嵐山フィールドワーク その弐

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2015年07月04日 23:23

さて嵐山フィールドワークですが、
嵐電嵐山駅を出て、
北に向かいます。
京都らしいイメージの、
天龍寺の北川、竹林の道を通るためです。


歩くのは、渡月橋から北へと続く、
お土産屋さんや飲食店の並ぶ長辻通りです。


お店を眺めて歩くのも、
なかなか楽しく、
湯葉ソフトの店や、煎餅屋さん、うなぎ屋さん、
などいろいろです。


今回は天龍寺には立ち寄りませんでしたが、
門の近くのお池をのぞくと、蓮の花が咲いていました。
泥の中から咲きながら清らかさを保つ蓮の花は、
仏の教えにかなうものとされています。


世界遺産に登録される天龍寺の開山は、
夢窓疎石(むそうそせき)です。
禅僧であり、中世日本の庭園設計者としても知られます。
京都のお庭を散策する際には、
知っておきたい名前です。

天龍寺の北、竹林の道を通っていくと、
野宮神社(ののみやじんじゃ)が見えてきます。


6月27日に訪れたので、
夏越の祓(なごしのはらえ)の、
茅の輪(ちのわ)が鳥居にしつらえてありました。

近年は縁結びで知られるようですが、
本来は、斎宮(さいぐう)が潔斎(けっさい)した地です。
表の由緒書にも記されているので、
お参りの前に由来を見ておきます。


お参りの後は、
せっかくですから、本殿の脇の、
末社もお参りしましょう。
神社それぞれ、ゆかりのある神様が祀られています。


末社の前の苔庭も静謐な趣でした。


野宮神社を出ると、
トロッコ電車の軌道を少し覗いて、
元来た道を戻ります。

いよいよ、渡月橋、嵐山と、
いうところですが、また次回とさせていただきます。

下の写真は、学生がえらくお気に入りだった、
天龍寺横の通りにいらした、
お地蔵さんです。


報告:長沼光彦




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