マイ古地図を作りました

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2015年05月12日 21:26

最近、古地図を持ち歩きながら、
京都を散策することが流行っているようです。



人間文化学科では、
以前から京都の地理を実感的に、
学ぶ方法として、マイ古地図を作っています。


古地図の多くは、江戸時代のものですが、
今回用いるのは、幕末の洛中を中心に描いた地図です。

まずは複写した地図を貼りあわせます。
江戸時代の古地図も、
複数の紙に印刷したものを貼りあわせています。



できあがったら、目印になる場所を見つけ、
色鉛筆で印をつけます。
今回は幕末の御所と、
平安時代の大内裏の位置を線で囲ってみました。



平安時代の大内裏は、
現在の二条城の北西に位置します。
だいぶ東に移動したことがわかります。
現在の京都御所に落ち着くまでに、
火災などが原因で、たびたび移動しているのです。


そんなことを確認しながら、
古地図に書き込んでいくと、
自分なりの地図の見方が身に付きます。
そして、いろいろと書き込むうちに、
マイ古地図になるわけです。
上の写真は、大学近辺を散策しながら、
色を塗ったり、書き込んだりした例です。

今年私の担当する2年ゼミ発展演習では、
京都をプレゼンする企画を考えています。
その準備のはじめに、
マイ古地図を作ることからはじめました。

報告:長沼光彦

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