アラビア語によるオンライン学会での発表 鷲見朗子

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2021年01月08日 13:41


最近の研究活動を報告させていただきます。

サウジアラビアの国立キング・サウード大学アラビア語・アラブ文学学科が
2020年11月10~12日に主催した第3回国際学会「外国の研究における
アラビア語・アラブ文学」で発表しました。

Zoomによるオンライン学会で、発表者は45名もいました。もともとは、2019年秋に
首都リヤドにある同大学から招待され、対面で行われる学会で発表するはず
だったのですが、まず同大学の都合で延期となり、その後、いつになるかと
思っていたら、新型コロナ感染拡大で、オンライン開催にするというお知らせが
来て、今回の開催となったのです。

学会プログラムから私の発表パネルの箇所をきりとってみました。
アラビア語なのでわからないと思いますが、発表者の1人目に私の名前が
載っています。アラビア語は右から左の方向へ読みます。



11月は通常の授業がある期間なので、学会が平日に開催されたら授業と
ぶつかってしまいますし、時差の問題もあるので、日本時間の夜中になったりしないか、
心配していたのですが、幸い私の発表は日本時間21時からに割り当てられていた
ので、無事発表することができました。

この学会は全発表がアラビア語で行われるもので、私もアラビア語で行いました。
参加者のほとんどがアラブ人の方のようでした。私は数少ない非アラブ人発表者の
1人だったようです。オンラインでアラビア語で発表するのは初めてだったので、
とても緊張しました。機器がうまく作動するかどうかも不安でしたが、何とか最後まで
発表することができました。

以下は、私の発表したパワーポイントファイルの1ページ目(発表題目と氏名)です。



私の発表タイトルは「『百一夜物語』 アラビア語から日本語翻訳における問題
とチャレンジ」でした。2011年に私が訳し、河出書房新社より出版された『百一夜物語』
の翻訳の経験を活かし、翻訳理論の基礎を述べた後、アラビア語から日本語へ
訳すときの問題点やその理由を考察しました。私のパネルではパネルの最後に
質疑応答が設けられ、私もいくつかの質問を受けました。質問によって
自分の発表でしっかり伝えられていなかった点が明らかになり、私の初のアラビア語
によるオンライン学会デビューは、とても貴重な経験となりました。


  国際日本文化学科 教員 鷲見朗子(アラブ文学、アラビア語教育研究)




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