ひな祭りです
本日3月3日は、
桃の節句、ひな祭です。
皆さんは、お祝いをされたでしょうか。
旧暦3月3日は、上巳(じょうし)と呼ばれ、
五節句のひとつでした。
五節句は、1月7日(人日じんじつ)、
3月3日(上巳じょうし)、5月5日(端午たんご)、
7月7日(七夕しちせき)、9月9日(重陽ちょうよう)、
と、季節の節目を祝う行事です。
おおもとは、節会(せちえ)という、
平安時代の宮廷行事から始まりました。
おひな様を飾ったり、ひなあられを食べたりするのは、
後の習慣ということになります。
(いつから始まったかは、諸説あります。)
京都では、男雛を向かって右、
女雛を左に飾ります。
これは、東京など、他の地域とは、
逆の飾り方になっています。
京都に住んでみるとわかるのですが、
京都駅から北を見て、右を左京、
左を右京と言います。
これは、平安京で、
天皇が南側を向いてすわったときに、
左京が左側、右京が右側になるからです。
天皇の座す場所を基準として、
左と右が決まるわけです。
さらに、左と右とでは、
左の方が、上位とされます。
話が長かったのですが、
京都の男雛が、
向かって左側に、飾られるのは、
そういうわけがあるからです。
京都で生まれ育った方には、
男雛が左という、
飾り方が普通なのだそうです。
私は、大学に勤めてから、
越して来たので、
そんな話をうかがったときには、
なるほど、と思いました。
報告:長沼光彦
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