、真剣に準備を進めてきました。



いよいよ放送日です。

7月5日(金)、18:15~18:45
個性豊かなメンバーでお届けします。
ぜひお聞きください。

報告 平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 11:39Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年06月27日

KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしての授業

本日は、国際日本文化学科の授業「スピーチの基礎」での
海平アナプロジェクトについてのご報告です。

この授業中盤では、例年、ゲストをお迎えしてお話を伺っています。
ですが、単に話を聞くのではなく、お迎えするために様々な準備をして臨んでいます。

ゲストは、毎年、学生たちに大好評のKBS京都の海平和アナウンサーです。

授業では、公開番組を作り上げるように進めていきました。
受講生全員が司会ないしは質問をし、受講者全員でこの時間を作り上げていくのです。

・どのような質問をするのか
・どういう順番で質問をするのか
・話し方に問題はないか
・質問に答えてくださったら、どう受け答えするのか



本当に放送するわけではありませんが、このように自分たちだけでなく、
むしろ、ゲストの海平アナウンサーにとって、
また、視聴者の方々にとっても充実した時間になるよう考え練習しました。



さらに、司会担当の人たちは、全体の調整や、その他、様々な準備もしていきます。
(とても忙しかったと思います。よく頑張っていました。ありがとうございます!)

嬉しいことに、気が付くと、
本年も、受講生の皆さんは短いことばながら、
かなり堂々と話ができるようになっていました。

海平アナウンサーの話の内容、話し方、
そしてお人柄に、皆、感激していたと思います。
こういう風にすればいいんだと、肌で感じることができたことと思います。


授業後に、今年も海平アナウンサーと集合写真を撮りました


さあ、次のプロジェクトでは、また、「スピーチ」に戻ります。
また、皆で作戦(!?)を練りながら、最高の時間にしていきましょう!

報告:平野美保
写真:3年次生 夏井瑞穂
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:02Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年06月20日

ラジオ番組生放送 7月5日(金)18:15~18:45


国際日本文化学科の3年次生のゼミ(話しことばゼミ)では、
毎年、メンバー全員で、ラジオ番組に出演しています。

本年は、次の予定で準備をしています。
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日   時: 7月5日(金)18:15~18:45
ラジオ局:ラジオカフェ FM79.7

テーマ: 女子大の魅力と女子大生の恋愛観
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企画からトークまで、全てメンバーで行います。
ぜひご予定ください。

報告:平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:07Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2019年06月18日

フレッシュマンセミナー2回生司会者の感想

随分時が経ってしまいましたが、
4月に実施したフレッシュマンセミナーで司会をした2回生2人の感想をお伝えします。

午前の部の司会をした2回生リーダー
満永日菜子さんと、近藤琴美さんです。

-- まずは、満永さん。
 満永さんは、司会をするのは初めてだったそうですね。

満永
「はい、たくさんの人の前で話す機会はこれまでに何回か経験してきましたが、
司会進行は初めてでとても緊張しました。

昨年、先輩方の司会を見て自分もやってみたいと思い今回チャレンジしてみましたが、
途中であたふたしたり、アドリブが上手く使えなかったりと
思うようにいかなかった部分が多く、すごく悔しかったです。」



-- 昨年のフレッシュマンセミナーの司会をみて、
 やってみたいと思ったとは、嬉しいですね。
 
 「アドリブ」とおっしゃるとおり、イベントは、当日、何が起こるかわかりません。
 とっさの判断が必要で大変だったかと思います。
 
 それにもかかわらず、初めてとは思えないぐらい、よくやっていました。
 立派でした。

「ありがとうございます。
ですが、悔しかった分、来年はもっと上手に司会をしたい!と思ったので
来年もチャレンジしようと思っています。

とても良い経験になりました!」

-- はい、とても頼もしいおことばをありがとうございます。

 続いて、近藤さん、
 近藤さんは、この会の最初の司会を担当したのですが、
 随分と余裕があるように見えました。
 実際に司会をしてみていかがでしたか?

近藤
「司会をして、言葉の間の取り方や声の明るさ、目線など意識して話しました。」
それは、今までも考えてはいたのですが、
残念ながら実際はあまりできていませんでした。

ですが今回の司会を通して、実践的な力が身についたように感じます。」



-- そうですよね、話し方というのは、
  テレビなどを通して、常に「話す」のを見ているだけに、
  どうすればいいのか、ある程度はわかっている。

  ですが、実際に自分がしてみるとなかなか思うようにいきません。
  きちんと準備したうえで、緊張感のある中でやってみるというのは必要なことですね。
  
  ところで、「実践的な力」といえば、
  近藤さんは、
  進行を急遽変更しなければならない時がありましたが、
  きちんと対応していましたね。

「はい、突発的な出来事への対処も身に着けられました。
リハーサルとは違い、常に動いていると変更しないといけないことなども起こりました。
完璧ではありませんでしたが、及第点くらいの対処はできたのではないかなと思います。
思い切って 司会に挑戦しましたが、とても有意義な体験ができました。」



-- 嬉しいことばをありがとうございます。
 今回、大きな自信にも結び付いたようですね。

 きちんと準備・練習をしたうえで、本番に臨んだからこそ、
 新入生の皆さんに良い時間にしていただけたことかと思います。
 また、近藤さん、満永さんにとっても意義ある時間になったのではないかと思います。


最後になりましたが、他の上級生リーダーの皆さんも、
当日(午前・午後)はもちろん、事前準備も含めて
音楽やパワーポイントの操作、グループ対抗のクイズ集計、
司会の準備・練習時の応援等々、とてもよく頑張っていました。

このリーダーたちの思いで、
今年のフレッシュマンセミナー午前の部も大成功となったと思っています。
皆さんのさりげなく、やさしく、温かいおもてなしの心は、
新入生の皆さんにもきっと届いていることでしょう。


報告 平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:12Comments(0)話しことば教育学生の活動報告

2019年04月22日

フレッシュマンセミナー 午前の部から

4月16日、
新入生歓迎イベントとして
「フレッシュマンセミナー」を行いました。
この日はいつもより暑いくらいで、とてもよいお天気に恵まれました。




各学科でフレッシュマンセミナーの内容は異なります。

国際日本文化学科では
午前の部に教員紹介やクイズ大会、
午後の部では京都の街に繰り出し、エクスカーションを行います。

今回は、午前の部での様子をお伝えしたいと思います。




午前の部の中でも、第一部・第二部に分けてイベントを行いました。
第一部では、2回生の二人による司会で、
教員紹介や名刺交換アクティビティを行いました。

その様子は、また別の記事でお伝えしようと思います。




第二部では私が司会を担当し、
午後のエクスカーションのコースごとでクイズ大会を行いました。




クイズの内容は、
エンタメものから、京都や本学についての問題、
そしてもうすぐ平成時代も終わるということで
平成を振り返る問題などを出題しました。

クイズを考えた私としては、
少し捻った難しいめの問題を作ったつもりでしたが、
1回生の皆さんは「難しい~!」と言いながらも
各チーム正解率が高く、感心してしまいました。




フレッシュマンセミナーでの司会を担当するのは、
昨年に引き続きに2回目。

今回は第二部を一人で担当するということで、
問題を一から考え、
司会の原稿と当日使用するパワーポイントの作成、
また本番で流すBGMもクイズの内容に合わせたものにするなど、
当日までに準備することがたくさん。
もちろん司会を担当するため、その練習も必要でした。



問題を出題・解説する際に、
聞き取りやすい話し方を心掛けるほかにも、
シンキングタイム中に上回生リーダーや、先生方にインタビューしたり
自身の話を少し織り交ぜてみたりと
少しでも聞いている人に楽しんでもらえるよう工夫しました。

堀先生に新元号「令和」についてお話を伺いました。
堀先生に、新元号「令和」についてお話を伺いました。



しかし、色々準備をしていても本番は別物。
当日は少し予期せぬハプニングがあったものの、
初司会に一生懸命頑張る2回生の後輩たちを見て、
「私も頑張らないと…!!」といい緊張感を持って挑むことができました。





それでも、インタビューでの話の振り方や
自身の話すスピードが速くなってしまうなど、
反省点も多くありました。

今度はその反省点を、
うまく次の自分に繋げていけるよう、
これからも日々の生活や授業などを通じて学んでいきたいと思います。




最後にご指導いただきました先生方、
一緒に今回のフレッシュマンセミナーを作ってきた上回生リーダーの皆さん、
そして参加してくださった1回生の皆さんのおかげで
無事に今年度のフレッシュマンセミナーを終えることができました。
本当にありがとうございました。



これから1回生の皆さんには楽しく充実した大学生活を送って頂きたいと思います。



(報告:3回生 米澤真樺)  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:17Comments(0)話しことば教育学生の活動報告

2019年03月24日

左京区新春文化の集い(賀詞交換会)での司会

ここ数年にわたって、本学の学生が、
左京区の新春文化の集い(賀詞交換会)の司会をしています。

この会は、市長、国会議員はじめ、
左京区の諸団体の方々などが多く集う新年の交流会です。
少し前のことになってしまいましたが、本日はその報告です。

本年は、人間文化学科(4月から国際日本文化学科に名称変更)の3年次生 
田村未央さんが務めました。

このような司会では、大きな緊張感を伴います。
また、当日、急遽、変更などが多数あったようで
ことば遣いなども含めて臨機応変に対応する必要があります。

それにもにもかかわらず
立派に務めてきたようで、
関係の方々から多くお褒めの言葉をいただいて帰ってきました。




写真は、本学、客員教授で、華道「未生流笹岡」 家元 
笹岡隆甫先生との一枚です。

毎年、笹岡先生もこの会に参加されていて、
司会終了後に一緒に撮っていただきました。

学内だけでなく、学外でも活躍していく学生たちを誇りに思います。

報告 平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:51Comments(1)話しことば教育学生の活動報告

2019年01月11日

日本語コミュニケーションⅡ テレビから学ぶ

人間文化学科の科目「日本語コミュニケーションⅡ」(1年次後期)では、
口頭表現に関するコミュニケーションについての基礎を、実践的に身に付けていきます。

コミュニケーションの考え方、
話すための基礎練習、
人前での話し方、
協同学習をしていくためのコンセンサス等

実社会で活かすことを念頭においての基礎学習をしていきます。

この授業の後半は、前半の学習を活かすべく
テレビ番組を模して「知っ得コーナー」をチームで作り上げていきます。









自分たちで企画したテーマ(文化)について「調べ」、
それを番組風に「話す」のです。









皆、様々に工夫を凝らして準備を進めていきますが、
それを通して

・企画力
・チーム力
・話す力 などを向上させていきます。

本年もさまざまなテーマで、
それぞれ工夫が凝らされ、
見ていて楽しく、「知っ得」な内容盛りだくさんの番組となりました。

ちなみに今年のテーマは、

・京都の祭
・神社仏閣
・土産

・スイーツ
・スイーツの裏話
・あんまんツルツル、肉まんにはシワ









・刀
・心霊スポット
・パワースポット
・京都の裏事情(舞子)など

視聴者にとってどうすればわかりやすいか、
どうしたらより興味を持って聞いてもらえるかなど
チームで考え、意見を出し合い、調べ、練習を重ねました。
皆、とてもよく頑張っていました。











人前で話すことや、コミュニケーションが苦手な人も、得意な人も
それぞれの個性等を活かして、一つの番組コーナーを作り上げていきました。
とても立派でした。










今回の取り組みを通して、多くのことを感じ、学んだことでしょう。
この経験を活かして、もっともっと力をつけていきましょう!

報告:平野美保


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:17Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2018年12月26日

人間文化学科クリスマスコンサート

先日、人間文化学科クリスマスコンサートを開催しました。
このコンサートは毎年行われており、人間文化学科の
学生や教職員などの有志によって開かれています。
まずは、ハンドベル部の演奏から始まりました。


続いてピアノ、フルート、バイオリン、チェロの美しい音色が奏でられました。
どれも聞きながら本当にうっとりしてしまいました。


いつも仲良くしている友人や、授業を教えてくださる先生方の
演奏をしている姿を見ることができ、楽しかったです。



司会の3人は、緊張を全く感じさせない進行でした。
ヌーさんは、ベトナムの衣装を着てくれました!とても素敵でした。


以下、司会を務めた3人の感想です。
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垣本季穂
コンサートが始まってみると、新しい曲での飛び入り参加やドイツから来てくださった先生のお友達の方からの感想をいただくなど、嬉しいハプニング揃いで大変な一面もありましたが、最後まで司会3人で駆け抜けることができて、とても楽しかったです!

飴田 佳穂
今まで司会をしたことがなく、凄く緊張しました。コンサートが始まってからは、みなさんの素敵な演奏に魅了され、あっという間に時間が過ぎてしまいました。学ぶことが多く、貴重な経験をさせて頂きました。また、素敵な時間を過ごすことができて、幸せでした。

ドー・ティー・ゴック・ヌー
日本に留学して、初めて司会をしました。上手くできるかどうかとても不安でしたが、飴田さんと垣本さんがいて、ほっとしました。そして、初めてクラシック演奏を聞くことができ、司会もして、とても良かったと思いました。

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今回参加できなかった方も、来年開催しましたらぜひ、来てくださいね。
特に演奏者を募集しています。

参加されたみなさま、観に来て下さったみなさま、ありがとうございました。




報告・写真 三年次生 森下世梨花
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:41Comments(0)話しことば教育学生の活動報告

2018年12月23日

ノートルダムクリスマス2018 司会・ナレーション


先日、本ブログで報告がありましたノートルダムクリスマス2018




本年も、この司会、ナレーション、共同祈願を、
人間文化学科の学生たちが担当しました。

本日は、その報告です。


【司会】
司会は、3年次生 阿部美沙樹さんです。
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「大勢の前で話した経験がほぼ無いに等しかったので、
 不安と緊張でいっぱいだったのですが、
 終わった後、褒めてくださった方がいたので
 少しは成長できたのかな、と思います。

 こういった経験をすることはなかなかないので、
 今回、司会をすることができ、本当に良かったです。」(阿部)
--------


ここまで本格的に、「声」と向き合って練習すること、
また、たくさんの方の前で話すということは、滅多にないことかと思います。

阿部さんが、真剣に取り組み、
そして練習のたびに上達していく様子を見るのをとても嬉しく思っていました。

ノートルダムクリスマス本番では、
低音の美しい声が、会場中に心地よく響き、
聴いていて安心感のある司会でした。


【ナレーション】
ナレーションは、3年次生の茂呂楓花さんと、2年次生の米澤真樺さんです。

まずは、茂呂さんの感想です。
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「昨年もナレーションで参加しましたが、
 今年も参加できるということで、
 昨年やっていないナレーション部分に挑戦しました。

 今回はマリアと天使のセリフがあったので、
 声色を少し変えるなどの工夫もしました。
 2回目ということもあり、緊張せずに落ち着いて読むことができました。

 それも、週に一度平野先生が練習を見てくださったおかげで
 無事に終えることが出来たと思っています。

 終了後も、たくさんの方に褒めていただき、
 貴重な経験を2度もさせていただけたことにとても感謝しています。
 ありがとうございました。(茂呂)
--------


昨年に引き続いてのナレーション担当。
このナレーションは、通常使わないことばが多く、
また、登場人物がわかるように、
かつ聞いていて自然に聞こえるように表現する必要があります。

それだけに、とても読みにくく難しいのですが、
本年もかわらず、表情豊かで、
物語にスッと入れる素晴らしいナレーションでした。


続いて、米澤さんの感想です。 
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「今回初めて聖書を朗読させていただきました。

それぞれの登場人物をどこまで意識して読めばいいのか、
ページェントと自分の朗読をどう合わせるべきか、
聖書朗読の難しさを感じる場面が多くありました。

しかしその分とてもやり甲斐がありましたし、いい経験をさせて頂きました。
本当にありがとうございました。」(米澤)
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感想にもある通り、
登場人物がどのような人か、
どうすれば観客の皆さんに、より物語を伝えることができるのかなど
よく考えられたナレーションでした。

米澤さんらしい、人(聴者)への心遣いを感じるナレーションでした。


そして、最後に、
共同祈願を担当した1年次生の梅戸花音さんです。
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「貴重な体験をすることができました。
 ノートルダムの小中高生の皆さんと一緒に
 イエス・キリストの誕生をお祝いできてよかったです。」(梅戸)
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梅戸さんは、初のノートルダム・クリスマス参加での共同祈願でした。
これだけのステージであるだけに、
大きな緊張感があったかと思いますが、心のこもった祈願でした。


本年もよいノートルダム・クリスマスでした。
皆さんのおかげで、私も幸せなひとときを過ごすことができました。
ありがとうございました。

メリー・クリスマス!


写真:長沼光彦
報告:平野美保

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:53Comments(1)話しことば教育学生の活動報告

2018年09月16日

元客員教授 浜尾朱美先生を悼む



 TBSテレビニュース23で故・筑紫哲也氏とともにキャスターを務められ、2012年から2年間、本学の客員教授としてお力添えをいただいた浜尾朱美先生が亡くなられました。


 浜尾先生は、本学人間文化学科が新しくスタートさせたプログラム「話し言葉の教育」に共感され、招聘に応じてくださいました。「日本語の朗読」などの特別講義を担当されました。


 本学は少人数が中心の授業なので、1つのクラスに学生は多くて3、40名しかいないのですが、先生はその学生たちのために、遠きをいとわずご自宅のある東京から京都まで、ご出講下さいました。


 その時すでに大きな病と闘っていらっしゃったということを今回の報道で知り、大変驚くとともに、遠路のご移動がお身体にさわったのではないかと申し訳ない思いでいっぱいになりました。


 先生は、「心を伝える言葉」とりわけ「声を出すこと」の大切さを力説されました。


 声に乗せて、心をとどけるのですよ、だからできるだけしっかり、自分の真心をとどける本当の声を出しなさい



 心から響く声が耳を通して心にとどき、相手の腑に落ちていくんです



 それは単なるコミュニケーション技術という以上に人間関係の基本にすえるべきものでもあります


 声や言葉というものは、その人の人生を反映するものなんです


 声の出し方一つ、言葉の使い方一つでその人の人間力が伝わるんです


 しっかり声を出すためにもいろいろな本を読み、いろいろな体験を積んで下さい


 そういうことを常におっしゃっていました。キャスターとしてテレビで拝見していた時、ニュース映像の合間に時に発せられる浜尾先生のお言葉がわれわれ視聴者の心を捉えたのも、ここに理由があったのだと納得した次第です。


 教壇に立たれた時の先生は、一方的に自説を語るだけの講義ではなく、学生一人ひとりの顔を見、その個性と心に向き合った対話のような授業をなさっていました。「声にのせて心をとどける」ことを授業で実践されたわけです。


 息子さんのお話やご自身の体験談を交え、できるだけ具体的にわかりやすくお話し下さっていたのも印象に残っています。


 「声にのせる」という意味では、朗読の大切さについても教えていただきました。「学んだ言葉を自分の音にのせ、誰かのもとに届けることが朗読ですよ」とお話しになっていました。長文の「外郎売り」を一言一句間違えずに披露されたのは、プロとしては当然だったのでしょうが、感動的でした。


 先生と最後にお話ししたのは、朗読のBGMのことでした。私が、宮沢賢治「永訣の朝」の朗読にラフマニノフ「ヴォカリーズ」をBGMにしたら盛り上がった気がすると申し上げたのに対して、先生は、自分ならJ・ダウラントのリュートをかけるかなとおっしゃっいました。曲名はおっしゃいませんでしたが、間違いなく「ラクリメ(七つの涙)」でしょう。


ヴォカリーズは、曲の印象が強すぎて朗読の魅力を半減してしまう。J・ダウラントの静かなリュートなら、おとなしく文字通り背景の音楽となってくれる。浜尾先生のお答えの意味はそういうことだったと気づきました。そのさりげない答えにも、朗読者としてのプロ意識が垣間見えました。


 わずか2年間でしたが、われわれに多くのことをご教示下さった浜尾先生にあらためて感謝申し上げます。ご冥福をお祈り申し上げます。



  菊の花には少し季節が早いので、秋明菊を手向けさせていただきます。






(堀勝博)



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 18:10Comments(0)話しことば教育教員紹介

2018年08月31日

話しことば教育



各授業については、本ブログでこれまでにもご紹介していますので、
今回は、「話しことば教育」について、ざっとご紹介していきます。

「話しことば教育」では、対人でのコミュニケーションや人前で話すプレゼンテーションなど、
日本語の口頭表現に関わる力を伸ばしていくことを目指しています。

「コミュニケーション能力」の重要性が指摘されるようになって久しいですが、
実際に、実社会ではこの力が長けていることで、活躍の場が大きく広がるからです。

そのために、複数の実践的な授業で、苦手な人は苦手意識を克服し、
得意な人はもっと向上することを目指して様々に取り組んでいます。



(写真は、ラジオ番組のための準備・練習の様子)

この実践的なコミュニケーションに関することは、
「言われなくてもわかっている!」ということが多くあります。

ですが、「知っている・理解している」ということが、「できる」とは限りません。

また、普段の生活と密着しているため、
自分のコミュニケーションスタイルを自ら変えていくことは容易ではありません。

さらに、人には感情がありますから、
正しいことを言えばよい、文法が正しければよい、というものでもありません。

そのため、基本の確認、練習の場、自己の振り返り、
普段の生活や他の授業でのプレゼンテーションで活かすことなど、
各授業を通して、数多く意識し、実践し、
どうすればよいのか、自ら考え、行動できるようになることが必要です。

本ブログでこれまでご紹介してきている
「日本語コミュニケーションⅡ」「スピーチの基礎」
「日本語の朗読」「ゼミでのラジオ番組出演」などは、その取り組みの一部です。

ここでも少しご紹介すると、
例えば、「朗読」では、「読むだけだから簡単かも」と思って授業を履修する人がいますが、
授業を進めていくうちに、「声1つでこんなに変わるんだ!」と実感し、
真剣に取り組むようになっていくようです。

すなわち、「やらされている」のではなく
主体的に取り組むことで、「音声表現」だけでなく、
企業などで求められている
「コミュニケーション力」「主体性」「責任感」などの向上にも結び付いていくのではないでしょうか。

(写真は、オープンキャンパスでの公開トークの様子)

ごく簡単に、「話しことば教育」についてご紹介しました。
「口頭表現」を中心に、実社会で役立つ力を1年次から徐々に伸ばし、
自信をもって卒業できることを目指してこれからも取り組んでいきます。

報告:平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 14:27Comments(1)話しことば教育日本語日本文化領域

2018年07月26日

朗読コンサートを開きました

「日本語の朗読」の授業では、
毎年、自分たちで作り上げる「朗読コンサート」を実施しています。
2018年も7月18日に行いました。


授業が始まったころは、人前で表現することに対して、
恥ずかしさや、また、どのように朗読をするのかわからず、
「ただ読んでいるだけ」の人もいました。

しかし、この最終のコンサートでは、
聞いていて本当に楽しい「作品」にそれぞれ仕上がっていました。

この「朗読コンサート」のタイトルは「夏の小さな幸せ」ですが、
まさに幸せを感じるひとときとなったのではないでしょうか。




授業では、
この「朗読コンサート」に向けて、
15回ある授業の前半に、
短めの実践をしながら、「基本」を確認していきます。

そして、後半は、自分たちで意見を出し合い、
各グループで朗読を作り上げてきます。



多くのことでそうですが、頭ではわかっていても、
実際に「できる」とは限りません。

ましてや音声表現は、簡単そうに見えて、
案外難しく、なかなか思うようにはいきません。

ですが、この「朗読コンサート」に向けて、
皆で意見を出し合い、学びあい、高めあってきました。



その結果、この「朗読コンサート」で、
出演者も、鑑賞する側も、
朗読の世界に入っていける幸せなひとときとなったように思います。
 
ふざけるのとは違う「楽しさ」を十二分に感じながら、
真剣に向き合い実践していくことで、
ただなんとなく行うのとは違う、多くのことを得ているはずです。

自分たちで考え、表現してきたことは、必ず他でも役立ちます。



受講生の皆さんは、「活き活きと話す」ということがどういうことか、
もうわかっているのではないでしょうか。

人と一緒に何かを作り上げていくことがどういうことか、
(喜びなどを)感じているのではないでしょうか。



今回、得てきたことを
この授業で終わらせるのではなく、
様々な場面で活かしていっていただきたいと心から願っています。


写真撮影:長沼光彦
報告:平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 19:18Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域オープンキャンパス・AO入試