2016年12月28日

ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る

冬休みになり、映画を見に行く学生も、
いるようです。

卒論でがんばっていた4年生も、
これから、観たい映画がある、
と言っていました。
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る
(写真は、四条通の、クリスマス飾りです。)


そんなわけで、
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅、
です。

(京都でなくとも、観ることができますが、
時折話題に出す、新京極の、
MOVIX京都で観ましたので、
京都で映画を観る、としておきます。)
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る


現在、在学している学生は、
ハリーポッターと一緒に育ってきた世代ですので、
思い入れの強い人もいるようです。

(とはいえ、主演のダニエル・ラドクリフも、
もう27歳のようですから、
学生の皆さんより、さらにお兄さんですね。)


「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は、
ハリーポッターの原作者、ローリングが、
書き下ろしたシナリオによって、
作られた映画です。

ハリーは登場しませんが、
(時代も過去に遡っています。)
世界観はつながっています。
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る


今回、おもしろいなと思ったのは、
イギリス(ハリーの舞台)から、
アメリカへと、魔法使いが、
渡航してくる設定です。

時代は、1926年。
第二次世界大戦の前です。

イギリスと、アメリカでは、
魔法社会の考え方や、
法律が異なり、
ちょっとした異文化交流が、
テーマになっています。

アメリカの魔法社会は、
トラブルを避けるために、
魔法を使えない人間との交流、結婚を、
禁じています。
(イギリスは、ハリーの話にあったとおり、
魔法使いと人間が結婚する例もありましたね。)

法律を守ろうとする杓子定規なところが、
アメリカの、契約社会を思わせます。
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 京都で映画を観る


また、ヨーロッパと、アメリカの出会い、
という点で、
以前観た「ブルックリン」を思い出しました。

私たちは、欧米とひとくくりにしたりしますが、
ヨーロッパとアメリカの文化は、
異なります。

その違いが、
「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」
にも、ちらほらと現れていて、
そのへんに、ローリングの、
ちょっとした工夫があるように思いました。

主人公も、何というか、
ルールに縛られない、
マイペースな人間なんですね。



報告:長沼光彦





同じカテゴリー(日本語日本文化領域)の記事画像
教職実践演習の授業から  ―漢文を読み解くおもしろさ
堀勝博教授最終講義写真館
深泥池・上賀茂フィールドワーク2  (令和2年12月)
深泥池・上賀茂フィールドワーク1  (令和2年12月)
お出汁の うね乃  ワークショップ体験(令和2年11月)
KBS京都 海平和アナウンサーとのトーク
同じカテゴリー(日本語日本文化領域)の記事
 教職実践演習の授業から  ―漢文を読み解くおもしろさ (2021-02-23 22:22)
 堀勝博教授最終講義写真館 (2021-02-05 12:13)
 君をばましてをしとこそおもへ ー堀勝博教授最終講義ー (2021-02-05 12:09)
 深泥池・上賀茂フィールドワーク2  (令和2年12月) (2021-01-24 17:00)
 深泥池・上賀茂フィールドワーク1  (令和2年12月) (2021-01-23 18:10)
 お出汁の うね乃  ワークショップ体験(令和2年11月) (2021-01-16 23:28)

Posted by 京都ノートルダム女子大学      国際日本文化学科(人間文化学科)  at 17:00 │Comments(0)日本語日本文化領域国際文化領域(多文化理解)京都

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。