2017年01月23日

卒業目前の先輩に聞いた!! 就活・卒論・ノートルダムでの4年間

~人間文化学科4回生の中屋敷さんへのインタビュー~

 こんにちは、人間文化学科2回生の下元です!
今回、発展演習Ⅱの授業で同じ学科の先輩である、4回生の中屋敷(なかやしき)さんに、インタビューを行いました。テーマはわたしたちもいずれは通らなくてはならない「就職活動」や「卒業論文」など、気になることについてお話していただきました。


★本番さながらの練習を受けることが大事!

 まず、はじめに就職活動についてお聞きしました。取材した12月には、就職先はすでに決まっていました。苦労したことはなく、ただ辛いと感じたそうです。
「辛かったことは圧迫面接されたとき、あとは(受けた企業を)半分くらい落ちたとき…何があかんかったんやろう なって…でもどうにかなるだろうってスーパーポジティブでやっていたので!(笑)…苦労はとくになかった」
それまでに複数の企業から内定を貰っていたそうですが、中屋敷さんの本命は面接が解禁される6月に受ける2社でした。
「でも行きたいところに行けなかったら…ここでやめるべき?将来どうなるのだろう…って、苦労よりも不安や辛さの方があった」

行きたいところだけでなく、面接の練習もかねて受けた企業もあり、本番を何度も積み重ねて慣れていくようにしたそうです。

ファイル

▲中屋敷さんが就職活動のときに作ったファイルです


 中屋敷さんが就職活動のために作った専用のファイルを持ってきていただきました。企業の特徴などを見やすく書いてあり、自己PRの用紙などもこのファイルに綴じていました。多くの企業を受けるのでひとつひとつわかるように自分でまとめておくと良いみたいです。
「やっていて良かったと思ったことは、3回生のときに参加したキャリアセンターのバーチャルリクルートで、架空の企業を作り、本番のように生徒たちが模擬面接を体験した」
バーチャルリクルートは、キャリアセンターが企画した就職活動の面接の模擬面接です。
学校側の作った架空の会社に面接練習として参加し、企業説明、筆記試験、グループディスカッション、面接2回を経て内定の審査を受けるまでを一通り体験するというものです。

一次面接を終えて、中屋敷さんは最終面接の3人に残ったそうです。
「めちゃくちゃ緊張して…でも最後の3人に残って…教室では周りで落選した人たちに見られてるんですよ!」
模擬面接ではあったものの、大勢の人や学年の友達に見られるという、本番にはない恥ずかしさや緊張があったそうです。でもこの体験があったことで本番は余裕を持つことができたそうです。
「それがピークに緊張した…でもこの体験をしたことで、これ以上の緊張は本番でもなかった!」
模擬面接を体験する前は、まだ面接をどのように受けるかわからない不安がありましたが、参加して客観的な評価を受けたことで、面接の姿勢を作ることができたそうです。必ず前もって経験しておくこと、それが重要なんですね。



★自分の卒業論文について先生と何度も話し合って!

 次は卒業論文についてお聞きしました。取材をした日がちょうど人間文化学科の卒業論文の提出締め切り日だったようです。中屋敷さんは4日前に提出を終えていました。

中屋敷さんは、「女子大生のSNS利用実態の学年間比較」というテーマで1回生と4回生のSNSの依存度を比較するという内容で、アンケートなどを取ったりして、卒業論文を書いたそうです。
 「私は、3回生が終わる頃にテーマを仮で決めて、ちょこちょこゼミの先生に会いに行っていたよ。

文章を本格的に書き出したのは…本格的に始めたのは9月くらいだったかな…それまではアンケートを作成したり、使う言葉の定義を調べていたよ」

 いきなり自分で書き出すのではなく、こまめに先生に相談したり、先輩の卒業論文を前もって入手して参考にしていたそうです。

取材のために自分用に印刷した卒業論文を持って来ていただいて、実際に見せてもらいました。分厚くて、自分もこれをするのか…と不安にもなりましたが、中屋敷さんは笑いながら、
「みんな始めは論文の書き方はわからない、けど大丈夫だよ!」
と言っていました。自身の努力ももちろんあるだろうと思いますが、補助してくれる先生の存在があったので完成できたそうです。

 4回生になると就職活動もあり、学校に行く回数は減るそうです。自分から先生にアプローチしていくことで卒業論文は焦ることなく提出出来たと言っていました。
かなり不安に感じていましたが、きちんと段階を踏んで研究していれば、必ず完成出来るとわかって、安心しました。



★自分の特色が出せるように

 最後に、人間文化学科の後輩たちにアドバイスを聞いてみると
「大学生活でしかできないことをやってみる!それは就活の面接の質問でも話せるかも。人と違った経験をすることも大事!」
中屋敷さんは、野球少年だったお兄さんの影響もあり、高校生のときに強豪校の野球部のマネージャーを務めました。
かなり上下関係が厳しかったけれど、その経験は社会人として必要な良識として身についていると言っていました。

就職活動の面接で学生時代にがんばったことについての質問を、マネージャーを経験したことを話すと面接官はすごく興味を持って聞いてくれたと言っていました。

学生たちはみんな似たようなことを言っていると常々感じていたようで、個性を出すことで、自分をさらにアピールできるようです。

 今回、「就職活動」や「卒業論文」などをテーマにしたことで、不安だった思いから、それに向けての目標や計画を今から少しずつ立てていこうと思いました。

インタビューにご協力くださりありがとうございました。

中屋敷先輩

▲インタビューに答えてくださった中屋敷さん


【記事をまとめたのは2回生の下元でした。】




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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00 │Comments(0)授業紹介アクティブラーニング教員・学生インタビュー

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