LilyPad Arduino(というコンピュータ)でプログラミング体験!

京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)

2014年06月19日 17:56

コンピュータのプログラムを書いたことはありますか?

最近では、プログラミング体験のテーマとして、Webの上で動く簡単な
アプリ(ゲーム含)を書くことが増えてきました。それはそれで楽しい
のですが、売っているアプリやゲームほど、便利だったり、楽しいものは、
なかなか作れません。

そこで、「実際のモノ作りを楽しみながら、プログラミング体験ができると
いいな・・」と考えて、今、共同研究者と共に環境づくり、教材開発をしているのが、

 LilyPad Arduino(というボードコンピュータ)
 を使ってのプログラミング教育

です。先日のオープンキャンパスでも、このテーマで学科の体験コーナー
にブースを出しました。そのために作った「手作りうちわ」です(パンダの絵は、
長沼先生に描いていただきました)。




今年も実行委員長をすることになった、オープンソースカンファレンス2014 
(2014.8.1-2開催、http://www.ospn.jp/osc2014-kyoto/ ) 

でも、このテーマの展示を予定しています。そこで、ローカルスタッフとして
オープンソースカンファレンス(略称、OSC)に参加を予定してくれている
学生と、勉強会をしました!









今、環境づくりをしているのは、LilyPad Arduino のプログラムを書くのに、
PEN(Programming Environment for Novices)
という初学者向けプログラミング環境を使う方法です。

PENを使うと、日本語でプログラムが書けるんですよ!日本人の
プログラミング初学者にとっては、これはとてもありがたいことです。

そして、このPENの主開発者の中村さんが、な~んと、私たちのノートルダム
の勉強会に、講師として駆けつけてくださいました!(中村さんは、
上述のLilyPad Arduino を使った、プログラミング教育の環境づくりを
共同で研究しているメンバーの一人でもあります。)







今回は、LilyPad Arduino の開発ボード(SFE-DEV-11262) を使いました。



真ん中の大きい丸が、CPUを含む LilyPad Arduino 本体で、
まわりに入力装置としてのセンサーやスイッチ、
出力装置としてのLEDやブザーやバイブレータがついています。

中村さんが紹介してくださったサンプルプログラムでは
使われてなかったような入力装置、出力装置も使いたい!!

(たとえば、「押しボタンスイッチを押している間はずっと、
ブザーが鳴るようにしたい」)

というような希望を叶えるために、私たちは、2時間半もの
長時間、勉強会を続けたのでした...。

参加された学生のみなさん、そして中村さん、大変にお疲れ様でした。

次回からの勉強会では、これらの部品を布に縫い付けて、
実用的あるいは、おしゃれな手芸作品を作っていく予定です。

報告・写真 吉田智子
おまけ:

LilyPad Arduino の開発ボード(SFE-DEV-11262) には、
一体となった基板上に、以下の部品が接続されています。

(1) LilyPad Arduino Simple 1個 ・・・ 処理をする頭脳(CPU)です

(2) LilyPad押しボタンスイッチ 1個 ・・・ 入力として使います
(3) LilyPadスライドスイッチ 1個    ・・・ 入力として使います
(4) LilyPad明るさセンサ 1個      ・・・ 入力として使います
(5) LilyPad温度センサ 1個       ・・・ 入力として使います

(6) LilyPad高輝度白色LED(5個入り) 1個 ・・・ 出力として使います
(7) LilyPadフルカラーLED 1個  ・・・ 出力として使います
(8) LilyPadブザー 1個        ・・・ 出力として使います
(9) LilyPadバイブレータ 1個    ・・・ 出力として使います

参考までに、先日のオープンキャンパスの時のブースの写真です。




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