祇園祭に行ってきました ―1年次生「基礎演習」クラス

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2017年07月29日 17:30


  
  1年次生必修科目「基礎演習」の授業は、大学での学習方法を身につけること、人間文化学科の学びの面白さを知り、学科になじんでもらうことを目的とする科目です。人間文化学科では、京都研究・京都フィールドワークをコンセプトの一つに掲げていますので、1年次生を祇園祭に連れ出しました。




 京都出身の1名を除き、初見学の学生ばかりでした。朝11時頃から見学し始めましたが、13日、宵々々々山に相当する日でしたので、まだ山鉾がすべて建っておらず、曳き初めが終わったばかりのところもありました。





 それでも、初めてみる鉾の高さ、大きさに、学生たちは感嘆の声を上げ、絢爛たる懸飾品に目を奪われていました。




 これは、有名な丸山応挙の絵と左甚五郎の彫刻で「動く美術館」の代表格、月鉾を下から見たところです。



 祇園祭は、行くたびに発見がありますが、今回、早い時期に行きすぎて、まだ山建てが始まったばかりの郭巨山の、縄がらみの様子を間近で見ることができました。釘を一本も使わないで建てることを目の当たりにしました。




 大きな鉾には、お囃子を奏でるために、40人前後の人が乗り込むのですが、動くカマキリで有名な蟷螂山には、囃子方ではなく、カマキリのからくりを動かす人が4人乗り込みます。




懸装品で覆われたこの狭い空間の中で仕掛けを操り、山のてっぺんに鎮座するカマキリの手や羽をパタパタと動かすのだそうです。そんな説明を、曳き初めが終わったばかりの、町会所の方がしてくださいました。







早く行ったら行ったで、いろいろ発見することのある、祇園祭でした。






(報告:堀勝博)

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