2019年03月22日

日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香 


 3つ目の目的は、工繊大の実習でわかった課題の克服である。工繊大実習では、授業が始まると緊張したり、授業を計画通り進めることに一生懸命になりすぎてしまったりで、学生とコミュニケーションをとるのを疎かにしてしまった。

日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香                (香港天水圍にある順德聯誼總會翁祐中学の高校生たちと交流)


 そこで、今回の授業では、教師と学生の間に壁を作らないようにしようと授業に臨んだ。しかし、1度目の初級1の授業は失敗に終わったと思う。

日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香 


 2度目の初中級3のクラスでそれを改善するために、ホテルで何度も練習し、パワーポイントの操作は他の学生に任せるなど工夫した。その結果、前回よりも圧倒的に学生との会話の時間が増え、応用練習での作文の時間には、全員にフィードバックができたのも良かったと思う。作文の時間に学生に質問をしたら、質問の答え以上のことを学生が話してくれたり、学生から話しかけてくれたりと、コミュニケーションがとれた授業になった。

日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香                        (CUSCS周先生の授業でディクテーション模範朗読のお手伝い)



 この12日間は、多くのことを学び充実した実習となった。ただ、今年の後期に京都工芸繊維大学で行われる実習に向けて、新たな課題も見つかった。まず、今回の実習では、自分の日本語の知識の少なさを痛感した。無意識に使っている言葉の意味や使い分け、それをどう日本語学習者に説明するかなど、日本語の研究が必要だと感じた。

日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香 
日本語教育実習Ⅲ(香港実習) レポート 〈続〉  越智瀬莉香 

                      (マカオ旅游学院の学生たちと交流)


 次に、既習項目が特に少ない初級の学習者とのコミュニケーションの難しさも感じた。媒介語を使わなければならない場面もあるが、既習の文型や単語を使い、学習者が日本語に触れる機会ができるだけ多い授業にする工夫が必要である。これらのことを踏まえて秋の工繊大の実習に臨みたい。   ≪了≫


(報告者:国際言語文化学部英語英文学科4年次生 越智瀬莉香)





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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:00 │Comments(1)授業紹介日本語日本文化領域日本語教育国際交流

この記事へのコメント
普段何気なく使っている言葉も正しい意味でないものもありますね。日本語は難しいですね。
山崎
Posted by guildguild at 2019年03月22日 22:11
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