2019年02月01日

2年次生「発展演習」の授業から ―短歌・俳句を作る 1


 2年次生必修科目「発展演習」の授業で、短歌や俳句を作りました。短歌は情を詠む、俳句は景を詠むということを前提として、学生たちは自分たちの目にしたこと、感じたこと、味わったことなど、いろいろな体験を思い起こし、指を折って音数を数えながら、作品を捻り出していました。

 今日は、そのうち、学生たちが作った俳句を2首、ご紹介します。少し、私が添削してはおりますが。

2年次生「発展演習」の授業から ―短歌・俳句を作る 1


 初春や晴れ着に似合ふ寒桜 (Sさん作)

正月に桜というのは、季節が合わないように思えるかもしれませんが、正月に咲くサクラの品種もあるんですね。有名なものでは、カワヅザクラがあります。少し、花の色が濃くて、あでやかな晴れ着姿によく映えそうな色合いですね。

2年次生「発展演習」の授業から ―短歌・俳句を作る 1



 雨上がりきらめく露の手毬花 (彭倩瑩〈ホウセイエイ〉さん作)

手毬花とは、オオデマリのことで、夏の季語です。雨上がり露にぬれた満開の手毬花の輝きを詠んでいます。

ちなみに作者の彭さんは、香港中文大学専業進修学院からの留学生で、後期「発展演習」15回、日本人学生に一人混じって、古典作品の和歌の勉強を頑張ってきました。その勉強の成果でしょうか、見事な作品を詠みましたね。


(指導担当:堀勝博)







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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 21:53 │Comments(2)日記授業紹介日本語日本文化領域

この記事へのコメント
自分には全く才能はないのですが、
読ませてもらうと、なるほどと思います。

みのる
Posted by guildguild at 2019年02月02日 21:25
限られた文字数で表現する難しさを感じます。私には出来そうにもありません。
山崎
Posted by guildguild at 2019年02月03日 21:50
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