2017年08月22日

祇園祭に行ってきました ―3年次生「専門演習」クラス2


次に通りかかったのは、芦刈山です。「芦刈」とは、大和物語などに出てくる有名なお話で、夫婦愛、固く結ばれた夫婦の絆をモチーフにしています。




ご神体は、落ちぶれて葦を刈る物語の主人公、元・夫です。右手に鎌、左手に刈り取った葦を持っています。衣装の一つ(旧衣装の小袖)に、天正17年(1589年)に制作されたものがあり、祇園祭のご神体の衣装としては現存最古だそうで、重要文化財に指定されています。この祭りの歴史の古さがうかがえますね。




人形の御頭はさらに古く、天文6年(1537年)に作られたとのこと。現在はレプリカを用いているそうです。




写真は、巡行の際に山を飾る懸装品の一つ、見送り。年によって使用されるものが異なり、右側が山口華楊画伯の「鶴図」を原画として織られた綴織、左側が江戸時代後期の「唐子喜遊図」で、今年は右の「鶴図」の方を使用するそうです。




こちらは、豊臣秀吉の陣羽織模様をもとに平成に入って新調された胴懸の綴織です。おもしろい鳥獣の図柄ですね。

晴れの日を飾る一つひとつの用品に、古くから多くの人々が熱い思いを籠めてきたことがわかります。


(報告者:堀勝博)


  


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2017年08月20日

祇園祭に行ってきました ―3年次生「専門演習」クラス



大学は夏季休暇に入りましたが、7月にゼミで祇園祭見学に行ったときの記事を何回かに分けて報告します。

3年次生必修科目「専門演習」(ゼミ)の「日本語と古典」クラスでは、日本の古典文学や古い文化に興味を持つ学生が集まっています。

京都を代表する夏祭、祇園祭は、古典文学に深い関わりがありますので、毎年授業の一環として学生を見学に連れ出します。芦刈山、黒主山、木賊山、船鉾、鶏鉾、伯牙山、孟宗山など、古文漢文に取材した山や鉾が数多くあるのです。




今年のゼミ生は、とりわけ古典文学に強い興味をもつ学生が多いので、事前にそれらの山や鉾の由来となった古典文学原文をみっちり学習しました。

とは言っても、33基すべてを網羅することは難しいので、いくつかの山・鉾に焦点を絞りました。香港出身、中国出身の二人の留学生には、漢文学由来の山鉾を担当してもらいました。

見学したのは、お昼に行われる山鉾巡行ではなく、夕刻、駒形提燈に灯が点り、お祭ムードが溢れる宵山でした。まず目に入ったのは油天神山。




さっそく「ちまきどうどすかー」の掛け声でおみやげを売る少女たちのコーラスがわれわれを出迎えてくれました。

留学生たちも、初めて見るこのかわいい光景に目を細くしていました。 〈続〉

(報告者:堀勝博)


  


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2017年08月11日

大学生の「学び」トーク!

8月5日、6日は、オープンキャンパスでした。
その中で、5日の人間文化学科のブースでは、
人文の学生たちによるトークを行いました。


ラジオの公開番組をイメージして、
人文の学生が本音でトークをしていこうというものです。

内容は、
本学の魅力、女子大、
サークル、学費、留学、学食、
授業、資格、学科の裏話・友人関係など。


例えば、
「資格をいくつとろうとしている?」
という司会者の質問に対して

「3つ!」
「2つ!」
「私はとっていないよ~」 

「途中で私にはあわないと思っても、
その代わりに他の資格にチャレンジすることも可能だよね」など。

資格を、
それぞれの人がどのように取り組んでいるのかみえました。


授業については、
・先生の人柄、教科書、授業内容を紹介したり、
・外国語科目では、実際にアラビア語などを書いて見せたり。


わいわいと楽しい女子トーク。
パンフレットだけではわからない生の雰囲気が伝わるトークとなりました。


***********
冒頭にも書きましたが、上記は、
話しことばゼミのメンバーを中心に、
人間文化学科の3年生が準備しトークを行ったものです。

どうしたら聞いてくださる方たちに
良い時間にしていただけるのか

自分たちで考え、構成し、実際に「話す」ということをしました。
中身があって、聞き手に親切で、楽しい時間になったと思います。
このように堂々と話す皆さんを、私はとても誇りに思います。



写真 長沼光彦
報告 平野美保
  


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2017年08月08日

大学での文学の授業は面白いですよ


大学で文学を学ぶのは、
面白いですよ。


先日のオープンキャンパスで、
話したことを、書いています。)


高校までは、小説を読む際には、
登場人物の心を読み取ろう、
ということを中心に、
取り組んできたと思います。


ただし、小説は、必ずしも、
人間の内面を描くものではありません。

出来事の面白さを語る場合もあります。

言葉遊びが、ちりばめられた、
遊び心がたくさんの小説もあります。




私が特に研究しているのは、
小説の背後にある、
明治、大正、昭和の、
時代背景や、文化的習慣、思想です。


明治、大正時代は、
現在の私たちと近い生活をしていますが、
少しずつ違う習慣や流行があります。

小説を読む際には、
そういうものを調べた方が、
発見があります。

今の常識で読んでいると、
読み飛ばしてしまう部分も、
小説では、重要な意味が、
示唆されていることもあります。


微妙に違う、習慣や思想を知ることで、
日本の近代文化に対する理解も、
深まります。

この点では、文学研究ではありますが、
歴史の勉強とも関わりがあります。


また、小説には、美術や音楽なども、
登場しますから、
種々の芸術や文化を学ぶことにもなります。


こんなふうに、勉強の過程で、
自分の知識が広がり、
様々な研究との関わりが見つかるところが、
文学研究の面白さ、だと思います。

文化を、様々な角度から広く学びたい人には、
おすすめしたい、と思います。


報告:長沼光彦


  


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2017年08月06日

オープンキャンパス2日目です


本日8月6日、日曜日は、
オープンキャンパス2日目でした。


暑い中、
多くのご来場ありがとうございます。



模擬授業は、堀勝博先生が担当します、
「日本の年中行事ってこんなに面白い!」です。



京都市内などを巡って撮影した、
注連縄(しめなわ)など、
年中行事に関わる物事を、
紹介しながら、その意味を説明しました。


また、しめなわ、とは、
そもそもどんな意味なのだろう。

日本語の元の意味を探り、
しめなわ、の役割を、
説明しました。

言葉から、文化を探る、
そんな勉強の一端を、
味わっていただきました。



体験コーナーは、
「絵本の読み聞かせ体験」の題で、
読書・学習の支援として行われる、
読み聞かせ活動を、
岩崎れい先生が、ご案内しました。



また、「古地図から知る京都」の題で、
私(長沼)が、
地図を読み解く方法を、
ご紹介しました。




昨日、今日と、
はじめて本学にいらした方も、
多くいらしたようです。

オープンキャンパスは、
8月20日、9月10日にも、
行われます。

今回、興味を持っていただいた方は、
ぜひ、こちらにもおいでいただき、
本学の学びを、より知っていただければ幸いです。

よろしければ、またお会いしましょう。


報告:長沼光彦


  


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2017年07月27日

「朗読コンサート」を開きました(授業「日本語の朗読」)

人間文化学科の授業「日本語の朗読」では、授業の締めくくりとして
毎年、「朗読コンサート」を開いています。


本年も7月20日に「朗読コンサート」を開きました。

この授業では
「朗読」を通して、音声表現を磨くことはもちろんですが、
・人前で話すことの苦手意識の克服
・「一つの作品」をグループで協力して作り上げること
・またそれを、聴者にききとりやすく、
わかりやすくイメージしながら聞いてもらえる作品に仕上げること

などのミッションを克服していきます。


そして、最終的に、音声に注目しながら、
人前でよりよく話す力を身につけていこう!というものです。

本年の「朗読コンサート」もとてもいいものになりました。
物語、詩、童話、歌詞・・・様々な作品を、
それぞれのグループで話し合い、高めあい、
司会も入れて
最終的に、「朗読コンサート」として、この時間・空間を皆で作り上げました。



朗読コンサート終了直後に、各グループから感想などを聞きましたが、
「真剣」にするからこその
「楽しさ」を強く感じた人が多かったようです。
とてもうれしく思いました。



みなさん、素晴らしい朗読作品をありがとうございます。
もうどうすればいいのか、かなりわかったかと思います。

音声表現スキルは、
朗読だけではなく
アルバイトなどでのコミュニケーションやプレゼンテーションなど
様々な場面で役に立ちます。

他の場面でも、すぐに役立てていっていただきたいと思っています。
今の皆さんなら、もうそれができるはずです。




写真 長沼光彦
報告 平野美保
  


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2017年07月20日

正義ってなんだ 国文学概論


国文学概論では、
太宰治「走れメロス」に続き、
芥川龍之介「羅生門」を読んでいます。



登場人物の下人(げにん)は、
荒れ果てた京都で、
主人からクビにされて、
生活に困っています。


どうにか生き延びるために、
盗人になるしかないかな、
などと考えています。


それが、羅生門の2階で、
死体の髪の毛を抜く老婆を見かけると、
悪を憎む心が、急に湧き起こります。

さっきまで、盗人になろうと思っていたことを、
すっかり忘れています。



まあ、私たちも、自分の行いはおいといて、
人のしたことには、怒ったりしますね。


正義などと、大声で主張する前に、
自分の行いを振り返ってみた方が、
良いようです。


報告:長沼光彦  


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2017年07月16日

オープンキャンパスを開催しました


本日、7月16日、日曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。


多くのご来場ありがとうございます。



人間文化学科では、私、長沼が、
「京都のなりたちを学ぶ
あなたの知らない祇園祭」の題で、
模擬授業をいたしました。


祇園祭がかつては、
祇園御霊会と呼ばれていた話からはじめ、
祟りをなす霊を慰める儀式だったことを、
紹介いたしました。



現在の祇園祭でも、
「蘇民将来の子孫」と書かれた札が付された、
ちまきが、それぞれの山鉾で頒布されます。

それは、かつて、
神様を丁重にもてなした兄、蘇民将来が、
子孫までゆるされたのに対し、
神様を家にいれなかった弟、巨旦将来 は、
子孫もろとも滅ぼされた、
という逸話に基づいています。

蘇民将来の子孫だから、
災いを起こさないでほしい、
という願いが、ちまきに、
こめられています。

荒ぶる神様を慰め、
災いを避けるというところに、
祇園祭の意味があるわけです。


そのような話を、
平安京が成立した歴史と、
重ね合わせながら、
お話しました。



体験コーナーは、鷲見朗子先生の、
「アラビア語を学んでみよう」です。


アラビア語の初歩を学んでいただき、
受講した方の名前を、
流麗なアラビア文字でカードに書いて、
おみやげとして、持ち帰っていただきました。




次のオープンキャンパスは、
8月5日、6日に行われます。


また別の授業、体験コーナーを用意していますので、
よろしければ、おいでください。


報告:長沼光彦
  


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2017年07月14日

7月16日、日曜日はオープンキャンパスです

7月16日、日曜日は、
オープンキャンパスです。



「大学の学びにふれてみよう」のテーマで、
大学での学び方、内容を、
お伝えします。



人間文化学科の模擬授業は、
「京都のなりたちを学ぶ
あなたの知らない祇園祭」の題で、
祇園祭を題材に、
京都という街ができた歴史を、
紹介します。

ちょうど、京都は祇園祭で、
17日月曜日に、四条で、
鉾の巡行が行われます。

出かける前に、
お話を聞いていただくのも、
よろしいのではないでしょうか。




体験コーナーは、
「アラビア語を使ってみよう」です。

英語と違い、
アラビア語を学ぶ機会は、
なかなかないと思います。

この機会に、自分の名前を、
書いてみては、いかがでしょう。


よろしければ、お立ち寄りください。


報告:長沼光彦
  


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2017年07月13日

ラジオ生放送番組に出演してきました(授業「専門演習Ⅰ」話しことばゼミ)

本ブログでも、これまでお伝えしてきました通り、
7月5日(水)
人間文化学科平野ゼミの5人のメンバーで
ラジオの生番組に出演してきました。



自分たちの企画した番組を、自分たちでトーク。
個性豊かなメンバーで、
聞き応え十分の番組になったかと思います。


以下は、番組直後のメンバーの声です。

ーーーーーーー
向井理奈
「練習より少し緊張しましたが、楽しく話すことができました。
話しているとあっという間で、とても楽しい時間を過ごすことができました。」


平郡 萌
「今日のラジオ放送は緊張したけれど、とても楽しかったです。

どれも初めての経験で新鮮でしたが、
練習通りにスムーズにできてほっとしました。
これを機に、ラジオをもっと身近に楽しみながら、
ゼミも頑張っていきたいと思っています。」

池田早貴
「今まで皆で準備をしてきたかいもあり、
本番では今まで以上の出来をお送りできたと思います。

私は第1部の担当でした。
第2部より内容が固まるのが少し遅く不安だったのですが、
楽しい内容になったと感じています。
ありがとうございました。
この経験を大切にしていきたいです。」


岩本有加
「本当に今日の放送は良かったです。
ラジオ番組というものは、
いろんな人に協力してもらいながら良いものに作り上げていくので、
正直時間がかかって、
本番は成功するのかと不安な気持ちでした。

でも皆で相談しながら準備を進めてきたので、
より絆も深まって本当に良い仲間に出会ったなあと誇りに思います。

今日は本当にありがとうございました。
リスナーの皆様もありがとうございました。

来年のゼミ生の皆さんにも頑張ってもらいたいです。
応援しています。」


ぴよ
「とっても楽しかったです。
何よりもみんなで楽しみながら制作に取り組めたことや、
本番でもほどよい緊張感の中、
楽しくトークできて良い経験になりました。

またどこかで機会があれば、ラジオ配信したいです♪」


ーーーーーーー

緊張感のある中、皆で堂々と生放送番組を作り上げました。
とても立派でした。

ゼミが始まる前は、
話をしたことがないというぐらいタイプの違うメンバーでしたが、
驚くほど素晴らしいチームワークで、
短期間で大変多くのことをしてきました。


このラジオ番組制作を通して、

・責任のある仕事をするということ
・公共の電波で話すということ
・聴者(今回の場合はリスナー)への思いやり
・一緒に作業を進めるメンバーとの協力の仕方
・限られた時間をうまく使っていくこと

など、多くのことを感じ取り、
試行錯誤しながらも、うまくこなしていったのではないかと思います。
近くで見ていて、とても頼もしく思いました。

ラジオの生放送番組という大きなことを立派に成し遂げましたが
これで終わりではありません。

これからです。
これからもっともっと力をつけていってもらいたいと思っています。



報告:平野美保
  


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2017年07月10日

京都をプレゼンする 発展演習


発展演習「京都をプレゼンする」では、
京都をいくつかの視点で調べています。


最後のしあげに、発表の仕方も、
プレゼンテーションパネルを作成して、
ひと工夫することにしました。




大学では、文章で表現できることを、
求めます。
レポートや、試験がそうですね。

社会でも、うまい文章が書ければ、
重宝されます。

ただし、今の世の中は、
映像や音も交えた、
複合的な表現な表現が、
もてはやされます。

you tube などが、
そうですね。

そんなわけで、
人間文化学科では、
多様な表現にチャレンジしてもらうために、
文章以外の表現も、
成果発表に採り入れています。



とはいえ、LINEなどを見ればわかるとおり、
学生の方が、映像と音と文章を交えた表現に、
普段から馴染んでいます。

教員があれこれ言うまでもなく、
面白い表現を、つくりあげたりしています。


報告:長沼光彦

  


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2017年07月06日

基礎演習合同授業「きもの学 事始め ―コワくて遠い着物をもっと身近に」を実施



人間文化学科1年次生の必修科目「基礎演習」で、学外講師をお招きして実施する特別講義、今年度第一回目は、卒業生で和裁士の近藤謹子(こんどうちかこ)先生による「きもの学 事始め ―コワくて遠い着物をもっと身近に」でした。





近藤先生は、本学卒業後、京都和裁学院に進学、5年の修行を経て和裁士の資格を取りました。現在は、「きもののプロ」として、同学院関連のお仕事をなさっています。

この春に、久しぶりに母校を訪れてくれた近藤さん(一応教え子なのでそう呼ばせていただきます)と話していたら、話題が最近京都でよく見かける「きもの姿」の観光客のことに及び、「何か違和感を禁じえない」「もっとホンモノのきものをきちんと着る文化が育たないものか」ということで、わが意を得た思いになりました。

大切なきもの文化を後世に伝えるためには、まずは若い女子にその魅力を理解してもらわねばと、今回の特別講義が実現したわけです。






講義は、まず、きものがどうやってできるのか、近藤さんがふだん使っている和裁道具などを見せていただきながら、イロハから学びます。和裁は、センチメートルではなく尺で測って裁断・縫製すること、着物には、布地を作ってからそれにデザインを描く後染めと、糸を染めてそれらを織って柄を作る先染めの2種類があること、また着物にはランクがあり、家紋が5つ入った黒留袖が最も格が高く、以下、色留袖、振袖、訪問着、附下(つけさげ)、喪服・色無地、小紋など、TPOを考えて着用するものであること。






その他、着物の柄にはどのようなものがあるか、帯はどんなものがあるか、中に着る襦袢(じゅばん)はどんなものか、暑い季節などどのように着こなすかなど、興味の尽きないお話が続きました。持ってきて下さっていた実物をいろいろ見せながら、わかりやすくお話くださいました。






最後は浴衣の試着体験を行い、質問タイムでは「浴衣選びのコツはありますか。自分が好きな色を買って着てみたのですが、母に全然似合ってないねと言われ、落ち込んでいます。どうすればいいでしょうか」といった切実?な質問も出て、和やかな雰囲気のうちに講義は終了しました。深いきもの文化を話してもらうには、90分は短すぎましたね。近藤さんの持論である、「小袖復活論」をぜひお聞きしたかったのですが、またの機会に。







以下、参加した学生たちの感想です。

きものはオシャレで気品があり、きれいだった。作る方々の苦労があって、こんなにきれいになるのだと感じた。振袖を着る時がとても楽しみだ。おばあちゃんになって金銭面に余裕があったら、毎日着物を着るという夢もある。だからシンプルなものでも似合うような上品な女性になることを今のうちから目ざそうと思った。とてもためになるお話だった。(梶原真琴さん)

着物を作るときに石鹸で線を引くと知って驚きました。最近では着物を着る習慣もなく、夏祭りで浴衣を着ることはあっても、日本の伝統を受け継ぐ日本製ではなかったりして、どんどん和服の存在が危うくなってきていることを実感しました。もっと着物のことを知って、伝統を残していく必要があると思いました。(磯端恵さん)

着物には、留袖から振袖、喪服などランク付けがされていることを初めて知りました。振袖の袖の長さは長ければ長いほどよいとされると思っていましたが、各人の身長によって調節し、いちばん合った尺で着るのが正しいということを学び、驚きました。ふだん着物を着たり目にすることも少なかったりするので、今回のお話で着物についてより深く理解することができたと思います。(岡村真優さん)






(報告者:堀勝博)




  


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2017年07月04日

いよいよラジオ番組生放送!(「専門演習Ⅰ」話しことばゼミ)

人間文化学科の平野ゼミ(話しことばゼミ)では、
ラジオの生放送番組をメンバー全員で
協力して作り上げようと取り組んでいることは、
本ブログでも既にお伝えしています。
http://notredameningen.kyo2.jp/e507450.html

その生放送が、いよいよ明日になりました。

ただいま最後の詰めをしています。

内容(女子大生の恋愛事情と流行)はもちろん、
メンバーそれぞれの個性もお楽しみいただけると思います。

では、そのメンバーから一言ずつ。

ペン
「ラジオに出演できてとても光栄です。
私はリスナーとして毎日ラジオを聞いて過ごしています。
トークを学びながら聞いているので、
今回はラジオ番組のようなトークができるように頑張るので、
楽しんでお聞きください。」

ぴよ
「おはなしすることが大好きなので、
それを公共の電波を使って発信できるなんて、とても楽しみです!
皆さん楽しんで聴いてください(^^)」



うさぎ
「最後の詰めまで楽しく作ることできました。
ゼミ内のワイワイとした空気をそのままお届けできればと思います。
お楽しみに!!」

パンダ
「ラジオ番組に出演できるという貴重な機会をいただけたので、
思いっきり楽しんでみたいと思います。
皆さんも気になる女子大生の『恋愛』と『流行』について、
ぜひ楽しんでお聞きください!」

キリン
「ラジオ番組に出演できてとても嬉しいです。
みんなで時間をかけてラジオの構成を練ってきたので、
是非聴いていただきたいです。」

このように、アニマル好きの5人でお届けする番組「ノートルダムStation」を
ぜひお楽しみください。



―――――――――――――――――
放送局:ラジオカフェ FM 79.7
日 時:2017年7月5日(水)18時半~19時

*Listen Radio を使えば、京都はもちろん、
 世界中どこでも聞くことができます

 http://listenradio.jp/
――――――――――――――――――――


報告 平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域アクティブラーニング

2017年07月01日

夏越しの祓で、水無月を食べました


6月30日は、夏越しの祓(なごしのはらえ)でした。


金曜日は、授業があるので、
神社の祓には、いけませんでしたが、
ゼミで、この時期の京都で店にならぶ、
水無月(みなづき)というお菓子を食べながら、
夏越しの祓の話をしました。


(水無月は、外郎の上に、
あずきがのった、写真のような、
お菓子です。)


大学の近くですと、
上賀茂神社で、午前10時に、
(夜にも、人形流しがありますが)
上御霊神社で、午後3時に、
儀式が行われます。



茅の輪くぐり(ちのわくぐり)、と呼ばれる、
茅(ちがや)で作った、2メートルほどの、
大きな輪を、くぐり、厄除けする、
儀式です。

(写真は、上御霊神社の茅の輪です。)


「夏越しの祓する人は、
千歳の命(ちとせのいのち)
延ぶ(のぶ)といふなり」

このような歌を唱えながら、
8の字を描いて、
輪をくぐります。

1年の半分を過ぎたところで、
健康を保つことができるように、
願いをこめた儀式というわけです。


6月は、旧暦でいうと、
夏の終わりに当たります。

6月末日は、今の暦でいえば、
8月の中旬くらいになるので、
まさに、夏の終わりという感じです。



というようなことを話していたら、
香港の留学生のひとりが、地元に、
水無月と似たようなお菓子があると、
言います。

プッチャイコー(Put chai ko)、
というお菓子です。
(これで、検索すると、
インターネットの記事が出てきます。)

プティングのようなものらしいですが、
食感が、水無月に使われる外郎(ういろう)と似ていて、
小豆をまぜる場合は、見た目もよく似ているようです。

留学生から、こういう面白い話を、
聞くことはよくあります。




水無月は、京都を中心に食べられるもので、
関西で広くお店に出るわけではないようです。
関西の学生でも、初めて食べた、
という人がほとんどでした。

京都では、この時期、スーパーでも、
出ているのですが。

京都ならではの、
夏の行事ということですね。


報告:長沼光彦


  


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2017年06月23日

ロジック(論理)ってなんだ 日本語コミュニケーション+国文学概論

論理(ロジック)的に話す、書く、ということは、
理性的な話し合いの場で、求められます。




では、論理、筋道が通っていることには、
どういう特徴があるでしょう。

それは、単純な形に、置き換えられる、
ということです。

A+B=Cみたいな形ですね。

単純な方が、わかりやすい、
ということです。


そうすると、逆に、微妙なニュアンスが、
抜け落ちてしまうような気がしますね。

そのニュアンス、たとえば、
DとかEとかFがあるなら、
それらが、A+B=Cと、
どういう関係にあるのか、
説明するのが、論理、
ということになります。




面倒くさいなあ、とか、
AとかBとか、分解したら、
何か違う気がする、
という意見もあるかと思います。

もちろん、論理的な表現が、
言葉の表現のすべてでは、
ありません。

エッセイとか、小説とか、詩は、
ここでいう論理的な文章とは、
組み立てが異なり、
違う味わいを表現します。

(小説とか、詩も、
論理や構造がある、
と考えて、
分析する方法もあります。)



言葉の表現も、
いろいろある、
ということを、
知ってもらうと、
面白くなってくると思います。


報告:長沼光彦
  


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2017年06月22日

メロスだって認められたい 国文学概論

太宰治「走れメロス」をよく読むと、
メロスは、友のためだけでなく、
「名誉」のために走っています。



「若い時から名誉を守れ」と、
作中でメロスは言っています



友のために走っていると思って、
読んでいたのが、
自分の名誉のために走るの?、
と違和感を持つ人もいるでしょう。


名誉というと、
共感できないかもしれませんが、
人に認められること、
と言い換えるといかがでしょう。

私たちは、人に認められたい、
という気持ちを持っているのでは、
ないでしょうか
(心理学では、承認欲求といいます。)



友のために走るのだとして、
その自分を人に認めてもらいたい、
そんな気持ちも、
人は持つものだと思います。

単純にいうと、
自分をほめて、という気持ちですね。


そういう意味では、
メロスは、立派な人というより、
私たちに近い面も、
持っているのではないでしょうか。




報告:長沼光彦
  


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2017年06月21日

図書館展示「ホラー」~準備編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

図書館展示の日が近づいてまいりました! まだ風が冷たく感じる日もありますが、6月7日に梅雨入りし、いよいよ夏も近づ いてきています! 選書した本を読み、一足先に夏を感じながら作業を進めています。

選書が終わり、書誌(展示する本のリスト)はほぼ完成しました。
広報用のポスターには怖いオバケがいる……かも?
展示に来てくださった方にご協力していただきたいアンケートは、気軽に評価してもらえるよう選択式にしました。 展示案内のちらしもアンケートと並行して頑張って製作中です! 展示紹介のためのポスターはまだまだ完成とは言えず、授業外に集まって作業を進めています。

また、展示する本を紹介するためのPOP作りをしています。 皆さんに興味を持ってもらえるよう、各自が工夫を凝らして作りました!
下の写真はその中の一部です。 その本の良さが少しでも伝われば、と思っています。





展示中は貸出できませんが、図書館内で閲覧することは可能です。
ぜひ図書館まで足を運んでください!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 05:37Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月16日

図書館展示「ホラー」~予告編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

《図書館サービス概論》では、毎年テーマを決めて本を紹介する展示をしています。 例えば、過去には「ジブリの森」や「図書館からグリムの世界へ」、昨年は「世界名作劇場への旅」というテーマで展示を行いました。

そして、今年の展示テーマは「ホラー」です!暑い夏を怖い話で過ごしませんか?
伝承コーナーと文学・映像作品コーナーに大きくわけ、外国と日本では不思議生物や恐怖のイメージにどんな違いがあるかを比較しようと考えています。 ゾッとするほど怖いものから、昔は畏怖の対象であった不思議生物まで、様々な視点から紹介します!

「ホラー」と聞いてイメージするのは幽霊や殺人鬼ではありませんか?
しかし、怖いものというのはそれだけではありません。日本に昔から伝わる「妖怪」も恐ろしいものの一つです。他にも日本では可愛いらしいものとして認識されることの多い「妖精」は、実は醜いものも多いことをご存知ですか? 伝承コーナーではそんな妖怪や妖精を中心に、昔から伝わるちょっと不気味で怖いものを紹介します!

文学・映像作品コーナーでは有名な作品だけでなく、短編集や心理学系の資料も多数紹介します。
皆さんは「世界三大ホラー映画」をご存知ですか?実は図書館にもあるんです!
世界三大と言っても説はいろいろあるのですが、写真は世界三大ホラー映画の中でも特に有名な海外のホラー映画の原作です。 「その映画見たことある!」という方は、ぜひ原作も読んでみてはいかがでしょうか?

図書館展示予告編2017



あいにく展示中は視聴・貸出はできませんが、簡単な作品紹介を展示しますので気になる方は是非見に来てください。


場所は本学図書館1階展示エリアです。
6月20日~7月18日の期間に展示しています。
ぜひ足を運んでみてください。今年の夏は「ホラー」で涼みましょう!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:46Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月15日

公開講座「百人一首―かるたに恋して」を開催しました

6月10日の土曜日に公開講座を開催しました。
映画化もされた漫画『ちはやふる』の人気もあってか、会場は大盛況でした。
中学校かるた部の生徒さんたちも来てくださいました。


司会は、本学3回生が務めました。
授業での取り組みが垣間見られる、堂々たる司会ぶりでした(手前味噌ですが)。





第1部では、本学の堀勝博教授から
「『京都百人一首かるた』で巡る京都の名所」と題した講演がありました。




堀ゼミの学生たちが「京都百人一首」を制作するに至った経緯や、
「一人一首、一か所一首(京都の地名)」という限定による
選歌の苦労などが語られました。

涙を呑んで選外となった歌を紹介するなど、
京都にちなむ歌への深い愛が感じられる講演となりました。


ところで、当日のアンケートにこのような質問がありましたので、
堀教授からのご回答をここにお知らせいたします。どうぞご参考ください。


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アンケートに、「神山」はこうやまと読む、というのがありましたが、
和歌では、「こうやま」ではなく、「かみやま」と読まれてをります。

現在の上賀茂の地名は「こうやま」と読んでいますが、
それは正式名称「かみやま」が変化したものです。

たとえば、大阪市住之江区「遠里小野」は、
万葉集では、「とほさとをの」ですが、現在の呼び名は「おりおの」であり、
読み方が変化しているわけです。

地名のウヂ(宇治)を上代で「莵道(ウヂ)」と記した例がありますが、
その漢字表記を現在でそのまま音読みで「トドウ」と読んでいるのも同じ例です。
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つづく第2部では、元クイーンの荒川裕理氏をお招きし、
「百人一首とかるたについて」をテーマにご講演いただきました。






「競技かるた」がいまのような形で行われるようになった経緯について、
詳細な歴史を紐解きながらお話しいただきました。


現在の「かるたブーム」ともいわれる状況については、
『ちはやふる』の影響だけではなく、
小学校・中学校現場において百人一首が、
子どもたちが親しみやすくなるような工夫のもとで
取り上げられているためでもある、というお話もありあました。


また、荒川氏が「競技かるた」を始めたきっかけや、
クイーンを目指す道のりの険しさなども、大変興味深いお話でした。



休憩をはさんで、みなさんおまちかねの「競技かるた」の実演・体験会がありました。


まず、「競技かるた」の選手たちが猛烈なスピードで札を払う秘訣である
「決まり字」について、詳しく解説していただきました。






そして、クイーンと選手による実演。目にもとまらぬ速さで札が払われていきます。






最後に体験コーナー。中にはクイーンを驚かせる払い手を見せてくれた方もいました。






今回の公開講座に参加してくださったのは、なんと百人ぴったり。
「百人一首」が、幅広い年齢層の方々にとって
魅力的なテーマであることを再確認する、素敵な機会となりました。


報告:辻 敦子
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 12:41Comments(0)話しことば教育日本語日本文化領域学科行事

2017年06月12日

ラジオ番組準備中!(「専門演習Ⅰ」話しことばゼミ)


人間文化学科の平野ゼミでは、
毎年、ラジオカフェにゼミメンバーで出演しています。

企画から内容の構成、トーク、放送局とのやり取り等、
全て自分たちで取り組んでいきます。

その準備の過程、
そして、生放送出演を通して、
実践的な力、話す力、度胸などを養っていこうというものです。

本年のラジオ番組のテーマは、
最近の女子大生の恋愛事情と流行。

やわらかいテーマではありますが、
聞きごたえのある内容にしていこうと、
関連の論文を調べたり、女子大生にアンケートをしたりと
様々に準備を進めているところです。

放送は、以下の通り。
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放送局:ラジオカフェ FM 79.7
日 時:2017年7月5日(水)18時半~19時

*Listen Radio を使えば、京都はもちろん、
 世界中どこでも聞くことができます

 http://listenradio.jp/
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明るく元気で、個性豊かな5人の番組を
ぜひお聞きください。



報告 平野美保



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:26Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域アクティブラーニング