フェイクニュースと図書館の関わり
先日、国立国会図書館が刊行している『カレントアウェアネス』という雑誌に「フェイクニュースと図書館の関わり:米国における動向」という記事を執筆しました。フェイクニュースという、いわゆる偽のニュースが近年世の中で問題となっています。この記事では、そのフェイクニュースの定義、特徴などについて検討し、それが映し出している今の社会、情報環境における諸問題について述べています。
図書館は、様々な情報を人々に提供する役割を持つ場所として発展してきました。そのため、フェイクニュースの問題は図書館と無縁ではなく、図書館にとっても、フェイクニュースのような誤った情報が人々に流されることは大きな問題とされています。この記事ではアメリカの図書館の動向として、フェイクニュースへの人々の関心を高めるための様々な取り組みを紹介しました。
先日、学内において国際日本文化学科、大学院人間文化専攻主催の「文化の航跡研究会」を開催しました。そこでこの記事の内容を少し発展させた話をさせて頂きました。
(文:鎌田 均)
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