整理して考える 日本語コミュニケーション

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2017年05月05日 23:16

1年次必修の、日本語コミュニケーションでは、
わかりやすく伝える方法を、
考えています。


今回は、物事を整理して、
考える方法を、
グループワークで実践しました。


実践したのは、
KJ法や、京大カードと呼ばれる方法を、
応用したものです。

まずは、テーマを決めて、
考えたことを、
付箋紙に書き付けてもらいます。

次に、書き付けたことを、
グループごとに、
大きな模造紙に貼り付けます。




そして、
お互いに、どのようなアイデアを出したか、
見せ合います。

さらに、
似たようなアイデアの付箋をまとめて並べたり、
対立するアイデアをわけたりして、
整理します。


この方法の利点は、
2つあります。

ひとつは、アイデアを視覚化することです。

アイデアは、頭の中に置いておくだけでは、
消えてしまいます。
そこを、付箋に書いて、目の前に置くことで、
自分の考えを確認すると共に、
他の人にも、伝えることができます。




もうひとつは、アイデアを、
何度でも、くっつけたり、
わけたりすることができることです。

アイデアを活かす可能性は、
ひとつではありません。

いろいろなアイデアとくっつけて見ることで、
多様な可能性が見えてきます。

そういう、考え直しを何度でも、
できるわけです。






今回は、グループ分けをする、
(カテゴリーに分類する)というところに、
主たる目標を立てました。

グループ内のメンバーに、
いろいろな考えがあることを、
認めた上で、
これを、いくつかの種類に、
わけてみようということです。

アイデアのグループ分けは、
論理的に考えるための、
第一歩です。


これも、いろいろな可能性があるわけですが、
受講した1年生の皆さんは、
楽しく、話し合いながら、
まとめることができたようです。

次回授業は、その内容を、
発表する予定です。


報告:長沼光彦

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