京都駅は世界の入り口です

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2016年03月24日 17:00

京都駅に行くと、海外からのお客さんに、
出会います。


前にお話した、伊勢丹の、
京都拉麺小路(きょうとらーめんこうじ)は、
よくお目にかかるスポットです。

10階まで行くのも、
なかなかたいへんではないかと思うのですが、
時間帯によっては、行列ができています。




ひとつは、10階まで、
一本道でで登っていけるエスカレーターが、
面倒な気持ちを、和らげているのかな、
と思います。


もうひとつは、言葉の壁をなくそうと、
4言語で表記した、パンフレットを作っている、
工夫のおかげかと思います。
(英語のアルファベット、中国語の繁体、簡体、
韓国語のハングル、4表記となっています。

京都駅の通路にも、
パンフレットは置いてあり、
これをを持ってきて、
見せながら注文しています。

麺の太さ、スープのこってり、あっさりが、
6段階で表記されているところも、
味をイメージしやすくなっています。



異文化の人たちと交流するためには、
まず言葉が大切だということですね。
相手の当たり前を知らなくては、
こちらの気持ちも伝えられませんね。

もうひとつは、麺の太さ、スープの濃さ、のような
わかりやすい基準をつくることでしょうか。

ラーメンを説明するのに、
いろいろ言いたいことがありすぎると、
情報量が増えて、ポイントがわからなくなります。

むしろ、知らない人には、
情報を整理して単純化しないと、
なかなか伝わりくい、ということです。

このあたり、日本人同士でも、
同じ心遣いは必要だと思います。



伊勢丹では、タブレットパソコンを使った、
京都案内のコーナーを設けたり、
国内外の観光客の皆さんに、
京都を楽しんでもらう工夫がなされています。

このあたりも、フィールドワークで、
観察してみても、面白いと思いますよ。


報告:長沼光彦

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