切り拓く人

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2015年11月19日 23:23

4年生の就活の体験を聞いていると、
切り拓いているな、と感じます。


切り拓く、というのは、
開拓する、挑戦して新しい世界を見つける、
という意味です。


大学生活と、社会生活は、
質の異なるステージです。
例えば、人間関係、
責任ということの意味合いが、
全く異なります。


大学では、受け入れがたいことがあれば、
関係を閉じてしまうこともできるでしょう。
しかし、社会では、気が進まなくとも、
いろいろな人とつながって活動していくことになります。

(であれば、こういう人とのつながりを、
肯定的に受け止めて、楽しめる人の方が、
社会生活に向いていることになります。)

就活は、
そういう異なるステージでやっていける自分を、
また、そういう自分になる意思を、
会社に対して示すものです。


自分の踏み入れたことのないステージに、
踏み込む気構えを持つ必要があります。

内定をもらった人の話を聞くと、
そういう気構えを感じます。
新しい世界を切り拓いているな、
と思うわけです。

切り拓いた体験は、
人から教えられたことではなく、
自分で得たものです。

だからこそ、その後の自信にもつながります。
切り拓いた人には、
自分に対する信頼を持つ、
落ち着きが感じられます。



報告:長沼光彦

関連記事