夏休みの教員は研究をしている

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2017年08月29日 22:26


先生は、夏休みに何をしているんですか、
と学生から聞かれたりします。



バカンスに出かけるのだ、
と豪勢なことを、
言ってみたいところですが、
なかなか実現しません。


遊びや休み以外は、
研究をしています。

研究も、じっくりと考えるには、
まとまった時間が必要です。


私の研究している分野、
日本の近現代文学の研究では、
調べ始めると、
この資料も見たい、
と調べものが、
次々と増えていきます。

わあ、面倒だなあ、
と思われるかもしれませんが、
実は、調べ物が増えることは、
良いことです。

むしろ、「あたり」と、
言えます。



調べて、わかった、
終わり、というパターンは、
答はわかっても、
研究にはなりません。

次から次へと、
資料と資料の関係が、
見つかっていくと、
それだけ、視点が広がるわけです。


皆さんがお好みかどうかは、
わかりませんが、
そんなことを、夏休みにしています。


報告:長沼光彦

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