2018年08月11日

お盆となすときゅうり

お盆には、なすときゅうりに、
割り箸や、楊枝をさして、
牛や馬に見立てます。




お盆に帰ってくる、
先祖の霊が乗る、
乗り物に見立てるわけですね。


近年は、そういう習慣も、
あまり見られなくなりつつあるようです。


ただ、京都出身の学生に聞くと、
おばあちゃんの家で見た、
という返事を聞くことがあります。


なすやきゅうりのいわれを聞くと、
お盆が、先祖を迎える行事だということを、
改めて思い起こします。


報告:長沼光彦  
タグ :お盆


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:51Comments(0)京都日本語日本文化領域

2018年07月26日

朗読コンサートを開きました

「日本語の朗読」の授業では、
毎年、自分たちで作り上げる「朗読コンサート」を実施しています。
2018年も7月18日に行いました。


授業が始まったころは、人前で表現することに対して、
恥ずかしさや、また、どのように朗読をするのかわからず、
「ただ読んでいるだけ」の人もいました。

しかし、この最終のコンサートでは、
聞いていて本当に楽しい「作品」にそれぞれ仕上がっていました。

この「朗読コンサート」のタイトルは「夏の小さな幸せ」ですが、
まさに幸せを感じるひとときとなったのではないでしょうか。




授業では、
この「朗読コンサート」に向けて、
15回ある授業の前半に、
短めの実践をしながら、「基本」を確認していきます。

そして、後半は、自分たちで意見を出し合い、
各グループで朗読を作り上げてきます。



多くのことでそうですが、頭ではわかっていても、
実際に「できる」とは限りません。

ましてや音声表現は、簡単そうに見えて、
案外難しく、なかなか思うようにはいきません。

ですが、この「朗読コンサート」に向けて、
皆で意見を出し合い、学びあい、高めあってきました。



その結果、この「朗読コンサート」で、
出演者も、鑑賞する側も、
朗読の世界に入っていける幸せなひとときとなったように思います。
 
ふざけるのとは違う「楽しさ」を十二分に感じながら、
真剣に向き合い実践していくことで、
ただなんとなく行うのとは違う、多くのことを得ているはずです。

自分たちで考え、表現してきたことは、必ず他でも役立ちます。



受講生の皆さんは、「活き活きと話す」ということがどういうことか、
もうわかっているのではないでしょうか。

人と一緒に何かを作り上げていくことがどういうことか、
(喜びなどを)感じているのではないでしょうか。



今回、得てきたことを
この授業で終わらせるのではなく、
様々な場面で活かしていっていただきたいと心から願っています。


写真撮影:長沼光彦
報告:平野美保
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:18Comments(0)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域オープンキャンパス・AO入試

2018年07月03日

悪いことをする勇気


国文学概論では、
芥川龍之介「羅生門」を、
読んでいます。



貴族の主人から、
仕事をやめさせられた下人が、
京都の入り口、羅生門で、
雨宿りをしているところから、
始まります。


何とかしなければならないので、
泥棒にでもなろうかと、
下人は思います。

しかし、泥棒になることを、
積極的に肯定する勇気が出ない、
というのです。


そんなわけで、
学生の皆さんに、
悪いことをするのに、
勇気はいるのか、
と聞いてみました。


その答が以下のとおり。

日本は、
お互いに見張っているような社会だから、
何をするにも勇気がいる、
というのです。


日本の現状をとらえた、
鋭い指摘だと思います。


さて、下人は、
人の目を気にしているのでしょうか。

それは、次回以降、
考えます。


報告:長沼光彦



  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:42Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2018年06月30日

水無月をいただきました


本日、6月30日は、
夏越しの祓(はらえ)の、
儀式が行われています。

(写真は、以前紹介した、
石清水八幡宮の茅の輪です。)

1年の半分が過ぎたところで、
邪気(悪い気)を祓って、
残りの半年を、
健康に過ごそうと願うものです。


旧暦のときには、
今の7月に行うことになりますから、
夏の盛りに当たります。

まさに、暑い夏を越える儀式、
ということです。


この時期に、京都では、
水無月(みなづき)という、
お菓子をいただきます。


旧暦6月の名前のついたお菓子は、
氷にみたてたものだと言われます。


学生に聞くと、
同じ関西地区でも、
大阪や滋賀では、
見かけないのだそうです。


そこで、少し早かったのですが、
2日前に、ゼミで、
水無月をいただくことにしました。



関西より遠方の地域から来ている学生や、
留学生にとっては、
おもしろい京都体験になったようです。

(フォークでいただいたので、
あまり和風な感じではありませんが。)


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:38Comments(0)京都日本語日本文化領域

2018年06月28日

KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしての授業

人間文化学科の授業「スピーチの基礎」では、
毎年、「なごみん」の愛称で親しまれている
KBS京都の海平和アナウンサーをお迎えして話を伺っています。
本年も6月の授業にお越しいただきました。


この授業では、
「講演」のようにただお話を伺うだけというものではありません。
学生たち全員が何らかの形で海平アナとコミュニケーションをとります。


司会をする学生、質問をする学生で役割分担をし、
仮想の「生放送番組」をイメージして
授業を進めていきます。

話の内容は、海平アナの仕事、学生時代、趣味などについて。


海平アナは、明るく楽しく、かつ、とても自然に、
学生たちに役立つ話をしてくださいました。
皆、あっという間に、「なごみんワールド」に引き込まれていったようです。

とはいえ、現役のプロのアナウンサーを前に、
「話す」わけですから、練習とは違う緊張感があったかと思います。
ですが、皆、本番でも堂々と話していました。
皆、大変立派でした。



最後に、恒例の、海平アナと受講生全員との記念撮影です。
本当に楽しく、有意義な時間となりました。
海平アナウンサー、ありがとうございました!



受講生の皆さん、
この授業では、最後にもう一つプロジェクトがあります。
この授業の総仕上げです。
楽しみながら、かつ、もっともっと力をつけていきましょう。

報告 平野美保
(写真:人間文化学科3回生 阿部 &平野)


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:39Comments(1)話しことば教育授業紹介日本語日本文化領域

2018年06月24日

世界が知る日本


フランス人が知っている日本人、
というような形で、
各国の人に、知っている日本人を聞く、
番組がありました。



朝日放送、土曜日夜の、
こんな時間に地球征服するなんて、
という番組です。


宮崎駿、黒澤明、といった名前が出てくると、
なるほどなあ、という気持ちがします。

ただ、ロマネスクという、
コンビの名前があがったりすると、
誰だろう、と思います。


2010年のパリ国際映画祭で、
公式マスコットになったほどの、
有名な日本人コンビなのです。

(レ・ロマネログという公式ブログがあります。)


こういう番組を観ていると、
海外と日本国内の認識の違いがわかって、
面白いですね。

報告:長沼光彦


  
タグ :海外日本人


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:37Comments(0)国際文化領域(多文化理解)日本語日本文化領域

2018年06月21日

本日は夏至です


本日は、二十四節気(にじゅうしせっき)の、
夏至(げし)になります。



1年で、最も昼間が長い日です。

そういえば、最近は、
なかなか日が暮れませんね。


日本では、梅雨の季節なので、
日が長い、という印象がないかもしれませんが。


報告:長沼光彦




  
タグ :夏至


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:12Comments(1)日本語日本文化領域

2018年06月10日

オープンキャンパスを開催しました


本日、6月10日、日曜日は、
オープンキャンパスを開催しました。
多くのご来場ありがとうございます。



天気予報では雨でしたが、
幸い、閉会の時間まで、
強く降ることはありませんでした。


人間文化学科の模擬授業は、
「アニメで世界がひとつになる
~進撃の巨人は、世界の共通語~」のタイトルで、
私、長沼が担当いたしました。



アニメ「進撃の巨人」が、
ヨーロッパやアジアで、
広く受け入れられている状況を紹介し、
国際社会における、
日本文化の現状について、
お話しました。


政府が主導する、クールジャパンと、
実際に、ヨーロッパやアジアの人たちが、
好む日本の良さは、
必ずしも一致しないのではないかという、
話をいたしました。


体験コーナーは、
中里郁子先生による、
「聖書のみことばカードづくり」を、
行いました。


聖書の言葉を選んでいただき、
絵入りのカードを作りながら、
聖書に親しんでいただく体験です。

参加された皆様は、
楽しく色づけをなさっていたようです。


受験生の皆さんは、
これから進路を決める時期かと思います。
ぜひ、人間文化学科の学びを、
体験してみてください。


オープンキャンパスは、
また来月も行われます。
よろしければ、またおいでください。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:22Comments(0)国際文化領域(芸術と思想)日本語日本文化領域オープンキャンパス・AO入試

2018年05月29日

ディズニーランドは変化する


東京ディズニーランドは、
変化し続けています。


これも、学生と話した話題です。


東京ディズニーランドは、
1983年に開園されました。

今年で35周年となります。
当時20歳代だった若者が、
50歳半ばになっています。

そう考えると、
なかなかの歴史です。


ディズニー・キャラクターのいる遊園地、
という特徴は、
その頃から変わっていないように、
思われます。


ただ、開園当時のアトラクションで、
なくなったものもあります。

たとえば、
シンデレラ城ミステリーツアー、
というものがありました。

シンデレラ城の中を歩いてまわり、
ドラゴンを倒すという、
アトラクションです。

他にも、なくなったものはあり、
その時々のニーズにより、
変化しているようです。


逆に、新しく開設されたものも、
多くります。

最も大きな変化は、
ディズニーシーというエリアが、
2001年に開園されたことでしょう。

子ども向けの遊園地というイメージの、
ディズニーリゾートに、
お酒も飲める、大人も遊べるエリアが、
できたわけです。

これも、大人も遊びたい、
というニーズに応えてのことですね。



そんなわけで、ディズニーランドは、
その時期ごとの、ニーズと付き合いながら、
変化をしてきたことがわかります。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:32Comments(0)日本語日本文化領域

2018年05月28日

スマホも疲れる


スマホも長く使っていると、
バッテリーが弱ってきます。


充電しても、あまり長持ちしなくなり、
持ち歩いて使うには、不便になってきます。


例年、学生から、
そういう話を聞きます。
買い換えるか、という検討を、
したりしています。


バッテリーが長持ちするように、
使えば良いのでしょうが、
学生の皆さんを見ていると、
よく充電をしています。

充電を繰り返すほど、
バッテリーは疲れてきます。


こういう話をすると、
スマホの弊害、スマホ依存症、
というような意見も出てきそうです。


しかし、学生の話を聞くと、
スマホなしで、生活するのは、
難しそうです。

友人だけでなく、
バイトの連絡も、LINEを通じて、
やってきます。

就活している学生にとっては、
スマホは必需品です。

就職情報など、
スマホを通じて、
手に入れています。


スマホ依存症は、
実は、世の中がつくっています。

今の世の中は、
スマホぬきに、
生活しにくいようになっているのですね。


そんなわけで、
スマホが疲れている場合は、
持ち主も疲れているかもしれません。

それだけ、スマホを使う環境に、
いるわけですから。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:26Comments(1)日本語日本文化領域

2018年05月26日

コスプレイヤーは写真集を出す


アニメなどのキャラクターの、
衣装を身につけ、なりきる人を、
コスプレイヤーと言います。

これも、学生から聞いた話です。


以前は、趣味の世界だったのですが、
最近では,プロの人もいるようです。

プロというのは、
コスプレで、
お金を稼げる人、
ということですね。


その方法のひとつが、
写真集販売です。


もともと、コスプレをしている人の、
写真を撮ることを趣味とする人も、
いるのだそうです。

そこで、お金を取ったりはしないのですが、
きれいに撮れた写真は、
ほしいと思う人もいるわけですね。

そんなわけで、写真集が、
販売されるわけです。


コスプレイヤーも、
アイドルの一人になっています。

事務所に所属する人もいるので、
立派なプロというわけです。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 20:52Comments(1)日本語日本文化領域

2018年05月25日

声優は歌う


最近の声優さんは、
歌い、踊り、
コンサートを開きます。


先日、ゼミで学生とした話です。


昔の声優さんは、
アニメや映画の声を担当して、
顔は表に出さない、
という印象でした。


しかし、アニメなどで、
声優さんの演技に注目が集まると、
雑誌やテレビに顔を見られるようになります。

中には、アイドルのように、
人気が出る人もいて、
写真集が発売されたりすることも、
ありました。


近年は、さらに一歩進んで、
歌をうたい、コンサートも開くわけです。

というのは、アニメ作品の中で、
アイドルを演じるなど、
実際に歌う場面が登場するアニメが、
増えてきたからです。


アニメの映像もいいのですが、
ご本人の歌う姿も見たい、
というファンの要望に応える形です。


今では、はじめから、
歌をうたうことが前提で、
半ばアイドルのような形で、
デビューする声優さんもいます。


このような声優さんの活躍する環境も、
日本ならでは、と言えるでしょうか。


報告:長沼光彦  
タグ :声優


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:00Comments(0)日本語日本文化領域

2018年05月13日

大学生は世の中を知る


大学生は、入学後、
新入生を対象とした初年次教育や、
就職について学ぶキャリア教育で、
世の中を知ることを求められます。




ただ、本来大学は、
専門教育を行うところでしたから、
必ずしも、
世の中を知ることを、
必要とされなかった時期もありました。


夏目漱石「三四郎」を読むと、
大学生は、世の中を知らない人、
ということになっています。

研究者も、世間から離れて、
自分の研究を深める人と、
されています。


近年、大学も、
社会に出て行くための準備も、
行うべきだとされるようになりました。

それが、キャリア教育と、
呼ばれるものです。


そんなわけで、
大学生は、積極的に、
世の中を知ることが、
求められます。

新聞を複数読んで、
メディアリテラシーを身につけながら、
世の中のことを知る、
という試みをしている大学もあります。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:42Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2018年05月11日

ゼミで大田神社に行ってきました 

  
  人間文化学科3年次生必修科目「専門演習」(日本語・古典ゼミ)で、大田神社に行ってきました。国の天然記念物として有名なカキツバタが見頃になるのが、5月初旬のこの時期です。ここ2年ほど鹿の食害で花が激減していましたが、今年も例年に比べ少し少ない印象でした。




  それでも、学生たちは初めて間近に見る紫色の花の美しさに、インスタ映え効果でしょうか、しきりにスマホをかざしていました。

  GW前に、事前課題をいくつか出しておきましたが、みなさん答えは見つかったでしょうか。

  大田神社の祭神の名は?

  答:天鈿女命。アメノウズメノミコトと読みます。日本古代神話に登場する有名な女神で、天照大神が天の岩屋戸に隠れた時、桶の上でひたすら踊ったことで知られ、「俳優」の始祖神とも言われています。





  藤原俊成が詠んだ歌は? その意味は?

  答:神山や大田の沢のかきつばたふかきたのみは色にみゆらむ(五社百首歌 1190年)

  訳:神山のふもと、この大田の沢に咲くカキツバタよ。人々がこの山の神を信じる深い心が花々の濃い紫色に現れているのだろう。

インターネットに流布する口語訳には、この歌を恋歌として読む解釈が行われていますが、神祇歌と解すべきものと思われます。

 〈報告者:堀勝博〉

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:05Comments(0)京都フィールドワーク授業紹介京都日本語日本文化領域

2018年05月04日

リメンバー・ミー 京都で映画を観る 

もう上映が終わったかもしれませんが、
アニメ映画、リメンバー・ミーを、
見ました。



アカデミー賞で、
長編映画賞と、主題歌賞を、
受賞しました。


日本にとって、面白いのは、
日本のお盆のような行事が、
メキシコにあるということです。

死者の日、という祝日で、
故人の魂が戻ってくる日です。


リメンバー・ミーは、
この死者の日をモチーフとして、
家族の物語を描きます。

家族が故人を思い続けることで、
死者は、あの世で、
存在しつづけることができる、
という話になっています。

逆に、故人を思う生者がいなくなると、
故人もあの世で消えてしまう、
という話です。


ファミリーは、今生きている人だけなく、
亡くなった人、さらには、
ご先祖さまもふくめられる、
ということなんですね。

そして、ファミリーであることは、
相手を思うことだ、
というメッセージが、
この物語には、こめられています。



家族とは何か、ということを、
あらためて考えさせられる、
映画でした。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)国際文化領域(多文化理解)日本語日本文化領域

2018年04月26日

国文学概論ではグループワークをしています

国文学概論では、
グループワークをしながら、
小説の読解について、
考えています。



小説を読むことは、
個人の体験ですが、
読んだ内容を、
グループの中で、
照らし合わせてみよう、
というワークです。


小説の中の、
注目した一節を抜き出し、
互いに
どのような読解をしたか、
発表し合う、
というものです。


付箋に自分の意見を書いて、
大きめの模造紙に貼って、
お互いに、見せ合います。



KJ法と呼ばれる、
意見交換の手法を、
応用したものです。


他の人に意見を知ることができて、
いつもと違う、読書体験ができた、
という感想を、
学生からもらいました。


これは、先日のオープンキャンパスで、
紹介した方法です


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:53Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2018年04月23日

4月22日は、オープンキャンパスでした


4月22日、日曜日は、
オープンキャンパスでした。


多くのご来場、
ありがとうございます。


人間文化学科の模擬授業は、
鷲見先生による、
「アラブを通して見る日本」です。


アラブ文化について、
知っていただいたうえで、
日本文化との違いについて、
紹介しました。


体験コーナーは、
私、長沼が担当する、
「小説を深読みする
―文学のアクティブラーニング体験―」
です。


こちらは、国文学概論で、
実際に行っている、
作業型の読解体験です。



本学のオープンキャンパスでは、
学生が活躍しています。

今回は、学科の紹介を、
学生スタッフが行いました。

学生スタッフは、
学内を案内する、
キャンパスツアーや、
大学生活を紹介する、
おしゃべりcafeなど、
担当しています。


よろしければ、
実際に、本学の学生と、
お話してみてください。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:44Comments(0)学生の活動報告国際文化領域(多文化理解)授業紹介日本語日本文化領域オープンキャンパス・AO入試

2018年04月22日

「日本語教育実習Ⅲ」成果報告会を実施しました3



「日本語教育実習Ⅲ」成果報告 人間文化学科4年次生 小林愛美さん


(前号からの続き)

 最終日である上級2の模擬授業には、前回の失敗に習い多くの予備活動を用意して臨みました。しかし、この時は前回とは別の問題が発生しました。上級2の対象者に相当する学習レベルの生徒が、他の授業日程と重なっていて本時の模擬授業に参加ができなかったのです。よって、私が想定していた学習レベルに達する学習者がほとんど居ない、そもそもオノマトペを学ぶこと自体が初めてとなる生徒が大半を占める状況での授業となりました。また、学校の実施する通常授業の体制として、オノマトペのみに特化した授業がこれまで実施されていなかった事も今回の結果を生んだ要因の一つと考えられます。






 授業は体の不調を表すオノマトペに焦点を当て、“具合の悪さ”を表現する6語と“痛み”を表現する5語を扱いました。プリントを用いた演習問題に取り組んだり、授業の最後に行う応用練習には、実際に病院で医師に病状を説明する場面を想定した模擬演習を用意するなど、授業の盛り上がりと実用性の双方を意識しました。

 結果として、生徒全体の理解度が想定を下回っていたこともあり、前半の“具合の悪さ”を表現するオノマトペの説明に大量の時間を割く事になりました。全体の理解度に合わせ、用意していた解説から言葉を変えながら、臨機応変に噛み砕いて説明する必要がありました。丁寧な説明を意識するあまり、必要以上の解説をしてしまい、生徒の演習というより、教師の演説が活動の中心にある授業展開となってしまいました。授業を見てくださった先生方からも、これらは多くご指摘を受けました。自分自身、授業の展開や生徒の反応に慎重になり過ぎていたことを自覚し、深く反省しました。





 このようにして、私が掲げた目的⑴⑵は、多くの尊い失敗を経験することで達成されました。目的⑵については、模擬授業だけでなく、先生方の授業を見学させて頂いた中で数多の発見を得る事ができましたが、今回は中でも特に印象深く実感した事柄について、後輩の皆さんに共有しました。

 上記のとおり、上級2の模擬授業に参加した生徒のほとんどが、今回扱った語彙の意味を一つも知らない状況からのスタートでした。授業終わりは、自身としても不甲斐ない結果となってしまったことを反省し、先生方からも励ましの激励を頂いていましたが、生徒からの反応には思いもよらないものが多くありました。 




「わかりやすい」「ヒントが多くて理解できた」「わかるまで説明があってよかった」

生徒の口から出る感想は、自己評価にも先生方からの評価にも見る事のない、絶賛するものばかりでした。最初は励ましの言葉をくれているのだと思い素直に感謝していたのですが、実際にその後生徒同士の会話に本時に扱ったオノマトペが用いられている場面を何度も目にし、驚きました。

 私の説明で初見の語彙を理解し、用法も正しく日常会話に用いている……その事実に驚き、そして達成感を味わいました。もちろん、私の今回の授業で全ての生徒が理解に及んでいたとは言えません。中にはこれらの生徒とは違う感想を抱いた人も居たはずです。それでも、学習者の学習活動に私の指導が活きたこと、そして私の目指していた「実用的な語彙学習」が達成されていることが、何よりも嬉しい成果でした。

このエピソードと一緒にぜひ思い出したい出来事が、生徒による現役教員の評価についてです。生徒と交流を深める中で、生徒が普段の授業の感想を話してくれたことがありました。「あの先生の授業は楽しい」「あの先生の授業は分かりにくい」など、実習生という立場だからこそフランクに話してくれる内容でもあり、貴重な意見を知れた良い機会となりました。
その後、ある生徒から分かりにくいと評されていた先生の授業を見学させて頂いたのですが、授業の内容や活動としては、私自身特筆すべき改善点や分かりにくさを抱く事ができませんでした。これまで教授法や実習指導で“模範的な指導法”として習ってきた、オーソドックスな授業のように思えました。


 (香港MTR 美孚駅構内にあるキャラクターショップにて)


 ひとつ、他の授業との相違点を指摘するとすれば、“授業内で出た疑問、課題に即座に回答していない”という点でした。多くの生徒から分かりやすいと評される某先生の授業は、授業中に出た質問や生徒の回答に見えた誤用には、授業の進行を中断してでもその場で答えを出す、という方法をとっていました。私の上級2の模擬授業も、理解に及んでいない生徒が少しでも居るように見えた際には、何度も表現を改めて言い直すように心掛けました。これらは、「生徒から出た疑問には、どんな形であれ一先ず時間内に答えを出す」という、言わば瞬発性、即時性を重要視した指導法だと感じます。対し上に挙げた先生の例は、時間を有したとしても回答の正確性を優先する、“正しい知識の定着”を目指した指導法だと私は解釈しました。どちらの方法にも利点があり、生徒の需要によって評価が分かれる部分だと思います。

 今回私の模擬授業を高く評価してくれた生徒は、授業に即時性を求めていたのだと考察できます。言語活動が成功するにあたって、「わかる」「できる」「使える」という感覚はとても重要です。だからこそ、言語を学ぶ授業ではこれらの感覚を多く実感することで、自ずと満足度も高まるのでしょう。この場合、私が行った上級2の模擬授業は、この「わかる」という感覚に強くアプローチした授業だったと言えます。そういう意味で、終わりに疑問を残さない授業ほど達成感や満足感があり、評価が高まる、という現象が起こっていると考えられます。教師が設ける教育の目標と生徒が抱く学習の需要、双方とうまく折り合いをつけながら、状況に合わせ指導法を工夫していけるよう、事前の準備が重要だと分かりました。何が起こるかわからないという、ある種の「危機管理」とも言える能力が、教員に求められていると感じました。私自身、その力にはまだまだ至らなさを感じます。今後経験を積む中でさらに吸収していかなければと、背筋を伸ばされる思いでした。今後の参考として、興味深い体験となりました。

 今後は、自身の指導能力や知識量の向上を目指しながら、より良い指導法の開発に努めていきたいと思います。今回報告会に参加してくれた後輩の皆さんが、これまで以上に日本語教育に対し熱意をもって、私たちのように充実した実習を体験されることを願っています。
                                                           〈終わり〉





  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)日本語教育授業紹介日本語日本文化領域国際交流

2018年04月21日

「日本語教育実習Ⅲ」成果報告会を実施しました2



「日本語教育実習Ⅲ」成果報告  人間文化学科4年次生 小林愛美さん



私はこの度の実習について、おおよそ以下のような目的を見出し、成果を出せるよう尽力しました。





⑴自身の教員能力、日本語教育スキルを確かめる。
・これまで培ってきた指導技術、知識を実際の教育現場で活用できるか
・教育者として社会に立つスキル、適性が自身にあるか
・日本語学習者に対し、教育者という立場から正しくアプローチできるか
・日本語の誤用や表現のミスに対して機敏に反応し、疑問を持つことができるか

⑵香港における日本語教育の実態と学習者の需要を把握し、体験する。
・学習がどのような環境で、どのように行われているのか
・どのような人に必要とされ、どのような理由で学ばれているのか
・非母語話者が感じる日本語の難易点、疑問を理解し、寄り添うことができるか
・現在実施されている教育に優れた点が見られるか、そして不十分な要素があるか→改善できるか

⑶日本語学習者、実習関係者との交流を通じて異文化・特色を理解する。
・学習者との積極的な交流に臨めるか
・異国の地において日常生活、コミュニケーションを円滑に行うことができるか
(・非母語話者にとって、オノマトペ語彙を感覚的に理解することは難しいのか)
(・語彙理解にコミュニティ固有の共通認識(日本独特の価値観)が必要な時、どう教育すべきか)

⑶については、香港で関わってくださった全ての皆さんのお心遣いとご協力によって、満足した体験が得られました。生徒の皆さんはもちろん、教職員をはじめ地域の皆さんも、私たちを心から歓迎してくださいました。私自身海外での生活は初めての試みで、多くの不安を抱きながらの渡航となりましたが、それらが杞憂であったことはすぐに実感できました。かけがえのない出会いを得た日々となりました。
また、(  )で囲んだ下2項目は、自分自身の卒業研究の参考のためにぜひ話を伺えればと思い設定しました。非母語話者である日本語学習者が、日本語に対しどのような印象をもって、理解しているのか。日本語教員の実習生という立場から、そして日本語研究を専攻とする学生という立場から、学習者にアプローチすることを目指しました。





私が今回実施した単元は、初級1(日本語初心者向け)「あいさつ、自己紹介」と上級2(日本語上級者向け)「痛覚のオノマトペ」の2コマです。全8コマの模擬授業のうち、一番最初と一番最後のコマを担当する形となりました。そのため想定すべき学習者のレベルも授業によって大幅に違い、それぞれに必要となる対応も異なることが予想されました。
日本を発つ前に全ての授業計画を完成させることを前提に準備を進めていたこともあり、事前準備は順調に事が運びました。初級1と上級2、それぞれ以下のような項目に注意するよう意識しました。

初級1
・イラストやジェスチャーなど、視覚情報を多く提供すること
・説明的なコメント、指導にならないように、簡単な辞書形動詞を用いること
・学習者との交流に活動の中心があるように、会話練習や発問を多く取り入れること
・ネームプレートの作成やお菓子のプレゼントなど、レクリエーションのような楽しさを取り入れ、授業の盛り上がりを意識すること
・学習者の名前をなるべく把握し、発問の際には名指しで指名すること

上級2
・アニメーション、小道具などを効果的に用いて学習者が集中を持続できるようにすること
・用法と用例を多く用いながら、類似する語彙との相違を説明すること
・用いられる文がごく自然であり、日本語母語話者が日常生活で頻繁に使用する表現であること
・痛覚などの説明には実体験のエピソードを用いて具体性を出すこと
・学習者の名前と習得レベルをなるべく把握し、発問の際には名指しで指名すること


初級1の模擬授業は、英語やイラストも使いながら、何度も反復練習を行いました。





実際に当日参加してくれた生徒の日本語レベルは全員中級以上に達しており、本授業の内容は全員が容易に理解できる状況でした。授業態度も積極的で、教員からの発問のレスポンスもスムーズに行われました。そのため、私が想定していた時間配分より遥かに早いスピードで、準備していた課程が終了してしまいました。時間が余るという事態を想定して、応用練習を複数種類用意しておくべきでした。また、日本での事前準備で念入りに時間配分を確認していなかった事も大きなミスだと言えます。多くの反省と課題点を残し、1回目の模擬授業は終わりました。   
                                            〈次号に続く〉



  


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2018年04月20日

「日本語教員実習Ⅲ」成果報告会を実施しました


人間文化学科4年次生 小林愛美です。

3月16日(月)、日本語教員養成課程の最終科目「日本語教育実習Ⅲ」の成果報告会を本学ユージニア館にて行いました。




後輩たち(来年春、香港に行く学生たちを含む)が十数名が聞きに来てくれました。

数回に渡って本ブログでも実習報告を掲載させて頂きましたが、今回は今後実習を経験する後輩の皆さんにむけて、履修した4名から、模擬授業の様子や現地の生活、そしてそれらの体験から何を得たのかについて、各々20分程のプレゼンを行いました。




自身が実施した模擬授業の様子や反省について、実際に使用したPPTなどを見せながら説明した他、印象に残った出来事、楽しかったこと、今後に向けてのアドバイスなどについてもそれぞれからお話ししました。実習中に撮影した街や食事、交流の様子を写真で見せると、後輩の皆さんも興味深そうに聞いてくれていました。




今回は代表して私が、実際に報告会でお話しした内容をこのブログで綴りたいと思います。

実習中の生活、生徒との交流については他のメンバーが詳しく説明をしてくれたので、私からは特に、模擬授業を実施したことで得た実感と疑問、見えてきた今後の課題についてを簡単にご報告します。




次回もご覧ください。


  


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