2017年06月24日

大学の良いところ 悪いところ 日本語コミュニケーション


物事を対立の視点で比較する
というワークを、
日本語コミュニケーションⅠでしてみました。

テーマは、大学の良いところ、悪いところ。



いくつかのグループに分けて、
KJ法を応用した、
付箋を使って、グループの話し合いを、
まとめるワークをしました。




良いところで、
各グループで共通して出てきたのは、
教員との距離が近いこと、
だそうです。

少人数のグループやクラスで、
教員と学生がコミュニケーションを、
とる機会が多いところから、
そういう意見が出てきたようです。

(教員としては、そう言ってもらえると、
ありがたいですね。)



悪いところで、共通して出てきたのは、
食堂が混み合うところ、
だそうです。

お昼休みに、一度に食事、
ということになると、
確かに、食堂は混み合います。

食堂以外の場所でも、
食事ができるように、
いくつかの教室は、
開放しているのですが、
きれいな食堂でゆったり食べたい、
という気持ちもあるようです。

(設備の問題は、
面積を広げるのは難しいので、
使い方を考えるのが、
妥当な解決策になるでしょう。)



いくつかあがった意見を、
共通するカテゴリーに分けて、
整理しました。

さらに、良い点、悪い点、
よりよくするには、どうしたらよいか、
なぜ、そのような現状になっているのか、
より深く分析する方法を示唆して、
ワークのまとめとしました。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:38Comments(0)授業紹介

2017年06月23日

ロジック(論理)ってなんだ 日本語コミュニケーション+国文学概論

論理(ロジック)的に話す、書く、ということは、
理性的な話し合いの場で、求められます。




では、論理、筋道が通っていることには、
どういう特徴があるでしょう。

それは、単純な形に、置き換えられる、
ということです。

A+B=Cみたいな形ですね。

単純な方が、わかりやすい、
ということです。


そうすると、逆に、微妙なニュアンスが、
抜け落ちてしまうような気がしますね。

そのニュアンス、たとえば、
DとかEとかFがあるなら、
それらが、A+B=Cと、
どういう関係にあるのか、
説明するのが、論理、
ということになります。




面倒くさいなあ、とか、
AとかBとか、分解したら、
何か違う気がする、
という意見もあるかと思います。

もちろん、論理的な表現が、
言葉の表現のすべてでは、
ありません。

エッセイとか、小説とか、詩は、
ここでいう論理的な文章とは、
組み立てが異なり、
違う味わいを表現します。

(小説とか、詩も、
論理や構造がある、
と考えて、
分析する方法もあります。)



言葉の表現も、
いろいろある、
ということを、
知ってもらうと、
面白くなってくると思います。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 18:50Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月22日

メロスだって認められたい 国文学概論

太宰治「走れメロス」をよく読むと、
メロスは、友のためだけでなく、
「名誉」のために走っています。



「若い時から名誉を守れ」と、
作中でメロスは言っています



友のために走っていると思って、
読んでいたのが、
自分の名誉のために走るの?、
と違和感を持つ人もいるでしょう。


名誉というと、
共感できないかもしれませんが、
人に認められること、
と言い換えるといかがでしょう。

私たちは、人に認められたい、
という気持ちを持っているのでは、
ないでしょうか
(心理学では、承認欲求といいます。)



友のために走るのだとして、
その自分を人に認めてもらいたい、
そんな気持ちも、
人は持つものだと思います。

単純にいうと、
自分をほめて、という気持ちですね。


そういう意味では、
メロスは、立派な人というより、
私たちに近い面も、
持っているのではないでしょうか。




報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月21日

図書館展示「ホラー」~準備編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

図書館展示の日が近づいてまいりました! まだ風が冷たく感じる日もありますが、6月7日に梅雨入りし、いよいよ夏も近づ いてきています! 選書した本を読み、一足先に夏を感じながら作業を進めています。

選書が終わり、書誌(展示する本のリスト)はほぼ完成しました。
広報用のポスターには怖いオバケがいる……かも?
展示に来てくださった方にご協力していただきたいアンケートは、気軽に評価してもらえるよう選択式にしました。 展示案内のちらしもアンケートと並行して頑張って製作中です! 展示紹介のためのポスターはまだまだ完成とは言えず、授業外に集まって作業を進めています。

また、展示する本を紹介するためのPOP作りをしています。 皆さんに興味を持ってもらえるよう、各自が工夫を凝らして作りました!
下の写真はその中の一部です。 その本の良さが少しでも伝われば、と思っています。






展示中は貸出できませんが、図書館内で閲覧することは可能です。
ぜひ図書館まで足を運んでください!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 05:37Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月20日

対立はめんどうくさい? 日本語コミュニケーション


文章も、いろいろな書き方がありますが、
大学の研究では、
議論する、というスタイルが求められます。

単純にいうと、他人の意見を、
批判する、というスタイルです。



どうも、本学の学生の皆さんは、
批判する、対立する、
ということが、
喧嘩しているような感じがして、
あまり好まないようです。

そもそも、日本社会では、
議論というスタイルよりも、
争わずに、許容し合う、
やり方のほうが、
主流かもしれません。



ただし、他者理解の仕方は、
受容、というスタイルの中だけでなく、
議論、というスタイルの中にも、
あるのです。

相手を正しく批判するためには、
相手の言い分を正しく理解する、
必要があります。

相手を理解する手間暇をかけて、
はじめて、
相手に意見をいう権利が、
できます。



そういう意味で、議論は、
喧嘩ではなく、
一定のルールにしたがった、
スポーツだと、イメージしてもらった方が、
良いでしょう。

ですから、他者理解のない、
ルールのない、
言い合いは、
もちろん、喧嘩でしかありません。

こういう言い合いが、
嫌われるのは、
仕方ないことです。

学生の皆さんも、
すばらしい議論の場に、
あまり出会ったことがないのかもしれません。




自分の言い分を通したいと、
どうしても、相手の言い分を、
理解することを怠ってしまいます。

そこで一歩、とどまり、
相手をの言いたいことを理解する、
手間暇をかける。

それから、相手に反論をしかける、
それが、正しい議論です。

民主主義社会は、
本来、こういう議論を通して、
お互いの利害を少しずつ、
調整するところに、
良さがあるのだと思います。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:02Comments(0)授業紹介

2017年06月19日

畑正高先生 ホスピタリティ京都


6月13日火曜日の、
ホスピタリティ京都は、
松栄堂主人、畑正高先生に、
お話いただきました。




松栄堂は、
お香を扱う京都の老舗です。

お香の観点から、
人との関わりについて、
お話していただきました。



お話のキーワードは、
「慮る」(おもんぱかる)です。


香りは、形がないのものですから、
そこに、意味を読み取るには、
慮る、想像力が必要です。

一方で、香りは、
人を刺激するものでもあります。

よい香りは、人を集め、
人を癒やすものです。

それゆえ、香りの文化は、
日本でも、古くから、
受け継がれてきました。



お香の材料は、大陸よりわたってくる、
貴重なものでした。

しかし、香りの魅力は、
困難を乗り越え、
人々が材料を求める動機となりました。

異文化の受容には、
異国を想像する力、慮る、
が必要となります。



一方で、お香は、日本の文化とは、
異なるものです。

そこに、異文化との出会いと、
日本における変容が起こります。

文化は、ただ受容されるものではなく、
変化するもので、
その変化に、創造性が生まれる、
きっかけもあります。

お香は、異文化として理解されながら、
日本人の想像力、慮る、により、
独自性を生み出すことになります。

歴史は、そのような出会いと、
選択、判断の積み重ねで、
作られていく、ということです。



最後に、畑先生が参加される、
シンポジウムの紹介がありました。

「京都からつながるSDGsシンポジウム」
6月23日金曜日 13:30~16:30
キャンパスプラザ京都 第2講義室
京のアジェンダ21フォーラムで、
詳しい情報がわかります。)

SDGsは、持続可能な開発目標
(Sustainable Development Goals )の意味で、
2015年に国連で採択されました。

これを機会に、文化と環境の関わりを、
考えてみるのも良いのではないでしょうか。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:23Comments(0)授業紹介京都

2017年06月18日

ねこを見た 参


夕方、正門のあたりで、
学生たちの声が聞こえてきました。


ねこが、学生たちの前を、
走り去ったようです。

ねこは、茶室の庭に、
入ってきました。




「わかってたら、
驚かさなかったのに」
と優しい言葉を残して、
学生たちは立ち去りました。


とはいえ、このねこは、
人と慣れないようにしているようです。

以前に見たねこと
同じねこのようです。



報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:32Comments(0)日記新館・校舎紹介

2017年06月17日

楽しい大学

キャンパスで、
ブログ用の写真を撮っていましたら、
1年生のふたりに「写真撮って!」と声をかけられました。



コンセプトは、「楽しいJD(女子大生」
だそうです。


「楽しいの?」と聞くと、
「楽しいですよ」とのお返事。
何よりですね。



楽しい、ということは、
その場にいることが、
肯定的に受け止められている、
ということだと思います。

大学、イイネ、
という感じでしょうか。


一方、学校という場所では、
勉強など、がんばる、努力する、
ことがまず大切だ、
という意見もあるかと思います。

ただ、がんばる場合にも、
まずは、楽しい気持ちがあった方が、
前向きに取り組めるのではないか、
と思います。





先日の、オープンキャンパスでは、
1年生が活躍してくれました。

本学での生活は、
まだ2ヶ月というところですが、
キャンパスライフを楽しいと思っていることを、
高校生の皆さんにも、
伝えたいと活動してくれたようです。



1年生から、
大学生活を楽しいと思えると、
チャレンジしてみたいことが、
次々と見つかるように思います。


報告:長沼光彦




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)日記学生の活動報告

2017年06月16日

図書館展示「ホラー」~予告編~

《図書館サービス概論》受講生による、図書館展示のお知らせです。

《図書館サービス概論》では、毎年テーマを決めて本を紹介する展示をしています。 例えば、過去には「ジブリの森」や「図書館からグリムの世界へ」、昨年は「世界名作劇場への旅」というテーマで展示を行いました。

そして、今年の展示テーマは「ホラー」です!暑い夏を怖い話で過ごしませんか?
伝承コーナーと文学・映像作品コーナーに大きくわけ、外国と日本では不思議生物や恐怖のイメージにどんな違いがあるかを比較しようと考えています。 ゾッとするほど怖いものから、昔は畏怖の対象であった不思議生物まで、様々な視点から紹介します!

「ホラー」と聞いてイメージするのは幽霊や殺人鬼ではありませんか?
しかし、怖いものというのはそれだけではありません。日本に昔から伝わる「妖怪」も恐ろしいものの一つです。他にも日本では可愛いらしいものとして認識されることの多い「妖精」は、実は醜いものも多いことをご存知ですか? 伝承コーナーではそんな妖怪や妖精を中心に、昔から伝わるちょっと不気味で怖いものを紹介します!

文学・映像作品コーナーでは有名な作品だけでなく、短編集や心理学系の資料も多数紹介します。
皆さんは「世界三大ホラー映画」をご存知ですか?実は図書館にもあるんです!
世界三大と言っても説はいろいろあるのですが、写真は世界三大ホラー映画の中でも特に有名な海外のホラー映画の原作です。 「その映画見たことある!」という方は、ぜひ原作も読んでみてはいかがでしょうか?

図書館展示予告編2017



あいにく展示中は視聴・貸出はできませんが、簡単な作品紹介を展示しますので気になる方は是非見に来てください。


場所は本学図書館1階展示エリアです。
6月20日~7月18日の期間に展示しています。
ぜひ足を運んでみてください。今年の夏は「ホラー」で涼みましょう!

報告者:《図書館サービス概論》2017年度受講生 広報担当者

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:46Comments(0)学生の活動報告図書館司書資格授業紹介日本語日本文化領域

2017年06月15日

公開講座「百人一首―かるたに恋して」を開催しました

6月10日の土曜日に公開講座を開催しました。
映画化もされた漫画『ちはやふる』の人気もあってか、会場は大盛況でした。
中学校かるた部の生徒さんたちも来てくださいました。


司会は、本学3回生が務めました。
授業での取り組みが垣間見られる、堂々たる司会ぶりでした(手前味噌ですが)。





第1部では、本学の堀勝博教授から
「『京都百人一首かるた』で巡る京都の名所」と題した講演がありました。




堀ゼミの学生たちが「京都百人一首」を制作するに至った経緯や、
「一人一首、一か所一首(京都の地名)」という限定による
選歌の苦労などが語られました。

涙を呑んで選外となった歌を紹介するなど、
京都にちなむ歌への深い愛が感じられる講演となりました。


ところで、当日のアンケートにこのような質問がありましたので、
堀教授からのご回答をここにお知らせいたします。どうぞご参考ください。


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アンケートに、「神山」はこうやまと読む、というのがありましたが、
和歌では、「こうやま」ではなく、「かみやま」と読まれてをります。

現在の上賀茂の地名は「こうやま」と読んでいますが、
それは正式名称「かみやま」が変化したものです。

たとえば、大阪市住之江区「遠里小野」は、
万葉集では、「とほさとをの」ですが、現在の呼び名は「おりおの」であり、
読み方が変化しているわけです。

地名のウヂ(宇治)を上代で「莵道(ウヂ)」と記した例がありますが、
その漢字表記を現在でそのまま音読みで「トドウ」と読んでいるのも同じ例です。
*****

つづく第2部では、元クイーンの荒川裕理氏をお招きし、
「百人一首とかるたについて」をテーマにご講演いただきました。






「競技かるた」がいまのような形で行われるようになった経緯について、
詳細な歴史を紐解きながらお話しいただきました。


現在の「かるたブーム」ともいわれる状況については、
『ちはやふる』の影響だけではなく、
小学校・中学校現場において百人一首が、
子どもたちが親しみやすくなるような工夫のもとで
取り上げられているためでもある、というお話もありあました。


また、荒川氏が「競技かるた」を始めたきっかけや、
クイーンを目指す道のりの険しさなども、大変興味深いお話でした。



休憩をはさんで、みなさんおまちかねの「競技かるた」の実演・体験会がありました。


まず、「競技かるた」の選手たちが猛烈なスピードで札を払う秘訣である
「決まり字」について、詳しく解説していただきました。






そして、クイーンと選手による実演。目にもとまらぬ速さで札が払われていきます。






最後に体験コーナー。中にはクイーンを驚かせる払い手を見せてくれた方もいました。






今回の公開講座に参加してくださったのは、なんと百人ぴったり。
「百人一首」が、幅広い年齢層の方々にとって
魅力的なテーマであることを再確認する、素敵な機会となりました。


報告:辻 敦子
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 12:41Comments(0)話しことば教育日本語日本文化領域学科行事