2013年07月01日

教員紹介 宮永 泉

  私の専門は宗教哲学です。そのきっかけになったのは、
二十歳頃読んだパスカル著『パンセ』(ブランシュヴィック版)でした。
フランス語の勉強をするつもりで、辞書を引きながら少しずつ
読み進んでいったのですが、いつの間にかすっかりパスカルの思想の中に
入り込んでいました。特に「人間はみな死刑囚である」という人間洞察は
心に響き、生きているのがまるで夢のような気がして、長い間苦しみました。
その後色々なことがあって、三十六歳の時に受洗して
カトリック教徒(「復活」=「死の克服」を受け容れる者)となり、
今日に至っています。
教員紹介 宮永 泉

  担当している科目は「死の哲学」「キリスト教的死生観」などで、
西洋思想と日本思想の研究にもとづいた講義を行っています。
いずれの講義でも≪生涯続く自分探しの旅≫の手助けが
できればと思っています。

報告 宮永 泉


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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 12:14 │Comments(1)カトリック教育教員紹介

この記事へのコメント
私も学生時代に、自分の行き方を考えていた時代に宗教書と共に哲学書も読みあさり、「パンセ」も大切な一冊でした。京都出身ながら「国際学生の家」で留学生らと3年間過ごした頃、難しい話をしながらも良く本を借りに来た人物がいます。今では某国立大学の教授になっていますが、京産大出身の私をかれが初めて評価してくれたのが、パスカル他の当時の私の愛読書を見てからです。今も彼を含め多くの良き友人に囲まれていますが、その根本として自分を大きく成長させてくれたのが、学生の家時代多くの様々な異なった価値観や考え方を持つ多国籍の友人達と日々議論した時間です。
 是非、ノートルダムの学生さんだけでなく、このようなブログを通しても、様々なお話を、私のような凡人にもわかるように書いてください。よろしくお願いします。
Posted by こやまあきゆきこやまあきゆき at 2013年07月01日 13:55
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