圓城三花先生「和の笛 西洋の笛」

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2012年07月12日 20:00



メンデルスゾーン作曲 ♪「歌の翼に」でスタートした美しい演奏の数々。
本学 ユニソン会館ホワイエで、美しいフルートの音色が鳴り響きました。


演奏は、フルート奏者 圓城三花先生です。
京都ノートルダム女子大学の学生(主に1回生)の基礎演習のためにお越し下さいました。

美しい音色
楽器の歴史など解説を交えた楽しいトーク
音楽に合わせ、イメージをさらに広げてくれるスライド

そして、西洋の楽器フルートだけでなく、和の笛の演奏も!
篠笛、能管、龍笛。

演奏の合間のトークでは
例えば
「たいていの祭の笛は、篠笛が使われます。
しかし、祇園祭では能管が使われます」





あわせて音色の違いなども、実際の音とともに解説してくださいました。

学生たちは、京都にいて、ただ祇園祭に行くのではなく、
今後は、笛の音という文化をも楽しめるのではないでしょうか。


終盤の演奏は「ベニスの謝肉祭」に「ふるさと」でした。
本当に1人で演奏しているんだろうか、と思えるほどの、

時に高く、時に低く、
時に軽快に、時に柔らかく、
滑らかで遠く響き渡る豊かな音色に、皆、静かに聴き入っていました。


演奏を楽しむだけでなく

和の笛、西洋の笛を通して、
和と洋の文化を感じる、
とても良い時間となったのではないでしょうか。


報告 平野美保
(2012.07.12)

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