2017年05月16日

本物に触れる 京都の研究 発展演習

京都や日本の伝統文化を学ぶ際にも、
できるだけ本物に触れよう、
としています。

もちろん、
京都フィールドワークや、
基礎演習などでお招きするゲストは、
本物に触れる機会です。

今回は、図書館に所蔵している、
資料の話です。
本物に触れる 京都の研究 発展演習


私の担当する発展演習では、
京都をプレゼンする、の題で、
京都を様々な角度から、
見てみようとしています。

受講するグループのひとつが、
京都の市電を調べたい、
とプランを出しました。

グループに、
京都出身の学生がいて、
親御さんが、学生時代に、
まだ市電が走っていた、
という話を聞いたのだそうです。


どこを走ってたのですか、
と聞かれたので、
とりあえず、
インターネット上の情報を、
電子黒板で見せたのですが、
物足りない様子です。

よし、では、
図書館で、昭和初期の地図を見よう、
と提案しました。
本物に触れる 京都の研究 発展演習


地図を見たら、
すごい、おもしろい、
との感想です。

何が面白いかと言えば、
当時使っていた地図ですから、
市電の駅周辺の情報が書かれており、
なぜ、駅を設置したのか、
直観できるからです。
本物に触れる 京都の研究 発展演習

ついでに、ノートルダムは、
どこですか、と聞かれて見ると、
植物園くらいしか、
見当たりません。

北山界隈が発展してきた経緯を、
紹介しました。
ノートルダムに昔から勤めていた先生より、
聞いた話をまじえたりします。

実際の地図を見ると、
発見があるわけです。


こんなふうに興味を広げる機会となるので、
本物に触れる機会を設けています。


報告:長沼光彦




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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:38 │Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域京都

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