2020年07月26日
学生エッセイ ― コロナ禍を過ごす学生の思いを綴る〔第5回 1年次生 吉冨夢美さん〕
下宿での自粛生活を過ごして
待ちに待った大学生活。知り合いのいない土地で心機一転、学びたいことをとことん学び、友達をたくさんつくり、サークルに入って、初めてのバイトもして、不慣れなひとり暮らしで忙しくしているはずだった。しかし、現実は、新型コロナウイルスの影響で入学式も中止、授業も遅れて始まり、予想外の大学生活が始まった。
新型コロナウイルス感染予防の自粛生活では、大学生活が始まることだけでも不安で仕方なかったが、さらに不安が膨らんだ。パソコンの使い方、大学生活、オンライン授業、ひとり暮らし、全てのことが初めて、そして予想外で前代未聞のことだらけで、その日のやらなければいけないことをこなすだけでも精一杯だった。
大学では4月15日から、オンライン授業が始まった。パソコンを触るのも初めてで、使い方が全くわからず、最初は検索の仕方も分からなかった。manaba、campusmate、responなどの違いも全くわからず、授業を受けることがままならなかった。とにかく不安しかなかった。

7月になっても、パソコンの使い方はまだおぼつかないが、ようやく何とか授業を受けられるようにはなった。オンライン授業の長所や短所も感じるようになってきた。オンライン授業の長所は自宅や実家、どこでも授業を受けられる点であろう。私は自粛中に法事でどうしても実家に帰らなければならなかった。新幹線の移動中や実家で授業を受けられる事は大変便利だった。実家に帰ることで授業を休まなければならないということもない。また、体調が悪い時も家で受けられると休まないで良いので、どこでも受けられるのはオンライン授業のいちばんの利点だと思った。
しかし、オンライン授業は初めての先生方も多く、なかなか使いこなせてない先生の授業では、スムーズに進行しなかったり、質問しても返事が帰ってこなかったりして、大変不便に感じた。また、回線が乱れると、自分ではどうにもできないので、とても不便だった。
下宿で独り過ごす自粛生活は、さすがに時間を持て余した。退屈を紛らわせるために何かしようと思った。私は、人見知りで人と話す時に話題を振ったり、話題を広げたりするのが苦手である。だから自粛中に、今まで興味のなかったジャンルに触れ知見を広げて、対面授業が始まった時の友達づくりに役に立てようと考えた。いろんな声優たちの活動や、ピアノが少し弾けるので、コードネームについて調べてみた。今までは全く知りもしないのに、面白くなさそうと決めつけて、近づかなかった分野だったが、実際に触れてみると、とても楽しくて、友達づくりのための知識をつけるだけのはずだったのに、すっかりハマってしまった。今まで知ろうともせず、勝手に決めつけていた自分が恥ずかしくなった。

これからはまずきちんと知ってから物事に対する考えを持とうと思った。それと同時に自分の知らない世界を知ることの楽しさも知った。今では自分の知らないジャンルの趣味の世界を知ることが楽しくて仕方がない。その上、趣味の幅を広げると同じ趣味同士の友達ができ、自粛中にSNS上で人脈を広げることもできた。
この3か月、予想外のことだらけの生活で、心機一転するつもりで知り合いがいない土地を選んだのが裏目に出て、独り暮らしは本当にしんどかった。だが、滅多にないこの辛い経験は、今後の人生で必ず役に立つであろう。
(吉冨夢美〔よしどみ ゆみ〕 国際日本文化学科1年次生)
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