人間文化学科が誕生してから14年が経ち、多くの卒業生が巣立っています。
その卒業生の一人の南荘真美さんが、今日、特別講義の講師として母校に
来てくださいました。
講義タイトルは、「話しことば技術を武器にキャリアを開拓」で、
1年生必修の「基礎演習II」の授業の中で話していただきました。
南荘さんは、大学卒業後、NHK大阪放送局のアナウンス部で
ラジオ長寿番組「かんさい土曜ほっとタイム」の番組制作を行い、
現在はNECのショールームで、ITに関するサービスや商品を、
ナレーション役として案内する仕事をしておられます。
まずは、自分の学生時代の過ごし方が将来の仕事につながって
いくことを具体的に紹介されました。
(その中には、私(吉田智子)のゼミ生として、
学生時代にオープンソースカンファレンスのLTの司会
をやったことや、卒論ではクチコミサイトの研究を扱い、
実際にサイトを制作したことなども含んでくださっていて、感謝。)
その後、今までに携わってこられた仕事を紹介してくださいました。
ラジオの生番組に来ていただくゲストへの出演交渉の方法を
詳細に説明して下さっていた時の次の言葉が印象に残りました。
「来ていただきたいゲストに送る文書は、ラブレター。
いかに、その人が自分にとって魅力的で、来ていただきたい
かを、文字にしたためてお送りするのが、『企画書』でした。」
そのラブレターで気持ちが通じて、ゲストが番組に来て下さった
あとは、番組の中で、気持ちよく仕事をしていただけるように、
気を配るそうです。
「飲み物やお菓子をお出しするのはもちろんですが、
おもてなしの心で対応します。
自分の活動を、よく知ってもらっていれば相手はうれしく
なり、よい仕事をしてくださるでしょうから、その方の最近の
仕事内容を念入りに調べて、会話に入れたりしました。」
なるほどなぁ~と思える話が次々と話されて、学生も私も
メモを取りながら、熱心に話を聞き続けました。
その後、6人程度のグループに分かれて、以下の課題に
挑戦することに。
「あなたは、ラジオ番組『ノートルダムほっとタイム』の番組制作
ディレクターです。 誰を呼びたいですか?そのゲストを調べて
提案書を書いてみましょう!」
各グループからは、以下のゲストが呼びたいとの提案書が、
提出されました。
- ふなっしー
- ゴールデンボンバー
- 東出 昌大
- 嵐
- 櫻井 翔
- 錦織 圭
- 松田 翔太
- 平野 美保 先生(本学科教員)
そして最後に南荘さんは、本学の人間文化学科の多面的な学びが、
卒業後にいかに役立っているかを、具体的に紹介して下さいました。
学生の皆さんが、講義後に提出して下さったコメントシートを見ていると、
それぞれの学生が、いろいろな面で南荘さんの話を真剣に聞いていた
ことがわかりました。
私自身、自分のゼミ生がとても立派な社会人となって、目の前で
講義して下さっていることに、感動しました。ありがとうございました。
以下が、案内のポスターです。
報告:吉田智子