教員紹介 吉田 朋子

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2013年07月22日 08:40

こんにちは!
人間文化学科の教員のひとり、吉田朋子です。

専門は「西洋美術史」で、
特に18世紀のフランスを中心としたヨーロッパ美術を研究しています。


↑18世紀のフランス、というと上図
(高く結い上げた髪型を批判した1780年頃のカリカチュアです)
のように、爛熟した時代というイメージかもしれませんが、
思想的にも美術的にも本当に興味深い時代です。

ノートルダムに着任して早くも2年4ヶ月近くになりますが、
その前は・・・

「兵庫県立美術館」の学芸員でした。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html
強烈に個性的な上司・同僚と働くことができたことは、私の誇りです!

そして現在。
まったく異なる大学という環境の中で、
別の刺激を日々いただいています。

キリスト教美術概論、西洋美術史、博物館概論、博物館教育論などの講義課目、
1回生から院生までの演習やゼミを担当しています。

学生の皆さんとの会話が、自分の研究のインスピレーションになることもしばしばです。

たとえば、昨年、シャルダンという画家の作品について、
論文を書かせていただいたのですが、
 (「コーヒー・お茶・チョコレートーシャルダン《お茶を飲む婦人》」
 上村清雄監修『味覚のイコノグラフィア―蜂蜜・授乳・チョコレート』ありな書房 pp.183-213)
これは、今にして思えば、ある4回生の卒論のテーマ探しの中で、
「チョコレートの包装」が候補になったことが
きっかけになっているのです。

学生の皆さんからもらう以上に、何かを伝えられる教員になるべく、
努力中です。



これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                       吉田朋子

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