資料で発見すること
ここのところ、
教員と
学生の研究の話をしています。
私の研究分野、
日本の近現代文学の研究の場合、
とにかく、テキストを読みます。
詩や小説など、
作品を読むのも大切なのですが、
雑誌や新聞に掲載された、
文学関連の記事を、
読んでいきます。
そうすると、
自分が調べている作家について、
予想しなかった人が、
コメントしていたりします。
知らなかった人との関係や、
議論の文脈が見えてきます。
有名な作家だと、
すでに研究者が指摘している場合が多いのですが、
たまに、見逃されている、
人間関係や文脈もあったりします。
そういうものは
「発見」といって良いでしょう。
同じ資料でも、
見方によって、
気づくところが変わってきます。
「発見」につながる、
独自の見方をみつけるところが、
研究の面白味だと思います。
報告:長沼光彦
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