2017年05月06日

楽しむのは誰 GWとUSJ


GWは、どこかへお出かけになったでしょうか。



テレビでは、USJのCMが流れていますが、
何種類かありますね。
USJは、一昨年、学生に案内されて、
行きました。)



印象に残ったのは、
「ドラゴンクエスト・ザ・リアル」のCMです。

巨大なモンスターに、
母と娘が襲われています。

「助けて」というと、
それまで、しょんぼりしていた、
お父さんが、剣を持って立ち上がります。

「勇者の僕が目を覚ます!」


アトラクションの主人公が、
お父さん、なんですね。

お父さんは、子どもを楽しませるだけでなく、
自分で楽しんでもいいんです、
というメッセージのようです。



実は、このごろ流れているUSJのCMには、
いろいろな種類があります。

「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のCMは、
中学生か高校生くらいの女子が、
楽しんでいる内容です。

「ようかい体操・ザ・リアル」は、
小学校くらいの男の子と女の子が、
ようかい体操を、踊っています。


異なる世代が主人公になっていて、
それぞれのニーズをふまえながら、
広くお客さんに訴えようという、
意図のようです。



ドラクエは、あるいは、
今の子どもには、馴染みが薄いかもしれません。

(子どもは、最近はやった、
妖怪ウォッチの方が、
人気でしょう。)

とはいえ、一日過ごすわけですから、
お父さんが楽しめるアトラクションも、
あって良いということなのだと思います。

CMも、誰かに何かを伝える、
メッセージですから、
その意図を考えてみるのも、
面白いかと思います。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:53Comments(0)日記日本語日本文化領域