2017年12月13日

三四郎は都会にそまった


後期にはじまった、
夏目漱石「三四郎」の講読も、
いよいよ佳境です。
三四郎は都会にそまった


東京で出会った美禰子に、
心惹かれた三四郎は、
相手の気持ち理解しかねています。


それでも、何やら、
二人で会う機会を得て、
進展しているようにも見えます。


そんなエピソードの中に、
三四郎が、火事の騒ぎや、
子どもの葬式を見かけても、
気の毒に思ったりしない、
という出来事があります。


三四郎は、東京に来たばかりの頃は、
東京の人々が、
迷子を見ても、手をさしのべない、
様子を見て、違和感を抱いていました。

三四郎の故郷では、
少なくとも、道徳の観点から、
何かしようとするはずだというのです。


ところが、東京の人は、
本音で生きているから、
迷子は、誰かが面倒を見るはずだ、
と手をさしのべないのです。


違和感を抱いていた三四郎ですが、
今や、東京の人と同じように、
人の不幸に目を向けないように、
なったようです。

そこには、美禰子に恋心を抱き、
自分の人生に忙しくなった、
新たな三四郎の姿が見えてきます。


報告:長沼光彦



同じカテゴリー(授業紹介)の記事画像
能楽に関する特別講義を実施しました ――「基礎演習」合同授業
ラジオ放送番組に生出演してきました! 
いよいよ放送日です!
KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしての授業
ラジオ番組生放送 7月5日(金)18:15~18:45
2年次生「発展演習」の授業から ―短歌・俳句を作る 2
同じカテゴリー(授業紹介)の記事
 能楽に関する特別講義を実施しました ――「基礎演習」合同授業 (2019-07-11 19:29)
 ラジオ放送番組に生出演してきました!  (2019-07-09 16:41)
 いよいよ放送日です! (2019-07-03 11:39)
 KBS京都 海平和アナウンサーをお迎えしての授業 (2019-06-27 14:02)
 ラジオ番組生放送 7月5日(金)18:15~18:45 (2019-06-20 19:07)
 2年次生「発展演習」の授業から ―短歌・俳句を作る 2 (2019-03-25 19:18)

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 20:52 │Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。