夏越しの祓で、水無月を食べました

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2017年07月01日 20:43


6月30日は、夏越しの祓(なごしのはらえ)でした。


金曜日は、授業があるので、
神社の祓には、いけませんでしたが、
ゼミで、この時期の京都で店にならぶ、
水無月(みなづき)というお菓子を食べながら、
夏越しの祓の話をしました。


(水無月は、外郎の上に、
あずきがのった、写真のような、
お菓子です。)


大学の近くですと、
上賀茂神社で、午前10時に、
(夜にも、人形流しがありますが)
上御霊神社で、午後3時に、
儀式が行われます。



茅の輪くぐり(ちのわくぐり)、と呼ばれる、
茅(ちがや)で作った、2メートルほどの、
大きな輪を、くぐり、厄除けする、
儀式です。

(写真は、上御霊神社の茅の輪です。)


「夏越しの祓する人は、
千歳の命(ちとせのいのち)
延ぶ(のぶ)といふなり」

このような歌を唱えながら、
8の字を描いて、
輪をくぐります。

1年の半分を過ぎたところで、
健康を保つことができるように、
願いをこめた儀式というわけです。


6月は、旧暦でいうと、
夏の終わりに当たります。

6月末日は、今の暦でいえば、
8月の中旬くらいになるので、
まさに、夏の終わりという感じです。



というようなことを話していたら、
香港の留学生のひとりが、地元に、
水無月と似たようなお菓子があると、
言います。

プッチャイコー(Put chai ko)、
というお菓子です。
(これで、検索すると、
インターネットの記事が出てきます。)

プティングのようなものらしいですが、
食感が、水無月に使われる外郎(ういろう)と似ていて、
小豆をまぜる場合は、見た目もよく似ているようです。

留学生から、こういう面白い話を、
聞くことはよくあります。




水無月は、京都を中心に食べられるもので、
関西で広くお店に出るわけではないようです。
関西の学生でも、初めて食べた、
という人がほとんどでした。

京都では、この時期、スーパーでも、
出ているのですが。

京都ならではの、
夏の行事ということですね。


報告:長沼光彦



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