教員紹介 堀 勝 博

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2013年07月16日 02:07

みなさん、こんにちは。国語科教育担当として、7年前に着任した堀と申します。



中学校・高校の国語科教諭になりたい学生さんは、イヤでも私の授業を受けねばなりませんので、御覚悟のほどお願いします。

少人数教育ですので、何度も何度も指導案作成~授業実習の経験ができます。教育実習に行く頃には、立派な「先生」になっていらっしゃるでしょう。がんばって下さい。


教諭免許のほかに、外国人に日本語を教える日本語教員養成課程も担当しています。



前任校での経験を活かし、5年前に同課程を開設しました。学外の教育機関(海外の大学を含む)で外国人に日本語を教える実習プログラムをいくつか用意していることもあって、こちらの資格も人気があります。


「星がぴかぴか光っています」―いや「きらきら光っています」が正解―どうして「ぴかぴか」はダメ? 貴女は説明できますか? 

母語を外国語として教えることの難しさや楽しさを実際に体験することで、卒業後教員になった人が多く出ています(そのほとんどが海外校赴任ですが)。






これらのほかに、国語学概論、日本語文法といった語学系の科目、和歌や物語を読む古典文学系の科目、日本年中行事論という民俗学系科目など、幅広く担当しています(広く浅くの典型で恐縮)。

このうち、日本年中行事論は、3年前から開講している科目です。日本に多数残る季節ごとの行事やお祭りのおもしろさについて、多くの画像や動画を見ながら、講義しています。せっかく京都の地に学んでいますので、年中行事にゆかりの深い場所に足を運び、直接その関係者からお話をうかがうことができればと思い立ち、下鴨神社権宮司 宮暘先生のご協力を仰ぎ、同神社境内での特別講義も実施しています。




世界遺産の中で授業を受けたということが、受講者の忘れがたい思い出になっているようです。



私が担当するゼミは、国語科教育、日本語学、古典文学、民俗学を扱っています。

昨年度の3回生ゼミでは、課外プロジェクトとして、「京都百人一首」の選定を行いました。京都の地名を詠み込んだ名歌を百人の歌人から選び出し、新しい百人一首を作ろうという企画です。

放課後や夏休みを利用して、コツコツ歌を選びました。それが、このたび「京都府文化力チャレンジ事業」に採択されて、補助金をいただくことが決まり、百人一首絵カルタを作ろうということになりました。

10月末の完成を目ざし、卒業研究と就職活動の合間を縫って、目下営営と絵の制作に励んでいます。作画指導を、有名な絵本作家・イラストレーター 永田萠先生にお願いし、魅力的な作品が次々完成しつつあります。







また完成したら、このブログで報告します。

ちなみに、私が個人的に運営しているブログもよろしければ御覧下さい。「谷の鶯のブログ― 非徒然草」というタイトルです。

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