人間文化学科では、
1回生の「基礎演習」、2回生の「発展演習」、3回生の「専門演習」、そして4回生の卒論執筆、と
すべての学年について、少人数のゼミ形式演習が必修となっています。
学生のみなさんは、
自分で方針を決めて様々な講義・演習を履修するとともに、
毎週1回は必ず所属ゼミに出席します。
さて、今年度2回生前期「発展演習」の吉田朋子担当クラスは、
「京都の博物館に親しむ」ことをテーマにしています。
春から、京都の博物館の歴史や、
京都に存在する様々な博物館について学んできました。
京都は世界に誇る大観光地ですが、
実は博物館も多く、「京都市内博物館施設連絡協議会」に加盟する施設は
200を超えています。
「京都国立博物館」「京都市美術館」といった大きな博物館・美術館には個人で訪問する機会も多いので、
あえて小規模な施設を訪れてみよう、ということで、
メンバーで話し合った結果、
「京都万華鏡ミュージアム」を訪れてみることにしました。
大学から地下鉄北山駅まで歩き、地下鉄に揺られることわずか9分で、
烏丸御池駅、京都の街中です。
あっという間に目的地に到着しました。
館内は撮影ができませんが、
今回は「海外の作家たち展②」と題された展示で、
様々な国の万華鏡作家さんの作品を楽しむことができました。
それぞれに鑑賞したのち、一番好きな作品を報告しあいましたが、
好みが一致したり、意外な選択が見られたりしたのも興味深いことでした。
実はこのクラスでは、
少し前にも「上賀茂神社」の茅の輪くぐりに出かけています。
こういった文化体験は、一つ一つは小さいことなのですが、
積み重なると大きなものになっていきます。
ゼミで学ぶことは、内容自体も重要なのですが、
フットワーク軽く出かけていく習慣をつけて行動力を養ったり、
多様なものに接して経験値を上げていくことも重要な側面かと思います。
(報告:吉田朋子)