2015年07月03日

嵐山フィールドワーク その壱

6月27日、嵐山へフィールドワークに行きました。
(下の写真は、嵐山の渡月橋です)
嵐山フィールドワーク その壱
2年生ゼミは、京都をプレゼンしようという、
テーマで活動を進めています。
そこで、京都らしい場所に、
出かけてみることにしました。
嵐山フィールドワーク その壱
出発するのは、四条大宮の、
嵐山電鉄の駅です。
(嵐電(らんでん)の駅のコカコーラの看板は、
赤ではなく黒でした。)
嵐山フィールドワーク その壱

嵐山はJRでも、阪急でも行くことができます。
嵐山電鉄を利用したのは、
各駅停車で、京都から嵐山に至るまでの雰囲気を、
駅名から味わってもらおうと思ったからです。
(阪急は鈴虫寺、JRはトロッコ電車に乗り換え、
と目的によって、選ぶこともできます。)
嵐山フィールドワーク その壱

蚕ノ社(かいこのやしろ)、太秦広隆寺(うづまさこうりゅうじ)、
帷子ノ辻(かたびらのつじ)、車折神社(くるまざきじんじゃ)、
鹿王院(ろくおういん)と、謂われのある名が続きます。
嵐山フィールドワーク その壱
(上の写真は、嵐電の運転席です。)

嵐山電鉄は、明治43年(1910年)に開業、
行楽客の利用を期待していました。
開業当時に発行された『沿道名所案内』(嵐山電車軌道株式会社、1910・3)
を見ると、これら沿線の名所が紹介されています。
(『沿道名所案内』は、本学図書館で所蔵しています。)

現在の嵐電HPや、駅においてある「エリアマップ」にも、
沿線の名所が紹介されていますので、
ぜひご覧ください。
嵐山フィールドワーク その壱
そんなわけで、駅名のいわれを話しているうちに、
嵐山に着きました。
嵐山フィールドワーク その壱
嵐山駅は、京都風な味わいを演出するために、
錦織’(にしきおり)のような模様の柱が並んでいました。
嵐山フィールドワーク その壱

まだ嵐山を歩いていませんが、今回はここまでにいたします。
嵐電だけでも、じゅうぶんに楽しめるというお話でした。
嵐山フィールドワーク その壱
(駅構内タリーズコーヒーの前にも、錦の柱が立っています。)

今回のフィールドワークの目的地、嵐山は、
谷崎潤一郎『細雪』で、富裕層の三姉妹が、
花見に出かける場所として登場します。
このお話は、人間文化学科で発行した冊子、
『比較古都論』で紹介しています。
よろしければ、オープンキャンパスの際にでも、
お持ち帰りください。
嵐山フィールドワーク その壱

もうひとつおまけの話です。
嵐電は、路面電車となる区域もあり、
(専門用語で併用軌道といいます。)
西大路三条という駅から、
三条通りを走ります。
以前ご紹介した三条通りの西側は、
太秦あたりまで続いているのです。
これも面白い話ですね。

報告:長沼光彦



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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:26 │Comments(0)授業紹介京都フィールドワーク京都

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