愛知県岡崎市にあるラジオ局の生放送番組
「大島美津子の金らじワイド」の
「ようこそ羽根スタジオへ」のコーナーに、
話しことばゼミでゲスト出演してきました。
ゼミ生の一番の役目は、
翌日(平成26年5月10日土曜日)に開かれる邦楽演奏会を紹介すること。
少しでも多くの人たちに演奏会のことを知っていただくことです。
というのも、縁あって、
その邦楽演奏会の司会を、ゼミメンバーで担当することになったからです。
邦楽演奏会については、おってこのブログで紹介していきますが、
まずは、平成26年5月9日の
ラジオ生出演についてのご報告です。
出演したメンバーに話を聞いてみましょう。
―みなさん、お疲れさまでした。
とても楽しい雰囲気の放送になりましたね。
思った以上の出来で聞いていて嬉しかったです。
石田さんと物部さんは、
ラジオ番組の出演は初めてですね。
ラジオ局のイメージと実際とで異なりましたか?
物部「はい。異なっていました。
実際ラジオ局に行ってみると、
すごく狭いところで運営されていてとても驚きました。」
石田「私も、イメージしていたのと全然違いました。
想像していたよりずっとこじんまりしたラジオ局でした。
もっとピリピリとした雰囲気かと思っていたのですが、
和やかな温かい雰囲気でした。」
―リスナーとして聞いているときと、
実際の放送局とではイメージが随分違っていたんですね。
スタジオ一つでも、この人数が入ると
いっぱいになるようなそれほど広くない空間で話しているのに、
広い地域で放送されているなんて、不思議な感じさえしますね。
藤田さんは、昨年度のNDクリスマスの際に、
KBS京都の生放送番組の中継でインタビューを受けましたが、
その時とちがう感覚はありましたか?
藤田「NDクリスマスの時はスタジオではなく会場(アリーナ)から生中継でした。
しかし今回のラジオ出演はスタジオからの出演だった為、
マイクや機材など本格的で場の空気だけでも緊張してしまいました。」
―前回は、京都ノートルダム女子大学からの中継でしたからね。
前川さんは、大阪のラジオ局でアシスタントをしているわけですが、
そこでのかかわり方等と随分違ったのでは?
前川「ラジオ大阪さんのお仕事では、
生放送ではなく録音でしたのでいらないところはカットされます。
そういった意味で生放送は失敗が許されないので不安はありました。
もう一つ、ラジオ大阪さんでは
普段使う関西弁で話して良かったので
今回の放送ではまず標準語を使うことから意識していました。」
―生放送と録音の違い、
番組意図からくる違いなどを
感じてきていたのですね。
このラジオ番組出演を通して、
特に感じたことや学んだと思うことを教えてください。
石田「リスナーのことを考えた現場の重要さを学びました。
声の質、話すスピードや抑揚の大切さ、
そして現場では気にならなかった笑い声や物音が
思ったより大きな音で伝わっていることもわかり、
テレビ等とは違って、音声のみで物事を伝える難しさがよくわかりました。」
前川「パーソナリティの大島さんの声質、声のトーン、間の取り方、
話の展開がさすがプロ!といった感じで素晴らしかったです。
本番はとても和やかな雰囲気で
楽しむことができました。
しかし後から聴いてみると、
棒読み、笑い声が多い、など
いくつもの反省点が見えてきました。
ラジオは映像がないぶん
喋りでリスナーに
どれだけ興味を持たせることができるかなので
やはり難しいなと思いました。
この反省を踏まえて、これからのゼミに活かしていこうと思います。」
藤田「やはり大島さんはプロなので、
声の質、話し方等がさすが、と思いました。
緊張した面持ちの私たちを
大島さんの優しい声と笑顔で
迎えて下さいました。
また本番中もラジオとはいえ
目を合わせて会話して下さり、
次第に緊張も解れました。
前川さんも言っているように、
ラジオは映像で伝えるのではなく声と喋りでリスナーに興味を持ってもらいます。
最近ラジオを聞かない人が増えてきています。
その中でリスナーの心を掴むのは簡単なことではないな、と感じました。
今回のラジオ出演での経験をこれからの自分の話し言葉に活かせるよう、頑張ります。」
-同じ内容を話していても、
話し方でまったく伝わり方が変わること、
声のみで伝えていく難しさ、
また、どうすると相手の気持ちを思いやって接することができるのかなど、
さまざまに感じる体験であったようですね。
ありがとうございました。
放送終了後に、パーソナリティの大島さんと記念撮影をして、
邦楽演奏会のリハーサルに向かいました。
では、近いうちにその邦楽演奏会についてもご報告していきます。
ラジオ出演:話しことばゼミ有志
石田夏未、藤田絵梨香、前川季月、物部睦美
報告:平野美保