京都駅は世界の入り口です
京都駅に行くと、海外からのお客さんに、
出会います。
前にお話した、伊勢丹の、
京都拉麺小路(きょうとらーめんこうじ)は、
よくお目にかかるスポットです。
10階まで行くのも、
なかなかたいへんではないかと思うのですが、
時間帯によっては、行列ができています。
ひとつは、10階まで、
一本道でで登っていけるエスカレーターが、
面倒な気持ちを、和らげているのかな、
と思います。
もうひとつは、言葉の壁をなくそうと、
4言語で表記した、パンフレットを作っている、
工夫のおかげかと思います。
(英語のアルファベット、中国語の繁体、簡体、
韓国語のハングル、4表記となっています。
京都駅の通路にも、
パンフレットは置いてあり、
これをを持ってきて、
見せながら注文しています。
麺の太さ、スープのこってり、あっさりが、
6段階で表記されているところも、
味をイメージしやすくなっています。
異文化の人たちと交流するためには、
まず言葉が大切だということですね。
相手の当たり前を知らなくては、
こちらの気持ちも伝えられませんね。
もうひとつは、麺の太さ、スープの濃さ、のような
わかりやすい基準をつくることでしょうか。
ラーメンを説明するのに、
いろいろ言いたいことがありすぎると、
情報量が増えて、ポイントがわからなくなります。
むしろ、知らない人には、
情報を整理して単純化しないと、
なかなか伝わりくい、ということです。
このあたり、日本人同士でも、
同じ心遣いは必要だと思います。
伊勢丹では、タブレットパソコンを使った、
京都案内のコーナーを設けたり、
国内外の観光客の皆さんに、
京都を楽しんでもらう工夫がなされています。
このあたりも、フィールドワークで、
観察してみても、面白いと思いますよ。
報告:長沼光彦
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