奈良にフィールドワークに行きました2

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2015年11月30日 19:06

奈良フィールドワークの続きです。

鹿を求めて、奈良公園に向かう途中で、
興福寺に立ち寄りました。


阿修羅像で知られる興福寺ですが、
現在は、耐震補強をしている建物があります。
東金堂と五重塔は、拝観できるので、
世界遺産に登録されている寺内を散策しました。


ここにも鹿がいました。
表の通りに戻らず、そのまま、鹿について、
裏手の道を歩いていきます。


すると、興福寺を詠った、
会津八一の歌碑がありました。


奈良公園で鹿と戯れて、そのまま、
奈良国立博物館の裏手へ。



国立博物館の裏手にはお庭があり、
八窓庵という茶室が移築されています。
もとは興福寺の庭内にあったものだそうです。


さらに行くと、トトロの子どもが棲んでいそうな、
朽ちた古木の向こうに、
仏教美術資料研究センターが見えてきました。


仏教美術資料研究センターの建物は、もとは、
明治35年に竣工した、奈良県物産陳列所として、
使用用されていたものです。
和風と洋風が混じった、面白い意匠の建築です。


奈良国立博物館では、
「奈良博の庭園・散策マップ」を用意しています。
これを見ながら、歩いてみるのも楽しいですね。


鹿を追って、予定とは違うところを歩きました。
フィールドワークの面白さは、
こういう偶然を楽しむところにあります。


報告:長沼光彦


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