2018年03月30日
香港日本語教育実習レポート 田中ひかるさん 2
実習を終えて 続
京都ノートルダム女子大学 人間文化学部 人間文化学科3年次生 田中ひかる
私の授業はたくさんの学生が受けに来てくれた。中級(『みんなの日本語』第37課)の授業は、2日目だったので、ある程度出席者の名前を覚えていた。直前に見た小林さんの授業が予定よりずいぶん早く終わってしまったことを考慮し、急遽小林さんにも手伝ってもらって、用例を全部実演コント形式にして示すことにした。それを見て学生たちが笑ってくれたりしていたので、やはり導入時における文例の提示は、できるだけ具体的に行ったほうが効果的なのだと感じた。
(大教室で初級日本語クラスを担当)
前日に見た周先生の授業のように、なるべく学習者とのコミュニケーションを重視して授業をすることを心がけた。私たち日本人よりも香港の学生さんの方が考え方が柔軟で、応用練習の際にもユニークな発言をたくさんしてくれた。そのおかげで教室全体の雰囲気が活発で明るい雰囲気になり、学生さんたちに助けられた授業だった。計画した時間通りに授業を進めることができ、一安心だった。
(学習者とのコミュニケーションを心がけ、教室は明るく活発な雰囲気に)
初級のクラス(『みんなの日本語』第1課)は、教室が広くなったことと、はじめて出席してくれた学生が9人ほどいた。彼らの学力がどのレベルなのかが分からなかったが、一応ゼロ初級の学習者であることを前提として授業を行った。人数が多かったので、出欠を取るときに時間がかかりすぎ、少し速足の授業になってしまった。もう少し余裕を持って授業に臨むべきだった。
(天水圍にある順徳聯誼総会翁佑中学日本語クラスで紙芝居「かさじぞう」とクイズで交流)
焦ったからか、まだ習っていない表現を口に出してしまったりすることが多々あった。また、関西弁のアクセントがどうしても時々出てしまった。この2回目に行った初級クラスの方が、余裕がなかった分、反省すべき点も多かった。
(クイズのあとは、班ごとに交流)
文化紹介の授業では、紙芝居とクイズを行った。普段の授業では賑やかな学生たちが、紙芝居の時は全員が静かに真剣に聞いているのが印象的だった。クイズでは今の日本の文化を知ることができて楽しかったという意見がとても多かった。頑張ってクイズを作ってよかったなと感じた。 〈続く〉
(香港中文大学専業進修学院の学生たちと香港のリゾート地、赤柱〔スタンレー〕へ観光ツアー)
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