聲の形 京都で映画を観る

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2017年01月06日 17:00


またまた映画の話です。
(冬休みの最中は、学生と会わなかったので、
話題がありませんでした。)


「聲の形」は、マンガが原作の、
アニメーション映画です。

少年誌で連載されていたのですが、
エンターティメントというよりも、
若者の微妙な心理を描いた作品です。



この作品で話題となったのは、
岐阜県大垣市が、
物語の舞台となっていることです。
(原作のマンガもそうです。)


近年、アニメの「聖地巡礼」が話題になっています。
聖地巡礼とは、アニメの舞台となった場所に、
ファンが訪れることです。

近年のアニメは、背景の表現にこだわっており、
ロケハンをして、制作することもめずらしくありません。

(ロケハンというのは、実際の舞台を、
撮影、取材することです。
実写の映画は、外で撮影する場合は、
ロケハンすることになります。)

それだけ、舞台となる背景の描写、
存在感にこだわる作品が増えた、
ということです。

(先日紹介した、「君の名は」も、
特定の場所ではありませんが、
各地をロケハンしているようです。)



聲の形は、登場人物の何気ない動作や、
表情を丁寧に描いています。

これを身近なものと感じさせるためには、
ウソではない風景が必要なのでしょう。

また、ウソの風景ではないから、
訪れたくなるのでしょう。

報告:長沼光彦

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