マイ古地図を作りました
最近、古地図を持ち歩きながら、
京都を散策することが流行っているようです。
人間文化学科では、
以前から京都の地理を実感的に、
学ぶ方法として、マイ古地図を作っています。
古地図の多くは、江戸時代のものですが、
今回用いるのは、幕末の洛中を中心に描いた地図です。
まずは複写した地図を貼りあわせます。
江戸時代の古地図も、
複数の紙に印刷したものを貼りあわせています。
できあがったら、目印になる場所を見つけ、
色鉛筆で印をつけます。
今回は幕末の御所と、
平安時代の大内裏の位置を線で囲ってみました。
平安時代の大内裏は、
現在の二条城の北西に位置します。
だいぶ東に移動したことがわかります。
現在の京都御所に落ち着くまでに、
火災などが原因で、たびたび移動しているのです。
そんなことを確認しながら、
古地図に書き込んでいくと、
自分なりの地図の見方が身に付きます。
そして、いろいろと書き込むうちに、
マイ古地図になるわけです。
上の写真は、大学近辺を散策しながら、
色を塗ったり、書き込んだりした例です。
今年私の担当する2年ゼミ発展演習では、
京都をプレゼンする企画を考えています。
その準備のはじめに、
マイ古地図を作ることからはじめました。
報告:長沼光彦
関連記事