2018年02月12日

一緒に暮らすところからはじめる

昨日は、他者の尊重が、
グローバル社会では、
必要とされる、という話をしました。




文科省が提案する、
アクティブラーニングで、
グループワークを通じて、
他者理解を学ぶことが、
求められるのも、
そういう理由からです。


では、実際グローバル社会で、
どのようにして、他者尊重を、
行っているのでしょうか。


たとえば、
海外から来た人たちが、
滞在中、快適に過ごせるように、
配慮する、ということがあります。


駅など交通機関で、
複数の言語で表示される看板が、
あります。

すべての言語を表示するのは、
不可能ですが、
英語以外に、中国語や韓国語など、
観光で訪れる方が多い国の言語を、
表記するようになってきています。



また、文化や宗教が異なると、
生活習慣の違いで、
配慮すべきことがあります。


これも、最近話題になっているので、
ご存じかと思いますが、
イスラム教を信じる方たちのために、
ハラールレストランが、
設置されています。

イスラムの教えでは、
神がよしとしたもののみを、
食することが、
戒律で決められています。

ハラールは、イスラムの教えで、
ゆるされたものを指します。


そのハラール食品を使った、
レストランが、
国内で増えています。

京都でも、ハラール認証を受けた、
ラーメン屋さんがあることが、
報道されました。



グローバル社会での他者尊重とは、
異なる文化、習慣を持つ人たちが、
共に住めるような、
環境を整えるところから、
はじまります。

一緒に暮らせなければ、
おつきあいは、はじまりません。

様々な考え、多様な文化を持つ人々と、
交流するには、
生活する、という、
一番基本的なところを、
整える必要があるわけです。


人間文化学科では、
こういう考え方を、
大切にしています。

コミュニケーションについて、
考え、実践する授業を設けているのも、
そういう理由からです。

報告:長沼光彦


  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 16:19Comments(0)国際文化領域(多文化理解)日本語日本文化領域アクティブラーニング

2018年02月11日

互いの立場を認めること


昨日、人の話を聴くということが、
コミュニケーションの一歩目だ

という話をしました。



とはいえ、
なかなか難しいことであるのも、
確かです。


相手の意見が、自分と違うから、
受け入れられない、
という場合だけではありません。


むしろ、
相手の立場をふまえようとするから、
つらくなる場合もあるでしょう。


本学の学生の皆さんは、
どちらかというと、
相手の立場を損ねないようにして、
疲れる、ということがあるようです。


意見が異なる人に、
どういうふうに提案したらいいか、
難しく感じる、
ということがあるようです。


相手ともめないためには、
よけいなことは言わないでおこう、
という気持ちにもなったりするようです。


だから、共同作業は苦手、
という人もいます。


他者の尊重ということは、
相手の立場を大切にすることだけでなく、
自分の立場を大切にしてもらうことです。


グローバル社会では、
そういう考え方が、
当たり前になることが、
理想とされています。

(実際に、実現しているかというと、
なかなか難しいですが。)

そういう意味では、
相手の話を聴くだけでなく、
お互いの話を聴くことが、
当たり前の世の中に、
なる必要があるのでしょう。


報告:長沼光彦
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:51Comments(0)授業紹介アクティブラーニング

2018年02月10日

聞くことから始まる対話


学生には、基礎演習などで、
コミュニケーションの入門を、
学んでもらっています。



コミュニケーションというと、
プレゼンテーションなど、
表現力の方が、
まず思い浮かぶかもしれません。


しかし、それ以上に大切なのは、
傾聴する力、
人の話を聞く力です。


表現力が、
自分を知ってもらう力、
だとすると、
聞く力は、
相手を知る力、です。


昨日、申し上げました、
癒やす力
も、
聞く力には、
あるでしょう。


鷲田清一に、
「「聴く」ことの力―臨床哲学試論 」が、
あります。
よろしければ、
読んでみてください。

報告:長沼光彦  
タグ :聞く力


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:09Comments(1)授業紹介アクティブラーニング

2018年02月09日

病は気から


試験前や試験期間に、
体調を崩した学生の皆さんは、
調子が戻ったでしょうか。



いろいろ大変だったことが終わると、
体調が戻る、ということは、
ありますね。


気持ちのうえでも、
緊張していたので、
疲れが出やすかったのでしょう。


そんなわけで、
病は気から、
という言葉があるのでしょう。


気持ちの持ち方次第とはいえ、
自分で、気分を取り戻すのは、
なかなか難しいところはあります。


そういうときに、
「うーん、たいへんだね」
と、わかってもらえると、
ちょっと、ほっとしたりします。


誰かに、自分が疲れてることを、
知ってもらうだけで、安心して、
気持ちも変えることができるようです。


共感、ということなのですが、
学生の皆さんの話を聞いていると、
そんな共感の言葉を、
耳にすることができます。


共感の言葉が、
相手をいやすことを、
わかっているのでしょう。


報告:長沼光彦

  
タグ :風邪


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:38Comments(0)日記

2018年02月08日

そろそろフレセミの準備をしています


4月になると、新入生を迎えて、
フレッシュマンセミナーを行います。



人間文化学科では、例年、
午前中に、交流イベント、
午後に、京都を学ぶ散策
(エクスカーションと呼んでいます)、
というメニューになっています。


実は、全体の計画については、
試験期間前の、1月から、
話を進めていました。


試験期間が終わったところで、
午後のエクスカーションの、
準備も始めようということになりました。


午前のイベント、午後のイベント、
共に、2、3年次生が、
担当します。


準備を通じて、
2、3年次生が発見することも、
多くあるでしょう。


報告:長沼光彦  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:23Comments(0)学生の活動報告アクティブラーニング

2018年02月07日

寒い日が続いています


寒波の影響で、寒い日が続いております。
体調に気をつけた方が、よさそうです。



試験期間が終わり、
大学に来る学生の皆さんの姿も、
いつもより少なくなりました。


心なしか、人が少ないと、
キャンパスの中も、
気温が下がるような気がします。


報告:長沼光彦  
タグ :寒さ春休み


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 23:55Comments(0)日記

2018年02月06日

意地かプライドか 「三四郎」を読む


夏目漱石「三四郎」を読む授業の話です。



学生の話を聞いていますと、
三四郎が美禰子のことを、
好きなのに、
プライドを捨てることができない、
というところが印象に残ったようです。


三四郎は、小説を読む限り、
あまり積極的に行動しない、
今で言う、
草食系男子、という感じもします。


しかし、それでいて、明治の若者らしく、
女性に対して、自分の方が偉い、
という、プライドを持っているようでもあります。


三四郎は、友人のしでかした失敗のおかげで、
美禰子からお金を借りることになります。

どうも、三四郎は、社会的に、
一人前ではない、と、
当時男性から思われていた、
女性から、
お金を借りることに、
違和感を抱いるようです。


実は、この場面、三四郎がまだ、
一人前の社会人ではないことを、
自覚せざるを得ない場面でもあります。

美禰子と結婚したいとしても、
そもそも、その相手からお金を借りてるというところで、
経済的な基盤がないことが、
わかってしまうわけです。


男としてのプライドとか、
言っている以前の段階と、
いうことになるでしょう。


どうやら、漱石は、
恋愛は、単に、
当人同士の、恋情だけで、
成り立つものではない、
と言っているようです。

経済的基盤、
社会的地位、
男女の間の力関係、
そういう、ややこしいものが、
絡んでくるので、
単純な、純粋な恋愛は、
成り立ちにくい、
と言っているのではないか、
と思います。


学生の中には、
そういうややこしさを乗り越えて、
好き、って言ったらいいんじゃないか、
と意見を述べます。

そういうのが、本当の恋愛じゃないか、
というわけです。


確かに、そういう社会のしがらみを乗り越える人なら、
惚れてしまうかもしれませんね。

三四郎は、草食系男子というよりも、
そういう社会のしがらみを、
乗り越えられない人なのかもしれません。



漱石は、「三四郎」のあとに書いた作品で、
そういうしがらみを乗り越えてしまう人の、
話を書いています。
「それから」と「門」ですね。

よろしければ、
続けて、読んでみてください。


報告:長沼光彦

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 22:28Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域

2018年02月05日

春休みです


試験期間が終わり、
大学は、春休みということになります。


学生の皆さんの中には、
早々に、帰省する、
という人もいました。


試験やレポートが集中して、
なかなかたいへんだった、
と思います。


帰省して、
ゆっくりしてください。


報告:長沼光彦  
タグ :春休み帰省


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 21:07Comments(0)日記

2018年02月04日

豆まきをされましたか

昨日は節分で、
豆まきをされたでしょうか。



学生の皆さんは、
一人暮らしだと、
豆まきまでは、
しないかもしれませんね。


全国的に定着した感のある、
恵方巻きは、
スーパーや、コンビニに、
置いてあるので、
召し上がったかもしれません。


節分は、本来、
春の始まりを祝う行事です。

豆まきのもとである、
追儺(ついな)という、
鬼をはらう行事は、
旧暦では、大晦日の行事でした。

旧暦だと、今頃だったわけです。


中国など旧正月を祝う地域は、
行事をこの頃に行うのも、
旧暦にしたがうからです。


そんなわけで、
新しい年の始まりを、
再度祝う気持ちで、
節分を行うわけですね。


私もとりあえず、
豆を食べて、
いわしも食べておきました。

邪気ははらえたでしょうか。


報告:長沼光彦  
タグ :節分


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 19:41Comments(0)日記日本語日本文化領域

2018年02月03日

【お知らせ】 「日本語と古典」ゼミ 卒業制作展を開催しています

 
 「日本語と古典」ゼミに所属する4年次生の卒業制作展を、本学学術情報センター図書館1階で開催しています。




 いずれも力作ぞろいで、3年次から始まる専門演習ゼミで構想を得て、2年がかりでじっくり取り組んだ成果です。

 本格的に制作に取り掛かったのは4年次になってからですが、就職活動や教育実習など、多忙をきわめる中、コツコツ合間を見つけては努力を積み重ねてきました。




 ゼミ生たちの努力の成果をぜひ御覧ください。図書館ご入館の際は、館員に展示参観のため来場した旨、お告げ下さい。

 ラインアップは以下の通りです。

1.南百華さん(和歌山信愛高校出身)  「般若心経掛け軸の制作 ~中国名跡「般若心経」再現の試み~」
  
  中国の書の名人、王羲之、楮遂良、徽宗の三人が「般若心経」を書いたらどうなったかを再現し、掛け軸に仕上げました。





2.阪口茉柚子さん(ノートルダム女学院高校出身)  「『大和言葉 女性のための厳選五十語~きれいはことばから~』の制作」

  女性としてきちんとした言葉遣いができるようになるために大和言葉の使い方ガイドを制作しました。




3.K・Aさん  「『滋賀方言カルタ』の制作~滋賀方言研究調査の結果として~」

   49枚の札で遊びながら自然に滋賀方言が学習できるようにカルタを制作しました。


4.信太ひかりさん  「『コイノウタ♡』~若者のための古代和歌導入冊子~の制作」

  古代の恋の歌を100首選び、現代若者の肉声が聞こえてきそうな「超訳」で口語訳を作成、イラストも添えて冊子にしました。







5.S・Hさん  「日本語方言地図の制作 ~『オナモミ』『ナスリツケル』等の全国調査」

  植物「オナモミ」(通称「ヒッツキムシ」)などについて全国の方言呼称を調査し、方言地図を制作しました。





2月9日(金)まで展示しています。よろしくお願いします。


(報告者:ゼミ指導担当 堀勝博)




  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      人間文化学科  at 17:00Comments(0)日記学生の作品日本語日本文化領域