笹岡隆甫先生 ホスピタリティ京都

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2018年05月18日 17:08

ホスピタリティ京都は、
京都で伝統的なお仕事に、
携わる方たちをお招きし、
京都の文化、人との関わりについて、
考える授業です。

火曜日2限に開講しています。




未生流笹岡家元、笹岡隆甫先生には、
2回目の4月24日から、
6回目の5月22日までの、
5回分を担当していいただいています。

笹岡隆甫先生には、
本学客員教授を、
お引き受けいただいています。


笹岡先生の最初の講義は、
華道とは何か、
わかりやすく説明していただきました。


受講した学生が印象に残ったのは、
うつろい、と、引き算、というお話です。


お花は生きているものですから、
時間とともに、
つぼみ、花開き、しおれる、
というように、変化をします。

そのうつろいを、しっかりと受け止め、
花から学ぶ姿勢を持つのが、
華道なのです。


また、華道では、自然のままの花から、
花や枝を選び、整えていきます。

言わば引き算をして、
美しさを見出すわけです。



自然を重んじながらも、
人の手をくわえた美を見出すのが、
華道だということです。


報告:長沼光彦


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