授業がはじまり一週間が経ちました
あいにくの雨が続いておりますが、
大学の授業がはじまって、
一週間が経ちました。
新入生は、新生活がスタートして、
少し疲れているかもしれませんが、
元気に授業に参加しています。
本日は、私の担当する授業が、
どれも1年生が出席するものなので、
少しとりあげて、
ご紹介しようと思います。
1限目は国文学概論。
日本文学の特徴を、
概観する授業です。
本日は、
フィクションとノンフィクションの違いについて、
考えてみました。
小説は、フィクションと呼ばれることもあるが、
辞書の定義どおり、その中味は、
すべて作り物なのだろうか。
そんな問いを投げかけてみました。
すると。
小説の中味は、すべてつくりものではない。
素材とした事件が実際にあった出来事である場合もあり、
単純につくりものとは言えない。
そのような、よく考えた反応が戻ってきました。
私もそう思います。
では、なぜ単純に分けたりするのだろう。
また、世間ではつくりものよりも、
事実の方が価値が高いようにいうことがあるが、
それは本当だろうか。
むしろ、私たちは、ハリーポッターのような、
つくりものの要素が高い話を好む場合も多いように思うが、
それはなぜだろう。
というように、質問を投げかけながら、
話を進めていきます。
そういう授業ですので、
予定していた方向と違う話になる場合もあります。
とはいえ、今目の前にいる学生さんたちと、
話しながら向いた方向ですから、
その方が興味を持ってもらえるのではないか、
と思っています。
というわけで、次回は、
今日の問題提起と回答をふまえて、
私たちの日常の中でフィクションは、
どのような働きをしているか、
考えてみたいと思います。
また、話しているうちに、
方向が変わるかもしれませんが。
つづいて、2限はホスピタリティ京都。
この授業は、1年生から受講可能な、
基礎科目です。
4限は、日本語コミュニケーション。
1年生は必修の基礎科目です。
こちらの話は、また別の機会にいたしましょう。
この日、紹介した授業をすべてとっている、
1年生は、ほぼ1日、私と顔を合わせてしまいます。
おなかいっぱいという感じで、
飽きないように願います。
もちろん大学は、
1年生だけでまわっているわけではありません。
私の話で言えば、
3限は、卒業研究のゼミを開いています。
4年生の卒論を完成させるためのゼミですが、
話題は、就活にも向いたりします。
就職活動は、今ピークです。
教員免許の取得を目指す4年生は、
教育実習の準備もしなければなりません。
本日は5限に実習の事前事後指導があり、
そちらにもエネルギーを傾けます。
4年生も、まだ経験したことのない活動に、
チャレンジする春です。
学生の皆さんが熱心に活動していると、
あっという間に一日が終わります。
お疲れ様でした。また明日。
報告:長沼光彦
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