2015年10月15日

東寺百合文書展 京都府立総合資料館

ただいま、大学の近く、
地下鉄北山駅1番出口を出たところにある、
京都府立総合資料館で、
平成27年度東寺百合文書展(とうじひゃくごうぶんしょてん)
が開催されています。
東寺百合文書展 京都府立総合資料館

東寺百合文書が、
ユネスコの世界記憶遺産に登録された、
ニュースをはお聞きになったでしょうか。
東寺百合文書展 京都府立総合資料館

東寺百合文書は、
京都の東寺に伝えられた日本中世の古文書で、
東寺の文書記録、土地の証文など、
寺にまつわる事件や、現在で言う事務処理の仕方がわかる、
貴重な資料です。
(詳しくは、京都府立総合資料館百合文書WEB、
をご参照ください。)

1967年に京都府が東寺より購入し、
京都府立総合資料館の収蔵庫で保管されることになりました。

1997年に国宝に指定されましたが、
今回、世界記憶遺産にも登録されたわけです。

その資料の一部が、今回、
10月1日から11月8日まで、
京都府立総合資料館で、公開されています。

「東寺百合文書」の名の元になった、
前田綱紀(まえだつなのり)から東寺に寄進された、
桐箱も展示されていました。

(文書の保存のために寄贈した桐箱が百個あり、
この箱に納めて伝えられことから、
「東寺百合文書」と呼ばれています。)

織田信長が足利義昭を奉じて入京した際に、
東寺に陣をかまえたため、
東寺が兵士が暴挙に及ばないように、
禁止事項を文書とするよう依頼して書かれた、
「織田信長禁制」が展示されています。

(弾正忠(だんじょうのちゅう)の朱印が押されていました。
弾正忠は役職名で、織田家は弾正忠を称していました。)

(京都府立総合資料館百合文書WEBで、
写真版の文書を見ることもできます。)

東寺百合文書展 京都府立総合資料館
(展示会場に行くと、上のような、
解説資料やチラシがもらえます。
古文書の内容が解説してあり、
展示物を見る際にも、役立ちます。)



京都府立総合資料館は、このような京都に関する、
貴重な資料を多く保管しています。

京都ノートルダム女子大学は、
その近くにあるので、
資料を調べる目的があるときや、
今回のように興味が向いたら、
すぐに出かけることができます。

報告:長沼光彦




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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:23 │Comments(0)日記京都

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