2015年11月29日

奈良にフィールドワークに行きました 1

本日は、京都を飛び出し、
奈良にフィールドワークに行きました。
(あまり奈良らしくありませんが、
近鉄奈良駅前です。)
奈良にフィールドワークに行きました 1

3年ゼミの学生が、奈良に興味があるというので、
出かけることにしたのです。

奈良の名物、奈良を詠んだ和歌、
奈良の寺社について、
あらかじめ調べて、ゼミで発表しました。

とりあえず学生が、奈良公園にいる鹿、
について興味があるというので、
近鉄奈良駅より、奈良公園に向かい歩いていきます。
奈良にフィールドワークに行きました 1

奈良公園の鹿とは言いますが、
元は、春日大社の神の使いとされたものです。
鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、
御蓋山(みかさやま)まで、白鹿に乗って到来したと言われます。
これが春日大社が創建のきっかけとなりました。
以来、神鹿として保護するようになったということです。
奈良にフィールドワークに行きました 1

(奈良公園Quick Guide ホームページには、
野生動物としての鹿を紹介した、
リーフレットもあります。
こちらも、読んでみると面白いですよ。)

ひとまず、おきまりで、
鹿せんべいを買って、
鹿に食べてもらいました。
奈良にフィールドワークに行きました 1

近鉄奈良駅に近い、
奈良公園にいた鹿は、
食べても食べなくても良い、
という態度でした。

ところが、春日大社の方へ行くと、
積極的に鹿せんべいをもらいに来ます。
奈良にフィールドワークに行きました 1

どうやら、お客さんたちが、
駅に近い方でばかりあげるので、
奥の方の鹿は、比較的食べていないようです。
喜んで食べる様子が見たければ、
春日大社に着くまで、待った方が良いようです。

帰り道、夕方になったときに、
鹿の鳴き声が聞こえました。
「いいーん」という、高い声です。

遠くで聞いているときは、
子どもが声をあげているのかと思ったのですが、
近くで鳴いている鹿を見つけ、
鹿の声だとわかったのです。
奈良にフィールドワークに行きました 1

(鹿 鳴き声 で検索すると、
youtubeで公開されている音声が見つかります。)



奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき

という、百人一首の歌を思い出すような、
もの悲しい感じを抱かせる声でした。


報告:長沼光彦



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Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 22:53 │Comments(0)授業紹介日本語日本文化領域京都フィールドワーク

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