2023年01月09日

NDクリスマス 司会・ナレーション報告

新しい年が明けてからクリスマスの話題で恐縮ですが、
昨年末の、国際日本文化学科の学生たちの活躍を報告しておきたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆

2022年12月20日、3年ぶりにNDクリスマスが京都ノートルダム女子大学ユニソン会館で開かれました。



新型コロナウイルス感染対策を講じての実施のため、マスク着用、そして、いつもの合唱は、歌わず聞くだけになってしまいましたが、
厳かで美しいNDクリスマスは、今年も安らかで豊かな気持ちにさせてくれる最高の時間となりました。

このNDクリスマスでの、大学生の司会・ナレーションは、国際日本文化学科の学生たち3名が担当し、
クリスマスを豊かな時間にするよう活躍していました。

この3名に、感想を聞いてみましょう。
まず司会を担当したYMさんです。

Y Mさんは、企画力がずば抜けていてプレゼンなどはとても上手ですが、このような場で司会をするというのは、恐らくはじめて。
司会をしてみていかがでしたか。



YM
「おっしゃる通り、このような場で司会をするのは初めてでした。NDクリスマスという大きな場ということで、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。一緒に担当したナレーションの2人は舞台やアナウンス経験者で、最初の合同練習では自分の力量不足に心が折れかけたのですが、聞き劣りしないようにと練習を重ねました。会場の空気感に圧倒されながらも、数年ぶりのNDクリスマスが素敵な場として成立するように、心を込めて精一杯務めさせていただきました!」

司会は、何度も登場するため、NDクリスマスの間、ずっと落ち着かなかったと思います。ですが、初めてとは微塵も感じさせない落ち着きとやさしい語り口。練習を重ねる中で、毎回驚くほど上達していきました。そして、あの見事なNDクリスマスでの司会!あの場の空気を作り上げる大事な役目を見事に果たしていました。

次に、CHさんです。
CHさんは、プライベートで演劇をしていることから、発声発音は抜群。舞台経験が何度かありますが、今回のナレーションはいかがでしたか?

CH
「今回のナレーションはすごく難しく感じました。「演じること」と「朗読すること」は私の中では全く違うものなので、演技がデフォルトになっていた声や表現のコントロールに苦戦しました。100点満点!とは言えないのですが、55点、及第点くらいの朗読はできたかなと...(笑) 本番は、ロウソクの火で照らされている会場が神秘的で感動しました。尊敬している2人とNDクリスマスに参加できて良かったです!」

随分謙遜されていますね(笑)。及第点くらいどころか、あの緊張感のある場で、あれだけのナレーションをなさったのですから、100点だと思います!もともと表現力や度胸などは舞台で鍛えられていると思いますが、NDクリスマスのナレーションとして、かなり無茶な注文を言い続けてきました。CHさんのご努力には脱帽です。大天使ガブリエルとマリアの様子が目をつむっていても描けるような素晴らしいナレーションでした。



そして最後にSIさんです。
S Iさんは、全国大学放送コンテストに出場するなど、アナウンス・朗読の経験があるそうですが、このようなホールに響き渡る朗読は、いかがでしたか?

SI
「私はカトリックの高校だったので、その場面を思い浮かべながら楽しくナレーションをすることができました!ヘロデ王が悪巧みをするシーンで声色を変える等、前の自分にはなかった表現力が身についたと思います。実際、聖書のお話は、ちゃんと理解しようとすると結構な体力を使います(笑)。クリスマスの出来事が分かりやすくみなさんにも伝わればいいなと思いながら読みました。」

SIさんのナレーションは、他のメンバーとの合同練習で、「プロのCDを聞いているみたい」と言われるほどで、普段から鍛えているだけあり、当初から高度なスキルを身につけていました。おっしゃる通り、朗読は、単に文章を音声化するだけではなく、ストーリーはもちろん、登場人物の性格や、その時の考え・感情などを把握し、朗読者自身が頭に思い浮かべてこそ、皆さんに伝わりますね。それを、あの緊張感ある場所でなさったのですから、本当に見事でした。会場中の人たちは皆「もっと聞いていたい」と感じていたのではないでしょうか。



以上、NDクリスマス(司会・ナレーション)のご報告でした。

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 09:30Comments(0)日記話しことば教育

2022年12月24日

澳門(マカオ)旅遊學院(IFTM)とのズーム交流

12月に国際日本文化学科「発展演習」Pクラスの12名と
マカオ旅游学院で日本語を学ぶ12名の学生がズームで
交流活動を行いました。





お互いの自己紹介に始まり、日本側からは
「生活習慣について」というアンケート調査を
基にした発表を行いました。
学生がキュートな絵の入った資料を作成しました。



その後、マカオの学生が作成した、マカオの料理に
関する動画を見せていただきました。動画作成の
技術の高さに感心しました。



牛肉の料理やエッグタルトまで、リポートしながら、
クイズを出題してくれました。



とても楽しいひとときとなりました。本学の学生からは、
マカオにとても行ってみたくなったという声が聞かれました。



活動のなかで、お互いに質問を投げかけ、答えることによって、
画面越しながら、ぐっと距離が縮まったような感覚があったのでは
ないでしょうか。

これからも本学学生とマカオの学生の交流がsns等を通じて、続くことを祈っています。

国際日本文化学科 教員 鷲見朗子
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 08:37Comments(0)

2022年12月22日

シリア人のゲスト講師による特別授業「アラビア語」

シリア出身のヤマーン先生には
私のアラビア語の授業にも来ていただきました。



シリアの地理や国旗に始まって、
ヤマーン先生の出身地アレッポについて
お話しくださいました。

伝統的な料理、民族衣装、歌も
写真や動画を交えながら、
学習しました。



後半は、アラビア語受講者の全員が
ヤマーン先生に質問をなげかけました。
アラビア語で言ってくれた受講者もいます。



日頃私のアラビア語しか聞いていない学生は
ネイティブの先生のアラビア語が聞けて、
また先生とアラビア語で話せてとてもうれしそうでした。

感想としては、
・シリアは内戦が多く、危険なところというイメージがあったが、
魅力的な文化、歴史、世界遺産があると知って、興味深かった。
・料理の話が一番印象深くて、特にマハシ―という詰め物をする
料理がおいしそうで、お腹がすきました。
・ヤマーン先生の目がキラキラしていて魅入られました。
などがあり、今回お呼びしてほんとうによかったと思いました。

国際日本文化学科 教員 鷲見朗子




  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 15:55Comments(0)

2022年12月22日

シリア人のゲスト講師による特別授業(その2)

シリア人講師ヤマーン先生の授業についてです。
アニメ「キャプテン翼」は「キャプテン・マージド」
というタイトルでシリアで放映され、大人気だったそうです。
ヤマーン先生は幼い頃は、登場人物名もすべて
アラブの名前だったため、シリアかアラブのアニメ作品
だと思っていたということです。



2011年に起こった民衆による民主化運動
とスポーツの関係も話してくれました。
水泳選手だったユスラ・マルディニさんの
英雄的行為のお話しが印象的でした。



2015年にトルコからギリシアへボートで
命がけで脱出するシリア人のボートが
沈没しかけました。
17歳だったユスラさんは姉と2人で
3時間半ボートを引っ張りながら泳ぎ続け、
20名の命を救いました。彼女はリオ五輪に
難民選手団の1人として出場し、
大きな話題を集めました。

今回はサッカーワールドカップ
開催中ということもあり、学生もとても
興味をもって聞いていたように感じました。

国際日本文化学科 教員 鷲見朗子  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 15:55Comments(0)

2022年12月22日

シリア人のゲスト講師による特別授業(その1)

つい最近までサッカーワールドカップが
カタールで開催されていました。
私の担当する「多文化理解」の授業では
中東の映画を扱っているのですが、先週は
イランの「オフサイドガールズ」という
サッカーを主題にした映画を鑑賞しました。



シリアは言うまでもなくアラブの国です。
それにあわせて、シリア出身のヤマーン・
カヤーリー先生(京都大学非常勤講師)に
シリアのサッカーやスポーツについて
お話ししていただきました。



最初に、ヤマーン先生は、先生が小学生だった頃、
シリアでは学校の休み時間に
サッカーをすることが禁じられていたこと、
ボールの代わりに、ジュース瓶のふた、
缶、紙を丸めたものを使っていたことを
写真を交えてお話しされました。

国際日本文化学科教員 鷲見朗子
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 15:54Comments(0)

2022年11月23日

紅葉

こんにちは、11月ももう下旬・・・早いものですね。
京都は一年でも最も混雑するシーズンを迎えました。
テレビでも清水寺などの混雑っぷりが伝えられていました!

本学は北山通なので
あのような状況ではないのですが、
教室の窓からのぞむ比叡山や敷地内のお茶室まわりなどに
深まる秋の様子を感じることができます。





いつも丹精していただいているので
植物たちから季節を感じることのできるキャンパスです☆
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 11:08Comments(0)

2022年08月12日

オープンキャンパス体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」

突然失礼いたします。
国際日本文化学科の平野ゼミに所属しております、3回生のゆいと申します。

 8月6・7日のオープンキャンパスにて、
体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」をゼミの活動として行いまして、
その様子についてのブログを僭越ながら書かせていただくことになりました。
拙く長い文章にはなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

平野ゼミは、コミュニケーションを中心とする話しことばを研究するゼミです。
その実践として先月、FM79.7ラジオカフェさんで、
企画構成出演全てに取り組んだラジオの生放送がありました。

そして次の実践の場が、今回のオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組だったというわけです。

準備に充てられるゼミの時間は2回分のみ、
その上「なるべく高校生を巻き込むように!」というお達しがありまして、
頭を悩ませつつ急ピッチで企画構成と練習を行いました。

ですが、大変だったという感想は不思議と浮かびませんでした。
駆け抜けましたが、非常に密度の濃い時間でした。

本番ももちろん充実した時間になりました。 



ノートルダムステーション模擬ラジオ番組「せきららティータイム」、
学科や大学生活についてせきららにお話ししながら、
客席の高校生の方からご質問もいただいて番組を進めました。

時には、本当に高校生の方にもマイクの前に座ってラジオみたいにお話ししていただいたりも。




 ワクワクが止まりませんでした。

 ゼミのメンバー間での連携もばっちりで。

 1回40分ほどの番組を4回行いましたが、どれもあっという間に感じました。

 それはもう楽しかったです。

 この時間だけでは足りないですね、
実践的な活動はこれで終わりなのですが、もっとラジオしたいです。


私事にはなりますが、
高校3年生の頃、私はオープンキャンパスでの模擬ラジオ番組を実際に見ていました。
2列目くらいに座って、釘付けになって見た覚えがあります。
その時にはすでにラジオを聴くことが趣味で、この模擬ラジオ番組というゼミの活動に心惹かれ、
もしこの大学に入学するならこのゼミに入りたいなと思っていました。

そしてそれが現実になり、
今度は私が模擬ラジオ番組を行う側になれたこと、なんだか凄いなあと思います。
これが感慨深い出来事というものなのかもしれません。

自分語りしすぎましたね。

 ここで、ゼミの仲間たちから(一言)コメントを預かっているので、ご紹介させていただきます。

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さーちゃん
「終わるのが名残惜しいくらい、笑いが絶えない素敵な時間を過ごすことが出来ました!」

ここちゃん
「企画から本番まで緊張や不安がありましたが、楽しさもあったのでとても良い経験になりました!!」

ちーちゃん
「短い時間での放送ではありましたが、内容はせきららで濃い充実したものになりました♬︎

自分が成長できる機会だったのも嬉しかったけれど、それ以上にゼミのメンバーと親交を深めることが出来たのが私にとっては大変嬉しかったですし楽しかったです!

聴いてくださった及び見てくださった皆様、ラジオに関わって頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!」

みーちゃん
「ラジオ番組、人生初体験。
心配→緊張→興奮→楽しさを豊かに感じる実践でした。」

るーさん
「前期ゼミの集大成にできたと思います!!」

あんちゃん
「生放送のラジオは、企画から当日の本番までゼミの皆とたくさん協力して頑張りました!

私達らしい個性溢れる番組をお届けできたと思います︎ᕷ

このゼミでしか味わえない貴重な体験ができました。ありがとうございました!」
――――――――




ゼミのメンバーに学ぶこと、尊敬する瞬間、たくさんあります。
そんな素敵な仲間たちです。

 創り上げるという体験のおかげで、仲良くもなれました。
一緒にラジオができてよかったなと、心から思います。

 ちょっと青春ですね。
 夏だからこんなこと言ってもいいですよね。

今回の模擬ラジオ番組を見てくれた高校生の方にも、
何かしらの良い感情が芽生えてくれていたら嬉しいです。


 さて、流石に長すぎるのでそろそろ終わりにします。
学科ブログ史上最長なのではないですか?
ブログを書くこと、楽しかったです。また書きたいくらいです。

 今回のこの模擬ラジオ番組の記憶を、
文章として学科ブログに残す機会をいただけたこと、大変ありがたく存じます。

 書きながら浸らせていただきました。


 最後に、番組に関わってくださった皆様、
大学生の至らぬ文章をここまで読んでくださった猛者の皆様に、感謝申し上げます。
 お身体ご自愛くださいね。


 平野ゼミ3回生のゆいでした。
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 13:50Comments(0)話しことば教育オープンキャンパス・AO入試

2022年08月07日

本日8月7日もオープンキャンパス開催しました

こんにちは、国際日本文化学科の吉田朋子です。
昨日に引き続き、オープンキャンパスを開催しました。
本学科は、

・模擬授業「映画を見比べて、「国際日本文化」について考えよう」
・模擬授業「京都の博物館・美術館」
・体験コーナー「大作曲家の直筆楽譜(ファクシミリ)を見る楽しみ」
・体験コーナー「(模擬)ラジオ番組を一緒に作りませんか?」

・・・と様々ご用意いたしました!

8月21日(日)もオープンキャンパス開催します。
https://www2.notredame.ac.jp/admissions-event/opencampus0821/

ぜひご参加ください!


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 15:34Comments(0)

2022年08月06日

ミニミニ展示@オープンキャンパス(8月6日)

こんにちは、国際日本文化学科の吉田朋子です。

本日8月6日(土)はオープンキャンパスでした。
模擬授業や、体験コーナー「ラジオ番組を一緒に作りませんか?」と並んで、


体験コーナー「ミニミニ展示を作ってみよう」を開催しました。


ルーヴル美術館の所蔵作品を中心に、
5分の1サイズの縮小パネルを34点用意しました。
これらから、2~3点を組み合わせた展示を考えてみよう、というものです。
ポイントは、絵のサイズがバラバラであることと、それぞれの額縁もついた複製だということです!

参加してくださった方の展示を3つご紹介します (テーマも考えていただきました)。


「悲しい日々」 気に入った作品であったシャセリオーの大きな肖像画に、静物画を組み合わせました。


「タワーマンション ファミリー」 様々な家庭の情景を組み合わせました。 集合住宅の階の高さを作品の高さで表しています。


「リハと本番」 ちょっとリラックスした左と、シャキッとした右の対照に注目しました。実際には、左のコロー《真珠の女》(1868~70年)は右のレオナルド《モナ・リザ》(1503~06年)を意識して制作された作品です。

一見すぐにできそうで、意外と悩んでしまうお題でしたが、
作品や展示を見ながらお話することもまた楽しいことでした。

オープンキャンパスは明日8月7日も開催です。




  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 16:20Comments(0)

2022年04月04日

履修登録へ

現在、新入生のオリエンテーション期間です。
本日は、履修登録や資格の説明会が実施されました。


(司書課程の説明会の様子です)


(「ライブラリー・メイト」の活動の紹介と勧誘のために上回生も登場しました)

大学では時間割を自分で作り上げなくてはなりません。
とくに国際日本文化学科は自由度が高いカリキュラムなので、
自分で決める余地が大きいのです。
悩ましくも楽しい時間ですね。  

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 23:59Comments(0)