卒業生による特別講義 "話しことば技術を武器にキャリアを開拓"

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2014年12月11日 17:22

人間文化学科が誕生してから14年が経ち、多くの卒業生が巣立っています。

その卒業生の一人の南荘真美さんが、今日、特別講義の講師として母校に
来てくださいました。




講義タイトルは、「話しことば技術を武器にキャリアを開拓」で、
1年生必修の「基礎演習II」の授業の中で話していただきました。

南荘さんは、大学卒業後、NHK大阪放送局のアナウンス部で
ラジオ長寿番組「かんさい土曜ほっとタイム」の番組制作を行い、
現在はNECのショールームで、ITに関するサービスや商品を、
ナレーション役として案内する仕事をしておられます。

まずは、自分の学生時代の過ごし方が将来の仕事につながって
いくことを具体的に紹介されました。

(その中には、私(吉田智子)のゼミ生として、
学生時代にオープンソースカンファレンスのLTの司会
をやったことや、卒論ではクチコミサイトの研究を扱い、
実際にサイトを制作したことなども含んでくださっていて、感謝。)

その後、今までに携わってこられた仕事を紹介してくださいました。




ラジオの生番組に来ていただくゲストへの出演交渉の方法を
詳細に説明して下さっていた時の次の言葉が印象に残りました。

 「来ていただきたいゲストに送る文書は、ラブレター。
  いかに、その人が自分にとって魅力的で、来ていただきたい
  かを、文字にしたためてお送りするのが、『企画書』でした。」

そのラブレターで気持ちが通じて、ゲストが番組に来て下さった
あとは、番組の中で、気持ちよく仕事をしていただけるように、
気を配るそうです。

 「飲み物やお菓子をお出しするのはもちろんですが、
  おもてなしの心で対応します。

  自分の活動を、よく知ってもらっていれば相手はうれしく
  なり、よい仕事をしてくださるでしょうから、その方の最近の
  仕事内容を念入りに調べて、会話に入れたりしました。」

なるほどなぁ~と思える話が次々と話されて、学生も私も
メモを取りながら、熱心に話を聞き続けました。

その後、6人程度のグループに分かれて、以下の課題に
挑戦することに。

  「あなたは、ラジオ番組『ノートルダムほっとタイム』の番組制作
   ディレクターです。 誰を呼びたいですか?そのゲストを調べて
  提案書を書いてみましょう!」




各グループからは、以下のゲストが呼びたいとの提案書が、
提出されました。

 - ふなっしー
 - ゴールデンボンバー
 - 東出 昌大
 - 嵐
 - 櫻井 翔
 - 錦織 圭
 - 松田 翔太

 - 平野 美保 先生(本学科教員)




そして最後に南荘さんは、本学の人間文化学科の多面的な学びが、
卒業後にいかに役立っているかを、具体的に紹介して下さいました。

学生の皆さんが、講義後に提出して下さったコメントシートを見ていると、
それぞれの学生が、いろいろな面で南荘さんの話を真剣に聞いていた
ことがわかりました。

私自身、自分のゼミ生がとても立派な社会人となって、目の前で
講義して下さっていることに、感動しました。ありがとうございました。

以下が、案内のポスターです。




報告:吉田智子

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